Minnie Hauk(ミニーホーク。2022.4.13)-第131回愛オークス(GI)の勝ち馬-

Result

Minnie Hauk(ミニーホーク) 牝 鹿毛 2022.4.13生 愛国・B. V. Sangster生産 馬主・Derrick Smith & Mrs John Magnier & Michael Tabor 愛国・A P O’Brien厩舎

Minnie Hauk(2022.4.13)の4代血統表
Frankel
鹿毛 2008.2.11
種付け時活性値:1.25【13】
Galileo
鹿毛 1998.3.30
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Urban Sea
栗毛 1989.2.18
Miswaki 1978.2.22
Allegretta 1978.3.10
Kind
鹿毛 2001.4.21
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Rainbow Lake
鹿毛 1990.4.10
Rainbow Quest 1981.5.15
Rockfest 1979.3.12
Multilingual
鹿毛 2012.5.2
仔受胎時活性値:0.25【9】
Dansili
黒鹿毛 1996.1.27
種付け時活性値:1.75【15】
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Hasili
鹿毛 1991.3.12
Kahyasi 1985.4.2
Kerali 1984.3.4
Zenda
鹿毛 1999.2.18
仔受胎時活性値:1.00【12】
Zamindar
鹿毛 1994.4.7
種付け時活性値:1.00【4】
Gone West 1984.3.10
Zaizafon 1982.1.18
Hope
鹿毛 1991.4.5
仔受胎時活性値:1.75【7】
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
種付け時活性値:1.75【7】
Bahamian
栗毛 1985.2.8
仔受胎時活性値:1.25【5】

<5代血統表内のクロス:デインヒル3×3、Northern Dancer4×5×5、Mr. Prospector5×5>

Minnie Hauk(2022.4.13)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Frankel
(Galileo系)
Dansili
(デインヒル系)
Zamindar
(Mr. Prospector系)
ダンシングブレーヴ
(Lyphard系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Dansili 4.25
(【9】+【12】+【7】+【5】)
伯父Kingman
(No. 19)
6番仔?
(6連産目?)

*

2025年の第131回愛オークス(GI。カラ芝12F)の結果


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 5 Minnie Hauk 牝3 58.1 Ryan Moore 2:33.62 A P O’Brien 1
2 7 Wemightakedlongway 牝3 58.1 Dylan Browne McMonagle 1 1/4 Joseph Patrick O’Brien 2
3 3 Island Hopping 牝3 58.1 Wayne Lordan 2 1/2 A P O’Brien 3
4 2 Butterfly Wings 牝3 58.1 Ronan Whelan 5 A P O’Brien 6
5 4 Merrily 牝3 58.1 Declan McDonogh 5 A P O’Brien 5
6 6 Subsonic 牝3 58.1 Ben Coen 3 1/2 J P Murtagh 4
7 1 Bay Colony 牝3 58.1 Seamie Heffernan 2 1/2 J A Stack 7
ミニーホークが愛オークスを完勝、英オークスとのダブル制覇は史上16頭目 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
G1愛オークス(3歳牝馬、芝12ハロン)が現地19日にカラ競馬場で行われ、単勝1.1倍の圧倒的支持を集めたミニーホークが3番手をキープすると、直前から手応え良く抜け出す構えの2番人気ウィーマイトテイ

英オークス(GI)馬Minnie Hauk、史上16頭目の英愛オークスのダブル制覇、成る。16頭を達成順に確認してみますと、

  1. Masaka(1945)
    →母Majideh(1939)、半弟Gallant Man(1954.3.20)。「マサカ」「マジデー」の日本語綴にした時の音の親近感でおなじみ
  2. Altesse Royale(1968)
    →同い年の名馬Mill Reef(1968.2.23)との間の仔に輸入種牡馬マグニテュード(1975.3.16)。なおAltesse Royale、Mill Reef共にジェフ・ルイス騎手が主戦でした
  3. Juliette Marny(1972.3.20)
    →英オークス4馬身差勝ちの後、愛オークスではクビ差勝ち。愛オークスの3着は英ダービー(GI)2着馬Nobiliary(1972)-Lyhard(1969.5.10)の半妹-
  4. Fair Salinia(1975.3.18)
    →英オークス勝ちは「Sir」マイケル・スタウト調教師にとって初めての英クラシック制覇かつ初GI制覇でした
  5. ブルーウィンド(1978.5.3)
    →英オークス勝ちは愛国の名伯楽ダーモット・ウェルド調教師にとって初めての英クラシック制覇でした
  6. Unite(1984.4.3)
    →英オークス5馬身差勝ち、愛オークス3馬身差勝ち。2着は共にBourbon Girl(1984.2.9)-イルドブルボン(1975.5.23)の仔-
  7. Diminuendo(1985.2.9)
    →英オークス4馬身差勝ちの後に臨んだ愛オークスはMelodist(1985.3.5)と1着同着。DiminuendoとMelodistは共にシェイク・モハメドの持ち馬でした
  8. User Friendly(1989.2.4)
    →英オークス、愛オークス、ヨークシャーオークス(英GI)、英セントレジャーS(GI)とデビュー以来負け無しでぶっこ抜いた、1992年のジャパンカップ(GI)1番人気馬にしてカルティエ賞年度代表馬
  9. Ramruma(1996.2.17)
    →英オークス3馬身差勝ち、愛オークス7馬身差勝ち。種牡馬Diesis(1980.4.23)にとってはDiminuendoに続く2頭目の英愛オークス馬
  10. Ouija Board(2001.3.6)
    →英愛オークス勝ちの後、ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフ(米GI)2回、香港ヴァーズ(GI)、プリンスオブウェールズS(英GI)、英ナッソーS(GI)とGI7勝を挙げた超名牝
  11. Alexandrova(2003.4.23)
    →英オークス6馬身差勝ちの折に突き放した2着馬がライジングクロス(2003.3.21)。ご存知クロワデュノール(2022.3.21)のお母さんですね
  12. Sariska(2006.2.14)
    →英愛オークス連勝で2009年のカルティエ賞最優秀3歳牝馬に選出されるも、翌4歳時のヨークシャーオークス、ヴェルメイユ賞(仏GI)で2走連続発馬せず競走中止。女心と秋の空は分からないものです
  13. Snow Fairy(2007.2.12)
    →秋の京都で2年連続雪を舞わせた雪の妖精、ライアン・ムーア騎手が騎乗した際は英愛オークスを含め6戦5勝、1着入線失格1回でありレースで他馬に先着されることはありませんでした
  14. Enable(2014.2.12)
    英オークスでRhododendron(2014.2.11)-Auguste Rodin(2020.1.26)の母-に5馬身差勝ちで表舞台に立った後は愛オークス、”キング・ジョージ(英GI)3勝、ヨークシャーオークス2勝、凱旋門賞(仏GI)2勝ブリーダーズカップ・ターフ(米GI)、エクリプスS(英GI)とGI11勝を遂げた史上に残る大名牝
  15. Snowfall(2018.2.9)
    英オークスで衝撃の16馬身差勝ち(!!)を収め、愛オークスは8馬身半差勝ち古馬相手のヨークシャーオークスは4馬身差勝ちを決めたディープインパクト(2002.3.25)産駒は、骨盤の骨折により4歳時に惜しくも夭折
  16. Minnie Hauk(2022.4.13)
    →本稿の主役。管理されるエイダン・パトリック・オブライエン調教師にとってはAlexandrova、Snowfallに続く3頭目の英愛オークスのダブル制覇を達成した馬となりました
Minnie Hauk(ミニーホーク。2022.4.13)-第247回英オークス(GI)の勝ち馬-
Minnie Hauk(ミニーホーク。2022.4.13)-第247回英オークス(GI)の勝ち馬-

*

 オブライエン師は「ボス(J.マグナー氏)がライアン(ムーア騎手)に彼女とどこへ行くべきか尋ねたら、彼はヨークシャーオークスと答えていた。ボスは“ひと息入れてから凱旋門賞へ向けてヴェルメイユ賞というのはどうか”とも言っていたよ」「彼女にとって今日は凄く楽なレースだった。テンポがそれほど速くなかったから、回復は早いはずさ。来週かその辺りでハッキリすると思うけど、その2つが選択肢になる」

ミニーホークが愛オークスを完勝、英オークスとのダブル制覇は史上16頭目 | JRA-VAN World – 海外競馬情報サイト

英愛オークスのダブル制覇を果たした16頭の内、3歳時にヨークシャーオークスに出走したのは10頭。その10頭の成績を確認すればJuliette Marny3着、Fair Salinia1着、Diminuendo1着、User Friendly1着、Ramruma1着、Alexandrova1着、Sariska2着、Snow Fairy2着、Enable1着、Snowfall1着であり7勝、2着2回、3着1回。傑出した能力馬たちが出走すれば、そうなりますよね。Enableに至っては愛オークスとヨークシャーオークスの間に”キング・ジョージ”1着も挟んでいます^^;

Minnie Hauk、果たして次走は古馬と共に走るヨークシャーオークスか、あるいは凱旋門賞と同じ舞台のヴェルメイユ賞か。鹿毛の流星の駿馬、その蹄の向かう先を楽しみにしたいと思います。

*

Minnie Haukの記事は第247回英オークスに続いて2回目となりましたので、今回は愛オークスで1と4分の1馬身差に頑張った2着馬の4代血統表を併せてアップしておきます。

Wemightakedlongway(ウィーマイトテイクドロングウェイ) 牝 青鹿毛 2022.1.4生 愛国・Mrs Ann Marie O’Brien生産 馬主・Cayton Park Stud Limited 愛国・Joseph Patrick O’Brien厩舎

Wemightakedlongway(2022.1.4)の4代血統表
Australia
栗毛 2011.4.8
種付け時活性値:0.50【10】
Galileo
鹿毛 1998.3.30
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Urban Sea
栗毛 1989.2.18
Miswaki 1978.2.22
Allegretta 1978.3.10
Ouija Board
黒鹿毛 2001.3.6
Cape Cross
黒鹿毛 1994.3.13
Green Desert 1983.4.16
Park Appeal 1982.4.9
Selection Board
鹿毛 1982.4.21
Welsh Pageant 1966.4.3
Ouija 1971
Dont Ask Me At All
鹿毛 2017.3.12
仔受胎時活性値:1.00【4】
No Nay Never
黒鹿毛 2011.3.1
種付け時活性値:1.25【5】
Scat Daddy
黒鹿毛 2004.5.11
ヨハネスブルグ 1999.2.23
Love Style 1999.3.22
Cat’s Eye Witness
鹿毛 2003.5.27
Elusive Quality 1993.1.27
Comical Cat 1985.3.29
Ask Me Nicely
鹿毛 2012.2.21
仔受胎時活性値:1.00【4】
Fastnet Rock
鹿毛 2001.9.22
種付け時活性値:0.375【9.5】
デインヒル 1986.3.26
Piccadilly Circus 1995.9.24
Queen Titi
鹿毛 2002.4.6
仔受胎時活性値:0.25【9】
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:1.00【20】
Litani River
栗毛 1986.4.8
仔受胎時活性値:1.75【15】

<5代血統表内のクロス:Sadler’s Wells3×4、Mr. Prospector5×5、Danzig5×5>

Wemightakedlongway(2022.1.4)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Australia
(Galileo系)
No Nay Never
(Storm Cat系)
Fastnet Rock
(デインヒル系)
Sadler’s Wells
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
No Nay Never
(Love Style)
4.00
(【4】+【4】+【9】+【15】)
大伯父が英GI馬
(No. 9-b)
初仔?

愛国のアン・マリー・オブライエン氏の生産で管理がジョセフ・パトリック・オブライエン調教師。つまりはお母さんの生産馬を調教している息子という構図で、結局はオブライエン一家で上位独占となった愛オークスでしたm(_ _)m

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

#エイダン師が手掛けられた愛オークス馬はAlexandrova(上述)、ピーピングフォーン(2004.1.15)、Moonstone(2005.3.3)、Bracelet(2011.1.24)、Seventh Heaven(2013.3.29)、Snowfall(上述)、Savethelastdance(2020.3.2)、そしてMinnie Haukの8頭です。

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