ダイゴトツゲキ(1982.5.12)-【1984年】の中央競馬のGI勝ち馬を辿る(No.13)-

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ダイゴトツゲキ 牡 鹿毛 1982.5.12生 新冠町・土井 昭徳氏生産 馬主・竹村 眞枝氏 栗東・吉田 三郎厩舎

ダイゴトツゲキ(1982.5.12)の4代血統表
スポーツキー
黒鹿毛 1972.5.26
種付け時活性値:0.25【9】
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Flaming Page
鹿毛 1959.4.24
Bull Page 1947
Flaring Top 1947.3.27
Sports Event
鹿毛 1964.4.5
T. V. Lark
鹿毛 1957.2.12
Indian Hemp 1949
Miss Larksfly 1948
Pamplona
鹿毛 1956
Postin 1940
Society’s Way 1950
シルバーフアニー
芦毛 1975.5.19
仔受胎時活性値:1.50【6】

ドン
芦毛 1966.5.3
種付け時活性値:0.00【8】
Grey Sovereign
芦毛 1948.3.30
Nasrullah 1940.3.2
Kong 1933
Diviana
鹿毛 1957
Toulouse Lautrec 1950
Desublea 1948
リヨウマフアニー
鹿毛 1968.5.26
仔受胎時活性値:1.50【6】
チヤイナロツク
栃栗毛 1953
種付け時活性値:1.50【14】
Rockefella 1941
May Wong 1934
フアニー
鹿毛 1962.3.31
仔受胎時活性値:1.25【5】
ゴールドアロー
鹿毛 1954.4.12
種付け時活性値:1.75【7】
トヨカツプ
栗毛 1953.6.8
仔受胎時活性値:2.00【8】

<5代血統表内のクロス:Nasrullah4×5、Nearco5×5>

ダイゴトツゲキ(1982.5.12)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
スポーツキー
(Nijinsky系)
★ドン
(Grey Sovereign系)
チヤイナロツク
(Hyperion系)
ゴールドアロー
(Bois Roussel系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ゴールドアロー
(Bois Roussel)
6.25
(【6】+【6】+【5】+【8】)
叔母が神戸新聞杯2着馬
(No. 3-l フロリースカツプ系)
3番仔
(3連産目)

*

1984年の第36回農林水産省賞典阪神3歳S(GI。阪神芝1600m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 7 ダイゴトツゲキ 牡2 稲葉 的海 1:36.3 吉田 三郎 2
2 6 マルヨプラード 牡2 作田 誠二 1:36.3 クビ 武 宏平 9
3 1 マヤノファイター 牡2 田原 成貴 1:36.7 2・1/2 坂口 正大 4
4 3 イブキカネール 牡2 出口 隆義 1:36.7 ハナ 内藤 繁春 6
5 10 ヨシノアンズ 牡2 原田 雄二 1:37.0 1・3/4 野元 昭 8

阪神芝1600m、小雨の良馬場、10頭立て。

日本中央競馬会のグレード制導入初年である1984年、現年齢表記2歳の王者を決める2レースがGIとして制定されました。西の阪神3歳Sは阪神芝1600m、東の朝日杯3歳S(GI)は中山芝1600m。古の時代から続いて来た阪神3歳S、弊サイトでもなんだかんだ言いながら阪神3歳Sの勝ち馬を多く紹介しておりまして、

キタノカチドキ(1971.3.27)-優駿賞年度代表馬を辿る(No.3)-
キタノカチドキ 牡 鹿毛 1971.3.27生~1983.9.7没 門別・佐々木節哉氏生産 馬主・初田豊氏 栗東・服部正利厩舎
テンポイント(1973.4.19)-TTGの生誕50年に寄せて(No.2)-
テンポイント(1973.4.19)-TTGの生誕50年に寄せて(No.2)-
年度代表馬の同期生を辿る(其の弐)-ゴールドシチー(1984.4.16)-。
ゴールドシチー 牡 栗毛 1984.4.16生~1990.5.2没 門別・田中茂邦氏生産 馬主・(株)友駿ホースクラブ 栗東・清水出美厩舎
年度代表馬の同期生を辿る(其の肆)-サッカーボーイ(1985.4.28)-。
サッカーボーイ 牡 栃栗毛 1985.4.28生~2011.10.7没 白老・社台フアーム生産 馬主・(有)社台レースホース 栗東・小野幸治厩舎
ラッキーゲラン(1986.4.29)-五十音にて名馬を辿る(No.39)-
ラッキーゲラン 牡 栗毛 1986.4.29生 新冠町・ロイヤルフアーム生産 馬主・ロイヤルファーム(有) 栗東・池江 泰郎厩舎
コガネタイフウ(1987.6.12)-タイム差なしの好勝負を辿る(No.21)-
コガネタイフウ 牡 鹿毛 1987.6.12生 伊達・黄金牧場生産 馬主・瀬古 孝雄氏 栗東・中村 好夫厩舎
思い出のGI1勝馬を辿る(其の零)-レオダーバン(1988.4.25)&イブキマイカグラ(1988.2.24)-
レオダーバン 牡 鹿毛 1988.4.25生 新冠・早田牧場新冠支場生産 馬主・田中竜雨氏 美浦・奥平真治厩舎イブキマイカグラ 牡 栗毛 1988.2.24生~2009.6.24没 千歳・社台フアーム生産 馬主・(有)伊吹 栗東・中尾正厩舎

キタノカチドキ(1971.3.27)、テンポイント(1973.4.19)、ゴールドシチー(1984.4.16)、サッカーボーイ(1985.4.28)、ラッキーゲラン(1986.4.29)、コガネタイフウ(1987.6.12)、イブキマイカグラ(1988.2.24)。むぅ、グレード制導入後ということでは、ゴールドシチーから最後の阪神3歳S勝ち馬イブキマイカグラまで5世代連続で記していましたよ^^;

という訳で、グレード制導入初回の1984年の阪神3歳Sを制したのはダイゴトツゲキ。11月の京都芝1400mの新馬戦1着、同月の京都芝1600mの京都3歳S1着、そして3戦目となった12月の阪神3歳S。阪神3歳Sは同じく2戦2勝で臨んだニシノバルカン(1982.4.21)が戦前1番人気、ダイゴトツゲキが2番人気でしたが、ニシノバルカンはスタートして1ハロンを過ぎたあたりで左前脚に故障を発生して競走中止。波乱となったレースは9番人気のマルヨプラード(1982.5.16)が積極的に押し進めて、ダイゴトツゲキは番手追走。平坦時代の阪神芝マイル戦は淡々と流れて、残り400mの標識を迎えて直線へ。ダイゴトツゲキは4角で外のワイドラッキー(1982.2.23)に右ムチが入っていたところでも、慌てずにひと呼吸置いて我慢したのが奏功したのでしょうか。鞍上の稲葉的海騎手が追い出しにかかるとしぶとい伸び脚を見せ、逃げ粘っていたマルヨプラードを「クビ」だけ捉えたところが決勝点。ダイゴトツゲキ、デビュー以来3戦3勝、無敗で関西の旧年齢表記3歳王者に上り詰めたのでした。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

[ダイゴトツゲキ(1982.5.12)の主な競走成績]

  1. 阪神3歳S(GI)
  2. きさらぎ賞(GIII)

通算7戦3勝、3着1回。

Retsuden | 阪神3歳S勝ち馬列伝~栄光なきGI馬たち~
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稲葉的海 - Wikipedia
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