サウンドトゥルー せん 栗毛 2010.5.15生 新ひだか・岡田スタツド生産 馬主・山田弘氏 美浦・高木登厩舎
フレンチデピュティ 栗毛 1992.1.30 種付け時活性値:0.25 |
Deputy Minister 黒鹿毛 1979.5.17 |
Vice Regent 栗毛 1967.4.29 |
Northern Dancer 1961.5.27 |
Victoria Regina 1958.5.18 | |||
Mint Copy 黒鹿毛 1970.2.24 |
★Bunty’s Flight 1953.4.26 | ||
Shakney 1964 | |||
Mitterand 鹿毛 1981.2.19 |
Hold Your Peace 鹿毛 1969.1.24 |
▲Speak John 1958.2.7 | |
Blue Moon 1948 | |||
Laredo Lass 黒鹿毛 1971.3.19 |
★Bold Ruler 1954.4.6 | ||
Fortunate Isle 1959.4.24 | |||
キョウエイトルース 栗毛 1997.2.16 仔受胎時活性値:1.00 |
フジキセキ 青鹿毛 1992.4.15 種付け時活性値:1.00 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
ミルレーサー 鹿毛 1983.5.20 |
Le Fabuleux 1961 | ||
Marston’s Mill 1975.5.31 | |||
キョウエイヨシノ 鹿毛 1990.4.26 仔受胎時活性値:1.50 |
プラウドデボネア 鹿毛 1982.4.25 種付け時活性値:1.75 |
Lyphard 1969.5.10 | |
Proud Delta 1972.3.11 | |||
キヨウエイミート 栗毛 1983.4.21 仔受胎時活性値:1.50 |
クラウンドプリンス 栗毛 1969.1.31 種付け時活性値:1.25 |
||
キヨウエイオリーブ 栗毛 1979.3.8 仔受胎時活性値:0.75 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
フレンチデピュティ (Deputy Minister系) |
フジキセキ (Halo系) |
プラウドデボネア (Lyphard系) |
クラウンドプリンス (Raise a Native系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
プラウドデボネア (Nimble Doll) |
4.75 |
遡ればサンツェッペリンと同牝系 (No. 22-b) |
5番仔 (3連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
上り 3F |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | サウンドトゥルー | せん7 | 57 | 大野拓弥 | 2:04.5 | 37.0 |
477 [+2] |
高木登 | 4 | |
2 | 12 | ケイティブレイブ | 牡4 | 57 | 福永祐一 | 2:04.7 | 1 | 37.6 |
503 [0] |
目野哲也 | 3 |
3 | 5 | ミツバ | 牡5 | 57 | 松山弘平 | 2:04.7 | クビ | 37.8 |
462 [-6] |
加用正 | 7 |
4 | 1 | アウォーディー | 牡7 | 57 | 武豊 | 2:05.1 | 2 | 38.1 |
504 [-7] |
松永幹夫 | 1 |
5 | 7 | グレンツェント | 牡4 | 57 | 森泰斗 | 2:05.5 | 2 | 38.3 |
480 [+8] |
加藤征弘 | 6 |
2017年の第17回JBCクラシック。高木登厩舎にとっては、ふたつ前のレースである第7回JBCレディスクラシック(JpnI)でホワイトフーガ(2012.3.28)が3連覇を逃した後、ひとつ前のレースである第17回JBCスプリント(JpnI)でスノードラゴン(2008.4.6)が0秒5差7着からの、すぐさまの巻き返しでした。ステーブルメイト2頭の借りを返したサウンドトゥルー、例によって、大一番の豪脚一閃、本物の末脚を炸裂させました。サスガは2015年の第61回東京大賞典(GI)を勝ち、2016年の第17回チャンピオンズカップ(GI)を制した、2016年のJRA最優秀ダートホース。伊達や酔狂で国際GI2勝を収めていません。
「この馬は寒くなると調子が良くなる」とは、サウンドトゥルーに対する鞍上の大野拓弥騎手の言ですが、JRAのGIを制した日本生産調教のせん馬を確認すると、、、
-
レガシーワールド(1989.4.23)
→ジャパンカップ(GI)、セントライト記念(GII)ほか -
マーベラスクラウン(1990.3.19)
→ジャパンカップ、京都大賞典(GII)、金鯱賞(当時GIII。現GII)ほか - トウカイポイント(1996.5.18)
→マイルチャンピオンシップ(GI)、中山記念(GII)ほか - サウンドトゥルー(2010.5.15)
→本稿の主役。チャンピオンズカップ、東京大賞典、JBCクラシック、日本テレビ盃(JpnII)ほか
と、いずれも秋から冬にかけての時期にGI勝利を収めています。「せん馬にすることによって、筋肉が硬くなりにくくなる」とはチラホラ聞かれることですが、身体が動きにくくなる秋冬こそ、能力のあるせん馬が花開く季節なのかも知れません。また、GI勝利は無かったものの、10歳で平地重賞を制したせん馬アサカディフィート(1998.3.26)も、その重賞勝ちは中山金杯(GIII)、小倉大賞典(GIII)2回と冬場に行われるGIIIでした。そういえば、アサカディフィートは、毎年秋のオープン特別で穴を開けていた印象も強いですね^_^;
実は、日本で走ったせん馬で、GIレースの複数勝利を収めた初めての馬、サウンドトゥルー。「まだ成長の余地がありそうだと感じています」とは、管理される高木師の言ですが、7歳秋にしてまだまだ昇るサウンドトゥルー。その本物の末脚にますますの磨きを掛けた姿、連覇が掛かる次走も楽しみにしたいと思います。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。
<参考WEB>