キングエルメス 牡 鹿毛 2019.2.5生 新ひだか町・木村 秀則氏生産 馬主・広尾レース(株) 栗東・矢作 芳人厩舎
ロードカナロア 鹿毛 2008.3.11 種付け時活性値:0.50【10】 | キングカメハメハ 鹿毛 2001.3.20 | Kingmambo 鹿毛 1990.2.19 | Mr. Prospector 1970.1.28 |
Miesque 1984.3.14 | |||
マンファス 黒鹿毛 1991.2.23 | ラストタイクーン 1983.5.9 | ||
Pilot Bird 1983.2.9 | |||
レディブラッサム 鹿毛 1996.3.4 | Storm Cat 黒鹿毛 1983.2.27 | Storm Bird 1978.4.19 | |
Terlingua 1976.2.7 | |||
サラトガデュー 鹿毛 1989.4.3 | Cormorant 1974.4.21 | ||
Super Luna 1982.4.5 | |||
ステラリード 栗毛 2007.3.3 仔受胎時活性値:0.75【11】 | スペシャルウィーク 黒鹿毛 1995.5.2 種付け時活性値:0.75【11】 | ★サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 | ★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
キャンペンガール 鹿毛 1987.4.19 | マルゼンスキー 1974.5.19 | ||
レデイーシラオキ 1978.4.3 | |||
ウェルシュステラ 栗毛 1999.2.10 仔受胎時活性値:1.75【7】 | ★Zafonic 鹿毛 1990.4.1 種付け時活性値:0.00【8】 | Gone West 1984.3.10 | |
Zaizafon 1982.1.18 | |||
カタリスト 鹿毛 1993.3.6 仔受胎時活性値:1.25【5】 | Sadler’s Wells 鹿毛 1981.4.11 種付け時活性値:0.75【11】 | ||
Welsh Love 鹿毛 1986.4.6 仔受胎時活性値:1.50【6】 |
<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×5、Northern Dancer5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
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ロードカナロア (Mr. Prospector系) | スペシャルウィーク (サンデーサイレンス系) | ★Zafonic (Mr. Prospector系) | Sadler’s Wells (Northern Dancer系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
スペシャルウィーク (ステラリード) | 5.25 | 母がJpnIII勝ち馬 (No. 2-f) | 6番仔 (6連産目) |
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着 順 | 馬 番 | 馬名 | 性齢 | 斤 量 | 騎手 | 走破 時計 | 着差 | 通過 順位 | 上り 3F | 馬体重 [増減] | 調教師 | 人 気 |
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1 | 3 | キングエルメス | 牡2 | 55 | 坂井 瑠星 | 1:21.3 | 2-2 | 34.1 | 492 [+18] | 矢作 芳人 | 8 | |
2 | 8 | トウシンマカオ | 牡2 | 55 | 戸崎 圭太 | 1:21.5 | 1 1/4 | 4-3 | 34.0 | 452 [+6] | 高柳 瑞樹 | 4 |
3 | 11 | ラブリイユアアイズ | 牝2 | 54 | 団野 大成 | 1:21.6 | 3/4 | 5-5 | 33.9 | 438 [-8] | 黒岩 陽一 | 3 |
4 | 10 | コラリン | 牝2 | 54 | C.ルメール | 1:21.6 | クビ | 8-8 | 33.6 | 434 [+2] | 木村 哲也 | 1 |
5 | 9 | レッツリブオン | 牡2 | 55 | 杉原 誠人 | 1:21.9 | 1 3/4 | 8-8 | 33.9 | 438 [-2] | 伊藤 大士 | 6 |
2021年の第57回京王杯2歳S。21世紀以降の勝ち馬を見てもブルーコンコルド(2000.4.11)、コスモサンビーム(2001.3.28)、エイシンアポロン(2007.1.22)、グランプリボス(2008.3.28)、タワーオブロンドン(2015.2.9)など後のGI勝ち馬の姿も見える2歳重賞最初のGIIレース。そんな京王杯2歳Sの2021年の一戦を制したのはキングエルメス。6月の札幌芝1200mを2番人気で制した後、8月のクローバー賞(OP)で1番人気5着。そうして迎えた11月の京王杯2歳Sでは8番人気。そんな戦前の人気を跳ね飛ばして、キングエルメス。終始先行2番手から押し切りました。終わってみれば2着のトウシンマカオ(2019.5.1)と共に「母父スペシャルウィーク」のワンツーフィニッシュ。日本時間では翌日の朝にブリーダーズカップに挑む同厩舎の先輩牝馬2頭、ラヴズオンリーユー(2016.3.26)、マルシュロレーヌ(2016.2.4)に届けとばかりに伝統重賞を制したキングエルメス、その馬名意味は「王+ギリシャ神話に登場する青年神。父名から連想」。
走る馬には付き物とはいえ、キングエルメス、今はゆっくり傷を癒やしてください。
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シルバーステート 青鹿毛 2013.5.2 種付け時活性値:1.25【5】 | ディープインパクト 鹿毛 2002.3.25 | サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 | ★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
ウインドインハーヘア 鹿毛 1991.2.28 | Alzao 1980.2.28 | ||
Burghclere 1977.4.26 | |||
シルヴァースカヤ 黒鹿毛 2001.1.17 | Silver Hawk 鹿毛 1979.4.20 | Roberto 1969.3.16 | |
Gris Vitesse 1966.3.2 | |||
Boubskaia 黒鹿毛 1987.4.11 | Niniski 1976.2.15 | ||
Frenetique 1973.5.18 | |||
シャイニングサヤカ 黒鹿毛 2007.2.15 仔受胎時活性値:0.75【11】 | キングヘイロー 鹿毛 1995.4.28 種付け時活性値:0.75【11】 | ダンシングブレーヴ 鹿毛 1983.5.11 | Lyphard 1969.5.10 |
Navajo Princess 1974.3.31 | |||
グッバイヘイロー 栗毛 1985.2.12 | Halo 1969.2.7 | ||
Pound Foolish 1979.3.17 | |||
シンセイアカリ 鹿毛 2000.3.13 仔受胎時活性値:1.50【6】 | マヤノトップガン 栗毛 1992.3.24 種付け時活性値:1.75【7】 | ブライアンズタイム 1985.5.28 | |
アルプミープリーズ 1981 | |||
ピンクノワンピース 鹿毛 1986.4.7 仔受胎時活性値:1.25【13】 | トウシヨウボーイ 鹿毛 1973.4.15 種付け時活性値:1.00【12】 | ||
チヨウコーピート 栃栗毛 1976.4.7 仔受胎時活性値:0.25【9】 |
<5代血統表内のクロス:Halo4×4、Roberto4×5、Lyphard4×5、Hail to Reason5×5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
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シルバーステート (サンデーサイレンス系) | キングヘイロー (Lyphard系) | マヤノトップガン (Roberto系) | トウシヨウボーイ (Princely Gift系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
マヤノトップガン (シンセイアカリ) | 3.75 | 半兄がJpnII3着馬 (No. 4-n セルリ系) | 5番仔 (5連産目) |
*
着 順 | 馬 番 | 馬名 | 性齢 | 斤 量 | 騎手 | 走破 時計 | 着差 | 通過 順位 | 上り 3F | 馬体重 [増減] | 調教師 | 人 気 |
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1 | 5 | ウォーターナビレラ | 牝2 | 54 | 武 豊 | 1:21.1 | 2-2 | 34.7 | 472 [+2] | 武 幸四郎 | 2 | |
2 | 2 | ナムラクレア | 牝2 | 54 | 浜中 俊 | 1:21.2 | 3/4 | 4-3 | 34.6 | 460 [+2] | 長谷川 浩大 | 1 |
3 | 9 | ママコチャ | 牝2 | 54 | 藤岡 佑介 | 1:21.5 | 1 3/4 | 4-4 | 34.8 | 468 [0] | 池江 泰寿 | 3 |
4 | 10 | ホワイトターフ | 牝2 | 54 | 藤岡 康太 | 1:22.1 | 3 1/2 | 10-10 | 35.1 | 434 [+4] | 新谷 功一 | 10 |
5 | 6 | アネゴハダ | 牝2 | 54 | 幸 英明 | 1:22.1 | ハナ | 7-7 | 35.3 | 440 [-6] | 佐々木 晶三 | 6 |
2021年の第26回KBS京都賞ファンタジーS。歴代の勝ち馬からプリモディーネ(1996.4.5)、ピースオブワールド(2000.2.18)、スイープトウショウ(2001.5.9)、ラインクラフト(2002.4.4)、アストンマーチャン(2004.3.5)、ダノンファンタジー(2016.1.30)、レシステンシア(2017.3.15)と後のGI勝ち馬を輩出している2歳牝馬重賞。そんなファンタジーSの2021年の一戦を制したのはウォーターナビレラ。8月の札幌芝1500mの新馬戦、10月の中山芝1600mのサフラン賞、そして11月の阪神芝1400mのファンタジーSと3戦3勝。10頭立てを先行2番手から抜け出すと、差し迫った小倉2歳S(GIII)勝ち馬ナムラクレア(2019.3.30)を4分の3馬身抑えました。そうして武豊騎手&武幸四郎厩舎の兄弟タッグによる初めての重賞制覇と相成りました。ウォーターナビレラ、その馬名意味は「冠名+蝶々のように羽ばたく(ハングル)」ということです。
ウォーターナビレラはその父シルバーステートの初年度産駒。シルバーステートは現役時代に4勝。2歳7月の中京芝1600mの新馬戦をアドマイヤリード(2013.3.18)と同タイム2着に敗れた後、中京芝1600mの未勝利戦を1分34秒7の2歳レコードで勝ち、10月の京都芝2000mの紫菊賞と連勝。当然クラシックも期待されましたが、3歳1月に左前脚屈腱炎を発症。4歳春に復活を果たし5月の京都芝1800mのオーストラリアT、6月の阪神芝1800mの垂水Sと連勝。「この秋こそGI制覇」と期待されましたが、8月末に右前脚屈腱炎を発症。「再び復活」を模索されたものの、最終的には引退。5戦すべての鞍上を務められた福永祐一騎手の2017年当時のコメントを引いておきますと、
福永 たくさんいい馬に乗せてもらってきたけど、なかでもシルバーステートがダントツやった。
【ファン感謝祭(4)】『福永祐一vsファン100人、祐言実行ライヴ』――シルバーステートについて教えてください! – 福永祐一 | 競馬コラム – netkeiba.com
「未完の大器」の能力の確かさは世代交代の折に発揮され、ウォーターナビレラの他にも牝馬ロン(2019.4.5)が野路菊S(OP)を阪神芝2000mの2歳レコード1分59秒8で勝ち、ベルウッドブラボー(2019.3.5)とコムストックロード(2019.3.20)がダリア賞(OP)でワンツーを決める等、初年度産駒は良い動きを見せています。ウォーターナビレラ、父シルバーステートの名を更に高めるべく連勝を更に重ねることが出来るでしょうか。武兄弟のタッグと共に楽しみにしています。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。