アルクトス 牡 鹿毛 2015.5.2生 新冠・須崎牧場生産 馬主・山口功一郎氏 美浦・栗田徹厩舎
アドマイヤオーラ 鹿毛 2004.2.19 種付け時活性値:0.50【10】 |
アグネスタキオン 栗毛 1998.4.13 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
アグネスフローラ 鹿毛 1987.6.18 |
ロイヤルスキー 1974.5.24 | ||
アグネスレデイー 1976.3.25 | |||
ビワハイジ 青鹿毛 1993.3.7 |
Caerleon 鹿毛 1980.3.27 |
Nijinsky 1967.2.21 | |
Foreseer 1969.4.12 | |||
アグサン 青毛 1985.3.23 |
Lord Gayle 1965 | ||
Santa Luciana 1973.4.4 | |||
ホシニイノリヲ 鹿毛 2009.3.22 仔受胎時活性値:1.25【5】 |
シンボリクリスエス 黒鹿毛 1999.1.21 種付け時活性値:0.25【9】 |
Kris S. 黒鹿毛 1977.4.25 |
Roberto 1969.3.16 |
Sharp Queen 1965.4.19 | |||
Tee Kay 黒鹿毛 1991.2.9 |
★Gold Meridian 1982.4.14 | ||
Tri Argo 1982.5.18 | |||
コンキスタドレス 鹿毛 1992.5.18 仔受胎時活性値:2.00【16】 |
Seeking the Gold 鹿毛 1985.4.7 種付け時活性値:1.50【6】 |
Mr. Prospector 1970.1.28 | |
Con Game 1974.3.20 | |||
Bless You 黒鹿毛 1985 仔受胎時活性値:1.50【6】 |
◆Halo 黒鹿毛 1969.2.7 種付け時活性値:1.75【15】 |
||
Wedding Party 黒鹿毛 1979 仔受胎時活性値:1.25【5】 |
<5代血統表内のクロス:Halo4×4、Hail to Reason5×5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
アドマイヤオーラ (サンデーサイレンス系) |
シンボリクリスエス (Roberto系) |
Seeking the Gold (Mr. Prospector系) |
◆Halo (Hail to Reason系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Halo (Cosmah) |
6.00 |
高祖母が米GIII勝ち馬 (No. 1-s) |
2番仔 (2連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
通過 順位 |
上り 3F |
馬体重 [増減] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 14 | アルクトス | 牡5 | 57 | 田辺裕信 | 1:32.7 | レコード | 3-1 | 35.2 |
542 [-4] |
栗田徹 | 6 |
2 | 5 | モズアスコット | 牡6 | 57 | 横山武史 | 1:32.8 | クビ | 2-1 | 35.5 |
491 [+3] |
矢作芳人 | 2 |
3 | 2 | モジアナフレイバー | 牡5 | 57 | 繁田健一 | 1:33.0 | 1.1/4 | 4-3 | 35.3 |
505 [-7] |
福永敏 | 7 |
4 | 11 | サンライズノヴァ | 牡6 | 57 | 松若風馬 | 1:33.1 | 1/2 | 7-7 | 35.0 |
529 [-1] |
音無秀孝 | 1 |
5 | 9 | ワンダーリーデル | 牡7 | 57 | 横山典弘 | 1:33.3 | 1 | 11-8 | 34.2 |
532 [0] |
安田翔伍 | 8 |
ダート1600mの日本レコードがついに更新された、2020年の第33回マイルチャンピオンシップ南部杯。私が競馬を見始めた頃はナリタハヤブサ(1987.4.28)が1992年の武蔵野S(OP)、稍重の東京ダート1600mで60.5kg(!!)を背負って叩き出した1分34秒5が日本レコードでした。その後、クロフネ(1998.3.31)が21世紀となった2001年の武蔵野S(GIII)、良の東京ダート1600mで57kgを背負って魅せた1分33秒3が超抜の日本レコードとして刻まれました。
そうして、19年の星霜を経た2020年。ホシニイノリヲを母に持つアルクトス、星の見えない雨降りの夕空の下、デビュー4戦目以降ずっとコンビを組んでいる田辺裕信騎手の鼓舞に応えて、最後の最後でモズアスコット(2014.3.31)を「クビ」だけ差し切ったところが決勝点。昨年2019年の第32回でサンライズノヴァ(2014.4.9)の2着だった悔しさを晴らした、稍重の盛岡ダート1600m。計時されたタイムは圧巻の1分32秒7。アルクトス、「北斗七星(ギリシャ語)」を馬名にいただく鹿毛の流星、男前が一筋に駆けた姿が煌めいて、日本競馬史上初となるダート1600mの走破時計1分32秒台のレースの勝ち馬として、燦然と輝きました。
*
鞍上の田辺騎手がアルクトスのことを褒め称えられているのも素敵。田辺騎手は、コパノリッキー(2010.3.24)による2016年の第29回と2017年の第30回の連覇以来となるマイルチャンピオンシップ南部杯3勝目。交流重賞となってからのマイルチャンピオンシップ南部杯では、ブルーコンコルド(2000.4.11)で3連覇を遂げられた幸英明騎手に並ぶ最多勝となりました。また、アルクトスのマイルチャンピオンシップ南部杯勝ちは、父アドマイヤオーラの産駒、生産の須崎牧場、馬主の山口功一郎氏、管理される栗田徹調教師にとってもジーワン初勝利となりました。
むぅ、アドマイヤオーラのシンザン記念(JpnIII)と弥生賞(JpnII)の連勝、そして乗り替わりが取り沙汰された東京優駿(JpnI)3着も13年前。アドマイヤオーラも既に星になったように、時は流れます。アルクトス、アドマイヤオーラの遺児として、その血を次代に継承してほしいもの。ともあれ、ダート1600mの日本レコードホルダーとなったアルクトス。最速のダートマイラーとして、さらなるジーワン勝ち星を重ねてくれることを期待しましょう。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。
*
余談。JRAの「北斗」と言えば、宮崎北斗騎手でしょう。
いや、実はチャンネル登録しておりまして^^;。セラフィックロンプ(2004.4.12)による愛知杯(GIII)2勝も懐かしい。
あと、この記事を書いている時にBGMとして流れていたのは、、、
たまたま、自動再生していたら、ですね^^;