Belichick(2017.3.31)-第129回ブリーダーズSの勝ち馬。ジョシー・キャロル調教師、異なる馬で同一年の三冠達成-

Result

Belichick(ベリチック) 牡 鹿毛 2017.3.31生 加国・Sean Fitzhenry生産 馬主・NK Racing and LNJ Foxwoods 加国・Josie Carroll厩舎

Belichick(2017.3.31)の4代血統表
Lemon Drop Kid
鹿毛 1996.5.26
種付け時活性値:1.00【20】
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Miesque
鹿毛 1984.3.14
Nureyev 1977.5.2
Pasadoble 1979.4.1
Charming Lassie
黒鹿毛 1987.3.6
Seattle Slew
黒鹿毛 1974.2.15
Bold Reasoning 1968.4.29
My Charmer 1969.3.25
Lassie Dear
鹿毛 1974.5.2
Buckpasser 1963.4.28
Gay Missile 1967.3.27
Game
鹿毛 2005.2.22
仔受胎時活性値:0.75【11】

Montjeu
鹿毛 1996.4.4
種付け時活性値:0.00【8】
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Floripedes
鹿毛 1985.5.11
★Top Ville 1976.4.5
Toute Cy 1979.5.4
Pretty
鹿毛 1996.2.19
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】
Darshaan
黒鹿毛 1981.4.18
種付け時活性値:1.50【14】
Shirley Heights 1975.3.1
Delsy 1972.3.20
Lady Nessa
鹿毛 1987.2.19
仔受胎時活性値:2.00【8】
★Al Nasr
黒鹿毛 1978.2.11
種付け時活性値:0.00【8】
Countess Belvane
鹿毛 1966.5.16
仔受胎時活性値:1.00【20】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4、Special5×5>

Belichick(2017.3.31)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Lemon Drop Kid
(Mr. Prospector系)
Montjeu
(Sadler’s Wells系)
Darshaan
(Mill Reef系)
★Al Nasr
(Lyphard系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Darshaan
(Pretty)
5.75 or 3.75 全姉が加牝馬クラシック勝ち馬
(No. 5-i)
5番仔?
(2連産目?)

*

2020年の第129回ブリーダーズS(ウッドバイン芝12F)の結果(上位7頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 9 Belichick 牡3 57.2 Luis Contreras 2:32.51 Josie Carroll 2
2 1 Meyer せん3 57.2 Sahin Civaci 4 Martin Drexler 8
3 5 English Conqueror せん3 57.2 Emma-Jayne Wilson 3 Darwin D. Banach 4
4 7 Deviant せん3 57.2 Jerome Lermyte 1/2 Mark E. Casse 7
5 3 Clayton 牡3 57.2 Rafael Manuel Hernandez 2 3/4 Kevin Attard 2
6 2 Enchant Me 牡3 57.2 Steven Ronald Bahen 9 3/4 Santino C. DiPaola 9
7 8 Mighty Heart 牡3 57.2 福元 大輔 クビ Josie Carroll 1

2020年の第129回ブリーダーズS。加国三冠の最終戦、異なる距離に加え異なる路面で行われる加国三冠の過酷さを思うと共に、三冠を異なる馬で制されたジョシー・キャロル調教師の手腕の確かさを見せ付けられた結果でした。キャロル師は2006年にサザンヘイロー(1983.2.9)の仔Edenwold(2003.2.18)でクイーンズプレートの勝利を収め、クイーンズプレートを制した初めての女性調教師となられました。その後もバリバリと活躍を続けられており、クイーンズプレート3勝(2006年、2011年、2020年)、プリンスオブウェールズS2勝(2016年、2020年)、ブリーダーズS2勝(2014年、2020年)、ウッドバインオークス1勝(2011年)と加国のクラシック勝利を重ねられています。2019年には加国の競馬名誉の殿堂入りも果たされた腕利きのキャロル師、「サスガ」という他ありません。

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僚馬の二冠馬を負かしてクラシック最終戦で勝利したBelichickは今回が4戦目ですが、なんと初勝利がブリーダーズSとなりました。前走クイーンズプレート2着からの巻き返し、距離が12ハロンに伸びた大一番で成されました。なお、Belichickの全姉であるSeason Ticket(2012.3.23)は加国牝馬三冠の最終戦であるワンダーウェアSの勝ち馬です。姉弟揃ってクラシック三冠最終戦を制した馬となりました。

加国牝馬三冠はウッドバイン・オールウェザー9Fのウッドバインオークス、ウッドバイン・ダート8.5FのバイソンシティS、そしてウッドバイン芝10FのワンダーウェアS。牡馬三冠同様、現在は異なる路面での3競走です。1999年に制定された加国牝馬三冠、達成馬はPoint Given(1998.3.27)の仔Sealy Hill(2004.4.14)唯1頭だけです。

*

Mighty Heart(2017.4.5)-第161回クイーンズプレートの勝ち馬。あるいは福元大輔騎手-
Mighty Heart(マイティーハート) 牡 鹿毛 2017.4.5生 加国・Larry Cordes生産 馬主・Lawrence Cordes 加国・Josie Carroll厩舎
Mighty Heart(2017.4.5)-第85回プリンスオブウェールズSの勝ち馬。そして福元大輔騎手-
Mighty Heart(マイティーハート) 牡 鹿毛 2017.4.5生 加国・Larry Cordes生産 馬主・Lawrence Cordes 加国・Josie Carroll厩舎

近時の弊サイトは「Mighty Heart(2017.4.5)と福元大輔騎手の記事しかご覧いただいていないのではないか」と思うくらい、2記事のアクセスが多い状態です。海の向こうから聞こえた隻眼馬と日本の若者の頑張り、日本の皆様も大変気になられたのでしょう。今回のブリーダーズSは残念な結果ではありましたけれど、また次走以降の巻き返しを期待しています。そうして、願わくはMighty Heartの背には福元騎手の姿があらんことを。

  

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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