Shavasana(2020.3.30)-第114回伊オークス(GII)の勝ち馬-

Result

Shavasana(シャバーサナ) 牝 栗毛 2020.3.30生 愛国・Razza Del Velino SRL生産 馬主・吉田 勝己氏 伊国・Stefano Botti厩舎

Shavasana(2020.3.30)の4代血統表
Gleneagles
鹿毛 2012.1.12
種付け時活性値:1.75【7】
Galileo
鹿毛 1998.3.30
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Urban Sea
栗毛 1989.2.18
Miswaki 1978.2.22
Allegretta 1978.3.10
You’resothrilling
黒鹿毛 2005.2.5
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Mariah’s Storm
鹿毛 1991.4.1
Rahy 1985.2.18
イメンス 1979.3.17
So Many Shots
鹿毛 2011.4.2
仔受胎時活性値:2.00【8】
Duke of Marmalade
鹿毛 2004.3.12
種付け時活性値:1.50【6】
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Love Me True
栗毛 1998.2.7
Kingmambo 1990.2.19
Lassie’s Lady 1981.3.18
Cland di San Jore
芦毛 1997.3.18
仔受胎時活性値:1.25【13】
Lando
鹿毛 1990.1.23
種付け時活性値:1.50【6】
Acatenango 1982.4.13
Laurea 1983.4.10
Claw
芦毛 1989.1.14
仔受胎時活性値:1.75【7】
Law Society
黒鹿毛 1982.2.16
種付け時活性値:1.50【6】
Crodas
芦毛 1983.3.12
仔受胎時活性値:1.25【5】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5×5、Mr. Prospector5×5>

Shavasana(2020.3.30)の0の理論的総括
母父祖母父曾祖母父
Gleneagles
(Galileo系)
Duke of Marmalade
(デインヒル系)
Lando
(Alchimist系)
Law Society
(Ribot系)
形相の遺伝料の遺伝牝系母の何番仔?
Gleneagles6.25
(【8】+【13】+【7】+【5】)
母が伊GIII勝ち馬
(No. 1-e)
5番仔?
(2連産目?)

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2023年の第116回伊1000ギニー(GIII。カパネッレ芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名性齢
騎手走破時計
・着差
調教師
110Shavasana牝356Cristian Demuro1:37.60Stefano Botti3
25Estrosa牝356Alessio Satta2 1/4Endo Botti5
32Aquila Reale牝356Frankie Dettori1/2Grizzetti Galoppo SRL1
46Hey Honey牝356Dario Di Tocco1Endo Botti11
57Lacrima D’Amore牝356Sergio Urru2Stefano Botti9

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2023年の第114回伊オークス(GII。サンシーロ芝2200m)の結果(上位5頭)


馬名性齢
騎手走破時計
・着差
調教師
111Shavasana牝356Hollie Doyle2:15.00Stefano Botti2
214View Zabeel牝356Eduardo Pedroza1/2A Wohler1
38Maylin牝356Antonio Orani2J Reynier4
45Estrosa牝356Dario Di Tocco2 1/4Endo Botti3
513Taany牝356Andrea Mezzatesta3/4Luciano Vitabile7

*

吉田勝己氏が所有のシャバーサナ、伊オークス逃げ切りで二冠達成 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
 現地11日、伊サンシーロ競馬場でG2イタリアオークス(3歳牝馬、芝2200m)が行われ、吉田勝己氏が所有のシャバーサナが勝利した。 好スタートからハナを奪ったH.ドイル騎乗のシャバーサナは最後まで先

デビューから6戦6勝で伊国牝馬クラシック二冠を制したShavasana。実のところデビュー4戦目までは3戦がダリオ・バルジュー騎手による手綱。そしてデビュー5戦目となった2023年5月1日に行われた雨の伊1000ギニーをクリスチャン・デムーロ騎手で制した後、6月9日までは前オーナーのマリオ・サンソーニ氏の所有馬でしたが、泣く子も黙る大社台の一角、ノーザンファームの吉田勝己氏にトレードとなり、6月11日に行われた晴の伊オークスではホリー・ドイル騎手のエスコートに応えてカパネッレ芝2200mを逃げ切りました。

2010年代以降特に顕著になったと思うのですが、社台グループは伊オークスの勝ち馬を繁殖牝馬として積極的に輸入していて、デインドリーム(2008.5.7)、チェリーコレクト(2009.3.4)、チャリティーライン(2010.4.12)、ファイナルスコア(2011.4.5)と2011年から2014年の勝ち馬を立て続けに購入されています。凱旋門賞(仏GI)馬でもあるデインドリームは言うに及ばずですけれど、チェリーコレクト、チャリティーライン、ファイナルスコアの3頭は母Holy Moon(2000.4.25)を共にする半姉妹であり、2018年の愛オークス(GI)馬Sea of Class(2015.5.23)の半姉でもあります。また社台グループではありませんが、島川隆哉氏のエスティファームが2017年の伊オークス馬フォレガ(2014.3.22)を繋養されています。同2017年、島川オーナーの勝負服でマクマホン(2014.5.2)が伊ダービー(GII)を制しましたが、そのマクマホン、2021年から3年連続でフォレガの種付けのお相手として選ばれています。むぅ、島川オーナーの心意気を感じますね(^^)

デインドリーム(2008.5.7)-凱旋門賞(仏GI)が100回を迎えるに当たり(No.10)-
デインドリーム(Danedream) 牝 鹿毛 2008.5.7生 独国・Gestut Brummerhof生産 馬主・Gestut Burg Eberstein & T.Yoshida 独国・Peter Schiergen厩舎
第124回愛オークス(GI)の勝ち馬-Sea of Class(2015.5.23)-
SeaofClass牝栗毛2015.5.23生愛国・RazzaDelVelinoSrl生産馬主・SunderlandHoldingInc英国・WilliamHaggas厩舎SeaofClass(2015.5.23)の4代血統表★SeaThe...
第134回伊ダービー(GII)の勝ち馬
MacMahon牡鹿毛2014.5.2生伊国・PorcelliMassimiliano生産馬主・TakayaShimakawa伊国・StefanoBotti厩舎MacMahon(2014.5.2)の4代血統表Ramonti鹿毛2002.3....

余談となりますけれど、近年の社台グループは伊オークス馬と共に独オークス馬の導入も見えます。2010年以降の独オークス馬はエノラ(2007.4.28)、サロミナ(2009.2.22)、フィオドラ(2011.1.24)、ターフドンナ(2012.5.1)、セリエンホルデ(2013.3.23)が輸入されています。サリオス(2017.1.23)の母サロミナ、エリザベスタワー(2018.1.23)の母ターフドンナ、シュネルマイスター(2018.3.23)の母セリエンホルデとなりますと、これは強力な布陣。また昨年2022年の勝ち馬Toskana Belle(2019.1.25)も社台ファームが購入しています。Toskana Belleは牝系が14号族c分枝系でもあり「社台さんの食指が動くかも」と思い、Toskana Belleのディアナ賞の勝ちっぷりからすると、もしかしたら、日本から豪州にお金が動くかも知れませんな^^;と書いていたのですが、案の定でした(笑)

欧州血脈を輸入するにしても、「重さ」を感じる馬ではなく、馬場が平坦で比較的日本に似ているとされる伊国や独国の活躍馬を持って来られるところがサスガです。Shavasanaに関しては無敗で伊1000ギニー、伊オークスの牝馬二冠を達成した能力の確かさと共に、祖母父にジャパンカップ(GI)勝ち馬Landoが配されているところも「素敵」と思いました。芝2400mのGI7勝を誇った「選手権距離マイスター」Lando、独国生まれの独国調教馬がジャパンカップを制してから28年、光陰矢の如しです。

Toskana Belle(2019.1.25)-第164回ディアナ賞(独GI)の勝ち馬-
Toskana Belle(トスカーナベル) 牝 栗毛 2019.1.25生 仏国・Ecurie Normandie Pur Sang生産 馬主・Australian Bloodstock 独国・Andreas Wohler厩舎
Lando(1990.1.23)-ジャパンカップ(GI)の勝ち馬を辿る(No.15)-
Lando(ランド) 牡 鹿毛 1990.1.23生~2013.8.20没 独国・Gestut Hof Ittlingen生産 馬主・Gestut Haus Ittlingen 独国・H. Jentzsch厩舎

*

本稿の主役であるShavasanaですが、今後は仏国に移籍の模様。

 シャヴァサーナはそのような特別なレースに挑むことはないだろうが、フランスのシャンティイに向かってフランシス・グラファール厩舎に移籍しようとしている。

 グラファール調教師は、「シャヴァサーナは一途に走る良い牝馬です。伊オークスでは勇敢さを見せてくれました。今週、私のところに転厩してくるので、いろいろな選択肢を検討したうえで、今後の進路を決めたいと思います。競走距離を延ばすことはないと思います」と語った。

ホリー・ドイル騎手、シャヴァサーナで伊オークスを優勝(イタリア)[その他] – 海外競馬ニュース(2023/06/15)【その他】 | 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル

1500mから2200mのレースを制しているShavasana、仏国でどのような進路を取るのでしょうか。恐らくは、やがてカタカナで表記する時が来るであろうShavasana、黄と赤の染め分け帽、「黄、赤縦縞、黒袖」の勝負服を背にする無敗の3歳乙女の未来を楽しみにしています。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

Prestazioni di SHAVASANA - SNAI Ippica
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