バジオウ 牡 鹿毛 2018.4.14生 千歳・社台ファーム生産 馬主・鈴木剛史氏 美浦・田中博康厩舎
ルーラーシップ 鹿毛 2007.5.15 種付け時活性値:0.50【10】 |
キングカメハメハ 鹿毛 2001.3.20 |
Kingmambo 鹿毛 1990.2.19 |
Mr. Prospector 1970.1.28 |
Miesque 1984.3.14 | |||
マンファス 黒鹿毛 1991.2.23 |
ラストタイクーン 1983.5.9 | ||
Pilot Bird 1983.2.9 | |||
エアグルーヴ 鹿毛 1993.4.6 |
▲トニービン 鹿毛 1983.4.7 |
カンパラ 1976.2.19 | |
Severn Bridge 1965 | |||
ダイナカール 鹿毛 1980.5.10 |
★ノーザンテースト 1971.3.15 | ||
シヤダイフエザー 1973.2.20 | |||
フローレスダンサー 鹿毛 2012.2.18 仔受胎時活性値:1.25【5】 |
ハービンジャー 鹿毛 2006.3.12 種付け時活性値:1.25【5】 |
Dansili 黒鹿毛 1996.1.27 |
▲デインヒル 1986.3.26 |
Hasili 1991.3.12 | |||
Penang Pearl 鹿毛 1996.3.11 |
Bering 1983.3.20 | ||
Guapa 1988.5.4 | |||
ダンスインザムード 青鹿毛 2001.4.10 仔受胎時活性値:0.50【10】 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 種付け時活性値:1.50【14】 |
★Halo 1969.2.7 | |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
ダンシングキイ 鹿毛 1983.5.21 仔受胎時活性値:0.25【17】 |
Nijinsky 鹿毛 1967.2.21 種付け時活性値:1.75【15】 |
||
Key Partner 黒鹿毛 1976.3.26 仔受胎時活性値:1.50【6】 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
ルーラーシップ (Mr. Prospector系) |
ハービンジャー (デインヒル系) |
サンデーサイレンス (Halo系) |
Nijinsky (Northern Dancer系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Nijinsky (Northern Dancer) |
3.50 |
祖母がGI2勝馬 (No. 7) |
2番仔 (2連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
通過 順位 |
上り 3F |
馬体重 [増減] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | バジオウ | 牡3 | 56 | 戸崎 圭太 | 1:59.3 | 2-2-2 | 33.9 |
464 [-4] |
田中 博康 | 2 | |
2 | 6 | ディオスバリエンテ | 牡3 | 56 | 石橋 脩 | 1:59.5 | 1 1/2 | 4-4-4 | 33.8 |
472 [+10] |
堀 宣行 | 3 |
3 | 14 | タイソウ | 牡3 | 56 | 大野 拓弥 | 1:59.8 | 1 1/2 | 3-3-2 | 34.3 |
508 [+8] |
西園 正都 | 9 |
4 | 8 | ヴァイスメテオール | 牡3 | 56 | C.ルメール | 1:59.8 | アタマ | 11-11-10 | 33.4 |
496 [+2] |
木村 哲也 | 1 |
5 | 1 | ジャックドール | 牡3 | 56 | 三浦 皇成 | 1:59.9 | 1/2 | 1-1-1 | 34.6 |
492 [-2] |
藤岡 健一 | 4 |
2021年のプリンシパルS。第88回東京優駿(GI)への優先出走権1枚を賭けて行われた東京芝2000mのリステッドレース。1枠2番から発走となった2番人気のバジオウ、終始先行2番手から推し進め、直線も上がり3ハロン33秒9の鋭脚で抜け出すと決勝点では1と2分の1馬身差の快勝。父ルーラーシップとの「プリンシパルS父仔制覇」を以てしてダービーへの切符をもぎ取りました。バジオウ、その馬名意味は「馬事王」ということです。
図らずも第16回ヴィクトリアマイル(GI)前日に記事をアップすることになったのですが、バジオウの祖母ダンスインザムードは2006年に行われた第1回ヴィクトリアマイルの勝ち馬です。桜花賞(GI)を4戦4勝の無敗で通過した「天才少女」ダンスインザムード、2年の雌伏の時を経ての久しぶりの5勝目は、鞍上を務められた北村宏司騎手のGI初勝利でもありました。
「宏司、頑張れ!!」と叫んだのも今は昔。大きな声で叫んでいたものです^^;
また第1回ということでは、ダンスインザムードの全兄であるダンスインザダーク(1993.6.5)は、1996年に施行されたプリンシパルSの初回の勝ち馬でした。
そして本当にたまたまですが、記事のアップ日である2021年5月15日はバジオウの父ルーラーシップの14歳の誕生日。ウンベルト・リスポリ騎手を背にしてクイーンエリザベス2世カップ(香GI)を制したのも9年前ですか。時は流れ、血は巡り、馬は人と共に駆けて行きます。
*
ダディーズビビッド 牡 鹿毛 2018.3.26生 むかわ・上水牧場生産 馬主・田島大史氏 栗東・千田輝彦厩舎
キズナ 青鹿毛 2010.3.5 種付け時活性値:1.75【7】 |
ディープインパクト 鹿毛 2002.3.25 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
ウインドインハーヘア 鹿毛 1991.2.20 |
Alzao 1980.2.28 | ||
Burghclere 1977.4.26 | |||
キャットクイル 鹿毛 1990.5.22 |
Storm Cat 黒鹿毛 1983.2.27 |
Storm Bird 1978.4.19 | |
Terlingua 1976.2.7 | |||
Pacific Princess 鹿毛 1973.5.10 |
★Damascus 1964.4.14 | ||
Fiji 1960 | |||
ケイティーズギフト 栗毛 2002.2.4 仔受胎時活性値:1.75【15】 |
フレンチデピュティ 栗毛 1992.1.30 種付け時活性値:0.25【9】 |
Deputy Minister 黒鹿毛 1979.5.17 |
Vice Regent 1967.4.29 |
Mint Copy 1970.2.24 | |||
Mitterand 鹿毛 1981.2.19 |
Hold Your Peace 1969.1.24 | ||
Laredo Lass 1971.3.19 | |||
ケイティーズファースト 鹿毛 1987.3.6 仔受胎時活性値:1.50【14】 |
Kris 栗毛 1976.3.23 種付け時活性値:0.50【10】 |
Sharpen Up 1969.3.17 | |
Doubly Sure 1971.5.3 | |||
Katies 黒鹿毛 1981.4.22 仔受胎時活性値:1.25【5】 |
ノノアルコ 鹿毛 1971.4.6 種付け時活性値:0.25【9】 |
||
Mortefontaine 鹿毛 1969.4.21 仔受胎時活性値:0.75【11】 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
キズナ (サンデーサイレンス系) |
フレンチデピュティ (Deputy Minister系) |
Kris (エタン系) |
ノノアルコ (Nearctic系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
キズナ (Mountain Flower) |
5.25 |
いとこエフフォーリア (No. 7-f) |
7番仔 (4連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
通過 順位 |
上り 3F |
馬体重 [増減] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | ダディーズビビッド | 牡3 | 56 | 竹之下 智昭 | 1:19.9 | 4-4 | 34.1 |
490 [+4] |
千田 輝彦 | 7 | |
2 | 11 | ヴィジュネル | 牡3 | 56 | 藤岡 康太 | 1:20.6 | 4 | 5-6 | 34.6 |
460 [0] |
渡辺 薫彦 | 2 |
3 | 4 | カイトゲニー | 牝3 | 54 | 国分 恭介 | 1:20.8 | 1 1/4 | 5-4 | 35.0 |
478 [+4] |
和田 雄二 | 8 |
4 | 1 | マリーナ | 牝3 | 54 | 川須 栄彦 | 1:21.0 | 1 1/2 | 2-2 | 35.5 |
432 [0] |
矢作 芳人 | 3 |
5 | 10 | ワザモノ | 牡3 | 56 | 丸田 恭介 | 1:21.0 | クビ | 12-11 | 34.6 |
490 [-6] |
尾関 知人 | 6 |
2021年の橘S。ダディーズビビッド、その馬名意味「ダディー+目の覚めるような走りを」の通り、目の覚めるような走りを見せてくれました。桶狭間の短距離戦、1000m通過が56秒7という速い流れの中、終始先行4番手から進めたダディーズビビッドと竹之下智昭騎手、直線で抜け出す時の手応えが違い過ぎました。終わってみれば2着馬に4馬身差、中京芝1400mの勝ち時計1分19秒9はコースレコードまで0秒3差の快時計でした。
ダディーズビビッドは2020年6月6日土曜日の阪神芝1600mの新馬戦を制しており、2018年生まれ世代の中で1番最初にJRAの新馬戦を勝った馬です。ユタカさんが武豊TV!IIで語られたところによると調教、運動以外厩舎に入れたらずっと寝てるらしい
というダディーズビビッド、「寝る子は育つ」は人だけではなく馬もなのでしょう。ユタカさんが騎乗された2歳時の中京芝1600mのこうやまき賞1着時に気難しさを見せていたダディーズビビッドですが、その前進気勢はレースの流れが速くなった橘Sでは強さに昇華されました。
併せて、ダディーズビビッドは祖母がケイティーズファーストですから、今年2021年の牡馬クラシックの主役であるエフフォーリア(2018.3.10)とは「いとこ」です。
「同一牝系馬の連動する活躍」はよくよく見られる現象ですけれど、エフフォーリアが2000m戦、ダディーズビビッドが短距離戦と、共に強い勝ち方を見せてくれています。
そしてまた今回ダディーズビビッドの鞍上を務められた竹之下騎手。ユタカさんのWEBサイトでも名前が挙がるナイスガイ、2021年の初勝利が橘Sとなりました。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。