第144回プリークネスS(米GI)の勝ち馬-War of Will(2016.4.17)-

Result

War of Will(ウォーオブウィル) 牡 鹿毛 2016.4.17生 米国・Flaxman Holdings Limited生産 馬主・Gary Barber 米国・Mark E. Casse厩舎

War of Will(2016.4.17)の4代血統表
War Front
鹿毛 2002.2.11
種付け時活性値:1.25

Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Pas de Nom
黒鹿毛 1968.1.27
★Admiral’s Voyage 1959.3.23
Petitioner 1952
Starry Dreamer
芦毛 1994.2.26
Rubiano
芦毛 1987.3.26
Fappiano 1977.5.19
Ruby Slippers 1982.3.18
Lara’s Star
鹿毛 1981.5.10
Forli 1963.8.10
True Reality 1973.3.3
Visions of Clarity
鹿毛 2000.5.13
仔受胎時活性値:1.75
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:0.50
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
Imperfect Circle
黒鹿毛 1988.2.1
仔受胎時活性値:0.75
Riverman
鹿毛 1969.3.22
種付け時活性値:0.50
★Never Bend 1960.3.15
River Lady 1963.5.17
Aviance
栗毛 1982.5.6
仔受胎時活性値:1.25
Northfields
栗毛 1968.3.6
種付け時活性値:1.25
Minnie Hauk
鹿毛 1975.4.5
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×3×5、Forli4×5、Lalun(♀)5×5>

War of Will(2016.4.17)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
War Front
(Danzig系)
Sadler’s Wells
(Northern Dancer系)
Riverman
(Never Bend系)
Northfields
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
War Front 5.25 半兄が愛GI勝ち馬
(No. 8-f)
10番仔?

*

Preakness Stakes 2019 (FULL RACE), jockey John Velazquez thrown from horse | NBC Sports
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2019年の第144回プリークネスS(米GI。ピムリコ・ダート9.5F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 1 War of Will 牡3 57.2 Tyler Gaffalione 1:54.34 Mark Casse 3
2 10 Everfast 牡3 57.2 Joel Rosario 1 1/4 Dale Romans 12
3 5 Owendale 牡3 57.2 Florent Geroux ハナ Brad H Cox 5
4 3 Warrior’s Charge 牡3 57.2 Javier Castellano 1 1/4 Brad H Cox 6
5 11 Laughing Fox 牡3 57.2 Ricardo Santana Jr 1 1/4 Steven Asmussen 11

2019年の第144回プリークネスS。第145回ケンタッキーダービー(米GI)を制したCountry House(2016.5.8)が風邪で回避となった米三冠2戦目。発馬直後にBodexpress(2016.4.23)のジョン・ヴェラスケス騎手が落馬という波乱で始まったこの一戦。制したのは、最内枠を利し、内ラチ沿いの先行4番手から直線で抜け出し、そのまま押し切ったWar of Will。ケンタッキーダービーで1位入線したMaximum Security(2016.5.14)の進路妨害の被害対象馬だったWar of Will、その実力が確かなものであることを、クラシック2戦目の大舞台で見せました。

War of Willの鞍上であるタイラー・ガファリオン騎手は嬉しいクラシック初制覇。2015年にはエクリプス賞の最優秀見習い騎手にも選出された24歳の若手気鋭、さらなる躍進が楽しみです。また、管理されるマーク・E.カッセ調教師も米国クラシックは初勝利となりました。加国に拠点を置くカッセ師は、ソヴリン賞の最優秀調教師に輝くこと11回。特に2011年から昨年2018年まで8年連続で受賞中の伯楽です。

では、以下にWar of Willのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

Imperfect Circle 1988.2.1 2勝 チェヴァリーパークS(愛GI)2着
|スピニングワールド 1993.3.5 8勝 愛2000ギニー(GI) ブリーダーズカップ・マイル(米GI) ジャック・ル・マロワ賞(仏GI)2勝 ムーラン・ド・ロンシャン賞(仏GI)ほか
|Ring of Fire 1995.4.22 不出走
||Javana 2000.2.9 不出走
|||Bet On the Blue 2007.1.30 3勝 ボーゲイS(米GIII)3着
|ラングーンルビー 1996.4.28 1勝 リゾランジ賞(仏GIII)3着
||Sagara 2004.2.20 1勝 ニエル賞(仏GII)2着 グレフュール賞(仏GII)2着 凱旋門賞(仏GI)3着 パリ大賞(仏GI)3着ほか
|Visions of Clarity 2000.5.13 2勝
||Lotus Sutra 2007.3.12 不出走
|||Nucifera 2012.2.6 3勝 ラロシェット賞(仏GIII)2着
||Pathfork 2008.3.12 3勝 ナショナルS(愛GI) フューチュリティS(愛GII)
||War of Will 2016.4.17 (本馬) プリークネスS(米GI) リズンスターS(米GII) ルコントS(米GIII)ほか
|Balance of Nature 2004.3.13 0勝
||Global Balance 2009.8.19 3勝 オーラリアS(豪GIII)
|Towards 2006.3.5 0勝
||One Chance 2011.2.22 2勝 クイーンメアリーS(英GII)3着

War of Willの牝系は8号族f分枝系。War of Will、半兄Pathforkに続いてGI勝ち馬となりました。また、伯父スピニングワールドは上図の通り欧米のマイルGI5勝の強豪で、その父Nureyev(1977.5.2)の代表産駒の1頭として名を刻んでいます。

併せて、スピニングワールドは2000年の1年だけ日本に種牡馬として供用され、2001年生まれ世代の産駒のアーニングインデックスは1.17と堅調な仕事を果たし、ブルードメアサイアーとしてヌーヴォレコルト(2011.2.25)を送り込みました。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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