トウシヨウボーイ(1973.4.15)-TTGの生誕50年に寄せて(No.1)-

【貴重映像・昭和レトロ】天馬 トウショウボーイ 1976年有馬記念 | JRA公式 https://www.youtube.com/watch?v=jFxju_FzqiA Special feature
【貴重映像・昭和レトロ】天馬 トウショウボーイ 1976年有馬記念 | JRA公式 https://www.youtube.com/watch?v=jFxju_FzqiA

トウショウボーイ 牡 鹿毛 1973.4.15生~1992.9.18没 静内・藤正牧場生産 馬主・トウショウ産業(株) 東京・保田隆芳厩舎

トウシヨウボーイ(1973.4.15)の4代血統表
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
種付け時活性値:0.25【9】
Princely Gift
鹿毛 1951
▲Nasrullah
鹿毛 1940.3.2
Nearco 1935.1.24
Mumtaz Begum 1932
Blue Gem
鹿毛 1943
Blue Peter 1936
Sparkle 1935
Suncourt
黒鹿毛 1952
Hyperion
栗毛 1930.4.18
Gainsborough 1915.1.24
Selene 1919
Inquisition
黒鹿毛 1936
Dastur 1929
Jury 1929
ソシアルバターフライ
鹿毛 1957.4.13
仔受胎時活性値:1.75【15】
Your Host
栗毛 1947
種付け時活性値:0.25【9】
★Alibhai
栗毛 1938
Hyperion 1930.4.18
Teresina 1920
Boudoir
芦毛 1938
Mahmoud 1933
Kampala 1933
Wisteria
黒鹿毛 1948
仔受胎時活性値:2.00【8】
★Easton
黒鹿毛 1931
種付け時活性値:0.00【16】
★Dark Legend 1914
Phaona 1923
Blue Cyprus
鹿毛 1941
仔受胎時活性値:1.50【6】
Blue Larkspur
鹿毛 1926
種付け時活性値:1.50【14】
Peggy Porter
栗毛 1934
仔受胎時活性値:1.50【6】

<5代血統表内のクロス:Hyperion3×4、Blenheim5×5>

トウシヨウボーイ(1973.4.15)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
テスコボーイ
(Princely Gift系)
Your Host
(Hyperion系)
Easton
(Bay Ronald系)
Blue Larkspur
(Himyar系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Blue Larkspur
(Black Servant)
6.75
(【15】+【8】+【6】+【6】)
半姉ソシアルトウシヨウ
(No. 1-w)
10番仔
(5連産目)

*

1976年の第36回皐月賞(東京芝2000m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 5 トウシヨウボーイ 牡3 池上 昌弘 2:01.6 保田 隆芳 2
2 12 テンポイント 牡3 鹿戸 明 2:02.4 5 小川 佐助 1
3 2 トウカンタケシバ 牡3 中野 栄治 2:02.4 ハナ 浅野 武志 11
4 8 ボールドシンボリ 牡3 柴田 政人 2:02.4 クビ 高松 三太 4
5 11 クライムカイザー 牡3 加賀 武見 2:02.4 ハナ 佐藤 嘉秋 3

*

1976年の第21回有馬記念(中山芝2500m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 13 トウシヨウボーイ 牡3 武 邦彦 2:34.0 レコード 保田 隆芳 1
2 12 テンポイント 牡3 鹿戸 明 2:34.2 1・1/2 小川 佐助 3
3 1 アイフル 牡5 菅原 泰夫 2:34.5 2 仲住 芳雄 4
4 6 ヤマブキオー 牡6 徳吉 一己 2:34.9 2・1/2 森 末之助 9
5 4 テイタニヤ 牝3 嶋田 功 2:35.1 1・1/4 稲葉 幸夫 13

*

1977年の第18回宝塚記念(阪神芝2200m)の結果(馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 2 トウシヨウボーイ 牡4 武 邦彦 2:13.0 保田 隆芳 2
2 3 テンポイント 牡4 鹿戸 明 2:13.1 3/4 小川 佐助 1
3 6 グリーングラス 牡4 安田 富男 2:13.8 4 中野 隆良 3
4 4 アイフル 牡6 嶋田 功 2:14.8 6 仲住 芳雄 4
5 1 ホクトボーイ 牡4 久保 敏文 2:15.1 2 久保 道雄 6
6 5 クライムカイザー 牡4 橋口 満朗 2:15.2 クビ 佐藤 嘉秋 5

*

「天馬」トウショウボーイ。小顔で身体が大きくて、クビを低くして走っている様がべらぼうに格好良い。彼の走りも30年ほど未来を行っていったのでしょう。デビュー3連勝で臨んだ皐月賞、厩務員ストライキに伴い1週遅れの東京芝2000mで開催となったレースの勝ち時計2分1秒6は、同じテスコボーイ産駒のキタノカチドキ(1971.3.27)が計時した2分1秒7を0秒1更新するレースレコード。史上初めての現年齢表記3歳馬どうしの決着となった、1976年の有馬記念は芝2500mの日本レコード2分34秒0。その有馬記念以来半年ぶりの一戦となった宝塚記念では他馬を引き連れて逃げると、ラスト1000m57秒6という当時の芝1000mの日本レコードよりも速い時計で後続を封じました。その他にも3歳秋の神戸新聞杯で芝2000mの日本レコード1分58秒9を叩き出し、4歳秋のオープンでは芝1600mの日本レコード1分33秒6を刻みました。2200m以下の距離では[9-1-0-0]、芝2200m以下とすれば[8-0-0-0]。「天馬」トウショウボーイ、強すぎる、速すぎる(!!)

そんなトウショウボーイの豊かな才能は種牡馬としても大いに発揮されました。代表産駒を記しておきますと、

  1. ミスターシービー(1980.4.7)
    →東京優駿、皐月賞、菊花賞、天皇賞・秋(GI)、弥生賞、共同通信杯4歳Sほか。牡馬
  2. ダイゼンキング(1980.5.11)
    →阪神3歳S、小倉3歳Sほか。牡馬
  3. アラホウトク(1985.3.24)
    →桜花賞(GI)、サンケイスポーツ賞4歳牝馬特別(GII)ほか。牝馬
  4. パッシングショット(1985.4.26)
    →マイルチャンピオンシップ(GI)、CBC賞(GII)ほか。牝馬
  5. サクラホクトオー(1986.4.3)
    →朝日杯3歳S(GI)、AJCC(GII)、セントライト記念(GII)ほか。牡馬
  6. ダイイチルビー(1987.4.15)
    →安田記念(GI)、スプリンターズS(GI)、京王杯スプリングC(GII)、京都牝馬特別(GIII)ほか。牝馬
  7. シスタートウショウ(1988.5.25)
    →桜花賞(GI)ほか。牝馬

7頭のGI級競走勝ち馬を始めとして、産駒の日本中央競馬会の重賞勝ちは43勝を数えました。父テスコボーイの後継種牡馬にして「2代目お助けボーイ」であったトウショウボーイ、世代・年次別(サラ系総合)|種牡馬情報|トウシヨウボーイ|JBISサーチ(JBIS-Search)によれば、アーニング・インデックスは「2.15」。その数値は父テスコボーイの「2.00」を超えていました。

またトウショウボーイは母父として桜花賞馬ワンダーパヒューム(1992.3.7)、菊花賞(GI)馬マチカネフクキタル(1994.5.22)、シンガポール航空国際C(GI)の勝ち馬コスモバルク(2001.2.10)を送り出しました。そしてまた祖母父としてはスイープトウショウ(2001.5.9)ウオッカ(2004.4.4)ジョーカプチーノ(2006.4.11)、曾祖母父としてはサンビスタ(2009.3.18)ステルヴィオ(2015.1.15)レイパパレ(2017.1.28)と、21世紀に入っても母系にその名を見ることができます。

*

「天馬」トウショウボーイについて記したからには、残りの二強を記さない訳にはいきません。

つまりは「TTG」。

トウショウボーイ、テンポイント(1973.4.19)、グリーングラス(1973.4.5)。

1973年生まれ世代の名馬3頭の生誕から50年となる2023年。TTGの3頭いずれもが勝利を収めた有馬記念(GI)の週に3頭を一気に紹介しようと思います。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

[トウショウボーイ(1973.4.15)の主な競走成績]

  1. 有馬記念、皐月賞、宝塚記念、高松宮杯、京都新聞杯、神戸新聞杯
  2. 東京優駿、有馬記念、札幌記念
  3. 菊花賞

通算15戦10勝、2着3回、3着1回。

トウショウボーイ:競馬の殿堂 JRA
トウショウボーイ|名馬メモリアル|競馬情報ならJRA-VANN
競馬史に偉大な足跡を残したトウショウボーイを紹介します。