Mo Donegal(2019.4.19)-第154回ベルモントS(米GI)の勝ち馬-

Result

Mo Donegal(モードニゴール) 牡 鹿毛 2019.4.19生 米国・Ashview Farm & Colts Neck Stables生産 馬主・Donegal Racing and Repole Stable 米国・Todd A. Pletcher厩舎

Mo Donegal(2019.4.19)の4代血統表
Uncle Mo
鹿毛 2008.3.10
種付け時活性値:0.50【10】
Indian Charlie
鹿毛 1995.3.27
In Excess
黒鹿毛 1987.4.8
Siberian Express 1981.1.25
Kantado 1976.3.23
Soviet Sojourn
鹿毛 1989.4.4
Leo Castelli 1984.3.13
Political Parfait 1984.2.19
Playa Maya
黒鹿毛 2000.4.16
Arch
黒鹿毛 1995.1.31
▲Kris S. 1977.4.25
Aurora 1988.5.15
Dixie Slippers
黒鹿毛 1995.2.5
Dixieland Band 1980.3.20
Cyane’s Slippers 1983.4.6
Callingmissbrown
黒鹿毛 2012.2.3
仔受胎時活性値:1.50【6】
Pulpit
鹿毛 1994.2.15
種付け時活性値:0.25【17】
A.P. Indy
黒鹿毛 1989.3.31
Seattle Slew 1974.2.15
Weekend Surprise 1980.4.8
Preach
鹿毛 1989.3.26
Mr. Prospector 1970.1.28
Narrate 1980.4.6
Island Sand
黒鹿毛 2001.2.2
仔受胎時活性値:0.50【10】
タバスコキャット
栗毛 1991.4.15
種付け時活性値:0.25【9】
Storm Cat 1983.2.27
Barbicue Sauce 1983.2.26
Sue’s Last Dance
黒鹿毛 1995.3.22
仔受胎時活性値:1.25【5】
フォーティナイナー
栗毛 1985.5.11
種付け時活性値:0.25【9】
Savethelastdance
黒鹿毛 1988.3.8
仔受胎時活性値:1.50【6】

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×5>

Mo Donegal(2019.4.19)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Uncle Mo
(フオルテイノ系)
Pulpit
(A.P. Indy系)
タバスコキャット
(Storm Cat系)
フォーティナイナー
(Mr. Prospector系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Uncle Mo 4.75 祖母が米GI馬
(No. 3-g)
2番仔
(2連産目)

*

2022年の第154回ベルモントS(米GI。ベルモントパーク・ダート12F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 6 Mo Donegal 牡3 57.2 Irad Ortiz Jr 2:28.28 Todd Pletcher 1
2 3 Nest 牝3 54.9 Jose L Ortiz 3 Todd Pletcher 4
3 2 Skippylongstocking 牡3 57.2 Manuel Franco 3 1/4 Saffie A Joseph Jr 7
4 1 We The People 牡3 57.2 Flavien Prat 3/4 Rodolphe Brisset 2
5 5 Creative Minister 牡3 57.2 Brian Joseph Hernandez Jr 5 Kenneth McPeek 5
モードニゴールがベルモントSを快勝、KYダービー馬リッチストライクは6着に完敗 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
米三冠レース最終戦のG1ベルモントステークス(3歳、ダート12ハロン)が現地11日にベルモントパーク競馬場で行われ、1番人気のモードニゴールが序盤の6番手から徐々にポジションを上げると、直線では3馬

2022年の第154回ベルモントS。”The Test of Champions and The Run for the Carnations”の異名でも知られる米国三冠最終戦。8頭立てのベルモントパーク・ダート12ハロン、終わってみればアッシュビューファーム&コルツネックステーブルの生産名義、リポールステーブルの勝負服、トッド・プレッチャー厩舎、そしてイラッドとホセの兄弟騎手によるワンツー・フィニッシュ。勝ち馬Mo Donegal、ケンタッキーダービー(米GI)5着からの巻き返し。

Rich Strike(2019.4.25)-第148回ケンタッキーダービー(米GI)の勝ち馬-
Rich Strike(リッチストライク) 牡 栗毛 2019.4.25生 米国・Calumet Farm生産 馬主・RED TR-Racing, LLC 米国・Eric R. Reed厩舎

戦前1番人気に推されていたMo Donegal、米国現地のファンの見る目の確かさに応えて、紅一点だったNest(2019.4.8)に3馬身差を着けての快勝でした。

Mo Donegalの鞍上イラッド・オルティス・ジュニア騎手は2016年の第148回のクリエイターII(2013.3.30)に続くベルモントS2勝目。2022年のオルティスブラザーズは、弟ホセ騎手がEarly Voting(2019.3.7)でプリークネスS(GI)勝ちを収めて、兄イラッド騎手がMo DonegalでベルモントS勝ちを収めた上に兄弟でワンツーと相成りました。

Early Voting(2019.3.7)-第147回プリークネスS(米GI)の勝ち馬-
Early Voting(アーリーヴォーティング) 牡 黒鹿毛 2019.3.7生 米国・Three Chimneys Farm, LLC生産 馬主・Klaravich Stables, Inc. 米国・Chad C. Brown厩舎

Mo Donegalを管理されるプレッチャー調教師は2007年の第139回のRags to Riches(2004.2.27)、2013年の第145回のPalace Malice(2010.5.2)、2017年の第149回のTapwrit(2014.3.28)に続くベルモントS4勝目。プレッチャー師が最初にベルモントSを勝利された際のRags to Richesはカジノドライヴ(2005.3.7)の半姉であり、102年ぶりの牝馬によるベルモントS制覇と共に2006年の第138回のJazil(2003.2.11)に続いての兄妹制覇でもありました。

*

Mo Donegalの父Uncle Moは米国でしぶとく世代交代を果たしているフオルテイノ(1959.4.19)系。仕上がり早が好まれる現代血統、Uncle Mo自身がブリーダーズカップ・ジュヴェナイル(米GI)とシャンペンS(米GI)という2歳GI2勝馬で、ケンタッキーダービーとブリーダーズカップ・ジュヴェナイルを制したNyquist(2013.3.10)の父でもあります。なお、Uncle MoはMo Donegalと同じくリポールステーブルの所有馬でした。米国の大富豪として知られるマイク・リポール氏、父仔2代のGI勝ちを収められたと共に、自身の勝負服でワンツーフィニッシュとなった今回のベルモントS、喜びも一入だったのではないでしょうか。

Mo Donegalの母方の血統構成を見れば「ベルモントSに関わる血を持っているなぁ」と思わされます。母父Pulpitは「ベルモントS御用達」とも言うべき血であり、今年も含めた近10年のうち7年でPulpitの血を持つ馬がベルモントSを制しています。また祖母父タバスコキャットは1994年のプリークネスSと第126回ベルモントSを制した米二冠馬。そしてまた曾祖母父フォーティナイナーは直仔Editor’s Note(1993.4.26)が1996年の第128回ベルモントSを制しています。

併せてMo Donegalのボトムラインを確認してみれば、祖母Island Sandは現役時代に5勝を挙げ、その主な勝ち鞍にエイコーンS(米GI)、デラウェアH(米GII)があります。エイコーンSは米国伝統の3歳牝馬限定レースであり、ベルモントSと同時期にベルモントパーク競馬場で行われるダート8ハロンの競走。ベルモントパーク競馬場の3歳GIレースを制した牝馬の血、孫の代でもベルモントパーク競馬場の3歳GIレースを制しました。

  

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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