スタニングローズ(2019.1.18)&デリカダ(2019.4.16)-2022年のクラシック候補生を確認する(No.22)-

Pedigree

スタニングローズ 牝 鹿毛 2019.1.18生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・高野 友和厩舎

スタニングローズ(2019.1.18)の4代血統表
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
種付け時活性値:0.25【17】

Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Miesque
鹿毛 1984.3.14
Nureyev 1977.5.2
Pasadoble 1979.4.1
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン
黒鹿毛 1983.5.9
トライマイベスト 1975.4.28
Mill Princess 1977.5.21
Pilot Bird
鹿毛 1983.2.9
★Blakeney 1966.3.28
The Dancer 1977.3.31
ローザブランカ
芦毛 2005.4.9
仔受胎時活性値:1.25【13】
クロフネ
芦毛 1998.3.31
種付け時活性値:1.50【6】
フレンチデピュティ
栗毛 1992.1.30
Deputy Minister 1979.5.17
Mitterand 1981.2.19
ブルーアヴェニュー
芦毛 1990.2.15
Classic Go Go 1978.2.11
Eliza Blue 1983.4.11
ローズバド
青毛 1998.4.29
仔受胎時活性値:1.50【6】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.75【11】
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ロゼカラー
鹿毛 1993.2.15
仔受胎時活性値:1.00【4】
Shirley Heights
鹿毛 1975.3.1
種付け時活性値:0.25【17】
ローザネイ
栗毛 1988.2.9
仔受胎時活性値:1.00【4】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5(父方)、Mill Reef5×5>

スタニングローズ(2019.1.18)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
キングカメハメハ
(Mr. Prospector系)
クロフネ
(Deputy Minister系)
サンデーサイレンス
(Halo系)
Shirley Heights
(Mill Reef系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
クロフネ
(Vice Regent)
4.75 叔父ローズキングダム
(No. 1-w)
7番仔
(不受胎後)

*

2022年の第36回フラワーC(GIII。中山芝1800m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 1 スタニングローズ 牝3 54 川田 将雅 1:48.5   4-3-3-3 35.0 474
[-2]
高野 友和 2
2 5 ニシノラブウインク 牝3 54 三浦 皇成 1:48.6 1/2 2-2-2-2 35.3 462
[+6]
小手川 準 9
3 3 シンティレーション 牝3 54 横山 武史 1:48.9 2 4-5-6-5 35.2 458
[-4]
池上 昌和 1
4 8 ダイム 牝3 54 横山 和生 1:49.0 1/2 9-10-10-8 34.9 428
[-12]
昆 貢 8
5 10 デインティハート 牝3 54 菅原 明良 1:49.1 3/4 8-7-3-3 35.7 490
[-2]
黒岩 陽一 5

2022年の第36回フラワーC。過去の勝ち馬を辿ればホクトベガ(1990.3.26)シーキングザパール(1994.4.16)スマイルトゥモロー(1999.4.20)ダンスインザムード(2001.4.10)シーザリオ(2002.3.31)キストゥヘヴン(2003.4.25)ブラックエンブレム(2005.1.22)等の姿が見える、中山芝1800mで行われる牝馬限定GIII。

そんなフラワーCの2022年の一戦を制したのは、出走メンバー唯一の2勝馬であったスタニングローズ。12頭立てを1枠1番から発進、道中先行3番手を進むと、直線では先に抜け出していた人気薄のニシノラブウインク(2019.4.13)との追い比べ。川田将雅騎手の鼓舞に応えたスタニングローズ、決勝点では2分の1馬身差を着けて重賞初制覇を遂げました。

スタニングローズは2021年6月の阪神芝1600mの未勝利戦勝ちの後、重賞好戦が続いたものの勝利を遂げられず。しかし、明けて2022年2月の阪神芝1600mのこぶし賞、そして3月のフラワーCと連勝を果たしました。今回のフラワーCの出走当日、別企画の記事の下調べでこぶし賞勝ち馬の一覧を眺めており『あ、そう言えばスタニングローズが今日のフラワーCに出走するな。これも不思議なめぐり合わせか』と思ったのです。そうしてレースを観戦したら、見事に勝ち切ってくれて『あぁ、やっぱりこぶし賞は出世レースよね』と、改めて感じた次第です(^^)

スタニングローズ、その馬名意味は「魅力的な薔薇」。母方がいわゆる「薔薇一族」なのですが、

【フラワーC】スタニングローズがV、“薔薇一族”ローザネイ牝系10年ぶり重賞制覇 | 競馬ニュース - netkeiba.com
21日、中山競馬場で行われたフラワーカップ(3歳・牝・GIII・芝1800m)は、好位のインで脚を溜めていった川田将雅騎手騎乗の2番人気スタニングローズ(牝3、栗東・高野友和厩舎)が、直線でスムーズ… No.1競馬情報サイト「netkeib...

によりますと、同馬の4代母ローザネイから派生する“薔薇一族”は、ローズキングダムの2011年京都大賞典(後藤浩輝騎手)以来、10年5ヶ月ぶりのJRA重賞制覇。重賞通算20勝目。橋口弘次郎調教師(2016年引退)の管理馬以外では初のタイトル獲得となったということ。ローズキングダム(2007.5.10)の京都大賞典(GII)以来というのは随分久方ぶりのJRA重賞制覇となりましたが、ローズキングダムが制した2011年の京都大賞典、別定59kgで勝利を収めた際『サスガにGI2勝馬』と思ったものです。翌2012年からJRAの別定レースの斤量見直しが発生して、GI馬がGIIの別定戦で59kgを背負うことは無くなりました。まま、現在は前哨戦を使わずにぶっつけでGIに挑むのが当たり前になりましたけれど、GI馬がプレップレースのGIIで59kgを背負って強い競馬を見せてくれるのは、少し前までの日本競馬の楽しさのひとつでもありました。

ローズキングダム(2007.5.10)-ジャパンカップ(GI)の勝ち馬を辿る(No.30)-
ローズキングダム(Rose Kingdom) 牡 黒鹿毛 2007.5.10生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・橋口弘次郎厩舎

*

デリカダ 牝 芦毛 2019.4.16生 千歳市・社台ファーム生産 馬主・吉田 照哉氏 栗東・吉田 直弘厩舎

デリカダ(2019.4.16)の4代血統表
パイロ
黒鹿毛 2005.2.19
種付け時活性値:1.25【13】
Pulpit
鹿毛 1994.2.15
A.P. Indy
黒鹿毛 1989.3.31
Seattle Slew 1974.2.15
Weekend Surprise 1980.4.8
Preach
鹿毛 1989.3.26
Mr. Prospector 1970.1.28
Narrate 1980.4.6
Wild Vision
鹿毛 1998.5.16
Wild Again
黒鹿毛 1980.5.22
Icecapade 1969.4.4
Bushel-n-Peck 1958.3.21
Carol’s Wonder
芦毛 1984.3.15
Pass the Tab 1978.3.29
Carols Christmas 1977.4.10
ブロンクスシルバー
芦毛 2011.3.14
仔受胎時活性値:1.75【7】
クロフネ
芦毛 1998.3.31
種付け時活性値:1.00【12】
フレンチデピュティ
栗毛 1992.1.30
Deputy Minister 1979.5.17
Mitterand 1981.2.19
ブルーアヴェニュー
芦毛 1990.2.15
Classic Go Go 1978.2.11
Eliza Blue 1983.4.11
ラピッドオレンジ
鹿毛 2003.3.5
仔受胎時活性値:1.75【7】
エルコンドルパサー
黒鹿毛 1995.3.17
種付け時活性値:1.75【7】
Kingmambo 1990.2.19
サドラーズギャル 1989.4.29
オレンジピール
栗毛 1994.3.15
仔受胎時活性値:2.00【8】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:1.75【7】
バッフドオレンジ
栗毛 1982.3.15
仔受胎時活性値:0.75【11】

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×5、Icecapade4×5>

デリカダ(2019.4.16)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
パイロ
(A.P. Indy系)
クロフネ
(Deputy Minister系)
エルコンドルパサー
(Mr. Prospector系)
サンデーサイレンス
(Halo系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
エルコンドルパサー
(ラピッドオレンジ)
6.25 祖母&曾祖母が重賞勝ち馬
(No. 3-c)
2番仔
(2連産目)

*

2022年の伏竜S(OP。中山ダート1800m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 4 デリカダ 牝3 54 和田 竜二 1:52.1   3-3-3-2 37.9 486
[+8]
吉田 直弘 3
2 8 ノットゥルノ 牡3 56 武 豊 1:52.2 クビ 7-7-3-2 37.9 508
[-2]
音無 秀孝 2
3 2 ペイシャエス 牡3 56 丸山 元気 1:52.2 アタマ 2-2-2-2 38.1 482
[-6]
小西 一男 8
4 6 オディロン 牡3 56 池添 謙一 1:52.3 1/2 5-5-5-5 37.8 488
[-8]
浜田 多実雄 4
5 1 ホウオウルーレット 牡3 56 横山 和生 1:53.0 4 1-1-1-1 38.9 498
[0]
栗田 徹 1

伏竜S。過去の勝ち馬を辿ればビッグウルフ(2000.5.12)フレンドシップ(2003.5.9)スーニ(2006.2.10)、ハタノヴァンクール(2009.5.16)、コパノリッキー(2010.3.24)等の姿が見える、中山ダート1800mで行われるオープン特別。

そんな伏竜Sの2022年の一戦を制したのは、出走メンバー唯一の牝馬、紅一点だったデリカダ。8頭立てを4枠4番から発進、逃げたホウオウルーレット(2019.5.19)-オメガパフューム(2015.4.6)の半弟-が作り出した1000m通過61秒9という緩めの流れの中、馬群がひとかたまりになる感じを外側の先行3番手から進めると、直線ではホウオウルーレット、ペイシャエス(2019.3.18)、ノットゥルノ(2019.4.16)との叩き合い。一瞬は大外からマクリ気味に仕掛けたノットゥルノの脚色が良く見えましたが、そこを負けじと差し込んだ真ん中のデリカダと最内のペイシャエス。最後の最後「ググイッ」とひと伸びしたのは真ん中の芦毛馬、「黄、黒縦縞、赤袖」の勝負服も鮮やかにデリカダ。2021年10月の阪神ダート1800mの新馬戦、12月の阪神ダート1800mの1勝クラスに続いて、伏竜Sも制して3戦3勝。ダート路線に楽しみな牝馬が現れると共に、鞍上の和田竜二騎手は今回の伏竜SでJRA通算1400勝のメモリアルとなりました。おめでとうございました(^^)

デリカダ、その馬名意味は「優美な(西) 」ということ。Delicadaの綴りから、英語で言うところのDelicatoなんでしょうね。そんなデリカダは祖母ラピッドオレンジがTCK女王盃(JpnIII)の勝ち馬、曾祖母オレンジピールがサンスポ4歳牝馬特別(GII)、チューリップ賞(GIII)、クイーンC(GIII)と重賞3勝を挙げている、筋が通った血統馬です。祖母ラピッドオレンジは、早世した種牡馬エルコンドルパサーが送り出した唯一の牝馬の重賞勝ち馬でもありました。エルコンドルパサー、統領性が高い種牡馬だったと思っているのですが、9頭輩出した重賞勝ち馬の内8頭が牡馬だったということですね。

エルコンドルパサー(1995.3.17)-ジャパンカップ(GI)の勝ち馬を辿る(No.18)-
エルコンドルパサー(El Condor Pasa) 牡 黒鹿毛 1995.3.17生~2002.7.16没 米国・Takashi Watanabe生産 馬主・渡邊隆氏 美浦・二ノ宮敬宇厩舎

#余談。この記事の着手時にフォルクローレのBGMを掛けていたのですが、デリカダの血統表を開いた際、ズバリ「El Condor Pasa」が流れていました。タイミングってあるんですね^^;

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。