2018年のクラシック候補生を確認する(其の漆)

Pedigree

ワグネリアン 牡 鹿毛 2015.2.10生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・金子真人ホールディングス(株) 栗東・友道康夫厩舎

ワグネリアン(2015.2.10)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963.3.16
Highclere 1971.4.9
ミスアンコール
鹿毛 2006.3.29
仔受胎時活性値:2.00
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
種付け時活性値:1.00
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン 1983.5.9
Pilot Bird 1983.2.9
ブロードアピール
黒鹿毛 1994.4.13
仔受胎時活性値:0.75
Broad Brush
鹿毛 1983.4.16
種付け時活性値:0.50
★Ack Ack 1966.2.24
Hay Patcher 1973.5.4
Valid Allure
黒鹿毛 1985.4.13
仔受胎時活性値:2.00
Valid Appeal
鹿毛 1972.5.12
種付け時活性値:1.00
Alluring Girl
黒鹿毛 1980.5.20
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:なし>

ワグネリアン(2015.2.10)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
キングカメハメハ
(Mr. Prospector系)
Broad Brush
(Himyar系)
Valid Appeal
(Intent系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ディープインパクト 5.75 祖母が重賞6勝馬
(No. 4-r)
4番仔
(4連産目)

2017年の第22回東京スポーツ杯2歳S(GIII)。単勝1.4倍のワグネリアンと単勝3.1倍のルーカス(2015.3.20)の一騎打ちと見られた戦前。少頭数7頭立ての1枠から好発を見せたアイビーS(OP)の勝ち馬コスモイグナーツ(2015.2.24)が生み出したペースは速く、800m通過が46秒5、1000m通過が58秒5、1200m通過が1分10秒8。緩みないペースとバラけた馬群の中、悠然と後方3番手から進めたワグネリアン。3角から4角にかけて進出すると、直線大外からアッと言う間の末脚を発揮し、3馬身後方の2着争いを尻目に、悠々と抜け出しました。1着ワグネリアン、2着ルーカス、3着シャルルマーニュ(2015.3.31)と、終わってみれば1番人気から3番人気が、そのまま上位を占めました。東京芝1800mの勝ち時計1分46秒6はレース史上3位の好時計。レースの最遅ラップが最初の1ハロン目の12秒4という締まった一戦を快勝したワグネリアン、これは楽しみが広がりました。ワグネリアン、その馬名意味は「ワーグナーファンの意味」ということです。

では、以下にワグネリアンのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

Valid Allure 1985.4.13 3勝
|ブロードアピール 1994.4.13 13勝 シルクロードS(GIII) 根岸S(GIII) シリウスS(GIII) プロキオンS(GIII) ガーネットS(GIII) かきつばた記念(統一GIII)ほか
||ミスアンコール 2006.3.29 1勝
|||テンダリーヴォイス 2012.2.5 2勝 アネモネS(OP) フェアリーS(GIII)3着
|||ワグネリアン 2015.2.10 (本馬) 東京スポーツ杯(GIII) 野路菊S(OP)
|Desert Liaison 1997.2.17 2勝
||Sutra 2004.2.9 3勝 フリゼットS(米GI)ほか

米血色の濃い4号族。近親の活躍馬は、なんと言っても、祖母ブロードアピールでしょう。短距離戦で見せた、正に「鬼脚」と思えたその末の切れ味。

おなじみ2000年の第14回根岸S。白川次郎アナのバージョンで。

ワグネリアン。金子真人オーナーにとっても、父ディープインパクト、母ミスアンコール、母父キングカメハメハ、祖母ブロードアピールといずれも自身の持ち馬で、縁の血が凝縮されているだけに、期するところがおありでしょう。そしてまた、主戦の福永祐一騎手にとっても、男馬での東京芝2400mのクラシック制覇は悲願のはず。ワグネリアン、これからを楽しみにしたい駿馬です。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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