Vadeni(2019.3.26)-第182回ジョッケクルブ賞(仏GI)の勝ち馬+α-

Result

Vadeni(ヴァデニ) 牡 鹿毛 2019.3.26生 仏国・Haras De S.A. Aga Khan S.C.E.A.生産 馬主・H H Aga Khan 仏国・J-C Rouget厩舎

Vadeni(2019.3.26)の4代血統表
Churchill
鹿毛 2014.1.31
種付け時活性値:1.00【4】
Galileo
鹿毛 1998.3.30
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Urban Sea
栗毛 1989.2.18
Miswaki 1978.2.22
Allegretta 1978.3.10
Meow
鹿毛 2008.2.23
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Airwave
鹿毛 2000.2.12
Air Express 1994.4.26
Kangra Valley 1991.1.22
Vaderana
鹿毛 2009.3.30
仔受胎時活性値:0.25【9】
Monsun
黒鹿毛 1990.3.4
種付け時活性値:0.50【18】
Konigsstuhl
黒鹿毛 1976.5.17
Dschingis Khan 1961.2.8
Konigskronung 1965.1.18
Mosella
鹿毛 1985.3.25
Surumu 1974.2.26
Monasia 1979.3.3
Vadawina
鹿毛 2002.2.7
仔受胎時活性値:1.50【6】
★Unfuwain
鹿毛 1985.3.5
種付け時活性値:0.00【16】
Northern Dancer 1961.5.27
Height of Fashion 1979.4.14
Vadaza
鹿毛 1997.2.14
仔受胎時活性値:1.00【4】
Zafonic
鹿毛 1990.4.1
種付け時活性値:1.50【6】
Vadlamixa
芦毛 1992.4.18
仔受胎時活性値:1.00【4】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5×4>

Vadeni(2019.3.26)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Churchill
(Galileo系)
Monsun
(Bahram系)
★Unfuwain
(Northern Dancer系)
Zafonic
(Mr. Prospector系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Zafonic
(Vadawina)
3.75 祖母が仏GI勝ち馬
(No. 20-d)
6番仔?
(6連産目?)

*

2022年の第182回ジョッケクルブ賞(仏GI。シャンティイ芝2100m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 1 Vadeni 牡3 58 Christophe Soumillon 2:06.65 J-C Rouget 3
2 9 El Bodegon 牡3 58 Ioritz Mendizabal 5 James Ferguson 7
3 7 Modern Games 牡3 58 William Buick 短クビ Charlie Appleby 1
4 2 Al Hakeem 牡3 58 Cristian Demuro 1 1/4 J-C Rouget 2
5 5 Onesto 牡3 58 Stephane Pasquier クビ F Chappet 5
​仏ダービーはヴァデニが圧勝、モダンゲームズの二冠を阻む | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
現地5日、仏シャンティイ競馬場にてG1仏ダービー(3歳牡馬・牝馬、芝2100m)が行われ、C.スミヨン騎乗のヴァデニが5馬身差で圧勝した。  レースは仏2000ギニーとの二冠を狙うモダンゲームズが

2022年の第182回ジョッケクルブ賞。今年の英2000ギニーをCoroebus(2019.3.19)、愛2000ギニーをNative Trail(2019.2.3)、仏2000ギニー(GI)をModern Games(2019.4.17)と英愛仏の牡馬クラシック初戦を総なめにしたチャーリー・アップルビー厩舎のゴドルフィン勢。

Coroebus(2019.3.19)-第214回英2000ギニー(GI)の勝ち馬+α-
Coroebus(コロエバス) 牡 鹿毛 2019.3.19生 愛国・Godolphin生産 馬主・Godolphin 英国・Charlie Appleby厩舎Native Trail(ネイティブトレイル) 牡 鹿毛 2019.2.3生 英国・Le Haras D'Haspel生産 馬主・Godolphin 英国・Charlie Appleby厩舎

Modern Gamesが余勢を駆って仏国の牡馬クラシック二冠を狙いましたが、「そうは問屋が卸さない」とばかりに立ちはだかったのが、地元仏国馬Vadeni。15頭立てを道中先行6番手あたりの外目を追走。シャンティイ芝の直線600mでは抜群の手応えで進出し、ラスト400mで外から抜け出しに掛かると、後はVadeniとクリストフ・スミヨン騎手の世界。スミヨン騎手の右ムチに応えたVadeni、ラスト100mでは勝負あったとばかりに流しはじめ、スミヨン騎手が左後ろを振り返る余裕すらあり。終わってみれば2着のEl Bodegon(2019.4.26)に5馬身差の圧勝。Vadeni、これは恐れ入りました。

Vadeniはその父Churchillの初年度産駒であり、Vadeniの前走ギシュ賞(仏GIII)が産駒のGレース初制覇、そして今回のジョッケクルブ賞が産駒のGIレース初制覇となりました。Churchillは現役時代に7勝を挙げ、その主な勝ち鞍に英2000ギニー、愛2000ギニー、デューハーストS(英GI)、愛ナショナルS(GI)、愛フューチュリティS(GII)、タイロスS(愛GIII)と英愛グループレース6勝、内GI4勝の活躍馬。

2017年のクラシック候補生を確認する(海外編・其の弐)
Churchill 牡 鹿毛 2014.1.31 生 愛国・Liberty Bloodstock生産 馬主・Michael Tabor & Derrick Smith & Mrs John Magnier 愛国・A P O'Brien厩舎 ...

このサイトも案外長くやっていますので、Churchillの記事もありました^^;。Churchill自身の勝ち鞍はマイル戦までに寄りましたが、英インターナショナルS(GI)2着もあり中距離もこなせるところも見せていました。Vadeniは母父Monsun、祖母父Unfuwainにも助けられたのか、シャンティイ芝2100mのジョッケクルブ賞で非常に強い姿を見せてくれましたので、さらなる距離延長の舞台でも楽しみは多いのではと思わされます。が、それは素人考えのようでして、Vadeniの鞍上を務めたスミヨン騎手の談話を引いておきますと、

「そうした馬に(12ハロンをもたせると)言うのは正直にいって簡単ではない。ヴァデニはマイルか10ハロンを走りたい馬に見える。ジャン・クロード(ルジェ調教師)が手掛けた馬で凱旋門賞を狙えたのはソットサス(20年に凱旋門賞制覇)だけだ」

仏ダービー馬ヴァデニはオルフェーヴルと同タイプ、スミヨン騎手が評価 | JRA-VAN Ver.World

厩舎の先輩Sottsass(2016.3.24)同様、凱旋門賞(仏GI)路線に進むのか、あるいはスミヨン騎手の見立てに沿い10ハロンまでの路線に進むのか。Vadeniの進路や如何に。

*

えーとですね、実のところ「勢いのあるところ(=ゴドルフィン)には敵わない」と思い、仏2000ギニー後にModern Gamesの4代血統表も準備しておりました。せっかくですので、2022年の仏2000ギニー馬の4代血統表も併せてご紹介しておきます。

Modern Games(モダンゲームズ) 牡 栗毛 2019.4.17生 愛国・Godolphin生産 馬主・Godolphin 英国・Charlie Appleby厩舎

Modern Games(2019.4.17)の4代血統表

Dubawi
鹿毛 2002.2.7
種付け時活性値:0.00【16】
Dubai Millennium
鹿毛 1996.3.20
Seeking the Gold
鹿毛 1985.4.7
Mr. Prospector 1970.1.28
Con Game 1974.3.20
Colorado Dancer
黒鹿毛 1986.2.13
Shareef Dancer 1980.3.3
Fall Aspen 1976.3.9
Zomaradah
鹿毛 1995.2.21
Deploy
鹿毛 1987.5.15
Shirley Heights 1975.3.1
Slightly Dangerous 1979.4.8
Jawaher
鹿毛 1989.5.13
ダンシングブレーヴ 1983.5.11
High Tern 1982.5.1
Modern Ideals
栗毛 2010.3.14
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】
New Approach
栗毛 2005.2.18
種付け時活性値:1.00【4】
Galileo
鹿毛 1998.3.30
Sadler’s Wells 1981.4.11
Urban Sea 1989.2.18
Park Express
黒鹿毛 1983.3.25
Ahonoora 1975.4.12
Matcher 1966
Epitome
鹿毛 1999.4.9
仔受胎時活性値:0.50【10】
Nashwan
栗毛 1986.3.1
種付け時活性値:1.00【12】
Blushing Groom 1974.4.8
Height of Fashion 1979.4.14
Proskona
鹿毛 1981.5.16
仔受胎時活性値:0.25【17】
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
種付け時活性値:0.50【10】
Konafa
鹿毛 1973.4.19
仔受胎時活性値:1.75【7】

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×4、Northern Dancer5×5>

Modern Games(2019.4.17)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
★Dubawi
(Mr. Prospector系)
New Approach
(Galileo系)
Nashwan
(Blushing Groom系)
◆Mr. Prospector
(Raise a Native系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
New Approach
(Ahonoora)
4.50 or 2.50 叔父が仏GI馬
(No. 22-b)
3番仔?
(3連産目?)

*

2022年の仏2000ギニー(GI。パリロンシャン芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 7 Modern Games 牡3 58.5 William Buick 1:34.98 Charlie Appleby 1
2 3 Texas 牡3 58.5 Clement Lecoeuvre 1 1/4 H-F Devin 14
3 8 Tribalist 牡3 58.5 Mickael Barzalona 3/4 A Fabre 5
4 13 Ancient Rome 牡3 58.5 Tom Marquand アタマ A Fabre 4
5 10 Lassaut 牡3 58.5 Cristian Demuro 3/4 J-C Rouget 2
​仏2000ギニー、モダンゲームズがBCジュベナイルターフに続くG1制覇 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
現地15日、パリロンシャン競馬場にてG1仏2000ギニー(3歳牡馬、芝1600m)が行われ、W.ビュイック騎乗のモダンゲームズが1番人気に応えた。  好スタートから先行勢に加わったモダンゲームズは

*

結果的に2022年の仏国の牡馬クラシック勝ち馬2頭を紹介することになりました。VadeniとModern Games、アガ・カーン4世とゴドルフィンの駿馬、その進路によってはまた相まみえることもあるでしょう。10ハロン超のレースではひとまずVadeniに軍配が上がりましたが、Modern Gamesはマイル戦ではGI2勝で負けなし。伸び行く3歳馬の「これから」も楽しみにしています。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

タイトルとURLをコピーしました