エムアイブラン(1992.4.22)-ただ単に書きたい馬を辿る(No.5)-

Series

エムアイブラン 牡 芦毛 1992.4.22生 新冠町・早田牧場新冠支場生産 馬主・稲見 豊氏→谷口 貞保氏 栗東・大沢 真厩舎→伊藤 修司厩舎

エムアイブラン(1992.4.22)の4代血統表
ブライアンズタイム
黒鹿毛 1985.5.28
種付け時活性値:1.50【6】
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Bramalea
黒鹿毛 1959.4.12
Nashua 1952.4.14
Rarelea 1949
Kelley’s Day
鹿毛 1977.5.11
Graustark
栗毛 1963.4.7
Ribot 1952.2.27
Flower Bowl 1952
Golden Trail
黒鹿毛 1958.3.5
Hasty Road 1951
Sunny Vale 1946
ユキグニ
芦毛 1986.3.6
仔受胎時活性値:1.25【5】
Caro
芦毛 1967.4.11
種付け時活性値:0.50【18】
フオルテイノ
芦毛 1959.4.19
Grey Sovereign 1948.3.30
Ranavalo 1954
Chambord
栗毛 1955
Chamossaire 1942
Life Hill 1940
デリケートアイス
芦毛 1979.3.26
仔受胎時活性値:1.50【6】
Icecapade
芦毛 1969.4.4
種付け時活性値:0.25【9】
Nearctic 1954.2.11
Shenanigans 1963.3.17
Damascene
黒鹿毛 1970.3.30
仔受胎時活性値:2.00【8】
Damascus
鹿毛 1964.4.14
種付け時活性値:1.25【5】
Hula Hula
黒鹿毛 1952
仔受胎時活性値:0.25【17】

<5代血統表内のクロス:Nasrullah5×5>

エムアイブラン(1992.4.22)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ブライアンズタイム
(Roberto系)
Caro
(フオルテイノ系)
Icecapade
(Nearctic系)
Damascus
(Sword Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ブライアンズタイム 5.00
(【5】+【6】+【8】+【17】)
テイエムプリキュア
(No. 1-s)
3番仔
(3連産目)

*

1997年の第2回アンタレスS(GIII。京都ダート1800m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 9 エムアイブラン 牡5 55 武豊 1:50.7 9-10-6-4 37.0 448
[+6]
伊藤修司 6
2 6 ワイルドブラスター 牡5 57 橋本広喜 1:50.8 3/4 13-11-6-4 37.2 472
[-6]
新井仁 4
3 7 パリスナポレオン 牡6 53 南井克巳 1:50.9 3/4 6-6-4-4 37.3 526
[+12]
伊藤修司 10
4 8 スターセレッソ 牝5 52 久保田英 1:51.2 2 15-15-16-14 36.4 466
[+10]
田所秀孝 11
5 10 シンコウウインディ 牡4 58.5 岡部幸雄 1:51.3 クビ 6-7-6-8 37.5 488
[-10]
田中清隆 1
1997年の第2回アンタレスS(GIII。京都ダート1800m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.4 – 11.1 – 12.2 – 12.3 – 12.5 – 12.6 – 12.1 – 12.6 – 12.9
ラップの
累計タイム
12.4 – 23.5 – 35.7 – 48.0 – 1:00.5 – 1:13.1 – 1:25.2 – 1:37.8 – 1:50.7
上り 4F 50.2 – 3F 37.6

*

1998年の第5回平安S(GIII。京都ダート1800m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 12 エムアイブラン 牡6 57 武豊 1:48.5 9-9-8-7 35.5 460
[+8]
伊藤修司 1
2 15 アドマイヤコール 牡7 56 上村洋行 1:48.9 2.1/2 10-13-13-10 35.5 468
[+8]
橋田満 10
3 14 ユノペンタゴン 牡5 56 O.ペリエ 1:48.9 クビ 10-10-10-10 35.7 446
[+4]
浅見秀一 2
4 10 メイショウモトナリ 牡4 57 安田康彦 1:49.0 クビ 3-4-6-4 36.1 516
[+6]
安田伊佐 3
5 3 ジャストアヒーロー 牡6 56 山田和広 1:49.0 ハナ 10-10-11-10 35.8 468
[+2]
坪正直 9
1998年の第5回平安S(GIII。京都ダート1800m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.2 – 11.0 – 12.4 – 12.4 – 12.1 – 12.0 – 12.5 – 12.3 – 11.6
ラップの
累計タイム
12.2 – 23.2 – 35.6 – 48.0 – 1:00.1 – 1:12.1 – 1:24.6 – 1:36.9 – 1:48.5
上り 4F 48.4 – 3F 36.4

*

競馬 1998年 第3回武蔵野ステークス(GⅢ) エムアイブラン
競馬 1998年 第3回武蔵野ステークス(GⅢ) エムアイブラン 競馬 1998年 第3回武蔵野ステークス(GⅢ) エムアイブラン
1998年の第3回武蔵野S(GIII。東京ダート2100m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 12 エムアイブラン 牡6 57 武豊 2:11.8 13-13-13-10 36.0 466
[+6]
伊藤修司 1
2 4 ナモンレグラス 牡4 56 菊沢隆徳 2:12.1 1.3/4 3-3-2-2 37.0 500
[-12]
二ノ宮敬 2
3 1 ユーワミラージュ 牡5 56 柴田善臣 2:12.2 3/4 2-2-2-2 37.2 486
[+2]
堀井雅広 6
4 5 マイネルモンスター 牡4 56 木幡初広 2:12.4 1.1/4 6-5-4-4 37.0 518
[+2]
中村均 4
5 9 コンクパール 牡5 56 幸英明 2:12.4 クビ 11-10-10-12 36.5 494
[0]
福島信晴 7
1998年の第3回武蔵野S(GIII。東京ダート2100m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
7.3 – 11.6 – 12.6 – 13.3 – 13.1 – 12.6 – 12.4 – 12.1 – 12.1 – 12.2 – 12.5
ラップの
累計タイム
7.3 – 18.9 – 31.5 – 44.8 – 57.9 – 1:10.5 – 1:22.9 – 1:35.0 – 1:47.1 – 1:59.3 – 2:11.8
上り 4F 48.9 – 3F 36.8

*

1999年の第4回武蔵野S(GIII。東京ダート2100m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 13 エムアイブラン 牡7 57 武豊 2:09.6 6-6-6-5 35.9 466
[-6]
伊藤修司 2
2 10 マチカネワラウカド 牡5 58 高橋亮 2:09.8 1.1/4 14-15-13-11 35.5 456
[-10]
高橋隆 5
3 4 ファストフレンド 牝5 55 岡部幸雄 2:09.9 1/2 10-8-7-7 36.0 480
[+6]
高市圭二 6
4 14 マイターン 牡4 56 河内洋 2:10.0 1/2 2-3-2-1 36.5 512
[+2]
宮徹 3
5 11 ロックリズム 牡5 56 小野次郎 2:10.2 1.1/4 8-8-9-11 36.0 528
[+2]
田村駿仁 11
1999年の第4回武蔵野S(GIII。東京ダート2100m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
7.3 – 11.4 – 12.0 – 12.5 – 12.8 – 12.7 – 12.4 – 12.4 – 12.1 – 12.0 – 12.0
ラップの
累計タイム
7.3 – 18.7 – 30.7 – 43.2 – 56.0 – 1:08.7 – 1:21.1 – 1:33.5 – 1:45.6 – 1:57.6 – 2:09.6
上り 4F 48.5 – 3F 36.1

*

1990年代におけるダートの強豪の1頭であったエムアイブラン。スーパークリーク(1985.5.27)の印象が強い伊藤修司調教師と武豊騎手のタッグですが、スーパークリークに次ぐ存在と言いますと、エムアイブランではないでしょうか。とはいえ、エムアイブランは元々は大沢真厩舎の所属であり、1997年から伊藤厩舎へ転厩となったのですが^^;

そんなエムアイブランが重賞初制覇を遂げた1997年のアンタレスS。当時の武騎手が重賞で6番人気馬に騎乗というのも珍しい感じがしましたけれど、しっかり勝利を収めて単勝16.9倍をつけたこのアンタレスS。実は2024年現在でも武騎手の重賞勝利における最高単勝配当として記録が残っています。まま、エムアイブランの後の戦績を思えば「単勝、つき過ぎ」と思うところですね。

武豊の重賞勝利一覧 - Wikipedia

エムアイブランは現年齢表記3歳の1995年から7歳の1999年までの5年間で、通算54戦12勝、2着12回、3着6回と走りまくった無事是名馬。54戦中47戦を走ったダート戦のみでコースの回り別成績を確認してみれば、

エムアイブランのダート戦におけるコースの回り別成績
回り 1着 2着 3着 着外
5 3 1 2
7 9 5 15
12 12 6 17

右回りのダート戦でも36戦7勝、2着9回、3着5回というサスガの成績ですが、左回りのダート戦であれば11戦5勝、2着3回、3着1回と非常に安定した成績です。左回りのダート戦の着外2回はグルメフロンティア(1992.4.19)が制した1998年のフェブラリーS(GI)6着、メイセイオペラ(1994.6.6)が制した1998年のマイルチャンピオンシップ南部杯(統一GI)8着とGI級競走におけるもの。当時東京ダート2100mだった武蔵野Sの連覇を思うにつけ、ジャパンカップダート(GI)が1990年代に開催されていたら、もしかしたら、ブライアンズタイム産駒初のJRA・ダートGI勝利をタイムパラドックス(1998.5.23)よりも先に果たしていたかも知れません。

戦歴としてはGIII4勝だったエムアイブラン。それでもnetkeiba.comのデータベースによりますと、稼いだ賞金5億4134万8000円は1992年生まれ世代における獲得賞金5位、ブライアンズタイム産駒における獲得賞金5位という、真の活躍馬の1頭でした。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

[エムアイブラン(1992.4.22)の主な競走成績]

  1. 武蔵野S(GIII)2回、平安S(GIII)、アンタレスS(GIII)
  2. フェブラリーS(GI)、東海ウインターS(GII)、ブリーダーズゴールドC(GII)、平安S(GIII)、プロキオンS(GIII)
  3. 東海ウインターS(GII)、マーチS(GIII)、マーキュリーC(GIII)

通算54戦12勝、2着12回、3着6回。

*

マイシンザン
マイシンザン

「早田牧場新冠支場の1992年生まれ世代の赤メンコ三羽ガラス」の一角を占める、エムアイブランのお目見えやね。

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

マーベラスサンデー、エムアイブラン、そして末席に僕ワイルドブラスター。恐れ入ります。

マーベラスサンデー(1992.5.31)
マーベラスサンデー 牡 栃栗毛 1992.5.31生~2016.6.30没 新冠町・早田牧場新冠支場生産 馬主・笹原 貞生氏 栗東・大沢 真厩舎
マイシンザン
マイシンザン

エムアイブランが初めての重賞勝ちを収めたアンタレスS、おまはん2着やったんやな。

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

はい。僕のほうが斤量2kg重かったのもあるんですけれど、4分の3馬身、届きませんでした。

マイシンザン
マイシンザン

そうか。ともあれ三羽ガラスの内2頭が紹介されたとなると、おまはんもいつかどこかで紹介してほしいものやね。

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

ええ、ええ。そうなると兄さんもですよね。我々このサイトに結構貢献しているはずですから。

マイシンザン
マイシンザン

まあなぁ。でも、どうやろな。このサイトの管理人のさじ加減ひとつやからな笑

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