ミッキーファイト(2021.5.5)-第48回帝王賞(JpnI)の勝ち馬-

Result

ミッキーファイト 牡 栗毛 2021.5.5生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・野田 みづき氏 美浦・田中 博康厩舎

ミッキーファイト(2021.5.5)の4代血統表
ドレフォン
鹿毛 2013.2.19
種付け時活性値:1.75【7】
Gio Ponti
鹿毛 2005.2.28
Tale of the Cat
黒鹿毛 1994.4.13
Storm Cat 1983.2.27
Yarn 1987.3.1
Chipeta Springs
鹿毛 1989.3.7
Alydar 1975.3.23
Salt Spring 1979.9.29
Eltimaas
鹿毛 2007.4.21
Ghostzapper
鹿毛 2000.4.6
Awesome Again 1994.3.29
Baby Zip 1991.3.24
Najecam
栗毛 1993.5.12
★Trempolino 1984.3.17
Sue Warner 1988.5.19
スペシャルグルーヴ
栗毛 2007.1.23
仔受胎時活性値:1.25【13】
スペシャルウィーク
黒鹿毛 1995.5.2
種付け時活性値:0.75【11】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
キャンペンガール
鹿毛 1987.4.19
マルゼンスキー 1974.5.19
レデイーシラオキ 1978.4.3
ソニックグルーヴ
鹿毛 2003.3.30
仔受胎時活性値:0.75【3】
フレンチデピュティ
栗毛 1992.1.30
種付け時活性値:0.50【10】
Deputy Minister 1979.5.17
Mitterand 1981.2.19
エアグルーヴ
鹿毛 1993.4.6
仔受胎時活性値:0.25【9】
トニービン
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:0.25【9】
ダイナカール
鹿毛 1980.5.10
仔受胎時活性値:1.00【12】

<5代血統表内のクロス:Deputy Minister4×5>

ミッキーファイト(2021.5.5)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ドレフォン
(Storm Cat系)
スペシャルウィーク
(サンデーサイレンス系)
フレンチデピュティ
(Deputy Minister系)
トニービン
(ゼダーン系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ドレフォン
(Sue Warner)
3.25
(【13】+【3】+【9】+【12】)
半兄ジュンライトボルト
(No. 8-f パロクサイド系)
8番仔
(2連産目)

*

2025年の第48回帝王賞(JpnI。大井ダート2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 2 ミッキーファイト 牡4 57 C.ルメール 2:03.1 2-2-1-1 37.7 546
[+2]
田中博康 1
2 3 アウトレンジ 牡5 57 松山弘平 2:03.1 クビ 4-4-5-4 37.3 494
[+4]
大久保龍志 4
3 14 ノットゥルノ 牡6 57 武豊 2:03.6 2.1/2 5-5-2-2 38.1 529
[-4]
中舘英二 5
4 5 ディクテオン せん7 57 矢野貴之 2:03.9 1.1/2 10-9-8-7 37.7 492
[-4]
荒山勝徳 7
5 12 ウィルソンテソーロ 牡6 57 川田将雅 2:04.1 1.1/4 3-3-2-3 38.6 487
[0]
高木登 2
2025年の第48回帝王賞(JpnI。大井ダート2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.2 – 11.1 – 12.1 – 12.9 – 12.4 – 12.2 – 12.5 – 12.5 – 12.0 – 13.2
ラップの
累計タイム
12.2 – 23.3 – 35.4 – 48.3 – 1:00.7 – 1:12.9 – 1:25.4 – 1:37.9 – 1:49.9 – 2:03.1
上り 4F 50.2 – 3F 37.7
第48回帝王賞JpnI|web Furlong
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メイショウハリオ(2017.2.25)が食堂閉塞の危機を脱して九死に一生を得たものの出走は叶わず。結果JRA勢が5頭、NAR勢が8頭の13頭で行われた2025年上半期の古馬ダート中距離王決定戦。勝利を収めたのは単勝1.7倍の1番人気に推されたミッキーファイト。2枠2番から発進すると最内のヒーローコール(2020.5.2)を行かせて番手先行。最初の800mを過ぎたところで「たまらん」とばかりに先頭に立ち、3角から4角で迫ったウィルソンテソーロ(2019.2.25)ノットゥルノ(2019.4.16)と共に脚を伸ばし大井ダート外回りの直線386mへ。3頭の真ん中のウィルソンテソーロの脚色が若干劣ると、外からノットゥルノが抜け出そうする勢いを見せましたが、内を進んだミッキーファイトが二の脚、三の脚で逆に突き放し。最後の最後、差し込んだアウトレンジ(2020.4.4)の脚勢は目を見張りましたが、大井ダートの決勝点、2分3秒1の同タイムで「クビ」だけ先んじたのはミッキーファイト。ここぞとばかりの僅差の勝負に強いのは、この8号族f分枝系パロクサイド(1959)系の真骨頂なのでしょう。ミッキーファイト、自身初のGI級競走の勝利を決めると共に、半兄ジュンライトボルト(2017.4.27)に続いて兄弟で砂上の王者に上り詰めました。

ジュンライトボルト(2017.4.27)-第23回チャンピオンズカップ(GI)の勝ち馬-
ジュンライトボルト 牡 鹿毛 2017.4.27生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・河合 純二氏 栗東・友道 康夫厩舎

*

ミッキーファイトの4代血統表は昨年2024年の3歳時のレパードS(GIII)勝ちの際に記していましたので、今回は帝王賞で惜しい2着だった馬の4代血統表を併せてご紹介しておきます。

アウトレンジ 牡 鹿毛 2020.4.4生 新冠町・(株)ノースヒルズ生産 馬主・寺田 寿男氏 栗東・大久保 龍志厩舎

アウトレンジ(2020.4.4)の4代血統表
レガーロ
鹿毛 2013.5.3
種付け時活性値:1.50【6】
Bernardini
鹿毛 2003.3.23
A.P. Indy
黒鹿毛 1989.3.31
Seattle Slew 1974.2.15
Weekend Surprise 1980.4.8
Cara Rafaela
芦毛 1993.3.30
Quiet American 1986.4.29
Oil Fable 1986.4.4
サンタテレジータ
鹿毛 2004.4.15
Lemon Drop Kid
鹿毛 1996.5.26
Kingmambo 1990.2.19
Charming Lassie 1987.3.6
Sweet Gold
栗毛 1995.5.24
Gilded Time 1990.2.6
Anti Social 1975.2.27
クイーンパイレーツ
黒鹿毛 2014.2.10
仔受胎時活性値:1.25【5】
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
種付け時活性値:1.00【12】
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン 1983.5.9
Pilot Bird 1983.2.9
カリフォルニアネクター
鹿毛 2008.1.28
仔受胎時活性値:1.25【5】
Stormy Atlantic
黒鹿毛 1994.4.23
種付け時活性値:1.25【13】
Storm Cat 1983.2.27
Hail Atlantis 1987.2.17
Absolute Nectar
栗毛 2001.3.12
仔受胎時活性値:1.50【6】
Carson City
栗毛 1987.4.4
種付け時活性値:1.25【13】
Hear the Sea
鹿毛 1995.3.6
仔受胎時活性値:1.25【5】

<5代血統表内のクロス:Kingmambo3×4、Seattle Slew4×5×5、Mr. Prospector4×5×5、Lassie Dear(♀)5×5(父方)>

アウトレンジ(2020.4.4)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
レガーロ
(A.P. Indy系)
キングカメハメハ
(Mr. Prospector系)
Stormy Atlantic
(Storm Cat系)
Carson City
(Mr. Prospector系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
レガーロ 5.25
(【5】+【5】+【6】+【5】)
半兄ハピ
(No. 4-d)
2番仔
(2連産目)

「アウトレンジ戦法より」という馬名意味のアウトレンジ。半兄ハピ(2019.3.15)が鳳雛S(L)の勝ち馬、祖母カリフォルニアネクターが米GII勝ち馬と筋が通った血統馬であり、アウトレンジ自身は浦和記念(JpnII)、平安S(GIII)と重賞2勝。ただ、やっぱり父レガーロというマイナー種牡馬の仔であることが1番のポイントですね。レガーロはアウトレンジと同じく寺田寿男オーナーの持ち馬で大久保龍志厩舎の所属馬として現役時代に2勝。その主な勝ち鞍には京都ダート1800mのもちの木賞があり、全日本2歳優駿(JpnI)ではサウンドスカイ(2013.3.23)の2着、レパードSではグレンツェント(2013.4.8)の3着でした。レガーロは父BernardiniがプリークネスS(米GI)、トラヴァーズS(米GI)、ジョッキークラブゴールドC(米GI)と米GI3勝、母サンタテレジータがサンタマリアH(米GI)の勝ち馬という良血ではあるものの、寺田オーナーの後押しがあっての種牡馬入りであったことは想像に難くありません。種牡馬初年度となった2019年の種付頭数は4頭、翌2020年の生産頭数は3頭、そして血統登録されたのは2頭。その2頭の内1頭がアウトレンジなのでした。

アウトレンジ戦法 - Wikipedia

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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