2019年のクラシック候補生を確認する(其の漆)

クラージュゲリエ 牡 鹿毛 2016.2.24生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・池江泰寿厩舎

クラージュゲリエ(2016.2.24)の4代血統表
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
種付け時活性値:1.50
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Miesque
鹿毛 1984.3.14
Nureyev 1977.5.2
Pasadoble 1979.4.1
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン
黒鹿毛 1983.5.9
トライマイベスト 1975.4.28
Mill Princess 1977.5.21
Pilot Bird
鹿毛 1983.2.9
★Blakeney 1966.3.28
The Dancer 1977.3.31
ジュモー
栗毛 2006.2.9
仔受胎時活性値:0.25
タニノギムレット
鹿毛 1999.5.4
種付け時活性値:1.50
ブライアンズタイム
黒鹿毛 1985.5.28
Roberto 1969.3.16
Kelley’s Day 1977.5.11
タニノクリスタル
栗毛 1988.4.4
クリスタルパレス 1974.3.25
タニノシーバード 1972.4.27
ビスクドール
栗毛 1998.3.19
仔受胎時活性値:1.75
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.75
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
フェアリードール
栗毛 1991.2.13
仔受胎時活性値:1.50
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
種付け時活性値:1.25
Dream Deal
栗毛 1986.3.7
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Nureyev4×4、Northern Dancer5×5×5、Hail to Reason5×5>

クラージュゲリエ(2016.2.24)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
キングカメハメハ
(Mr. Prospector系)
タニノギムレット
(Roberto系)
サンデーサイレンス
(Halo系)
◆Nureyev
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
キングカメハメハ 4.50 半兄プロフェット
(No. 9-f)
4番仔
(4連産目)

2018年の第5回ラジオNIKKEI杯京都2歳S(GIII)。9頭立て1番人気に推された1枠1番のクラージュゲリエ、「マジックマン」ジョアン・モレイラ騎手のエスコートにより道中は後方3番手。直線では馬場中央を伸びて、外の4番人気のブレイキングドーン(2016.4.23)との勝負。際どい接戦になるかと思いきや、末脚で勝ったクラージュゲリエ、馬名意味のとおり「勇敢な戦士(仏)」たる走りを見せて、最後は2分の1馬身差振り切っていました。

では、以下にクラージュゲリエのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

ビスクドール 1998.3.19 0勝
|アイスドール 2003.2.15 6勝 クイーン賞(JpnIII)3着
|ジュモー 2006.2.9 3勝
||プロフェット 2013.2.27 京成杯(GIII)ほか
||クラージュゲリエ 2016.2.24 (本馬) 京都2歳S(GIII)ほか
|バトードール 2007.2.17 5勝 ユニコーンS(GIII)2着ほか
|オウケンビリーヴ 2013.1.25 クラスターカップ(JpnIII)ほか

クラージュゲリエの曾祖母フェアリードールを日本の牝系祖とする9号族f分枝系。クラージュゲリエの半兄プロフェットは京成杯の勝ち馬であり、おじ、おばにも重賞好戦馬が見えます。まま、この9号族f分枝系はクラージュゲリエの祖母ビスクドールのきょうだいにトゥザヴィクトリー(1996.2.22)、ビーポジティブ(1999.3.10)、サイレントディール(2000.3.19)、トゥザヴィクトリーの仔にトゥザグローリー(2007.2.16)、トゥザワールド(2011.4.12)、トーセンビクトリー(2012.4.23)、その他にもデニムアンドルビー(2010.1.31)等がいますので、ね。活力充分。

*

デルマルーヴル 牡 青鹿毛 2016.3.19生 平取・坂東牧場生産 馬主・浅沼廣幸氏 美浦・戸田博文厩舎

デルマルーヴル(2016.3.19)の4代血統表
パイロ
黒鹿毛 2005.2.19
種付け時活性値:0.50
Pulpit
鹿毛 1994.2.15
A.P. Indy
黒鹿毛 1989.3.31
Seattle Slew 1974.2.15
Weekend Surprise 1980.4.8
Preach
鹿毛 1989.3.26
Mr. Prospector 1970.1.28
Narrate 1980.4.6
Wild Vision
鹿毛 1998.5.16
Wild Again
黒鹿毛 1980.5.22
Icecapade 1969.4.4
Bushel-n-Peck 1958.3.21
Carol’s Wonder
芦毛 1984.3.15
Pass the Tab 1978.3.29
Carols Christmas 1977.4.10
カリビアンロマンス
鹿毛 2011.1.31
仔受胎時活性値:1.00
コマンズ
黒鹿毛 1996.9.28
種付け時活性値:1.50
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Cotehele House
鹿毛 1980.5.9
★My Swanee 1963
Eight Carat 1975.3.7
サバナパディーダ
鹿毛 2003.2.24
仔受胎時活性値:1.75
★Cape Cross
黒鹿毛 1994.3.13
種付け時活性値:0.00
Green Desert 1983.4.16
Park Appeal 1982.4.9
Capriola
栗毛 1981.2.22
仔受胎時活性値:1.25
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
種付け時活性値:0.50
High Point Lady
鹿毛 1976.4.10
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×4、Danzig4×5>

デルマルーヴル(2016.3.19)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
パイロ
(Seattle Slew系)
コマンズ
(Danzig系)
★Cape Cross
(Danzig系)
◆Mr. Prospector
(Raise a Native系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
コマンズ
(Eight Carat)
5.00 祖母が英仏でGレース3勝
(No. 13-e)
初仔

2018年の第20回兵庫ジュニアグランプリ(JpnII)。スタートで外に振られましたがそれを物ともせず、鞍上曰く「ムチは使わなかった」。未勝利戦、オキザリス賞、そして兵庫ジュニアグランプリと3連勝を遂げたのは、デルマルーヴル。戦前1番人気に応えたその鞍上には、やはり、クリストフ・ルメール騎手。今年2018年は、泣く子とルメール騎手には敵わない年になりました^^;。なお、デルマルーヴルの浅沼廣幸オーナーは、馬主歴30年ほどになられると思いますが、確認できる限りではグレードレースは初勝利でした。おめでとうございました。

では、以下にデルマルーヴルのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

サバナパディーダ 2003.2.24 10勝 ウィンザーフォレストS(英GII) チャートウェルS(英GIII) パン賞(仏GIII)ほか
|カリビアンロマンス 2011.1.31 0勝
||デルマルーヴル 2016.3.19 (本馬) 兵庫ジュニアグランプリ(JpnII)

デルマルーヴルの牝系は欧米で継承されている13号族e分枝系。デルマルーヴルの祖母サバナパディーダは、芝1400mから芝1マイルまでの欧州グループレース3勝の活躍馬でした。

 

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

このサイトの管理人、デルマルーヴルの重賞勝利が、ことのほか、嬉しかったそうで。

マイシンザン
マイシンザン

へぇ。なんでやのん?

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

冠名「デルマ」は「Dermatology」を省略した医療用語ですが、浅沼オーナーは皮膚科のお医者さんだそうで。

マイシンザン
マイシンザン

ほうほう。

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

そんな浅沼オーナーと知り合いの皮膚科医さんと、かつて飲み仲間だったそうで。

マイシンザン
マイシンザン

なんか、ずいぶん遠い感じがするけれど、ともかく、嬉しかったんやろな。

タイトルとURLをコピーしました