キングズソード(2019.4.4)-第23回JBCクラシック(JpnI)の勝ち馬-

Result

キングズソード 牡 鹿毛 2019.4.4生 浦河町・日進牧場生産 馬主・(株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン 栗東・寺島 良厩舎

キングズソード(2019.4.4)の4代血統表
シニスターミニスター
鹿毛 2003.3.29
種付け時活性値:1.75【15】
Old Trieste
栗毛 1995.3.2
A.P. Indy
黒鹿毛 1989.3.31
Seattle Slew 1974.2.15
Weekend Surprise 1980.4.8
Lovlier Linda
栗毛 1980.5.17
Vigors 1973
Linda Summers 1967.2.28
Sweet Minister
鹿毛 1997.4.3
The Prime Minister
鹿毛 1987.4.15
Deputy Minister 1979.5.17
Stick to Beauty 1973.4.17
Sweet Blue
黒鹿毛 1985.4.15
Hurry Up Blue 1977.5.16
Sugar Gold 1980.4.22
キングスベリー
鹿毛 2004.3.16
仔受胎時活性値:1.50【14】

キングヘイロー
鹿毛 1995.4.28
種付け時活性値:0.00【8】
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
Lyphard 1969.5.10
Navajo Princess 1974.3.31
グッバイヘイロー
栗毛 1985.2.12
Halo 1969.2.7
Pound Foolish 1979.3.17
リボンストロベリー
鹿毛 1997.4.22
仔受胎時活性値:1.50【6】
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
種付け時活性値:0.50【10】
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
ハローキティー
鹿毛 1988.4.16
仔受胎時活性値:2.00【8】
ラシアンルーブル
鹿毛 1980.3.30
種付け時活性値:1.75【7】
ハードエントリー
鹿毛 1980.5.15
仔受胎時活性値:1.75【7】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5(母方)、Squander(♀)5×5(母方)>

キングズソード(2019.4.4)の0の理論的総括
母父祖母父曾祖母父
シニスターミニスター
(A.P. Indy系)
キングヘイロー
(Lyphard系)
デインヒル
(Danzig系)
ラシアンルーブル
(Nijinsky系)
形相の遺伝料の遺伝牝系母の何番仔?
シニスターミニスター6.75
(【14】+【6】+【8】+【7】)
全兄キングズガード
(No. 7-c アストニシメント系)
8番仔
(4連産目)

*

2023年の第23回JBCクラシック(JpnI。大井ダート2000m)の結果(上位5頭)


馬名性齢
騎手走破
時計
着差通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
19キングズソード牡457J.モレイラ2:05.13-3-3-337.9514
[+12]
寺島良4
22ノットゥルノ牡457森泰斗2:06.041-1-1-139.2511
[-27]
音無秀孝5
33テーオーケインズ牡657松山弘平2:06.0アタマ2-2-2-238.9496
[-12]
高柳大輔2
47メイショウハリオ牡657濱中俊2:06.52.1/27-7-6-538.8503
[+1]
岡田稲男1
55ウィルソンテソーロ牡457菅原明良2:06.925-5-4-439.4486
[-2]
小手川準3
2023年の第23回JBCクラシック(JpnI。大井ダート2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.4 – 11.4 – 12.2 – 13.0 – 12.5 – 12.5 – 12.8 – 13.0 – 12.2 – 13.1
ラップの
累計タイム
12.4 – 23.8 – 36.0 – 49.0 – 1:01.5 – 1:14.0 – 1:26.8 – 1:39.8 – 1:52.0 – 2:05.1
上り4F 51.1 – 3F 38.3

大井ダート2000m、晴の良馬場、10頭立て。

2023年11月3日のJBCデーの前々日にエーデルワイス賞(JpnIII)が行われ、直牝系に小岩井農場の基礎繁殖牝馬の1頭であるアストニシメント(1902)を持つモズミギカタアガリ(2021.3.31)が勝利を収めました。JBCデー当日のJBC2歳優駿(JpnIII)の有力馬にパッションクライ(2021.4.30)がおり、確認してみればボトムラインがアストニシメント系。「頑張れ」と応援しましたがフォーエバーヤング(2021.2.24)の4着善戦まで。けれど、世紀を超えて受け継がれる小岩井牝系の底力を真の意味で知ったのは、JBC2歳優駿の30分後に行われたJBCクラシックにおいてでした。

モズミギカタアガリ(2021.3.31)&フォーエバーヤング(2021.2.24)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.13)-
モズミギカタアガリ(2021.3.31)&フォーエバーヤング(2021.2.24)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.13)-

キングズソード。6月の阪神ダート1800mの三宮S(OP)をハナ差で勝ち切りオープン初勝利を遂げると、8月の小倉ダート1700mの阿蘇S(OP)では58kgを背負いながら1と4分の1馬身差勝ち。オープン特別連勝で臨んだのが11月の第23回JBCクラシック。連勝中の勢いは認めるものの、サスガにジーワン頂上決戦となりますと、相手が段違いに強い。帝王賞(JpnI)連覇にかしわ記念(JpnI)勝ちのメイショウハリオ(2017.2.25)、防衛王者にしてGI級競走3勝のテーオーケインズ(2017.4.27)、JpnIII3連勝中のウィルソンテソーロ(2019.2.25)。キングズソード、既に重賞勝ちを収めている馬たちを相手にどこまで走れるのか。

と思っていたらキングズソード、蓋を開けてみればノットゥルノ(2019.4.16)以下を4馬身置き去りにしての大圧勝。「別路線からの挑戦者」はいつでも怖い存在ですが、今回のJBCクラシックは挑戦者というよりは王者の走りでした。キングズソード、終始先行3番手からの王道競馬で、大井ダート外回りの直線386mでは出走メンバー中唯1頭だけの上がり3ハロン37秒台の末脚を持ってして、王の剣という馬名のままに歴戦のダート猛者たちを一刀両断。テーオーケインズ等を外からねじ伏せる形で勝ったのですから「これは恐れ入った」というばかり。キングズソード、天高く馬肥ゆる4歳秋。重賞初制覇をジーワンの大舞台において完勝で遂げてみせました。

キングズソードの鞍上を務めた「マジックマン」ジョアン・モレイラ騎手、馬主の(株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン、生産の日進牧場はJBCクラシック初勝利。管理される寺島良調教師はジーワン競走初優勝となりました。なお、モレイラ騎手はJBCクラシックを制した初めての外国人騎手にもなられました。また、生産の日進牧場。ホクトボーイ(1973.4.22)、ミホシンザン(1982.4.16)マサラッキ(1993.4.14)等の生産でも知られますが、21世紀に入ってからのGI級競走勝ちは今回のJBCクラシックが初めてでした。皆様、おめでとうございました。

という訳で、ここで冒頭の話題に立ち戻るのですけれど、キングズソードの牝系は小岩井の7号族アストニシメント系。JBCクラシックは第1回をチツプトツプ(1900)系のレギュラーメンバー(1996.6.16)が制しましたが、小岩井の直牝系馬が勝利を収めたのは初めてのこと。「本当に良いものは色褪せない」とばかりに、輸入後1世紀を超える歳月を経てもなお、21世紀の現代にジーワン勝ち馬を送り込むそのDNAの確かさ。遠く明治の時代から連綿と受け継がれて来たその血。

「生産者が主導するレース」として創設された、ダート競馬の祭典JBC。

JBC2023特設サイト

2023年のJBCクラシックは、日本の生産者の皆様が果たされて来た、たゆまぬ努力を想う結果でもありました。

キングズソード、一気呵成で成し遂げたジーワン制覇の次に向かう舞台は、果たして何処になるのか。12月のダートGIは2つありますから、ね。現代を走る小岩井牝系馬のさらなる活躍、大いに期待しています。

 

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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