St Mark’s Basilica(セントマークスバシリカ) 牡 鹿毛 2018.3.18生 仏国・Robert Scarborough生産 馬主・Derrick Smith & Mrs John Magnier & Michael Tabor 愛国・A P O’Brien厩舎
Siyouni 鹿毛 2007.2.14 種付け時活性値:0.50【10】 |
Pivotal 栗毛 1993.1.19 |
Polar Falcon 黒鹿毛 1987.6.1 |
Nureyev 1977.5.2 |
Marie d’Argonne 1981.3.21 | |||
Fearless Revival 栗毛 1987.3.3 |
Cozzene 1980.5.8 | ||
Stufida 1981.3.12 | |||
Sichilla 鹿毛 2002.2.28 |
デインヒル 鹿毛 1986.3.26 |
★Danzig 1977.2.12 | |
Razyana 1981.4.18 | |||
Slipstream Queen 鹿毛 1990.6.2 |
Conquistador Cielo 1979.3.20 | ||
Country Queen 1975.3.26 | |||
Cabaret 鹿毛 2007.5.4 仔受胎時活性値:0.50【10】 |
★ Galileo 鹿毛 1998.3.30 種付け時活性値:0.00【8】 |
★Sadler’s Wells 鹿毛 1981.4.11 |
Northern Dancer 1961.5.27 |
Fairy Bridge 1975.5.4 | |||
Urban Sea 栗毛 1989.2.18 |
Miswaki 1978.2.22 | ||
Allegretta 1978.3.10 | |||
Witch of Fife 黒鹿毛 1993.1.28 仔受胎時活性値:1.25【13】 |
Lear Fan 鹿毛 1981.2.2 種付け時活性値:0.75【11】 |
Roberto 1969.3.16 | |
Wac 1969.1.23 | |||
Fife 鹿毛 1988.4.26 仔受胎時活性値:1.00【4】 |
Lomond 鹿毛 1980.2.3 種付け時活性値:1.75【7】 |
||
Fiddle-Faddle 鹿毛 1976 仔受胎時活性値:0.75【11】 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5×5×5、Special(♀)5×5、Mr. Prospector5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
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Siyouni (Nureyev系) |
★Galileo (Sadler’s Wells系) |
Lear Fan (Roberto系) |
Lomond (Northern Dancer系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Lomond (My Charmer) |
3.50 |
半兄が英2000ギニー馬 (No. 6-e) |
7番仔? (7連産目?) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | St Mark’s Basilica | 牡3 | 58 | Ioritz Mendizabal | 1:40.15 | A P O’Brien | 3 |
2 | 4 | Colosseo | 牡3 | 58 | Theo Bachelot | 1 3/4 | Gianluca Bietolini | 12 |
3 | 1 | Breizh Eagle | 牡3 | 58 | Alexandre Roussel | 短クビ | J Boisnard | 6 |
4 | 7 | Policy of Truth | 牡3 | 58 | Maxime Guyon | アタマ | P & J Brandt | 5 |
5 | 6 | Parchemin | 牡3 | 58 | Mickael Barzalona | ハナ | A Fabre | 4 |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | St Mark’s Basilica | 牡3 | 58 | Ioritz Mendizabal | 2:07.30 | A P O’Brien | 1 |
2 | 12 | Sealiway | 牡3 | 58 | Franck Blondel | 1 3/4 | F Rossi | 17 |
3 | 6 | Millebosc | 牡3 | 58 | Gregory Benoist | 短アタマ | Mlle Stephanie Nigge | 12 |
4 | 4 | Saiydabad | 牡3 | 58 | Jean-Bernard Eyquem | 1 1/4 | J-C Rouget | 13 |
5 | 19 | Cheshire Academy | 牡3 | 58 | Cristian Demuro | 1 | J-C Rouget | 4 |
2021年の第181回ジョッケクルブ賞。仏国生まれの愛国調教馬St Mark’s Basilica、昨年2020年のデューハーストS(英GI)、今年2021年の仏2000ギニー、ジョッケクルブ賞とGI3連勝で仏国の牡馬クラシック二冠を果たしました。デューハーストSの折はランフランコ・デットーリ騎手の騎乗でしたが、仏国のクラシック2戦では仏国を拠点とするイオリッツ・メンディザバル騎手による手綱での勝利。短期免許によるJRAでの騎乗でも知られるメンディザバル騎手は、2008年の第168回のVision d’Etat(2005.4.20)、2020年の第180回のMishriff(2017.4.1)に続くジョッケクルブ賞3勝目と相成りました。
そしてまた意外な感じもしましたが、管理されるエイダン・パトリック・オブライエン調教師はジョッケクルブ賞初制覇。もちろんSt Mark’s Basilicaの適正を考慮されてのことでしょうけれど、英愛のクラシックは勝ち過ぎで飽きられたのかと思ってしまいました(そんな訳はない)。
*
では、以下にSt Mark’s Basilicaのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。
Witch of Fife 1993.1.28 2勝 |Ho Choi 1999.2.13 2勝 ジムクラックS(英GII)2着 |Drumfire 2004.4.5 ソラリオS(英GIII)ほか |Cabaret 2007.5.4 2勝 シルバーフラッシュS(愛GIII) ||Magna Grecia 2016.2.25 3勝 英2000ギニー(GI) フューチュリティT(英GI)ほか ||St Mark's Basilica 2018.3.18 (本馬) ジョッケクルブ賞(仏GI) 仏2000ギニー(GI) デューハーストS(英GI)ほか
St Mark’s Basilicaの牝系は欧州で継承されている6号族e分枝系。St Mark’s Basilicaと半兄Magna Grecia、クラシックウイナーにしてマルチプルGI勝ち馬となった2頭を産んだ母Cabaretは紛うことなく名繁殖牝馬ですね。なお、半兄Magna Greciaが制した2019年の英2000ギニーは、鞍上を務められたドナカ・オブライエン騎手の最後のクラシック勝利でした。
余談となりますが、2020年に調教師に転身されたドナカ騎手の最後のGI勝利はMagical(2015.5.18)による2019年の英チャンピオンS(GI)でした。
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私は直父系Northern Dancer系の中では、Nureyevのラインに何とかして生き延びて欲しいと思っています。今井壽惠さんが撮影されたNureyevの写真が、あまりにも神々しく印象に残ったのでした。
他にも生き延びて欲しいと思うエピソードはあるのですが、そちらは「北の踊り子とその子孫を辿る」シリーズのNureyevの記事をお待ちください^^;。そんなNureyevの直系はPolar Falcon~Pivotal~Siyouniという短距離GI勝ち馬のラインが世代継承を果たしてくれています。種牡馬Siyouniの牡馬の代表産駒にはジョッケクルブ賞のレースレコードホルダーにして凱旋門賞(仏GI)馬のSottsass(2016.3.24)がいますが、
St Mark’s Basilicaも繁殖入りした際には、是非とも頑張って欲しいと願っています。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。