ワイドファラオ 牡 栗毛 2016.4.3生 新ひだか・フジワラフアーム生産 馬主・幅田昌伸氏 栗東・角居勝彦厩舎
ヘニーヒューズ 栗毛 2003.4.5 種付け時活性値:1.00 |
ヘネシー 栗毛 1993.3.25 |
▲Storm Cat 黒鹿毛 1983.2.27 |
Storm Bird 1978.4.19 |
Terlingua 1976.2.7 | |||
Island Kitty 栗毛 1976.2.23 |
Hawaii 1964 | ||
T. C. Kitten 1969.3.30 | |||
Meadow Flyer 鹿毛 1989.1.22 |
Meadowlake 栗毛 1983.3.12 |
Hold Your Peace 1969.1.24 | |
Suspicious Native 1972.4.1 | |||
Shortley 黒鹿毛 1980.3.11 |
Hagley 1967.4.13 | ||
Short Winded 1965.4.20 | |||
ワイドサファイア 鹿毛 2006.4.9 仔受胎時活性値:0.25 |
アグネスタキオン 栗毛 1998.4.13 種付け時活性値:1.75 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
アグネスフローラ 鹿毛 1987.6.18 |
ロイヤルスキー 1974.5.24 | ||
アグネスレデイー 1976.3.25 | |||
クイーンソネット 鹿毛 1992.4.29 仔受胎時活性値:1.25 |
ノーザンテースト 栗毛 1971.3.15 種付け時活性値:1.00 |
Northern Dancer 1961.5.27 | |
Lady Victoria 1962.2.20 | |||
エイプリルソネット 黒鹿毛 1981.4.10 仔受胎時活性値:0.50 |
Dike 栗毛 1966.4.29 種付け時活性値:1.50 |
||
Pass Me 鹿毛 1977.6.18 仔受胎時活性値:0.75 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
ヘニーヒューズ (Storm Cat系) |
アグネスタキオン (Halo系) |
ノーザンテースト (Northern Dancer系) |
Dike (Herbager系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
アグネスタキオン (アグネスフローラ) |
2.75 |
母がJpnII2着馬 (No. 12) |
5番仔 (5連産目) |
2019年の第37回ニュージーランドT(GII)。GI7勝のうちマイルGIを4勝したウオッカ(2004.4.4)。角居勝彦厩舎の後輩ワイドファラオが、先輩ウオッカへの手向けのようにマイルGIIを制して、東京芝1600mのGIレースへの挑戦権を獲得しました。ワイドファラオ、昨年2018年12月の中京芝1600mの2歳未勝利戦勝ち以来、中118日の年明け初戦がこのニュージーランドTでした。第79回桜花賞(GI)のグランアレグリア(2016.1.24)も中111日の間隔でしたが、桜花賞ウィークの3歳重賞はぶっつけ馬が揃って勝利を収めたという結末でした。ワイドファラオ、その馬名意味は「冠名+王様」ということです。
では、以下にワイドファラオのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。
クイーンソネット 1992.4.29 5勝 新潟記念(GIII)2着
|ワイドサファイア 2006.4.9 2勝 フローラS(JpnII)2着
||ワイドファラオ 2016.4.3 (本馬) ニュージーランドT(GII)
ワイドファラオの牝系は12号族。祖母クイーンソネット、母ワイドサファイアが重賞2着と頑張って、ワイドファラオがついに重賞勝ち馬となりました。なお、ワイドサファイアは、
2009年の第70回優駿牝馬(GI)の返し馬で放馬してしまい、馬場を元気に2周走り競走除外になったことでも話題となりました。
*
ラヴズオンリーユー 牝 鹿毛 2016.3.26生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・DMMドリームクラブ(株) 栗東・矢作芳人厩舎
ディープインパクト 鹿毛 2002.3.25 種付け時活性値:1.25 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 黒鹿毛 1969.2.7 |
Hail to Reason 1958.4.18 |
Cosmah 1953.4.4 | |||
Wishing Well 鹿毛 1975.4.12 |
Understanding 1963.2.17 | ||
Mountain Flower 1964.3.23 | |||
ウインドインハーヘア 鹿毛 1991.2.20 |
Alzao 鹿毛 1980.2.28 |
Lyphard 1969.5.10 | |
Lady Rebecca 1971.2.28 | |||
Burghclere 鹿毛 1977.4.26 |
Busted 1963.3.16 | ||
Highclere 1971.4.9 | |||
ラヴズオンリーミー |
Storm Cat 黒鹿毛 1983.2.27 種付け時活性値:1.50 |
Storm Bird 鹿毛 1978.4.19 |
★Northern Dancer 1961.5.27 |
South Ocean 1967.4.8 | |||
Terlingua 栗毛 1976.2.7 |
Secretariat 1970.3.30 | ||
Crimson Saint 1969.3.15 | |||
Monevassia 鹿毛 1994.5.24 仔受胎時活性値:0.75 |
Mr. Prospector 鹿毛 1970.1.28 種付け時活性値:1.75 |
★Raise a Native 1961.4.18 | |
Gold Digger 1962.5.28 | |||
Miesque 鹿毛 1984.3.14 仔受胎時活性値:0.25 |
Nureyev 鹿毛 1977.5.2 種付け時活性値:1.50 |
||
Pasadoble 鹿毛 1979.4.1 仔受胎時活性値:1.00 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
ディープインパクト (Halo系) |
Storm Cat (Storm Bird系) |
Mr. Prospector (Raise a Native系) |
Nureyev (Northern Dancer系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Mr. Prospector (Monevassia) |
2.25 |
全兄リアルスティール (No. 20) |
7番仔 (7連産目) |
2019年の忘れな草賞(L)。例年、桜花賞同日に行われる阪神芝2000mの女馬たちの戦い。「私を忘れないで」とばかりに、デビュー以来3連勝を3馬身差の快勝で収めたのは、ラヴズオンリーユー。2018年11月の京都芝1800mの新馬戦、同月の京都芝1600mの白菊賞、そして2019年4月の忘れな草賞。中132日、年明け初戦の勝利。桜花賞ウィークの3歳パターンレースは、結局、ぶっつけ馬が揃って勝利を収めたという結末でした。ラヴズオンリーユー、その馬名意味は「みんなへの愛を込めて。母名より連想」ということです。
忘れな草賞の勝ち馬で、優駿牝馬に臨んで勝利を収めた馬は今までに4頭います。順に名前を挙げると、
忘れな草賞勝ちの勢いそのままに、「forget me not」とばかりに、桜花賞組に一太刀を浴びせました。気が付けば、ラヴズオンリーユーはチョウカイキャロルと同じ3月26日生まれですね。
では、以下にラヴズオンリーユーのごく簡単でも豪華な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。
Monevassia 1994.5.24 0勝 |ウーマンシークレット 2002.2.6 不出走 ||ワイルドウインド 2008.2.17 2勝 ソロナウェーS(愛GIII)2着 仏1000ギニー(GI)3着ほか |Rumplestiltskin 2003.2.17 5勝 マルセルブサック賞(仏GI) モイグレアスタッドS(愛GI) デビュータントS(愛GII)ほか ||Tapestry 2011.1.18 3勝 ヨークシャーオークス(英GI) デビュータントS(愛GII)ほか ||John F Kennedy 2012.2.7 ゴールデンフリースジュヴェナイルターフS(愛GIII)ほか |ラヴズオンリーミー 2006.2.19 不出走 ||ラングレー 2011.3.19 洛陽S(OP) ||リアルスティール 2012.3.1 4勝 ドバイターフ(UAE・GI) 毎日王冠(GII) 共同通信杯(GIII)ほか ||プロディガルサン 2013.2.22 東京新聞杯(GIII)2着 東京スポーツ杯2歳S(GIII)2着ほか ||ラヴズオンリーユー 2016.3.26 (本馬) 忘れな草賞(L) |Tower Rock 2009.3.17 1勝 愛ダービートライアルS(GII)2着ほか |I am Beautiful 2012.3.4 1勝 バランシーンS(愛GIII)
ラヴズオンリーユーの牝系は20号族。全兄3頭がオープン馬、その内リアルスティールはドバイターフの勝ち馬で、勝ったGレース3勝はいずれも芝1800mでした。併せて、言わずもがなですが、↑の4代血統表の通り、ラヴズオンリーユーは曾祖母がGI10勝の世紀の名牝・Miesqueです。
また、ラヴズオンリーユーは「父ディープインパクト×母Storm Cat牝馬」のニックです。この組み合わせを持つGI勝ち馬を確認しますと、
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キズナ(2010.3.5)
→東京優駿(GI)、産経大阪杯(GII)、京都新聞杯(GII)、ニエル賞(仏GII)、毎日杯(GIII)ほか -
ラキシス(2010.1.31)
→エリザベス女王杯(GI)、産経大阪杯(GII)ほか。後述のサトノアラジンの全姉 -
アユサン(2010.2.21)
→桜花賞(GI)ほか -
エイシンヒカリ(2011.5.3)
→イスパーン賞(仏GI)、香港カップ(GI)、毎日王冠(GII)、エプソムC(GIII) -
サトノアラジン(2011.2.16)
→安田記念(GI)、スワンS(GII)、京王杯スプリングC(GII)ほか。上述のラキシスの全弟 - リアルスティール(2012.3.1)
→ドバイターフ(UAE・GI)、毎日王冠(GII)、共同通信杯(GIII)ほか。上述の通りラヴズオンリーユーの全兄。Miesqueのひ孫 -
Study of Man(2015.4.9)
→ジョッケクルブ賞(仏GI)、グレフュール賞(仏GII)ほか。Miesqueの孫
そしてまた、今年2019年のクラシックを戦う2016年生まれ世代には、ダノンキングリー(2016.3.25)、ラヴズオンリーユーと楽しみな逸材もいる、というところですね^^
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。