マイネルレコルト 牡 鹿毛 2002.5.10生 三石町・田上 稔氏生産 馬主・(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン 美浦・堀井 雅広厩舎
★ チーフベアハート 栗毛 1993.2.1 種付け時活性値:0.00【8】 |
Chief’s Crown 鹿毛 1982.4.7 |
Danzig 鹿毛 1977.2.12 |
Northern Dancer 1961.5.27 |
Pas de Nom 1968.1.27 | |||
Six Crowns 栗毛 1976.4.21 |
Secretariat 1970.3.30 | ||
Chris Evert 1971.2.14 | |||
Amelia Bearhart 栗毛 1983.5.17 |
Bold Hour 黒鹿毛 1964 |
Bold Ruler 1954.4.6 | |
Seven Thirty 1958.5.14 | |||
Myrtlewood Lass 鹿毛 1972.3.7 |
Ribot 1952.2.27 | ||
Gold Digger 1962.5.28 | |||
ミヤギミノル 青鹿毛 1985.5.22 仔受胎時活性値:2.00【16】 |
タイテエム 鹿毛 1969.4.14 種付け時活性値:1.75【15】 |
セントクレスピン 栗毛 1956 |
Aureole 1950 |
Neocracy 1944 | |||
テーシルダ 黒鹿毛 1963 |
ヴエンチア 1957 | ||
Temoignage 1956 | |||
タサノシユホー 鹿毛 1972.5.5 仔受胎時活性値:1.00【12】 |
★フジオンワード 鹿毛 1963.3.10 種付け時活性値:0.00【8】 |
Ribot 1952.2.27 | |
Fiji 1956 | |||
トサイズミ 鹿毛 1959.6.3 仔受胎時活性値:1.00【12】 |
トサミドリ 鹿毛 1946.5.20 種付け時活性値:1.00【12】 |
||
ヒロノボリ 栗毛 1945.5.12 仔受胎時活性値:1.25【13】 |
<5代血統表内のクロス:Bold Ruler4×5(父方)、Ribot4×4>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
★チーフベアハート (Danzig系) |
タイテエム (Aureole系) |
★フジオンワード (Ribot系) |
トサミドリ (Blandford系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
タイテエム (Bois Roussel) |
5.25 | 従姉カリスマサンオペラ (No. 16 ローズホーキンス系) |
13番仔 (13連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤 量 |
騎手 | 走破 時計 |
着差 | 通過 順位 |
上り 3F |
馬体重 [増減] |
調教師 | 人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | マイネルレコルト | 牡2 | 55 | 後藤 浩輝 | 1:33.4 | レコード | 8-5-2 | 35.3 | 450 [+2] |
堀井 雅広 | 2 |
2 | 8 | ストーミーカフェ | 牡2 | 55 | 四位 洋文 | 1:33.7 | 2 | 1-1-1 | 36.3 | 496 [+10] |
小島 太 | 3 |
3 | 2 | ペールギュント | 牡2 | 55 | 小牧 太 | 1:33.8 | 1/2 | 11-14-15 | 35.0 | 510 [+4] |
橋口 弘次郎 | 1 |
4 | 12 | マイネルハーティー | 牡2 | 55 | 武 豊 | 1:33.8 | クビ | 14-16-15 | 34.8 | 468 [0] |
中村 均 | 7 |
5 | 5 | セイウンニムカウ | 牡2 | 55 | 田中 勝春 | 1:33.8 | ハナ | 8-9-9 | 35.5 | 484 [+12] |
上原 博之 | 12 |
2004年の第56回朝日杯フューチュリティS。16頭立ての中山芝1600mを道中中団位置から徐々に進出、4角では外から2番手まで押し上げると、直線では馬場中央外側から抜け出しに掛かりました。額にハート型の流星も麗しい鹿毛、青の帽子に「赤、緑袖赤一本輪」の勝負服に鼓舞されると、決勝点では2着のストーミーカフェ(2002.3.24)に2馬身差。その勝ち時計1分33秒4はエイシンチャンプ(2000.3.23)が持っていた1分33秒5をコンマ1秒更新する2歳レコードタイムでした。
マイネルレコルト。0の理論使いにとっては言わずもがなの、父チーフベアハートが満8歳時交配の0遺伝馬。4代血統構成も『Danzig系×Aureole系×Ribot系×Blandford系』というEclipse(1764.4.1)系の分枝が進んだ系統の組み合わせ。母父タイテエムが最優性先祖であり意的素質も優れています。岡田繁幸さん、こういうレースホースを見い出されたのは、ただただサスガ。サンデーサイレンス(1986.3.25)系が全盛の日本競馬において、2003年はザグレブ(1993.5.14)の仔、2004年はチーフベアハートの仔で2歳王者を送り込まれました。
マイネルレコルトの牝系は16号族ローズホーキンス(1922)系。古くから日本の風土に根付いた牝系のひとつ。近親の活躍馬には伯母に桜花賞2着のミホクイーン(1980.5.10)、その娘で中山金杯(GIII)の勝ち馬カリスマサンオペラ(1997.5.30)、伯父に東京新聞杯(GIII)の勝ち馬カイラスアモン(1984.4.28)がいます。次いで述べておきますと、ミホクイーンはその父テスコボーイ(1963)が満16歳時の0遺伝馬、カリスマサンオペラはその父オペラハウス(1988.2.24)が満8歳時の0遺伝馬です。リフレッシュされた血統更新が行われた際、活躍馬が送り込まれる牝系のようですね。
マイネルレコルト、「サンデーサイレンス系種牡馬×輸入牝馬」の送り出す産駒ばかりが活躍するご時勢に、日本古来の牝系を持つ馬が活躍するのはとても嬉しい出来事でした。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。
*
[マイネルレコルト(2002.5.10)の主な競走成績]
- 朝日杯フューチュリティS(GI)、新潟2歳S(GIII)
- 弥生賞(GII)、京阪杯(GIII)
通算19戦4勝、3着4回。
*
マイネルレコルトは0の理論的な良馬ということで、中島国治氏のWEB記事でも取り上げられていました。
このWEBサイトのコアな閲覧者向けの案内、お疲れさん。理論的な背景はともあれ、2歳時の活躍ぶりからは、3歳のクラシックについても、陣営はもちろん意気込みはあったやろうな。
はい。ただ、とんでもない同期生が、マイネルレコルトが朝日杯フューチュリティSを制した1週間後にデビューしたんですよね…。
ディープインパクト(2002.3.25)、な……。