Catholic Boy 牡 鹿毛 2015.4.12生 米国・Fred W. Hertrich III & John D. Fielding生産 馬主・LaPenta, Robert V., Madaket Stables LLC, Siena Farm LLC, and Twin Creeks Racing Stables, LLC 米国・Jonathan Thomas厩舎
More Than Ready 黒鹿毛 1997.4.4 種付け時活性値:0.25 |
サザンヘイロー 鹿毛 1983.2.9 |
Halo 黒鹿毛 1969.2.7 |
Hail to Reason 1958.4.18 |
Cosmah 1953.4.4 | |||
Northern Sea 鹿毛 1974.3.13 |
Northern Dancer 1961.5.27 | ||
Sea Saga 1968.2.21 | |||
Woodman’s Girl 鹿毛 1990.4.30 |
Woodman 栗毛 1983.2.17 |
Mr. Prospector 1970.1.28 | |
プレイメイト 1975.4.12 | |||
Becky Be Good 鹿毛 1981.2.26 |
Naskra 1967.3.15 | ||
Good Landing 1965.4.18 | |||
Song of Bernadette 黒鹿毛 2009.3.31 仔受胎時活性値:1.25 |
Bernardini 鹿毛 2003.3.23 種付け時活性値:1.25 |
A.P. Indy 黒鹿毛 1989.3.31 |
Seattle Slew 1974.2.15 |
Weekend Surprise 1980.4.8 | |||
Cara Rafaela 芦毛 1993.3.30 |
Quiet American 1986.4.29 | ||
Oil Fable 1986.4.4 | |||
Winner’s Edge 黒鹿毛 1992.5.14 仔受胎時活性値:2.00 |
Seeking the Gold 鹿毛 1985.4.7 種付け時活性値:1.50 |
Mr. Prospector 1970.1.28 | |
Con Game 1974.3.20 | |||
Lucky Us 鹿毛 1976.3.17 仔受胎時活性値:1.75 |
★Nijinsky 鹿毛 1967.2.21 種付け時活性値:0.00 |
||
La Sevillana(ARG) 黒鹿毛 1966 仔受胎時活性値:0.125 |
<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×4、Northern Dancer4×5、Buckpasser5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
More Than Ready (Halo系) |
Bernardini (Bold Ruler系) |
Seeking the Gold (Mr. Prospector系) |
★Nijinsky (Northern Dancer系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Seeking the Gold (Broadway) |
5.125 |
高祖母が亜国2歳&3歳牝馬王者 (No. 9-g) |
2番仔? (2連産目?) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 10 | Catholic Boy | 牡3 | 57.2 | Javier Castellano | 2:01.94 | Jonathan Thomas | 3 |
2 | 7 | Mendelssohn | 牡3 | 57.2 | Ryan Moore | 4 | A P O’Brien | 7 |
3 | 4 | Bravazo | 牡3 | 57.2 | Luis Saez | 1 | D Wayne Lukas | 5 |
4 | 6 | King Zachary | 牡3 | 57.2 | Robby Albarado | 1 1/2 | Dale Romans | 9 |
5 | 5 | Vino Rosso | 牡3 | 57.2 | John R Velazquez | 2 1/2 | Todd Pletcher | 4 |
2018年の第149回トラヴァーズS。例年8月下旬に行われる、おなじみの「ミッドサマーダービー」。今年2018年は、昨年2017年のエクリプス賞最優秀2歳牡馬Good Magic(2015.3.1)、第150回ベルモントS(米GI)でJustify(2015.3.28)の2着だったGronkowski(2015.2.1)、芝の第69回ベルモントダービー招待S(米GI)1着から転戦して来たCatholic Boy、そしてUAEダービー(GII)を18と2分の1馬身差で制したMendelssohn(2015.5.17)など、面白いメンバーが揃った一戦となりました。が、結果はあっけないもので、道中逃げたMendelssohnの番手に着けたCatholic Boyが最後の直線で抜け出すと、後はCatholic Boyとハビエル・カステリャーノ騎手の世界。後続を尻目に決勝点では4馬身差の快勝でした。
Catholic Boyは今回の勝利により、グレードレース5勝目となりました。その内訳は、トラヴァーズS、ベルモントダービー招待S、レムゼンS(米GII)、ペニーリッジS(米GIII)、ウイズアンティシペイションS(米GIII)。ジャングルポケット(1998.5.7)が制した第21回ジャパンカップ(GI)に出走してくれたWith Anticipation(1995.3.27)も懐かしい、というのはさておき、Catholic Boyが勝利を収めたグレードレースは、名前を挙げた順にダート10F、芝10F、ダート9F、芝9F、芝8.5Fであり、サーフェイスを問わない活躍を見せています。思えば、今回のトラヴァーズSで2着だったMendelssohnも昨年2017年の2歳時には第11回ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルターフ(米GI)を制していますし、MLBで活躍されている大谷翔平選手ではありませんが、今回のトラヴァーズSは「二刀流」がキーワードだったのかも知れません。なお、Catholic Boyもブリーダーズカップ・ジュヴェナイルターフに出走しており4着でした。
という訳で、トラヴァーズSの前走、Catholic BoyがGI初勝利を遂げたベルモントダービー招待Sも紹介しておきます。
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | Catholic Boy | 牡3 | 55.3 | Javier Castellano | 1:59.28 | Jonathan Thomas | 3 |
2 | 3 | Analyze It | 牡3 | 55.3 | Jose L Ortiz | アタマ | Chad C Brown | 1 |
3 | 4 | Hunting Horn | 牡3 | 55.3 | Ryan Moore | 1 3/4 | A P O’Brien | 2 |
4 | 1 | Channel Cat | 牡3 | 55.3 | Luis Saez | 4 | Todd Pletcher | 8 |
5 | 6 | Kingstar | 牡3 | 55.3 | Pierre-Charles Boudot | 3/4 | Mme Pia Brandt | 6 |
最後は前を行ったAnalyze It(2015.3.13)を内から「アタマ」だけ差しての勝利でした。Catholic BoyとAnalyze Itは、その前走ペニーリッジSでも「クビ」差の勝負を演じていたのですが、Catholic Boyが2戦とも僅差の勝利を制した、という結末でした。
*
Catholic Boyは、性別は「牡」としていますが、海外のサイトでは「R」と表記されています。海外では「RidGling」、すなわち「停留精巣」として、区別されています。Something’s Missing Here: Explaining Ridglings – Horse Racing News | Paulick Reportによると、「停留精巣」の著名馬として、Summer Squall(1987.3.12)&A.P. Indy兄弟、Honor Code(2011.3.1)、Slew o’ Gold(1980.4.19)、ダハール(1981.5.7)などの名前が挙がっています。不勉強ながら、Slew o’ Goldとダハールについては初めて知りました。また、Funny Cide(2000.4.20)は、停留精巣の処置の結果、せん馬の名馬として大成しました。↑のリンク先でも述べられていますが、Seattle Slewの血を持つ馬に停留精巣が見られるという感はありますね。まま、活躍しているからこそ、目立つのですが。Catholic Boyも母父がA.P. Indyの仔であるBernardiniですし、Funny Cideも母父がSeattle Slewの仔であるSlewacide(1980.4.15)です。
*
Catholic Boy、芝ダート兼用の強豪3歳馬として、次に向かう舞台は何処になりますでしょうか。ダート10Fで悠然たる勝利を見せたのですから、秋は米国競馬の大一番、第35回ブリーダーズカップ・クラシック(米GI)の路線でしょうか。Catholic Boy、その次走以降も楽しみにしたいと思います。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。