ショウナンバシット 牡 鹿毛 2020.2.14生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・国本 哲秀氏 栗東・須貝 尚介厩舎
シルバーステート 青鹿毛 2013.5.2 種付け時活性値:1.50【6】 |
ディープインパクト 鹿毛 2002.3.25 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
ウインドインハーヘア 鹿毛 1991.2.20 |
Alzao 1980.2.28 | ||
Burghclere 1977.4.26 | |||
シルヴァースカヤ 黒鹿毛 2001.1.17 |
Silver Hawk 鹿毛 1979.4.20 |
Roberto 1969.3.16 | |
Gris Vitesse 1966.3.2 | |||
Boubskaia 黒鹿毛 1987.4.11 |
Niniski 1976.2.15 | ||
Frenetique 1973.5.18 | |||
ギエム 鹿毛 2014.2.1 仔受胎時活性値:1.25【5】 |
Medaglia d’Oro 黒鹿毛 1999.4.11 種付け時活性値:1.50【14】 |
El Prado 芦毛 1989.2.3 |
Sadler’s Wells 1981.4.11 |
Lady Capulet 1974.4.3 | |||
Cappucino Bay 鹿毛 1989.2.12 |
Bailjumper 1974.3.28 | ||
Dubbed In 1973.5.31 | |||
オーサムフェザー 鹿毛 2008.3.15 仔受胎時活性値:1.25【5】 |
Awesome of Course 栗毛 2000.4.13 種付け時活性値:1.75【7】 |
Awesome Again 1994.3.29 | |
Mais Oui 1987.1.26 | |||
Precious Feather 黒鹿毛 1997.5.14 仔受胎時活性値:0.50【10】 |
Gone West 鹿毛 1984.3.10 種付け時活性値:1.00【12】 |
||
Last Feather 黒鹿毛 1979.4.19 仔受胎時活性値:0.25【17】 |
<5代血統表内のクロス:Hail to Reason5×5(父方)、Lyphard5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
シルバーステート (サンデーサイレンス系) |
Medaglia d’Oro (Sadler’s Wells系) |
Awesome of Course (Deputy Minister系) |
Gone West (Mr. Prospector系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Awesome of Course (ギエム) |
3.25 (【5】+【5】+【10】+【17】) |
祖母が米GI2勝馬 (No. 5-g) |
2番仔 (2連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
通過 順位 |
上り 3F |
馬体重 [増減] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | ショウナンバシット | 牡3 | 56 | 川田 将雅 | 2:02.7 | 3-3-2-2 | 34.0 |
496 [-6] |
須貝 尚介 | 2 | |
2 | 3 | ラスハンメル | 牡3 | 56 | 藤岡 康太 | 2:02.7 | ハナ | 1-1-1-1 | 34.2 |
524 [-10] |
松永 幹夫 | 5 |
3 | 4 | ティムール | 牡3 | 56 | 酒井 学 | 2:02.9 | 1 1/4 | 5-5-5-6 | 34.0 |
440 [-6] |
中竹 和也 | 8 |
4 | 2 | ハーツコンチェルト | 牡3 | 56 | 松山 弘平 | 2:03.0 | 1/2 | 5-5-5-4 | 34.2 |
508 [+12] |
武井 亮 | 1 |
5 | 1 | マイネルエンペラー | 牡3 | 56 | 和田 竜二 | 2:03.0 | クビ | 3-3-2-4 | 34.3 |
454 [-2] |
清水 久詞 | 3 |
1F毎の ラップ |
13.0 – 12.2 – 13.4 – 13.0 – 12.4 – 12.5 – 12.0 – 11.5 – 11.1 – 11.6 |
---|---|
ラップの 累計タイム |
13.0 – 25.2 – 38.6 – 51.6 – 1:04.0 – 1:16.5 – 1:28.5 – 1:40.0 – 1:51.1 – 2:02.7 |
上り | 4F 46.2 – 3F 34.2 |
阪神芝2000m、曇の稍重馬場、8頭立て。馬名意味の「冠名+バシッと決める」のとおり、皐月賞(GI)出走権を得る戦いでバシッと決めたショウナンバシット。2021年のセレクトセールサラブレッド1歳において税込2億8600万円で落札された高馬、2022年10月の阪神芝1800mの新馬戦では1番人気3着-勝ち馬はベラジオオペラ(2020.4.7)-だったものの、12月の阪神芝1800mの未勝利戦1着、2023年1月の中京芝2200mの1勝クラス1着と連勝を果たし、前走のすみれS(L)ではシャザーン(2020.3.11)の2着。
そうして臨んだ5戦目の若葉S。テン乗りとなった「優勝請負人」川田将雅騎手にエスコートされたショウナンバシット、逃げたラスハンメル(2020.4.20)を先行策からきっちりかっちり「ハナ」だけ差し切り勝ち。終わってみればシルバーステート産駒2頭の1着2着という結末でした。
ショウナンバシットの牝系を見れば、祖母オーサムフェザーは現役時代に10勝を挙げ、その主な勝ち鞍にブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ(米GI)、ガゼルS(米GI)があります。
デビュー10連勝を遂げ、11戦目に挑んだ4歳時のブリーダーズカップ・レディスクラシック(米GI)では2番人気で臨みRoyal Delta(2008.2.2)の6着だったものの、伊達や酔狂で10戦目まで負けなしで行けるものではありません。ショウナンバシット、祖母に続いてGI勝ち馬に登り詰めることが出来ますでしょうか。楽しみにしたい若駒の1頭ですね。
#川田騎手を「優勝請負人」と記しましたが、もう訳分からず連勝されていたのです。当週だけでも黒船賞(JpnIII)をシャマル(2018.2.23)、ダイオライト記念(JpnII)をグロリアムンディ(2018.3.13)、名古屋大賞典(JpnIII)をハギノアレグリアス(2017.4.27)とダートグレード競走を3連勝して、その上でJRAでも阪神の土曜日のメインの若葉Sもジャックでしたから。また、前週からすると騎乗機会では8連勝を遂げられていたのだとか^^;
*
エミュー 牝 鹿毛 2020.3.22生 新冠町・(株)ノースヒルズ生産 馬主・(株)ノースヒルズ 美浦・和田 正一郎厩舎
ハービンジャー 鹿毛 2006.3.12 種付け時活性値:1.25【13】 |
Dansili 黒鹿毛 1996.1.27 |
▲デインヒル 鹿毛 1986.3.26 |
★Danzig 1977.2.12 |
Razyana 1981.4.18 | |||
Hasili 鹿毛 1991.3.12 |
Kahyasi 1985.4.2 | ||
Kerali 1984.3.4 | |||
Penang Pearl 鹿毛 1996.3.11 |
Bering 栗毛 1983.3.20 |
Arctic Tern 1973.5.11 | |
Beaune 1974.4.10 | |||
Guapa 鹿毛 1988.5.4 |
Shareef Dancer 1980.3.3 | ||
Sauceboat 1972.2.28 | |||
スーリール 鹿毛 2011.2.22 仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】 |
スペシャルウィーク 黒鹿毛 1995.5.2 種付け時活性値:1.75【15】 |
★サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
キャンペンガール 鹿毛 1987.4.19 |
マルゼンスキー 1974.5.19 | ||
レデイーシラオキ 1978.4.3 | |||
グローリーブラッド 鹿毛 2001.4.23 仔受胎時活性値:0.25【9】 |
★Gone West 鹿毛 1984.3.10 種付け時活性値:0.00【16】 |
Mr. Prospector 1970.1.28 | |
Secrettame 1978.3.15 | |||
Ski Dancer 鹿毛 1992.3.17 仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】 |
Baldski 黒鹿毛 1974.5.15 種付け時活性値:0.25【17】 |
||
Dance Song 鹿毛 1979.4.25 仔受胎時活性値:1.00【12】 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5(父方)、Nijinsky5×5(母方)>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
ハービンジャー (デインヒル系) |
スペシャルウィーク (サンデーサイレンス系) |
★Gone West (Mr. Prospector系) |
Baldski (Nijinsky系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
スペシャルウィーク |
5.25 or 3.25 or 1.25 (【8】+【9】+【8】+【12】) |
曾祖母が米GIII2勝馬 (No. 9-b) |
5番仔 (5連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
通過 順位 |
上り 3F |
馬体重 [増減] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | エミュー | 牝3 | 54 | M.デムーロ | 1:53.2 | 15-16-14-11 | 36.3 |
414 [-2] |
和田 正一郎 | 2 | |
2 | 16 | ヒップホップソウル | 牝3 | 54 | 津村 明秀 | 1:53.3 | 1/2 | 13-11-8-6 | 36.9 |
490 [-2] |
木村 哲也 | 8 |
3 | 6 | パルクリチュード | 牝3 | 54 | 西村 淳也 | 1:53.5 | 1 1/4 | 3-2-3-4 | 37.7 |
424 [0] |
松永 幹夫 | 3 |
4 | 12 | ゴールデンハインド | 牝3 | 54 | 丹内 祐次 | 1:53.6 | 1 | 3-4-3-2 | 37.9 |
476 [+4] |
武市 康男 | 7 |
5 | 15 | ココクレーター | 牝3 | 54 | C.ルメール | 1:53.6 | ハナ | 15-13-12-9 | 36.9 |
422 [-6] |
木村 哲也 | 4 |
1F毎の ラップ |
12.8 – 11.9 – 12.9 – 12.6 – 12.4 – 12.9 – 12.7 – 12.4 – 12.6 |
---|---|
ラップの 累計タイム |
12.8 – 24.7 – 37.6 – 50.2 – 1:02.6 – 1:15.5 – 1:28.2 – 1:40.6 – 1:53.2 |
上り | 4F 50.6 – 3F 37.7 |
中山芝1800m、雨の不良馬場、16頭立て。3歳の乙女たちには過酷な条件にも見えた雨の不良馬場の争い。道中800mまでは最後方だった2番人気のエミュー、コーナーをターンする度に外から徐々に進出。それでも4角では11番手だったエミュー、中山芝の直線310mでは大外に持ち出されると鋭脚を発揮。最後は8番人気のヒップホップソウル(2020.3.20)との鍔迫り合いを半馬身抜け出したところが決勝点。出走16頭中最軽量の414kgという小さな馬体であったエミュー、雨ニモマケズ、不良馬場ニモマケズという根性駆けの姿、その馬名意味の通り「感動した(仏)」というところでした。
エミューの配合を見れば「父ハービンジャー×母父スペシャールウィーク」であり、この組み合わせから秋華賞(GI)やナッソーS(英GI)を制したディアドラ(2014.4.4)が送り込まれています。
また、ディアドラの全弟リューベック(2019.4.16)も若駒S(L)を勝ち、現役で頑張っています。スペシャルウィークの血統構成因子としての重要性は、0の理論的にはサンデーサイレンスが8歳時交配のミニモの遺伝を受けているというところがありますが、種牡馬ハービンジャーのニックのお相手としても価値が高いのでしょう。
エミュー、「父ハービンジャー×母父スペシャールウィーク」の組み合わせのさらなる成功例となれるよう、今後の活躍も楽しみにしたい牝馬の1頭です。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。