セダブリランテス 牡 鹿毛 2014.1.12生 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・(有)シルクレーシング 美浦・手塚貴久厩舎
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ディープブリランテ 鹿毛 2009.5.8 種付け時活性値:1.00  | 
ディープインパクト 鹿毛 2002.3.25  | 
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25  | 
★Halo 1969.2.7 | 
| Wishing Well 1975.4.12 | |||
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ウインドインハーヘア 鹿毛 1991.2.20  | 
Alzao 1980.2.28 | ||
| Burghclere 1977.4.26 | |||
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ラヴアンドバブルズ 鹿毛 2001.4.4  | 
Loup Sauvage 栗毛 1994.2.21  | 
★Riverman 1969.3.22 | |
| Louveterie 1986.2.22 | |||
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バブルドリーム 鹿毛 1993.4.28  | 
Akarad 1978.4.15 | ||
| バブルプロスペクター 1984.4.3 | |||
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シルクユニバーサル 鹿毛 2001.2.26 仔受胎時活性値:1.00  | 
ブライアンズタイム 黒鹿毛 1985.5.28 種付け時活性値:1.75  | 
Roberto 鹿毛 1969.3.16  | 
Hail to Reason 1958.4.18 | 
| Bramalea 1959.4.12 | |||
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Kelley’s Day 鹿毛 1977.5.11  | 
Graustark 1963.4.7 | ||
| Golden Trail 1958.3.5 | |||
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トロピカルサウンドII 鹿毛 1987.3.30 仔受胎時活性値:1.25  | 
Fappiano 鹿毛 1977.5.19 種付け時活性値:0.25  | 
Mr. Prospector 1970.1.28 | |
| Killaloe 1970.3.17 | |||
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Pacific Princess 鹿毛 1973.5.10 仔受胎時活性値:1.25  | 
★Damascus 鹿毛 1964.4.14 種付け時活性値:0.00  | 
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Fiji 栗毛 1960 仔受胎時活性値:1.00  | 
<5代血統表内のクロス:Hail to Reason5×4>
| 父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 | 
|---|---|---|---|
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ディープブリランテ (Halo系)  | 
ブライアンズタイム (Roberto系)  | 
Fappiano (Mr. Prospector系)  | 
★Damascus (Teddy系)  | 
| 形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? | 
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ブライアンズタイム (Roberto)  | 
4.50 | 
半兄モンドインテロ (No. 13-a)  | 
7番仔 (流産後)  | 
2017年の第66回ラジオNIKKEI賞(GIII)。「3歳馬限定のハンデ重賞」というJRA唯一のレースを制したのは、斤量54kgの2番人気だったセダブリランテス。馬名意味は「鮮やかに輝くシルク(西)。父名、母名より連想」というセダブリランテスは、これでデビュー以来3戦3勝。種牡馬ディープブリランテ、鞍上の石川裕紀人騎手、そしてセダブリランテス自身と、三者共に初めての重賞制覇となりました。それぞれにおめでとうございました。
馬主である(有)シルクレーシングは、昨年2016年の第65回をやはり斤量54kgで制したゼーヴィント(2013.5.12)に続いての、ラジオNIKKEI賞連覇となりました。セダブリランテスとゼーヴィントは、共に牝系祖先にPacific Princessを持つ13号族a分枝。言わずもがなの、ビワハヤヒデ(1990.3.10)&ナリタブライアン(1991.5.3)兄弟、ファレノプシス(1995.4.4)&キズナ(2010.3.5)姉弟が近親に見られる、20世紀末から21世紀にかけての活躍牝系です。ラジオNIKKEI賞の前身であるラジオたんぱ賞の時代には、ナリタブライアンの全弟であるビワタケヒデ(1995.4.29)が、第47回を1分45秒6という今も残るレースレコード勝ちを収めており、この牝系に縁がある重賞とも言えます。
さて、セダブリランテスの最優性先祖である母父ブライアンズタイムは、現役時代に5勝を挙げ、その主な勝ち鞍にフロリダダービー(米GI)、ペガサスH(当時米GI。現ペガサスS、米GIII)、ジムダンディS(米GII)と米国のグレードレース3勝があります。クラシックでもプリークネスS(米GI)2着、ベルモントS(米GI)3着と健闘しました。種牡馬ブライアンズタイムには、「本当はいとこのサンシャインフォーエヴァーを購入しようとしたところ、折り合いが付かず、代替種牡馬として購入された」という、良く知られるエピソードがあります。けれど、そんな「代役」だったブライアンズタイム、東京優駿(GI)勝ち馬3頭を含むジーワン勝ち馬16頭の父になるという大活躍を見せ、平成御三家種牡馬の一角となったのでした。
- ナリタブライアン(1991.5.3)
→東京優駿、菊花賞(GI)、皐月賞(GI)、有馬記念(GI)、朝日杯3歳S(現朝日杯フューチュリティS、GI)、阪神大賞典(GII)2回、スプリングS(GII)。上述 - 
サニーブライアン(1994.4.23)
→東京優駿、皐月賞ほか - 
タニノギムレット(1999.5.4)
→東京優駿、スプリングS、アーリントンC(GIII)、シンザン記念(GIII)ほか - 
チョウカイキャロル(1991.3.26)
→優駿牝馬(GI)、中京記念(GIII)ほか - 
マヤノトップガン(1992.3.24)
→菊花賞、天皇賞・春(GI)、有馬記念、宝塚記念(GI)、阪神大賞典ほか - 
シルクジャスティス(1994.3.18)
→有馬記念、京都大賞典(GII)、京都4歳特別(旧GIII)ほか - 
マイネルマックス(1994.4.13)
→朝日杯3歳S、マイラーズC(GII)、京成杯3歳S(現京王杯2歳S、GII)、函館3歳S(現函館2歳S、GIII)ほか - ファレノプシス(1995.4.4)
→桜花賞(GI)、秋華賞(GI)、エリザベス女王杯(GI)、ローズS(GII)ほか。上述 - 
トーホウエンペラー(1996.5.11)
→東京大賞典(現GI)、マイルチャンピオンシップ南部杯(現JpnI)、名古屋大賞典(現JpnIII)、朱鷺大賞典(当時統一GIII)ほか - シルクプリマドンナ(1997.4.22)
→優駿牝馬ほか - ダンツフレーム(1998.4.19)
→宝塚記念、新潟大賞典(GIII)、アーリントンCほか - タイムパラドックス(1998.5.23)
→ジャパンカップダート(現チャンピオンズカップ、GI)、帝王賞(現JpnI)、JBCクラシック(現JpnI)2回、川崎記念(現JpnI)、ブリーダーズゴールドC(当時統一GII)、平安S(GIII)、アンタレスS(GIII)、白山大賞典(現JpnIII)ほか - 
ノーリーズン(1999.6.4)
→皐月賞ほか - ヴィクトリー(2004.4.3)
→皐月賞ほか - フリオーソ(2004.5.1)
→帝王賞2回、川崎記念、かしわ記念(JpnI)、ジャパンダートダービー(JpnI)、全日本2歳優駿(現JpnI)、ダイオライト記念(JpnII)2回、日本テレビ盃(JpnII)ほか - 
レインボーダリア(2007.4.27)
→エリザベス女王杯 
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0の理論的には、父ディープブリランテの初年度産駒、母シルクユニバーサルが流産後の仔、そして最優性先祖に母父ブライアンズタイムと、第78回菊花賞(GI)の惑星として狙いたくなる血統背景の持ち主であるセダブリランテス。絹がさらに鮮やかに輝く舞台は、果たして何処になるのか。次走以降も楽しみにしています。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。
  
  
  
  
