グレートサンドシー(2020.4.6)&シングザットソング(2020.1.27)-2023年のクラシック候補生を確認する(No.19)-

Pedigree

グレートサンドシー 牡 鹿毛 2020.4.6生 米・H. Allen Poindexter氏生産 馬主・(株)山紫水明 栗東・中内田 充正厩舎

グレートサンドシー(2020.4.6)の4代血統表
Into Mischief
鹿毛 2005.3.28
種付け時活性値:1.50【14】
Harlan’s Holiday
鹿毛 1999.4.6
Harlan
黒鹿毛 1989.3.2
Storm Cat 1983.2.27
Country Romance 1976.3.2
Christmas in Aiken
鹿毛 1992.3.25
★Affirmed 1975.2.21
Dowager 1980.5.8
Leslie’s Lady
鹿毛 1996.3.10
Tricky Creek
鹿毛 1986.4.19
▲Clever Trick 1976.3.10
Battle Creek Girl 1977.3.10
Crystal Lady
鹿毛 1990.5.12
Stop the Music 1970.3.23
One Last Bird 1980.4.30
Game for More
黒鹿毛 2003.5.1
仔受胎時活性値:2.00【16】
More Than Ready
黒鹿毛 1997.4.4
種付け時活性値:1.25【5】
サザンヘイロー
鹿毛 1983.2.9
Halo 1969.2.7
Northern Sea 1974.3.13
Woodman’s Girl
鹿毛 1990.4.30
Woodman 1983.2.17
Becky Be Good 1981.2.26
Ermelinda
栗毛 1998.4.13
仔受胎時活性値:1.00【4】
Sea Hero
鹿毛 1990.3.4
種付け時活性値:1.75【7】
ポリッシュネイビー 1984.5.14
Glowing Tribute 1973.3.15
Future of Gold
栗毛 1990.3.4
仔受胎時活性値:1.75【7】
Fountain of Gold
黒鹿毛 1977.3.10
種付け時活性値:1.00【12】
Buy the Future
栗毛 1981.3.26
仔受胎時活性値:2.00【8】

<5代血統表内のクロス:Halo4×5、Honest Pleasure5×5、Hail to Reason5×5、Mr. Prospector5×5(母方)>

グレートサンドシー(2020.4.6)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Into Mischief
(Storm Cat系)
More Than Ready
(Halo系)
Sea Hero
(Danzig系)
Fountain of Gold
(Mr. Prospector系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Sea Hero
(Game for More)
6.75
(【16】+【4】+【7】+【8】)
半兄が米G2勝馬
(No. 19-c)
8番仔?
(2連産目?)

*

レース結果 JRA
2023年の昇竜S(OP。中京ダート1400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 8 グレートサンドシー 牡3 56 川田 将雅 1:24.0 13-12 36.2 496
[-2]
中内田 充正 1
2 15 ミルトハンター 牡3 56 角田 大和 1:24.6 3 1/2 2-2 38.0 472
[-2]
中竹 和也 7
3 16 エレガントムーン 牝3 54 西村 淳也 1:24.7 1/2 7-6 37.5 416
[-6]
牧浦 充徳 11
4 13 マニバドラ 牡3 56 松山 弘平 1:24.7 クビ 1-2 38.2 514
[+4]
森 秀行 5
5 7 キョウエイゲイル 牡3 56 高倉 稜 1:24.8 クビ 10-9 37.3 470
[-6]
田中 克典 4
2023年の昇竜S(中京ダート1400m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.1 – 10.9 – 11.3 – 12.2 – 12.1 – 12.3 – 13.1
ラップの
累計タイム
12.1 – 23.0 – 34.3 – 46.5 – 58.6 – 1:10.9 – 1:24.0
上り 4F 49.7 – 3F 37.5

曇の良馬場、中京ダート1400m、16頭立て。戦前単勝2.0倍の1番人気に推されたグレートサンドシー、ラスト300mを切ってからの大外一気の末脚の切れ味が他馬とは一線を画すものでした。グレートサンドシー、レースの上がり3ハロンが37秒5の中、1頭だけ36秒2という飛び抜けた豪脚を披露しての快勝。グレートサンドシー、その馬名意味は「サハラの砂漠名」ということで、馬名からも砂の路線での活躍が楽しみですね。

Great Sand Sea - Wikipedia

*

シングザットソング 牝 黒鹿毛 2020.1.27生 白老町・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・(有)社台レースホース 栗東・高野 友和厩舎

シングザットソング(2020.1.27)の4代血統表
ドゥラメンテ
鹿毛 2012.3.22
種付け時活性値:1.75【7】
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン 1983.5.9
Pilot Bird 1983.2.9
アドマイヤグルーヴ
鹿毛 2000.4.30
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
エアグルーヴ
鹿毛 1993.4.6
トニービン 1983.4.7
ダイナカール 1980.5.10
ザガールインザットソング
黒鹿毛 2011.4.20
仔受胎時活性値:2.00【8】
My Golden Song
芦毛 2003.3.27
種付け時活性値:1.75【7】
Unbridled’s Song
芦毛 1993.2.18
Unbridled 1987.3.5
Trolley Song 1983.4.13
Golden Par
黒鹿毛 1991.2.7
★Gold Meridian 1982.4.14
Par Three 1980.3.28
Belle of the Band
栗毛 1997.4.8
仔受胎時活性値:1.25【13】
★Dixieland Band
鹿毛 1980.3.20
種付け時活性値:0.00【16】
Northern Dancer 1961.5.27
Mississippi Mud 1973.4.29
Alysbelle
鹿毛 1989.2.6
仔受胎時活性値:1.75【7】
Alydar
栗毛 1975.3.23
種付け時活性値:1.25【13】
Bel Sheba
鹿毛 1970.1.29
仔受胎時活性値:0.50【18】

<5代血統表内のクロス:Raise a Native5×5>

シングザットソング(2020.1.27)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ドゥラメンテ
(Mr. Prospector系)
My Golden Song
(Mr. Prospector系)
★Dixieland Band
(Northern Dancer系)
Alydar
(Raise a Native系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ドゥラメンテ 5.50
(【8】+【13】+【7】+【18】)
母が米GII勝ち馬
(No. 20)
3番仔
(流産後)

*

2023年の第57回報知杯フィリーズレビュー(GII。阪神芝1400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 12 シングザットソング 牝3 54 吉田 隼人 1:20.7 6-4 35.4 436
[-4]
高野 友和 2
2 15 ムーンプローブ 牝3 54 北村 友一 1:20.8 クビ 9-9 34.9 464
[-6]
上村 洋行 7
3 9 ジューンオレンジ 牝3 54 富田 暁 1:20.8 クビ 14-13 34.5 446
[-4]
長谷川 浩大 11
4 11 ルーフ 牝3 54 藤岡 康太 1:20.9 1/2 7-7 35.2 476
[-4]
清水 久詞 4
5 1 イティネラートル 牝3 54 斎藤 新 1:21.1 1 1/4 7-7 35.5 410
[+4]
長谷川 浩大 10
2023年の第57回報知杯フィリーズレビュー(GII。阪神芝1400m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
11.8 – 10.3 – 11.1 – 11.7 – 12.0 – 11.8 – 12.0
ラップの
累計タイム
11.8 – 22.1 – 33.2 – 44.9 – 56.9 – 1:08.7 – 1:20.7
上り 4F 47.5 – 3F 35.8

晴の良馬場、阪神芝1400m、18頭立て。桜花賞(GI)への出走権を賭けた3歳牝馬の戦いは入りの600mが33秒2、1000m通過が56秒9という厳しいペース。その流れの中で先行策を取り、外を回りながら直線でも早めに並びかけて最後まで我慢したのですから「強い競馬」と思わず声が出ました。戦前単勝4.8倍の2番人気だったシングザットソング、2022年10月の阪神芝1600mの新馬戦以来の2勝目が、桜花賞トライアルとなりました。

シングザットソングは母ザガールインザットソングが現役時代に5勝を挙げ、その主な勝ち鞍にサンタアニタパーク・ダート8.5ハロンの古馬牝馬戦であるラカナダS(米GII)があります。そのラカナダSで破ったのがダノンスコーピオン(2019.2.22)の母にして、クイーンズプレートとウッドバインオークスを制した名牝レキシールー(2011.2.26)です。またシングザットソングの曾祖母AlysbelleもラカナダSの勝ち馬ですが、彼女は米GI9勝の名馬Alysheba(1984.3.3)の全妹にして、AJCC(GII)とアルゼンチン共和国杯(GII)を制したマチカネキンノホシ(1996.4.2)の母です。Alysbelleは孫にエルムS(GIII)勝ちのマチカネニホンバレ(2005.4.26)、マーチS(GIII)勝ちのサトノティターン(2013.5.5)というダート重賞勝ち兄弟も送り出しています。

余談となりますが、シングザットソングのフィリーズレビューと同日に行われた古馬GIIである金鯱賞(GII)では、上述のグレートサンドシーと同じ中内田充正厩舎&川田将雅騎手のコンビのプログノーシス(2018.5.15)が重賞初制覇を遂げました。シングザットソングもプログノーシスも「馬主・(有)社台レースホース」であり、「黄、黒縦縞、袖青一本輪」の勝負服の高額賞金レースでの巻き返しが本当に顕著に見られるようになったという印象。シングザットソングの他にも現3歳にはライトクオンタム(2020.2.4)、ソールオリエンス(2020.4.4)という重賞勝ち馬がいますし、古馬ではシルヴァーソニック(2016.3.22)がいますし、阪神大賞典(GII)に出走予定のGI2着2回のボルドグフーシュ(2019.3.23)も控えています。むぅ、社台サラブレッドクラブの会員の皆さんの楽しみが増しているのではないでしょうか。

キタウイング(2020.5.14)&ソールオリエンス(2020.4.4)-2023年のクラシック候補生を確認する(No.11)-
キタウイング 牝 黒鹿毛 2020.5.14生 浦河町・ミルファーム生産 馬主・(有)ミルファーム 美浦・小島 茂之厩舎ソールオリエンス 牡 鹿毛 2020.4.4生 千歳市・社台ファーム生産 馬主・(有)社台レースホース 美浦・手塚 貴久厩舎
クルゼイロドスル(2020.5.8)&ライトクオンタム(2020.2.4)-2023年のクラシック候補生を確認する(No.10)-
クルゼイロドスル 牡 栗毛 2020.5.8生 日高町・ダーレー・ジャパン・ファーム(有)生産 馬主・ゴドルフィン 栗東・高橋 義忠厩舎ライトクオンタム 牝 青鹿毛 2020.2.4生 千歳市・社台ファーム生産 馬主・(有)社台レースホース 栗東・武 幸四郎厩舎

という訳で、強い競馬で桜花賞への挑戦権を獲得したシングザットソング、その馬名意味は「あの歌を歌って」とのことです。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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