オメガパフューム 牡 芦毛 2015.4.6生 千歳・社台ファーム生産 馬主・原禮子氏 栗東・安田翔伍厩舎
スウェプトオーヴァーボード 芦毛 1997.2.6 種付け時活性値:0.25 |
エンドスウィープ 鹿毛 1991.5.31 |
フォーティナイナー 栗毛 1985.5.11 |
Mr. Prospector 1970.1.28 |
File 1976.4.30 | |||
Broom Dance 鹿毛 1979.4.10 |
Dance Spell 1973.3.29 | ||
Witching Hour 1960.3.31 | |||
Sheer Ice 芦毛 1982.5.26 |
Cutlass 鹿毛 1970.4.26 |
Damascus 1964.4.14 | |
Aphonia 1962.4.19 | |||
Hey Dolly A. 芦毛 1974.3.2 |
Ambehaving 1954.2.27 | ||
Swift Deal 1969.3.19 | |||
オメガフレグランス 鹿毛 2007.5.22 仔受胎時活性値:1.75 |
ゴールドアリュール 栗毛 1999.3.3 種付け時活性値:1.75 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
ニキーヤ 鹿毛 1993.4.4 |
Nureyev 1977.5.2 | ||
Reluctant Guest 1986.2.21 | |||
ビューティーメイク 鹿毛 1989.3.21 仔受胎時活性値:0.25 |
リアルシヤダイ 黒鹿毛 1979.5.27 種付け時活性値:0.25 |
▲Roberto 1969.3.16 | |
Desert Vixen 1970.4.19 | |||
セイリングビユーテイ 鹿毛 1976.3.30 仔受胎時活性値:1.00 |
Lyphard 鹿毛 1969.5.10 種付け時活性値:1.50 |
||
Sweetdric 鹿毛 1969 仔受胎時活性値:1.50 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5×5、Hail to Reason5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
スウェプトオーヴァーボード (Mr. Prospector系) |
ゴールドアリュール (Halo系) |
リアルシヤダイ (Roberto系) |
Lyphard (Northern Dancer系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
ゴールドアリュール (Nearctic) |
4.50 | 祖母がOP特別勝ち馬 (No. 14-c) |
2番仔 (2連産目) |
2018年のシリウスS(GIII)。冬に輝く天狼星を名前に戴くレースが秋に移動してきたのが2001年。そして2007年以降は阪神ダート2000mの唯一の重賞として定着しました。そんなシリウスSの2018年の第22回を制したのは、古馬相手に2番人気で挑んだ3歳牡馬オメガパフューム。3角から4角でマクリ一発、外からねじ伏せるように伸びて、最後は鋭脚を見せて追い込んで来た7番人気の6歳せん馬ウェスタールンド(2012.2.11)をクビだけ抑えたところが決勝点でした。阪神ダート2000mの勝ち時計2分1秒5はレースレコード。サスガに第20回ジャパンダートダービー(JpnI)でルヴァンスレーヴ(2015.1.26)の2着に入った実力馬、見事な勝利を見せてくれました。オメガパフューム自身の重賞初勝利は、管理される安田翔伍調教師にとっても重賞初勝利となりました。なお、オメガパフュームは、今年2018年3月に開業した安田師に、調教師としての初勝利をプレゼントしてくれた馬でもあります。時折しも、ロードカナロア(2008.3.11)のメモリアルデーだった2018年9月29日、安田師にとっても忘れられない日になったのではないでしょうか。
オメガパフューム、6月の1000万下の加古川特別を制した時点で「この時期に古馬混合の1000万下を1番人気で勝ち切るのは相当な強さ」と思われた方も多かったでしょう。オメガパフュームの他にも上述のルヴァンスレーヴ、そしてグリム(2015.4.28)、ドンフォルティス(2015.4.9)、テーオーエナジー(2015.3.11)、ハヤブサマカオー(2015.3.3)等、ダート路線にも楽しみな馬が揃っている2015年生まれ世代。これからの活躍が楽しみです。
では、以下にオメガパフュームのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。
ビューティーメイク 1989.3.21 7勝 ドンカスターS(OP) 新潟記念(GIII)3着
|フェイムドグレイス 1998.6.20 3勝
||マルカバッケン 2007.4.24 栗東S(OP) 千葉S(OP) 北海道スプリントC(JpnIII)2着
||モアグレイス 2008.5.19 2勝 紅梅S(OP)
|ダイワジェラート 2004.4.25 1勝
||エテルナミノル 2013.5.24 愛知杯(GIII) 函館記念(GIII)3着
|オメガフレグランス 2007.5.22 3勝
||オメガパフューム 2015.4.6 (本馬) シリウスS(GIII) ジャパンダートダービー(JpnI)2着
オメガパフュームの曾祖母セイリングビユーテイを日本の牝系祖とする14号族c分枝系。社台さんがお好きなことでもおなじみのPretty Polly(1901)系ですね。オメガパフュームの祖母ビューティーメイクは懐かしい牝馬で、私が競馬を見始めた頃によく走っていました。坪正直調教師&山田和広騎手の師弟コンビと共にビューティーメイク、現年齢表記5歳秋に京都芝2400mのドンカスターSを1番人気で制して、しっかりオープン特別勝ち馬となりました。
本来はエタリオウ(2015.2.13)で終わるつもりだった「2018年のクラシック候補生を確認する」の記事群ですが、オメガパフュームの古馬混合重賞勝ちを受けて、ひとつだけ、記事が増えました。世代代わって2016年生まれ世代の「2019年のクラシック候補生(牡馬編)」、まだ記事はありませんが「2019年のクラシック候補生(牝馬編)」も、どうぞご贔屓に。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。
*
2018年10月08日(月)追記。
「2019年のクラシック候補生(牝馬編)」もグランアレグリア(2016.1.24)ちゃんの重賞勝ちにより、アップされました。
あの仔、ホンマにめっちゃ強いな。