Giga Kick(2019.10.19)-第6回ジ・エベレスト)の勝ち馬+α-

Result

Giga Kick(ギガキック) せん 栗毛 2019.10.19生 豪州・G S A Bloodstock Pty Ltd生産 馬主・Pinecliff Racing 豪州・Clayton Douglas厩舎

Giga Kick(2019.10.19)の4代血統表
Scissor Kick(AUS)
鹿毛 2011.9.17
種付け時活性値:1.75【7】
Redoute’s Choice
鹿毛 1996.8.15
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
★Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Shantha’s Choice
鹿毛 1992.10.28
Canny Lad 1987.9.1
Dancing Show 1983.3.19
Back Pass
黒鹿毛 1998.2.8
Quest for Fame
黒鹿毛 1987.2.15
Rainbow Quest 1981.5.15
Aryenne 1977.4.28
Skiable
栗毛 1990.2.22
Niniski 1976.2.15
Kerali 1984.3.4
Rekindled Applause(GB)
鹿毛 2001.3.31
仔受胎時活性値:0.375【17.5】
Royal Applause(GB)
鹿毛 1993.2.24
種付け時活性値:1.75【7】
ワージブ
鹿毛 1983.5.20
トライマイベスト 1975.4.28
Coryana 1976.4.8
Flying Melody
鹿毛 1979.5.17
Auction Ring 1972
Whispering Star 1963
Rekindled Affair(IRE)
栗毛 1995.5.17
仔受胎時活性値:1.25【5】
Rainbow Quest(USA)
鹿毛 1981.5.15
種付け時活性値:1.25【13】
Blushing Groom 1974.4.8
I Will Follow 1975.4.29
Seasonal Pickup(USA)
栗毛 1981.3.7
仔受胎時活性値:1.25【13】
The Minstrel(CAN)
栗毛 1974.3.11
種付け時活性値:1.50【6】
Bubinka(USA)
鹿毛 1976.3.8
仔受胎時活性値:1.00【4】

<5代血統表内のクロス:Rainbow Quest4×3、Northern Dancer5×5×5、Nijinsky5×5>

Giga Kick(2019.10.19)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Scissor Kick
(デインヒル系)
Royal Applause
(トライマイベスト系)
Rainbow Quest
(Blushing Groom系)
The Minstrel
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Scissor Kick 3.875 甥に豪GI馬
(No. 8-f)
9番仔?

*

2022年の第6回ジ・エベレスト(ランドウィック芝1200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 12 Giga Kick せん3 53 Craig A Williams 1:09.86 Clayton Douglas 7
2 6 Private Eye せん5 58.5 Brenton Avdulla 0.44 Joseph Pride 5
3 5 Mazu せん4 58.5 Sam Clipperton 0.96 Peter & Paul Snowden 6
4 1 Nature Strip せん8 58.5 James McDonald 0.97 Chris Waller 1
5 11 Jacquinot 牡3 53 Damian Lane 1.55 Mick Price & Michael Kent Jnr 2
3歳馬のギガキック、豪ジ・エベレストをデビュー5連勝で制す | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
芝レースとして世界最高の賞金総額1500万豪ドル(約13億8200万円)を誇るジ・エベレスト(重賞未格付け、芝1200m)が現地15日にランドウィック競馬場で行われ、後方3番手追走の7番人気ギガキッ

2022年の第6回ジ・エベレスト。賞金総額1500万豪ドル、1着賞金674万9000豪ドル、2着賞金230万豪ドル、3着賞金140万豪ドル、4着賞金100万豪ドル、5着賞金75万豪ドル…。70秒ほどで恐ろしい金額が動く、芝レースとして世界最高の賞金総額を誇る一戦。

その第6回を制したのは3歳せん馬、Giga Kick。2022年2月のセール芝1100mのメイドンを4.25馬身で1着、7月のフレミントン芝1000mのハンデ戦を1.25馬身で1着、8月のコーフィールド芝1100mのヴェインS(豪GIII)を0.2馬身差で1着、10月のフレミントン芝1100mのデインヒルS(豪GII)を0.1馬身で1着と来て4戦4勝から中1週で挑んだジ・エベレスト。

12頭立てのランドウィック芝1200m、道中は10番手と後方に控えたGiga Kickとクレイグ・ウイリアム騎手、最後の直線410mを外から伸びると、番手から抜け出しに掛かった防衛王者Nature Strip(2014.11.16)、

Nature Strip(2014.11.16)-第5回ジ・エベレストの勝ち馬-
Nature Strip(ネイチャーストリップ) せん 栗毛 2014.11.16生 豪州・Golden Grove Stud Farm生産 馬主・R A E Lyons, P D Harrison Et Al 豪州・Chris Waller厩舎

中団から伸びたPrivate Eye(2017.8.16)、後方から一緒に伸びたモーリス(2011.3.2)産駒Mazu(2018.10.19)らの年長のGI馬たちとの叩き合いを制してPrivate Eyeに0.44馬身差先着したところがゴール地点。Giga Kick、デビュー以来5連勝、無敗でジ・エベレストの頂きを蹄中に収めました。

Giga Kickの父Scissor KickはエスキモープリンスS(豪GIII)、アップアンドカミングスS(豪GIII)と豪GIII2勝に留まったスプリンターでしたが、曾祖母Keraliということは、超絶の繁殖牝馬Hasili(1991.3.12)と同牝系で、従妹に2019年のカルティエ賞最優秀2歳牝馬Quadrilateral(2017.4.11)が見えます。大洋州(オセアニア)ではよっぽどのことが無いと牡馬はせん馬にされてしまうように感じていますが、Scissor Kickは名繁殖系のボトムラインが見込まれたのでしょう。

そしてまたGiga Kickの母父にRoyal Applauseが見えますけれど、今年2022年は弊サイトで紹介している海外の活躍馬について、トライマイベスト~ワージブ~Royal Applauseの血を持つ馬をチラホラと紹介している感もあります。英1000ギニー(GI)馬Cachet(2019.3.21)、”キング・ジョージ”(英GI)の勝ち馬Pyledriver(2017.3.14)は、直父系に持つ馬ですね。余談となりますが、トライマイベストはラストタイクーン(1983.5.9)を経由した血が豪州で勢力を保っており、ラストタイクーンの孫Written Tycoon(2002.9.6)が2020~2021シーズンの豪州首位種牡馬に輝きました。そしてまたラストタイクーンの孫と言えば、2022年の新種牡馬であるサトノクラウン(2012.3.10)にも期待が掛かります。

*

という訳で、Giga Kickと一緒に伸びた、Giga Kickと同じ10月19日生まれでモーリス産駒のドゥームベン10000(豪GI)勝ち馬の4代血統表も併せて紹介しておきます。

Mazu(マズ) せん 鹿毛 2018.10.19生 豪州・Parsons Creek Pastoral Co生産 馬主・Triple Crown Syndications, M De Stoop Et Al 豪州・Peter & Paul Snowden厩舎

Mazu(2018.10.19)の4代血統表
モーリス
鹿毛 2011.3.2
種付け時活性値:1.625【6.5】
スクリーンヒーロー
栗毛 2004.4.18
グラスワンダー
栗毛 1995.2.18
Silver Hawk 1979.4.20
Ameriflora 1989.1.29
ランニングヒロイン
鹿毛 1993.4.8
サンデーサイレンス 1986.3.25
ダイナアクトレス 1983.5.4
メジロフランシス
鹿毛 2001.3.18
カーネギー
鹿毛 1991.2.26
Sadler’s Wells 1981.4.11
Detroit 1977.2.24
メジロモントレー
鹿毛 1986.4.25
モガミ 1976.5.18
メジロクインシー 1981.7.1
Chatelaine(AUS)
鹿毛 1999.8.26
仔受胎時活性値:0.50【18】
Flying Spur(AUS)
鹿毛 1992.11.4
種付け時活性値:1.50【6】
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Rolls
栗毛 1984.4.22
Mr. Prospector 1970.1.28
Grand Luxe 1974.5.8
Midnight Renegade(AUS)
鹿毛 1984.10.23
仔受胎時活性値:1.50【14】
Brigand(USA)
鹿毛 1971.1.26
種付け時活性値:1.125【12.5】
Noholme 1956.10.6
Lady Sybil 1957
Midnight Slipper(AUS)
鹿毛 1976.11.12
仔受胎時活性値:1.75【7】
Showdown(GB)
栗毛 1961
種付け時活性値:1.625【14.5】
Cendrillon(AUS)
鹿毛 1963
仔受胎時活性値:1.00【12】

<5代血統表内のクロス:Danzig5×4、Northern Dancer5×5>

Mazu(2018.10.19)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
モーリス
(Roberto系)
Flying Spur
(デインヒル系)
Brigand
(Star Kingdom系)
Showdown
(Nearco系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
モーリス 4.75 半姉が豪GI馬
(No. 5-c)
9番仔?
(2連産目?)

モーリスの仔、北半球でも南半球でも頑張っています\(^o^)/

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

#「せっかくやから両馬の誕生日の明日10月19日に記事をアップしたらエエやん」と一瞬思ったものの、毎週水曜日にアップしている「五十音にて名馬を辿る」シリーズの記事の日程は外せないと思いました。本当にたまたまなのですが、期せずして菊花賞(GI)の週に相応しい馬の紹介となります。

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