フジノパーシア(Fujino Parthia) 牡 鹿毛 1971.5.10生~1987.11.1没 静内・北西牧場生産 馬主・真田繁次氏、高橋金次氏 東京・柴田寛厩舎
パーシア 鹿毛 1956 種付け時活性値:1.50【14】 |
Persian Gulf 鹿毛 1940 |
Bahram 鹿毛 1932.4.13 |
Blandford 1919.5.26 |
Friar’s Daughter 1921 | |||
Double Life 栗毛 1926 |
Bachelor’s Double 1906 | ||
Saint Joan 1918 | |||
Lightning 鹿毛 1950 |
Hyperion 栗毛 1930.4.18 |
Gainsborough 1915.1.24 | |
Selene 1919 | |||
Chenille 黒鹿毛 1940 |
King Salmon 1930 | ||
Sweet Aloe 1935 | |||
チエクイン 鹿毛 1966.5.13 仔受胎時活性値:1.00【4】 |
★ ダイハード 栃栗毛 1957 種付け時活性値:0.00【8】 |
Never Say Die 栗毛 1951.3.26 |
Nasrullah 1940.3.2 |
Singing Grass 1944 | |||
Mixed Blessing 栗毛 1946 |
Brumeux 1925 | ||
Pot-pourri 1928 | |||
ヒガシヒメ 黒鹿毛 1960.4.18 仔受胎時活性値:1.25【5】 |
ゲイタイム 栗毛 1949 種付け時活性値:0.50【10】 |
Rockefella 1941 | |
Daring Miss 1939 | |||
ヒガシハタ 鹿毛 1954.4.2 仔受胎時活性値:1.25【5】 |
ライジングフレーム 黒鹿毛 1947 種付け時活性値:1.50【6】 |
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ツキノボル 鹿毛 1944.4.2 仔受胎時活性値:0.25【9】 |
<5代血統表内のクロス:Hyperion3×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
パーシア (Bahram系) |
★ダイハード (Never Say Die系) |
ゲイタイム (Rockefella系) |
ライジングフレーム (Cyllene系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
パーシア | 3.75 |
半弟スリージャイアンツ (No. 8-a ステフアニア系) |
2番仔 (2連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 騎手 |
走破 時計 |
着差 | 調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | フジノパーシア | 牡4 | 大崎 昭一 | 3:28.8 | 柴田 寛 | 2 | |
2 | 8 | カーネルシンボリ | 牡4 | 柴田 政人 | 3:29.1 | 1・3/4 | 黒坂 洋基 | 4 |
3 | 2 | トウコウエルザ | 牝4 | 中野 栄治 | 3:29.4 | 2 | 仲住 達弥 | 6 |
4 | 1 | キクノオー | 牡4 | 横山 富雄 | 3:30.2 | 5 | 山岡 寿恵次 | 1 |
5 | 10 | トドロキムサシ | 牡4 | 中島 啓之 | 3:30.2 | ハナ | 仲住 達弥 | 3 |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 騎手 |
走破 時計 |
着差 | 調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | フジノパーシア | 牡5 | 大崎 昭一 | 2:17.5 | 柴田 寛 | 1 | |
2 | 9 | ロングホーク | 牡4 | 武 邦彦 | 2:17.7 | 3/4 | 松田 由太郎 | 2 |
3 | 5 | トウコウエルザ | 牝5 | 飯田 明弘 | 2:18.3 | 3・1/2 | 仲住 達弥 | 8 |
4 | 8 | ナラサンザン | 牡4 | 福永 洋一 | 2:18.5 | 1・1/4 | 武田 文吾 | 10 |
5 | 1 | キクノオー | 牡5 | 横山 富雄 | 2:18.5 | ハナ | 山岡 寿恵次 | 4 |
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2021年現在、日本に輸入された英ダービー(GI)馬は全部で19頭。生年順に記しますと、パールダイヴアー(1944)、ニンバス(1946)、ガルカドール(1947.5.5)、ラヴァンダン(1953.3.8)、ハードリドン(1955)、パーシア(1956)、ラークスパー(1959)、グランディ(1972.4.3)、エンペリー(1973.3.23)、セクレト(1981.2.12)、シャーラスタニ(1983.3.27)、ジェネラス(1988.2.8)、ドクターデヴィアス(1989.3.10)、コマンダーインチーフ(1990.5.18)、エルハーブ(1991.5.24)、ラムタラ(1992.2.2)、ハイライズ(1995.5.3)、オース(1996.4.22)、ワークフォース(2007.3.14)。
そんな競走馬としての頂点を極めた「The Derby」の勝ち馬たちですが、種牡馬として日本の中央競馬でGI級レースを制した産駒を輩出できたのは、この記事のアップ時点において、
- ラヴアンダン(1953.3.8)
→ヤマニンウエーブ(1967.3.9)が天皇賞・秋の勝ち馬 - ハードリドン(1955)
→ロングエース(1969.4.2)が東京優駿勝ち馬、リニアクイン(1974.4.8)が優駿牝馬勝ち馬 - パーシア(1956)
→フジノパーシア(1971.5.10)が天皇賞・秋と宝塚記念の勝ち馬 - セクレト(1981.2.12)
→タムロチェリー(1999.4.2)が阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)の勝ち馬 - コマンダーインチーフ(1990.5.18)
→アインブライド(1995.4.16)が阪神3歳牝馬S(GI)の勝ち馬
の5頭。現行のGIレースに照らし合わせると、いわゆる「GI2勝馬」を輩出できたのは、本稿の主役フジノパーシアの父パーシアだけです。
そんなパーシアを父に持つフジノパーシア。父から名前と共に中長距離レースへの適性も受け継いで、天皇賞・秋、宝塚記念、高松宮杯、ダイヤモンドS、東京新聞杯と重賞5勝の活躍を遂げました。列挙した重賞5勝について、施行当時の諸条件を確認してみますと、
レース名 | コース・距離 | 馬場状態 | 斤量 |
---|---|---|---|
天皇賞・秋 | 東京芝3200m | 不良 | 58 |
宝塚記念 | 京都芝2200m | 重 | 56 |
高松宮杯 | 中京芝2000m | 良 | 60 |
ダイヤモンドS | 中山芝3200m | 重 | 60 |
東京新聞杯 | 東京芝2000m | 良 | 54 |
左回り右回り、大回り小回りを問わず、馬場も不問でカンカン泣きもしない。フジノパーシア、その活躍はサスガに1975年の優駿賞最優秀5歳以上牡馬-現年齢表記では4歳以上牡馬-に選出された強豪馬でした。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。
*
[フジノパーシア(1971.5.10)の主な競走成績]
- 天皇賞・秋、宝塚記念、高松宮杯、ダイヤモンドS、東京新聞杯
- 有馬記念、日本経済賞、アルゼンチン共和国杯
通算23戦11勝、2着3回、3着2回。