クルゼイロドスル(2020.5.8)&ライトクオンタム(2020.2.4)-2023年のクラシック候補生を確認する(No.10)-

Pedigree

クルゼイロドスル 牡 栗毛 2020.5.8生 日高町・ダーレー・ジャパン・ファーム(有)生産 馬主・ゴドルフィン 栗東・高橋 義忠厩舎

クルゼイロドスル(2020.5.8)の4代血統表
ファインニードル
鹿毛 2013.4.26
種付け時活性値:1.50【6】
アドマイヤムーン
鹿毛 2003.2.23
エンドスウィープ
鹿毛 1991.5.31
フォーティナイナー 1985.5.11
Broom Dance 1979.4.10
マイケイティーズ
黒鹿毛 1998.5.18
サンデーサイレンス 1986.3.25
ケイティーズファースト 1987.3.6
ニードルクラフト
栗毛 2002.4.23
★Mark of Esteem
鹿毛 1993.3.26
Darshaan 1981.4.18
Homage 1989.4.4
Sharp Point
栗毛 1992.3.24
ロイヤルアカデミー2 1987.2.21
Nice Point 1979.3.14
スタリア
鹿毛 2009.4.7
仔受胎時活性値:0.50【10】

アルカセット
鹿毛 2000.2.19
種付け時活性値:0.00【8】
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
チェサプラナ
鹿毛 1989.3.10
Niniski 1976.2.15
Top of The League 1982.4.5
ダイアゴネル
鹿毛 2000.3.25
仔受胎時活性値:2.00【8】
Darshaan
黒鹿毛 1981.4.18
種付け時活性値:0.50【18】
Shirley Heights 1975.3.1
Delsy 1972.3.20
Dance of Leaves
鹿毛 1987.3.8
仔受胎時活性値:1.00【12】
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:1.25【5】
Fall Aspen
栗毛 1976.3.9
仔受胎時活性値:0.50【10】

<5代血統表内のクロス:Darshaan3×4、Mr. Prospector4×5、Nijinsky5×5>

クルゼイロドスル(2020.5.8)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ファインニードル
(Mr. Prospector系)
アルカセット
(Mr. Prospector系)
◆Darshaan
(Mill Reef系)
Sadler’s Wells
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ファインニードル 4.00
(【10】+【8】+【12】+【10】)
大伯父Charnwood Forest
(No. 4-m)
8番仔
(8連産目)

*

レース結果 JRA
2023年のジュニアC(L。中山芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 13クルゼイロドスル 牡3 56 M.デムーロ 1:33.7  1-1-1 35.6 474
[+6]
高橋 義忠 2
2 11ニシノライコウ 牡3 56 永野 猛蔵 1:34.4 4 2-2-2 36.2 484
[0]
古賀 慎明 4
3 2フルメタルボディー 牡3 56 北村 宏司 1:34.4 ハナ 3-4-3 36.0 500
[-4]
清水 久詞 5
4 4トーセントラム 牡3 56 田中 勝春 1:34.7 1 1/2 12-12-8 35.1 434
[+6]
小桧山 悟 13
5 1フィンガークリック 牝3 54 津村 明秀 1:34.8 3/4 7-10-5 35.8 504
[+6]
水野 貴広 8
2023年のジュニアC(L。中山芝1600m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.4 – 11.1 – 11.5 – 11.3 – 11.8 – 11.9 – 11.3 – 12.4
ラップの
累計タイム
12.4 – 23.5 – 35.0 – 46.3 – 58.1 – 1:10.0 – 1:21.3 – 1:33.7
上り 4F 47.4 – 3F 35.6

「南十字星(ポルトガル語)」という意味の馬名から、前走デイリー杯2歳S(GII)でオールパルフェ(2020.4.7)の5着となった際にも注目していたクルゼイロドスル。

オールパルフェ(2020.4.7)&ガストリック(2020.2.12)-2023年のクラシック候補生を確認する(No.7)-
オールパルフェ 牡 鹿毛 2020.4.7生 新ひだか町・カタオカフアーム生産 馬主・遠藤 良一氏 美浦・和田 雄二厩舎 ガストリック 牡 鹿毛 2020.2.12生 浦河町・栄進牧場生産 馬主・前田 幸治氏 美浦・上原 博之厩舎

2023年初戦となった中山芝1600mのジュニアC。晴れの良馬場、13頭立ての大外枠から二の脚で先頭に立つと半マイル46秒3、1000m58秒1と弛みない流れに持ち込み、中山芝の直線310mに入ったところでは既に勝負あり。あえぐ後続勢を尻目に悠々と抜け出したクルゼイロドスル、最後は流す余裕も見せて4馬身差の快勝。クルゼイロドスル、2022年10月の東京芝1600mの未勝利戦、そしてジュニアCとミルコ・デムーロ騎手が騎乗した際は2戦2勝。スプリントGI2勝のファインニードルの初年度産駒、父と同じまったく同じ「日高町・ダーレー・ジャパン・ファーム(有)生産 馬主・ゴドルフィン 栗東・高橋 義忠厩舎」ということもあり、陣営の思い入れも一入ではないでしょうか。

第48回高松宮記念(GI)の勝ち馬
ファインニードル 牡 鹿毛 2013.4.26生 日高・ダーレー・ジャパン・ファーム(有)生産 馬主・ゴドルフィン 栗東・高橋義忠厩舎 ファインニードル(2013.4.26)の4代血統表 アドマイヤムーン...
第52回スプリンターズS(GI)の勝ち馬-ファインニードル(2013.4.26)+α-
ファインニードル 牡 鹿毛 2013.4.26生 日高・ダーレー・ジャパン・ファーム(有)生産 馬主・ゴドルフィン 栗東・高橋義忠厩舎 ラブカンプー 牝 黒鹿毛 2015.4.11生 日高・奥山博氏生産 馬主・増田陽一氏 栗東・森田直行厩舎

「クルゼイロドスル」つながりで若干余談となりますが、アグネスゴールド(1998.4.10)産駒の頑張りにより伯国の「Grande Premio Cruzeiro do Sul」の結果を紹介したこともありました。

Abu Dhabi(2016.9.11)-2020年のクルセイ・ド・スル賞(伯GI)の勝ち馬+α-
Abu Dhabi(アブダビ) 牡 鹿毛 2016.9.11生 伯国・Stud Rio Dois Irmaos生産 馬主・Haras Das Estrelas 伯国・R.M.Lima厩舎 He's Gold(ヒーズゴールド) 牡 鹿毛 2016.8.16生 伯国・Haras Anderson生産 馬主・Haras Anderson 伯国・R.M.Lima厩舎
Olympic Kremlin(2017.9.6)-第138回クルゼイロ・ド・スル大賞(伯GI)の勝ち馬+α-
Olympic Kremlin(オリンピッククレムリン) 牡 栗毛 2017.9.6生 伯国・Haras Regina生産 馬主・Stud H & R 伯国・L Esteves厩舎 Culo E Camicia(クーロエカミーチャ) 牡 栗毛 2017.9.14生 伯国・Stud Principessa di Capri生産 馬主・Stud Principessa Di Capri 伯国・R Morgado Neto厩舎

リオデジャネイロ三冠の三冠目が「クルゼイロ・ド・スル大賞」ことブラジルダービー(GI)。JBIS等では「南十字星大賞」としてレース名が登録されていたりして、素敵と思ったものです(^^)

*

ライトクオンタム 牝 青鹿毛 2020.2.4生 千歳市・社台ファーム生産 馬主・(有)社台レースホース 栗東・武 幸四郎厩舎

ライトクオンタム(2020.2.4)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.25【17】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
▲Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971.4.9
イルミナント
青鹿毛 2012.3.16
仔受胎時活性値:1.75【7】
Quality Road
鹿毛 2006.3.23
種付け時活性値:1.25【5】
Elusive Quality
鹿毛 1993.1.27
★Gone West 1984.3.10
Touch of Greatness 1986.4.30
Kobla
鹿毛 1995.5.11
Strawberry Road 1979.9.28
Winglet 1988.3.19
Sparkling Number
黒鹿毛 1998.5.27
仔受胎時活性値:1.25【13】
Polish Numbers
鹿毛 1987.3.25
種付け時活性値:0.50【10】
Danzig 1977.2.12
Numbered Account 1969.4.8
Sunny Sparkler
黒鹿毛 1979.5.1
仔受胎時活性値:0.50【18】
Sunny Clime
黒鹿毛 1972.4.2
種付け時活性値:1.50【6】
War Sparkler
芦毛 1960.3.9
仔受胎時活性値:0.50【18】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>

ライトクオンタム(2020.2.4)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(サンデーサイレンス系)
Quality Road
(Mr. Prospector系)
Polish Numbers
(Danzig系)
Sunny Clime
(Intent系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Sunny Clime
(In Reality)
4.00
(【7】+【13】+【18】+【18】)
母が米GI馬
(No. A1)
初仔
(不受胎後)

*

2023年の第57回日刊スポーツ賞シンザン記念(GIII。中京芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 2ライトクオンタム 牝3 54 武 豊 1:33.7 5-5-5 34.6 428
[+2]
武 幸四郎 2
2 7ペースセッティング 牡3 56 B.ムルザバエフ 1:33.8 1 1-1-1 35.7 486
[-4]
安田 隆行 3
3 4トーホウガレオン 牡3 56 福永 祐一 1:34.0 1 4-3-3 35.2 500
[+4]
石坂 公一 4
4 3スズカダブル 牡3 56 鮫島 克駿 1:34.0 クビ 3-3-4 35.1 494
[+2]
西村 真幸 5
5 1サンライズピース 牡3 56 和田 竜二 1:34.2 1 6-6-6 34.8 486
[-4]
河内 洋 6
2023年の第57回日刊スポーツ賞シンザン記念(GIII。中京芝1600m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.5 – 11.0 – 11.3 – 11.5 – 11.8 – 11.5 – 11.9 – 12.2
ラップの
累計タイム
12.5 – 23.5 – 34.8 – 46.3 – 58.1 – 1:09.6 – 1:21.5 – 1:33.7
上り 4F 47.4 – 3F 35.6

人の話題が先行してしまうのですが武豊騎手のJRA重賞350勝、そしてデビュー以来37年連続のJRA重賞制覇が果たされた一戦となりました。相棒となったのはディープインパクトのラストクロップ12頭、国内で血統登録された6頭の内の1頭であるライトクオンタム。管理されるのが武騎手の弟である武幸四郎調教師ということもあり、兄弟タッグで臨んだ伝統の3歳重賞、第57回シンザン記念。

晴れの良馬場、7頭立てと寂しい頭数ではありましたが、レースは締まった内容でした。大外枠から好発を見せたペースセッティング(2020.3.26)が「名は体を表す」とばかりに先導役を務めると半マイル46秒3、1000m58秒1と緩みない流れをセッティング。7頭中紅一点だったライトクオンタムは発馬でジャンプスタートのような形で後手を踏み、600m手前くらいまでは外に逃げるような格好で武騎手もなだめるのに苦労されていたように見受けました。ただ、淀みない流れがライトクオンタムには適していたのでしょう。半マイルを過ぎたあたりでは折り合いも付いていたライトクオンタム、中京芝コースの直線412.5mで大外に持ち出されるとエンジン全開。真っ黒に近い青鹿毛の馬体、黒の帽子に「黄、黒縦縞、袖青一本輪」の勝負服、黒い手袋で右ムチを振るう武騎手のエスコートに応えたライトクオンタム、逃げ粘ったペースセッティングを決勝点手前で捉えると、最後は1馬身差を着けていました。少頭数でもサスガに重賞というところは時計で示されて、中京芝1600mの勝ち時計1分33秒7はレース史上2番目となる好タイム。なお、シンザン記念のレースレコードは一昨年の第55回を制したピクシーナイト(2018.5.14)の1分33秒3です。

ピクシーナイト(2018.5.14)&ファインルージュ(2018.3.11)-2021年のクラシック候補生を確認する(No.11)-
ピクシーナイト 牡 鹿毛 2018.5.14生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)シルクレーシング 栗東・音無秀孝厩舎 ファインルージュ 牝 鹿毛 2018.3.11生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・六井元一氏 美浦・木村哲也厩舎

ライトクオンタムのシンザン記念勝利により、種牡馬ディープインパクトは2008年生まれ世代から2020年生まれ世代の産駒全13世代でJRA重賞勝ち馬を送り込むことになりました。上述の通りラストクロップは国内6頭だけですが、それでもJRA重賞を勝つ馬を輩出するのですから素晴らしい。ともあれ、海外では2022年時点でAuguste Rodin(2020.1.26)がフューチュリティS(英GI)を勝ち、早々と産駒全13世代でGI勝ちを収めてはいたのですが^^;

Auguste Rodin(2020.1.26)-第62回フューチュリティT(英GI)の勝ち馬-
Auguste Rodin(オーギュストロダン) 牡 青鹿毛 2020.1.26生 愛国・Coolmore生産 馬主・M Tabor & D Smith & Mrs J Magnier & Westerberg 愛国・A P O'Brien厩舎

ライトクオンタム、2022年10月の東京芝1600mの新馬戦からシンザン記念の連勝で2戦2勝を以て、2023年の牝馬クラシック候補生の1頭となりました。シンザン記念を制した牝馬で後にGI馬まで登り詰めた馬を確認すれば、シーキングザパール(1994.4.16)ジェンティルドンナ(2009.2.20)アーモンドアイ(2015.3.10)の3頭。いずれも海外GIまで制した超名牝。先達に続いて欲しいライトクオンタム、その馬名意味は「光量子。宇宙で一番速い光の粒子」ということです。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。


#もちろん「JRA重賞350勝、そしてデビュー以来37年連続のJRA重賞制覇」がフィーチャーされてしまうのですが、武騎手は自身が持つシンザン記念の騎手最多勝を8勝に伸ばされました。シーキングザパール、フサイチエアデール(1996.3.26)、タニノギムレット(1999.5.4)サイレントディール(2000.3.19)グレイトジャーニー(2001.5.10)ペールギュント(2002.4.13)、グァンチャーレ(2012.2.27)、そしてライトクオンタム。見ればタニノギムレットの第36回からペールギュントの第39回まで4連覇を果たされています。サスガ。