エクロジャイト(2020.1.25)&モズメイメイ(2020.2.18)-2023年のクラシック候補生を確認する(No.30)-

Pedigree

エクロジャイト 牡 鹿毛 2020.1.25生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・安田 隆行厩舎

エクロジャイト(2020.1.25)の4代血統表

ヘニーヒューズ
栗毛 2003.4.5
種付け時活性値:0.00【16】
ヘネシー
栗毛 1993.3.25
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Island Kitty
栗毛 1976.2.23
Hawaii 1964
T. C. Kitten 1969.3.30
Meadow Flyer
鹿毛 1989.1.22
Meadowlake
栗毛 1983.3.12
Hold Your Peace 1969.1.24
Suspicious Native 1972.4.1
Shortley
黒鹿毛 1980.3.11
Hagley 1967.4.13
Short Winded 1965.4.20
オージャイト
鹿毛 2013.2.3
仔受胎時活性値:1.50【6】
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
種付け時活性値:0.75【11】
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン 1983.5.9
Pilot Bird 1983.2.9
ジェダイト
鹿毛 2002.2.5
仔受胎時活性値:0.50【10】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:1.75【15】
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
グリーンポーラ
鹿毛 1988.3.8
仔受胎時活性値:1.25【13】
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
種付け時活性値:1.00【20】
Irish Valley
栗毛 1982.2.21
仔受胎時活性値:1.25【5】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5、Raise a Native5×5>

エクロジャイト(2020.1.25)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
★ヘニーヒューズ
(Storm Cat系)
キングカメハメハ
(Mr. Prospector系)
サンデーサイレンス
(Halo系)
Nijinsky
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サンデーサイレンス
(Mignon)
4.50
(【6】+【10】+【13】+【5】)
祖母が忘れな草賞(OP)勝ち馬
(No. 16-c)
初仔

*

レース結果 JRA
2023年の鳳雛S(L。京都ダート1800m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 8 エクロジャイト 牡3 56 北村 友一 1:53.6 1-1-1-1 37.1 506
[+2]
安田 隆行 4
2 6 ゼットリアン 牡3 56 鮫島 克駿 1:53.8 1 1/4 2-2-2-2 37.2 442
[+4]
吉田 直弘 8
3 4 ジャスパーバローズ 牡3 56 松山 弘平 1:54.1 2 4-4-5-6 37.1 498
[+2]
清水 久詞 10
4 2 フェルヴェンテ 牡3 56 浜中 俊 1:54.2 クビ 5-5-3-3 37.4 468
[0]
加用 正 2
5 3 オーロイプラータ 牡3 56 団野 大成 1:54.3 3/4 8-8-9-6 37.1 532
[-2]
宮本 博 6
2023年の鳳雛S(L。京都ダート1800m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.3 – 11.6 – 13.3 – 12.9 – 13.1 – 13.3 – 12.6 – 12.3 – 12.2
ラップの
累計タイム
12.3 – 23.9 – 37.2 – 50.1 – 1:03.2 – 1:16.5 – 1:29.1 – 1:41.4 – 1:53.6
上り 4F 50.4 – 3F 37.1

京都ダート1800m、晴の良馬場、11頭立て。7枠8番からハナを主張したエクロジャイト、1周目の直線で脚を使って先頭に立つと、1角から2角で上手くペースを緩めて1000m通過は1分3秒2。番手のゼットリアン(2020.5.13)、外から進出加減のフェルヴェンテ(2020.2.29)等と共に最後の直線329.1mに向いた時も「まだ余力はある」とばかりに引き離しに掛かると、内ラチ沿いを鋭伸。逃げた馬にそのままメンバー中最速の脚で上がられては後続は為す術なしで、決勝点では1と4分の1馬身差を着けての勝利を収めました。

エクロジャイト、今年2023年に入って逃げ先行策を取るようになってからの成績を確認してみれば、1月の中京ダート1800mの1勝クラスでは8番人気を跳ね返して1着。2月の東京ダート1600mのヒヤシンスS(L)は大きく出負けしたものの前に行き切って、同じヘニーヒューズ産駒であるペリエール(2020.2.13)の3着。

ペリエール(2020.2.13)&オープンファイア(2020.1.25)-2023年のクラシック候補生を確認する(No.16)-
ペリエール 牡 鹿毛 2020.2.13生 新ひだか町・チャンピオンズファーム生産 馬主・長谷川 祐司氏 美浦・黒岩 陽一厩舎オープンファイア 牡 鹿毛 2020.1.25生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・長谷川 祐司氏 栗東・斉藤 崇史厩舎

そして5月の鳳雛Sでは好発からの逃げ切り1着。先頭を取り切ってしまえば頑張れるところを見せているエクロジャイト、ダートにも俊英が揃う2020年生まれ世代の楽しみな1頭に加わりました。そんなエクロジャイト、馬名意味は「選抜(ギリシャ語)+石を意味する接尾語。榴輝岩。選ばれた石」ということです。

*

モズメイメイ 牝 鹿毛 2020.2.18生 千歳市・社台ファーム生産 馬主・(株)キャピタル・システム 栗東・音無 秀孝厩舎

モズメイメイ(2020.2.18)の4代血統表
リアルインパクト
鹿毛 2008.5.14
種付け時活性値:0.75【11】
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao 1980.2.28
Burghclere 1977.4.26
トキオリアリティー
栗毛 1994.5.25
Meadowlake
栗毛 1983.3.12
Hold Your Peace 1969.1.24
Suspicious Native 1972.4.1
What a Reality
栗毛 1978.3.27
In Reality 1964.3.1
What Will Be 1970.4.17
インラグジュアリー
黒鹿毛 2014.4.7
仔受胎時活性値:1.25【5】
Frankel
鹿毛 2008.2.11
種付け時活性値:1.25【5】
Galileo
鹿毛 1998.3.30
Sadler’s Wells 1981.4.11
Urban Sea 1989.2.18
Kind
鹿毛 2001.4.21
デインヒル 1986.3.26
Rainbow Lake 1990.4.10
インランジェリー
鹿毛 2009.2.27
仔受胎時活性値:1.00【4】
★エンパイアメーカー
黒鹿毛 2000.4.27
種付け時活性値:0.00【8】
Unbridled 1987.3.5
Toussaud 1989.5.6
Cat Chat
鹿毛 1998.2.23
仔受胎時活性値:0.50【10】
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
種付け時活性値:1.50【14】
Phone Chatter
栗毛 1991.2.23
仔受胎時活性値:1.50【6】

<5代血統表内のクロス:なし>

モズメイメイ(2020.2.18)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
リアルインパクト
(サンデーサイレンス系)
Frankel
(Galileo系)
★エンパイアメーカー
(Mr. Prospector系)
Storm Cat
(Storm Bird系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Storm Cat
(Cat Chat)
4.25
(【5】+【4】+【10】+【6】)
祖母、曾祖母、高祖母が米G勝ち馬
(No. 3-o)
2番仔
(2連産目)

*

2023年の第6回葵S(GIII。京都芝1200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 15 モズメイメイ 牝3 55 武 豊 1:07.1 1-1 33.2 466
[+10]
音無 秀孝 4
2 1 ルガル 牡3 56 団野 大成 1:07.2 1/2 6-5 32.7 512
[0]
杉山 晴紀 2
3 2 ビッグシーザー 牡3 57 幸 英明 1:07.2 クビ 4-4 33.0 508
[+6]
西園 正都 1
4 17 ブーケファロス 牡3 56 松山 弘平 1:07.4 1 1/4 9-9 32.5 434
[-4]
清水 英克 7
5 7 アームズレイン 牡3 56 北村 友一 1:07.6 1 5-5 33.2 482
[-4]
上村 洋行 11
2023年の第6回葵S(GIII。京都芝1200m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.4 – 10.8 – 10.7 – 10.8 – 10.9 – 11.5
ラップの
累計タイム
12.4 – 23.2 – 33.9 – 44.7 – 55.6 – 1:07.1
上り 4F 43.9 – 3F 33.2

京都芝1200m、晴の良馬場、18頭立て。3年ぶりに京都競馬場に帰って来た葵Sは、スーパーロケットスタートにスタンドが湧いたレースとなりました。モズメイメイ、7枠15番から正に目の覚めるような好発でそのままハナに立つと、最後まで先頭を譲ることはありませんでした。あまりの出脚の良さを見せてもレースの最初の200mは12秒4とそろりと入り600m通過33秒9、そして上がりの600mを33秒2でまとめる。逃げた馬にこの競馬をされたら、追う側はただただ大変。ましてやモズメイメイはチューリップ賞(GII)の勝ち馬なのですから。

モズメイメイ(2020.2.18)&タスティエーラ(2020.3.22)-2023年のクラシック候補生を確認する(No.18)-
モズメイメイ 牝 鹿毛 2020.2.18生 千歳市・社台ファーム生産 馬主・(株)キャピタル・システム 栗東・音無 秀孝厩舎タスティエーラ 牡 鹿毛 2020.3.22生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 美浦・堀 宣行厩舎

果たせるかなモズメイメイ、最後は差し迫ったルガル(2020.3.7)ビッグシーザー(2020.3.10)というリステッドレース勝ち馬2頭を「半馬身」「クビ」振り払いました。武豊騎手鞍上では3戦3勝としたモズメイメイ、芝1200m1分7秒1の勝ち時計は、オープン特別時代の葵Sを含めてカルストンライトオ(1998.5.3)が計時した1分7秒4をコンマ3秒更新するレースレコード。モズメイメイ、そのスプリンターとしての素質を見せ付けた一戦でした。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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