ペイシャエス(2019.3.18)&テイエムスパーダ(2019.4.25)-2022年のクラシック候補生を確認する(No.32)-

Pedigree

ペイシャエス 牡 栗毛 2019.3.18生 様似町・高村 伸一氏生産 馬主・北所 直人氏 美浦・小西 一男厩舎

ペイシャエス(2019.3.18)の4代血統表
エスポワールシチー
栗毛 2005.4.22
種付け時活性値:1.25【13】
ゴールドアリュール
栗毛 1999.3.3
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ニキーヤ
鹿毛 1993.4.4
Nureyev 1977.5.2
Reluctant Guest 1986.2.21
エミネントシチー
鹿毛 1998.5.4
ブライアンズタイム
黒鹿毛 1985.5.28
Roberto 1969.3.16
Kelley’s Day 1977
ヘップバーンシチー
鹿毛 1990.3.22
ブレイヴエストローマン 1972.5.19
コンパルシチー 1978.4.3
リサプシュケ
鹿毛 2011.3.24
仔受胎時活性値:1.75【7】

ワイルドラッシュ
鹿毛 1994.4.15
種付け時活性値:0.00【16】
Wild Again
黒鹿毛 1980.5.22
Icecapade 1969.4.4
Bushel-n-Peck 1958.3.21
Rose Park
鹿毛 1986.2.7
★Plugged Nickle 1977.3.1
Hardship 1977.4.26
バレーダンシング
栗毛 2002.4.11
仔受胎時活性値:2.00【8】
Giant’s Causeway
栗毛 1997.2.14
種付け時活性値:1.00【4】
Storm Cat 1983.2.27
Mariah’s Storm 1991.4.1
Soltura
鹿毛 1990.3.1
仔受胎時活性値:0.75【11】
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:0.00【8】
Rosa Mundi
栗毛 1977.4.17
仔受胎時活性値:1.00【12】

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason5×5(父方)、Northern Dancer5×5>

ペイシャエス(2019.3.18)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
エスポワールシチー
(サンデーサイレンス系)
★ワイルドラッシュ
(Nearctic系)
Giant’s Causeway
(Storm Cat系)
Sadler’s Wells
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
エスポワールシチー 5.50 エルコンドルパサーと同牝系
(No. 5-h)
2番仔
(2連産目)

*

2022年の第27回ユニコーンS(GIII。東京ダート1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 5 ペイシャエス 牡3 56 菅原 明良 1:35.2   4-4 36.4 482
[+2]
小西 一男 7
2 2 セキフウ 牡3 56 M.デムーロ 1:35.2 クビ 12-12 35.5 470
[前計不]
武 幸四郎 9
3 12 バトルクライ 牡3 56 戸崎 圭太 1:35.3 クビ 9-10 35.8 482
[-4]
高木 登 8
4 11 ヴァルツァーシャル 牡3 56 三浦 皇成 1:35.3 クビ 14-13 35.4 476
[0]
高木 登 6
5 15 タイセイディバイン 牡3 56 松若 風馬 1:35.4 3/4 3-2 36.8 514
[0]
高野 友和 11

2022年の第27回ユニコーンS。過去の勝ち馬からはシンコウウインディ(1993.4.14)タイキシャトル(1994.3.23)ウイングアロー(1995.3.25)ゴールドティアラ(1996.4.25)アグネスデジタル(1997.5.15)ユートピア(2000.3.1)カネヒキリ(2002.2.26)ベストウォーリア(2010.3.7)ノンコノユメ(2012.3.28)ゴールドドリーム(2013.4.19)サンライズノヴァ(2014.4.9)ルヴァンスレーヴ(2015.1.26)ワイドファラオ(2016.4.3)カフェファラオ(2017.3.3)と後のジーワン馬を送り込んでいる、正に登竜門たるべき出世レース。

そんなユニコーンSの2022年の一戦を制したのは、戦前7番人気だったペイシャエス。フジテレビ系列のテレビ中継を見ていたのですが、解説を務められたサンケイスポーツ・板津雄志さんの本命馬だったペイシャエス、15頭立ての東京ダート1600mを先行6番手あたりから進めると、直線では馬群の内側を縫うようにして伸び、最後は後方から最内を追い込んで来たセキフウ(2019.4.17)、隣の外側のバトルクライ(2019.5.16)、大外のヴァルツァーシャル(2019.4.22)を「クビ」「クビ」「クビ」と封じたところが決勝点。ペイシャエス、重賞初挑戦となったユニコーンSで混戦を断ち切る見事な勝利を見せてくれました。

ペイシャエスの鞍上を務められた菅原明良騎手は、レースの組み立てが巧みで追っても良しの若き腕利きと思います。「新・黄金世代」とも称される競馬学校35期生の1人でもある菅原騎手、ここ一発の勝負騎乗、GIレースでの活躍も楽しみにしたいものです。

ペイシャエスのユニコーンS勝利は、その父エスポワールシチーに産駒のJRA重賞初制覇を贈ることにもなりました。ペイシャエス、その馬名意味は「冠名+父名より」ということです。

エスポワールシチー(2005.4.22)-【2010年】のJRA・GI勝ち馬を辿る(No.1)-
エスポワールシチー 牡 栗毛 2005.4.22生 門別町・幾千世牧場生産 馬主・(株)友駿ホースクラブ 栗東・安達 昭夫厩舎

*

テイエムスパーダ 牝 芦毛 2019.4.25生 浦河町・浦河小林牧場生産 馬主・竹園 正繼氏 栗東・五十嵐 忠男厩舎

テイエムスパーダ(2019.4.25)の4代血統表
レッドスパーダ
鹿毛 2006.5.21
種付け時活性値:1.00【12】
タイキシャトル
栗毛 1994.3.23
Devil’s Bag
鹿毛 1981.2.19
Halo 1969.2.7
Ballade 1972.3.10
ウェルシュマフィン
鹿毛 1987.3.15
Caerleon 1980.3.27
Muffitys 1982.3.7
バービキャット
鹿毛 1993.2.12
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Barbarika
鹿毛 1985.3.9
Bates Motel 1979.5.17
War Exchange 1972.3.24
トシザコジーン
芦毛 2005.5.5
仔受胎時活性値:1.25【13】

アドマイヤコジーン
芦毛 1996.4.8
種付け時活性値:0.00【8】
Cozzene
芦毛 1980.5.8
Caro 1967.4.11
Ride the Trails 1971.5.28
アドマイヤマカディ
栗毛 1991.6.12
ノーザンテースト 1971.3.15
ミセスマカディー 1974.3.10
トシメロディー
芦毛 1998.4.2
仔受胎時活性値:1.50【6】
マイニング
栗毛 1984.4.4
種付け時活性値:1.25【13】
Mr. Prospector 1970.1.28
I Pass 1978.4.8
サツマリーベ
芦毛 1992.3.20
仔受胎時活性値:1.25【5】
カコイーシーズ
鹿毛 1986.3.7
種付け時活性値:1.25【5】
ニジンスキーセンチメント
芦毛 1981.5.19
仔受胎時活性値:0.50【10】

<5代血統表内のクロス:Nijinsky5×5、Northern Dancer5×5>

テイエムスパーダ(2019.4.25)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
レッドスパーダ
(Halo系)
アドマイヤコジーン
(フオルテイノ系)
マイニング
(Mr. Prospector系)
カコイーシーズ
(Raise a Native系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
マイニング
(トシザコジーン)
4.50 テイエムアンコールと同牝系
(No. 7)
6番仔
(2連産目)

*

2022年の第58回CBC賞(GIII。小倉芝1200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 5 テイエムスパーダ 牝3 48 今村 聖奈 1:05.8 レコード 1-1 34.0 486
[-2]
五十嵐 忠男 2
2 8 タイセイビジョン 牡5 57 川田 将雅 1:06.4 3 1/2 14-12 33.5 478
[+2]
西村 真幸 3
3 2 アネゴハダ 牝3 49 藤懸 貴志 1:06.5 1/2 3-3 34.4 436
[0]
佐々木 晶三 1
4 12 スマートリアン 牝5 53 秋山 真一郎 1:06.7 1 1/4 15-15 33.7 476
[-2]
石橋 守 5
5 10 メイショウチタン 牡5 54 荻野 極 1:06.8 3/4 8-8 34.4 470
[+4]
本田 優 13

2022年の第58回CBC賞。いやー、肝が座ってはりますわ、この18歳女子は。恐るべしは今村聖奈騎手、重賞初騎乗初制覇を達成。最軽量48kgを利したとは言え、敢然と逃げを主張をすると入りの3ハロンがJRA公式では31秒8のハイラップ。4角を回った時に「あ、これは前を捕まえられない逃げになった」と思っていたら、セーフティリードで脚を伸ばして最後はハンデ頭のタイセイビジョン(2017.2.26)に3馬身半差。終わってみれば芝1200mの日本レコード1分5秒8。2022年7月3日の日曜日、エエもんを見させてもらいました。有り難うございましたm(_ _)m

今更ではありますが、今村聖奈騎手はお父様がユウフヨウホウ(1997.3.19)で中山大障害(J・GI)を制した今村康成・元騎手。聖奈騎手のデビューの週にですね、JRAの女性騎手のパイオニアの1人でもあるホース・コラボレーターの細江純子さんが、述べられていました。

細江さんは言葉を選びながらではありますが、その期待の高さ示してくださいました。そうして聖奈騎手、デビュー4ヶ月後の重賞初騎乗で一発回答を示してみせたのですから、大物新人であることを改めて見せ付けてくれました。

勝利騎手インタビューの受け答えもデビュー1年目の重賞初騎乗初制覇とはまるで思えず。インタビュー途中に「賢いなぁ、この子は」とつぶやいてしまったのですが、我々は日本競馬の歴史を変える存在の出現を目の当たりにしているのでしょう。

今村聖奈騎手にスポットを当ててしまうことになりましたけれど、「人馬一体」の相棒となったテイエムスパーダも褒められなければなりません。伊達や酔狂で芝1200mの日本レコードホルダーにはなれないもの。テイエムスパーダのCBC賞勝利は、その父レッドスパーダに産駒のJRA重賞初制覇を贈ることにもなりました。レッドスパーダはGI勝ちには届かなかったものの、8歳時の京王杯スプリングC(GII)において10番人気を跳ね返して1分19秒7で東京芝1400mを勝ち切った時に「偉い」と思ったものでした。テイエムスパーダ、その馬名意味は「冠名+父名の一部 」ということです。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。