昭和の名花の旋律(No.1)-スターロツチ(1957.4.16)-

スターロツチ 牝 鹿毛 1957.4.16生~1986.8.7没 静内・藤原諭次郎氏生産 馬主・藤井金次郎氏 東京・松山吉三郎厩舎→勝又忠厩舎

スターロツチ(1957.4.16)の4代血統表

ハロウエー
黒鹿毛 1940
種付け時活性値:0.00
Fairway
鹿毛 1925.4.15
Phalaris
黒鹿毛 1913.5.16
Polymelus 1902
Bromus 1905
Scapa Flow
栗毛 1914
Chaucer 1900
Anchora 1905
Rosy Legend
黒鹿毛 1931
★Dark Legend
黒鹿毛 1914
★Dark Ronald 1905
Golden Legend 1907
Rosy Cheeks
黒鹿毛 1919
Saint Just 1907
Purity 1903
コロナ
栗毛 1943.4.20
仔受胎時活性値:1.25
月友
栗毛 1932.3.13
種付け時活性値:0.50
Man o’ War
栗毛 1917.3.29
Fair Play 1905
Mahubah 1910
星友
栗毛 1923
★Sir Martin 1906
Colna 1909
秀節
鹿毛 1936
仔受胎時活性値:1.50
ペリオン
鹿毛 1916
種付け時活性値:0.75
Amadis 1906
Panacea 1907
玄香
鹿毛 1932.4.28
仔受胎時活性値:0.75
チヤペルブラムプトン
栗毛 1912
種付け時活性値:0.75
昭英
鹿毛 1927
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Cyllene5×5、Love Wisely5×5>

スターロツチ(1957.4.16)の0の理論的総括
母父祖母父曾祖母父
★ハロウエー
(Fairway系)
月友
(Man o’ War系)
ペリオン
(The Baron系)
チヤペルブラムプトン
(Matchem系)
形相の遺伝料の遺伝牝系母の何番仔?
ペリオン4.50半兄ライジングウイナー
(No. 11-c クレイグダーロツチ系)
6番仔?
(4連産目?)

*

1960年の第21回優駿牝馬(東京芝2400m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名性齢騎手走破
時計
着差調教師
15スターロツチ牝3高松 三太2:33.4松山 吉三郎9
225クインオンワード牝3栗田 勝2:33.5クビ武田 文吾4
32ハクニシキ牝3伊藤 竹男2:33.61/2古賀 嘉蔵14
46スマイリー牝3森安 重勝2:33.73/4尾形 藤吉3
512ビウチー牝3古山 良司2:33.81/2稲葉 秀男7

*

1960年の第5回有馬記念(中山芝2600m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名性齢騎手走破
時計
着差調教師
16スターロツチ牝3高松 三太2:44.5松山 吉三郎9
28オーテモン牡5野平 好男2:44.81・3/4田中 和一郎1
34コマツヒカリ牡4古山 良司2:45.11・3/4大久保 房松7
41キタノオーザ牡3伊藤 竹男2:45.1ハナ久保田 金造6
55オンワードベル牡4渡邊 正人2:45.1ハナ二本柳 俊夫2

*

2020年の「昭和の日」の目覚め。不意に「名花の旋律」という響きがアタマをよぎりまして、表題に「辿る」は付いていませんが「辿る」シリーズの一編として5回に分けて記事をお届けしたいと思います。

その初回はスターロツチ。1960年の優駿牝馬と有馬記念を制した名花は、2019年の第64回有馬記念(GI)終了時点、唯1頭だけの「現年齢表記3歳牝馬による有馬記念制覇」を遂げた馬でも有馬す。もとい、あります。

そんなスターロツチは世代を重ねる時にも遺憾なく能力を発揮しました。直仔には目立った産駒はいませんでしたが、孫の代以降に活躍馬が続出。スターロツチをボトムラインに持つ、現行のGI級レースの勝ち馬を確認しておきますと、

  1. ハードバージ(1974.3.15)
    →孫。皐月賞、毎日杯ほか
  2. サクラユタカオー(1982.4.29)
    →曾孫。天皇賞・秋(GI)、毎日王冠(GII)、サンケイ大阪杯(GII)、共同通信杯4歳S(GIII)ほか
  3. サクラスターオー(1984.5.2)
    →玄孫。皐月賞(GI)、菊花賞(GI)、弥生賞(GII)
  4. ウイニングチケット(1990.3.21)
    →曾孫。東京優駿(GI)、京都新聞杯(GII)、弥生賞(GII)ほか

ハードバージは先日の第80回皐月賞の記事でも触れましたが、福永洋一騎手の「伝説の騎乗」でも知られています。サクラユタカオーは「栗毛のテスコボーイ産駒は活躍しない」というジンクスを吹っ飛ばして、名種牡馬としても活躍を見せました。サクラスターオーは母サクラスマイル(1978.3.11)を生後2ヶ月で失ったため、存命であったスターロツチが乳母を務めたというエピソードも知られていますね。サクラスターオーの「スター」は、スターロツチにあやかり付けられたそうな。スターロツチの記事のアップが、サクラスターオーの誕生日である5月2日となったのは、競馬の神様の導きでしょうか。ウイニングチケットは私が最初に意識をして見た東京優駿の勝ち馬。2020年現在、満30歳を迎えても存命。壮健に過ごしてほしいものです。

上に挙げた馬たち以外にもサクラシンゲキ(1977.3.5)、オースミロッチ(1987.4.20)、カリスタグローリ(1988.3.11)、マチカネタンホイザ(1989.5.7)、ワコーチカコ(1990.4.18)、ロイヤルタッチ(1993.3.24)、メイショウラムセス(1998.3.28)、ダンツジャッジ(1999.6.20)、エアセレソン(2000.5.8)、レオマイスター(2005.4.28)、ダンスディレクター(2010.3.20)などが、ボトムラインにスターロツチを持つ中央の平地重賞の勝ち馬として知られています。名前を挙げてみると「伊藤雄二先生、やっぱりスターロッチ系好きやったんやなぁ」と、改めて思いました(^^)

名前を挙げた中で伊藤先生が管理されたのは、ハードバージ、ウイニングチケット、マチカネタンホイザ、ワコーチカコ、ロイヤルタッチ、メイショウラムセス、エアセレソンですね。また、サクラシンゲキ&サクラユタカオー兄弟の母で、サクラスターオーの祖母であるアンジエリカ(1970.3.29)、さらにアンジエリカの母であるスターハイネス(1964.3.29)。実はスターハイネス&アンジエリカ母仔も、若き日の伊藤先生が管理されていたのでした。

 

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[スターロツチ(1957.4.16)の主な競走成績]

  1. 有馬記念、優駿牝馬、京王杯オータムH
  2. クイーンS
  3. 桜花賞、東京牝馬特別、日本短波賞4歳S

通算25戦9勝、2着2回、3着7回。