思い出のGI1勝馬を辿る(其の陸)-メジロブライト(1994.4.19)-

Series

メジロブライト 牡 鹿毛 1994.4.19生~2004.5.16没 伊達市・メジロ牧場生産 馬主・(有)メジロ牧場 栗東・浅見 国一厩舎→浅見 秀一厩舎

メジロブライト(1994.4.19)の4代血統表
メジロライアン
鹿毛 1987.4.11
種付け時活性値:1.50【6】
アンバーシヤダイ
鹿毛 1977.3.10
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
クリアアンバー
黒鹿毛 1967.5.8
★Ambiopoise 1958.5.6
One Clear Call 1960.5.21
メジロチエイサー
鹿毛 1977.3.2
メジロサンマン
鹿毛 1963.3.26
Charlottesville 1957
パラデイシア 1957
シエリル
鹿毛 1971.5.15
スノツブ 1959.1.31
Chanel 1961.4.29
レールデユタン
鹿毛 1982.5.26
仔受胎時活性値:0.75【11】
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
種付け時活性値:1.75【7】
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
シル
鹿毛 1970.4.22
Buckpasser 1963.4.28
Quill 1956.2.24
ケイツナミ
鹿毛 1974.5.1
仔受胎時活性値:1.75【7】
ラデイガ
鹿毛 1969.5.18
種付け時活性値:1.00【4】
Graustark 1963.4.7
Celia 1960.4.3
ハイビスカス
鹿毛 1964.5.22
仔受胎時活性値:0.25【9】
アドミラルバード
黒鹿毛 1952
種付け時活性値:0.75【11】
キクジユヒメ
栗毛 1955.5.20
仔受胎時活性値:2.00【8】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4>

メジロブライト(1994.4.19)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
メジロライアン
(Northern Dancer系)
マルゼンスキー
(Nijinsky系)
ラデイガ
(Ribot系)
アドミラルバード
(Nearco系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
マルゼンスキー
(レールデユタン)
4.75
(【11】+【7】+【9】+【8】)
半弟メジロベイリー
(No. 4-r ソネラ系)
6番仔
(3連産目)

*

1998年の第117回天皇賞・春(GI。京都芝3200m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
推定
上り
馬体重
[増減]
調教師
1 5 メジロブライト 牡4 58 河内 洋 3:23.6 6-6-5-5 34.3 460
[-6]
浅見 秀一 2
2 9 ステイゴールド 牡4 58 熊沢 重文 3:23.9 2 6-7-7-6 34.3 418
[+10]
池江 泰郎 10
3 10 ローゼンカバリー 牡5 58 横山 典弘 3:24.0 1/2 14-14-10-10 34.2 486
[-6]
鈴木 康弘 5
4 4 シルクジャスティス 牡4 58 藤田 伸二 3:24.1 1/2 5-5-7-6 34.6 462
[+2]
大久保 正陽 1
5 3 ダイワオーシュウ 牡4 58 柴田 善臣 3:24.1 クビ 3-3-3-3 34.8 448
[-4]
二ノ宮 敬宇 3
1998年の第117回天皇賞・春(GI。京都芝3200m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.7 – 12.7 – 12.6 – 12.8 – 12.6 –
12.8 – 13.2 – 14.1 – 13.2 – 13.2 –
13.3 – 12.8 – 12.0 – 11.8 – 12.0 –
11.8
ラップの
累計タイム
12.7 – 25.4 – 38.0 – 50.8 – 1:03.4 –
1:16.2 – 1:29.4 – 1:43.5 – 1:56.7 – 2:09.9 –
2:23.2 – 2:36.0 – 2:48.0 – 2:59.8 – 3:11.8 –
3:23.6
上り 4F 47.6 – 3F 35.6

1998年の第117回天皇賞・春。関西テレビ放送のテレビ中継では杉本清アナウンサーに「メジロ牧場に春!!羊蹄山の麓に春!!」と実況された、メジロ勢6年ぶりの天皇賞・春制覇。メジロブライト、父メジロライアンが成し得なかった八大競走優勝を果たすと共に、見事天皇賞馬に輝きました。河内洋騎手は1981年の第83回のカツラノハイセイコ(1976.5.13)以来17年ぶりとなる天皇賞・春制覇、浅見秀一調教師は父浅見国一調教師から引き継いだメジロブライトでGI初勝利となりました。生産のメジロ牧場は、やはり生産馬であった種牡馬メジロライアンの仔により「メジロ牧場の生産馬としては初めての天皇賞・春制覇」(注)となりました。

(注)1971年の第63回のメジロムサシ(1967.2.22)は鍋掛牧場の生産馬であり、1991年の第103回&1992年の第105回のメジロマックイーン(1987.4.3)は吉田堅氏の生産馬でした。ともあれ、メジロマックイーンは母メジロオーロラ(1978.3.8)がメジロ牧場からの預託馬でしたが^^;

メジロブライト。デビュー戦となった1996年8月の函館芝1800m、6頭立て6番人気ながら勝利を収めた際のタイムが2分1秒6という際立ったスローペースでした。けれど、メジロブライトはその自力の確かさをレースで証明して行きました。2戦目となったすずらん賞(OP)ではデビューと同じ函館芝1800mを1分51秒5、一気に10秒以上もタイムを短縮して2番人気2着。3戦目のデイリー杯3歳S(現デイリー杯2歳S、GII)ではシーキングザパール(1994.4.16)に5馬身離されましたが、唯1頭だけ上がり3ハロン34秒台の脚を繰り出して7番人気2着。迎えた年末のラジオたんぱ杯3歳S(GIII)。ブレーブテンダー(1994.4.16)以下を2馬身突き放して重賞初勝利を収めたところで、クラシック候補として認知されました。

1996年の第13回ラジオたんぱ杯3歳S(GIII。阪神芝2000m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
推定
上り
馬体重
[増減]
調教師
1 7 メジロブライト 牡2 54 松永 幹夫 2:03.1 11-12-10-5 37.1 462
[+10]
浅見 国一 2
2 4 ブレーブテンダー 牡2 54 武 豊 2:03.4 2 3-3-4-2 38.0 468
[0]
池江 泰郎 3
3 2 テイエムトップダン 牡2 54 和田 竜二 2:03.9 3 3-3-4-4 38.4 490
[+2]
岩元 市三 1
4 8 オギストライカー 牡2 54 岸 滋彦 2:03.9 アタマ 15-15-15-12 38.0 440
[+2]
西橋 豊治 12
5 13 スイートスキー 牡2 54 南井 克巳 2:04.0 クビ 14-14-14-12 38.0 462
[-4]
橋本 寿正 7
1996年の第13回ラジオたんぱ杯3歳S(GIII。阪神芝2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.6 – 11.1 – 12.1 – 12.6 – 12.2 – 12.5 – 12.1 – 12.7 – 12.7 – 12.5
ラップの
累計タイム
12.6 – 23.7 – 35.8 – 48.4 – 1:00.6 – 1:13.1 – 1:25.2 – 1:37.9 – 1:50.6 – 2:03.1
上り 4F 50.0 – 3F 37.9

そうして臨んだ1997年緒戦の共同通信杯4歳S(現共同通信杯、GIII)。デビュー戦が6頭立て6番人気だったメジロブライト、出世レースの東京芝1800mでは単勝1.6倍に推されるまでになっており、その期待に応えて勝利を収めました。浅見国一調教師にとっては最後の重賞および最後の勝利となったこの共同通信杯4歳S勝ちにより、重賞連勝を遂げたメジロブライト。クラシックの「主役」として、完全に名乗りを上げたのでした。

1997年の第31回共同通信杯4歳S(GIII。東京芝1800m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
推定
上り
馬体重
[増減]
調教師
1 13 メジロブライト 牡3 56 松永 幹夫 1:47.5 12-12-10 34.8 460
[-2]
浅見 国一 1
2 1 セイリューオー 牡3 56 蛯名 正義 1:47.6 3/4 9-7-7 35.2 484
[-6]
河野 通文 3
3 11 ペイストリーシェフ 牡3 55 小野 次郎 1:47.6 アタマ 6-7-7 35.2 464
[-4]
柴田 政人 7
4 12 キタサンフドー 牡3 55 芹沢 純一 1:47.9 1 3/4 8-10-7 35.4 486
[-2]
橋口 弘次郎 11
5 4 エリモダンディー 牡3 56 河北 通 1:48.0 クビ 13-13-10 35.4 412
[-4]
大久保 正陽 2
1997年の第31回共同通信杯4歳S(GIII。東京芝1800m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.7 – 11.1 – 11.5 – 12.0 – 12.2 – 12.4 – 12.2 – 11.6 – 11.8
ラップの
累計タイム
12.7 – 23.8 – 35.3 – 47.3 – 59.5 – 1:11.9 – 1:24.1 – 1:35.7 – 1:47.5
上り 4F 48.0 – 3F 35.6

しかし、後方一気の末脚を身上としていた若き日のメジロブライトには、「前に行った馬」がクラシックで立ちはだかりました。第57回皐月賞(GI)を前に中山競馬場の試走となったスプリングS(GII)では、終始2番手から押し切ったビッグサンデー(1994.5.5)を捉え切れず4分の3馬身差で2着。本番の中山芝2000mでは道中で先頭に立ったサニーブライアン(1994.4.23)から0秒2差の4着。父を越えようと挑んだ第64回東京優駿(GI)でもサニーブライアンの透徹した逃げに完封されて0秒3差3着。秋は京都新聞杯(GII)で復帰しましたが、上り馬マチカネフクキタル(1994.5.22)から0秒2差の3着。そして第58回菊花賞(GI)では、やはり上がり3ハロン33秒9のカミソリ脚で勝ち切ったマチカネフクキタルから0秒2差の3着……。

1997年の牡馬クラシック戦線の「主役」と目されながら、皐月賞4着、東京優駿3着、菊花賞3着。いずれもコンマ3秒以内の好勝負を演じてはいましたが、あと一歩届かなかったGI勝利。

分水嶺は、1997年の最終戦となった中山芝3600mのステイヤーズS(GII)でした。GII昇格初回のこのレース、それまでの主戦であった松永幹夫騎手がワールドスーパージョッキーズシリーズに出場するため、河内騎手に乗り代わった一戦。メジロブライトはそれまでの鬱憤を晴らすかのように2着のアドマイヤラピス(1992.4.15)に1秒8差の大差勝ち。このステイヤーズSを皮切りとして、翌1998年のAJCC(GII)、阪神大賞典(GII)、そして天皇賞・春と重賞4連勝で一気にGI勝ち馬まで登り詰めたのでした。

1997年の第31回スポーツニッポン賞ステイヤーズS(GII。中山芝3600m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
推定
上り
馬体重
[増減]
調教師
1 12 メジロブライト 牡3 55 河内 洋 3:48.7 8-7-5-2 35.6 460
[-4]
浅見 秀一 1
2 4 アドマイヤラピス 牝5 55 後藤 浩輝 3:50.5 大差 13-13-12-8 36.7 436
[-10]
橋田 満 3
3 3 エーピーランド 牡4 57 田中 勝春 3:50.7 1 1/2 10-9-8-6 37.3 476
[+2]
河野 通文 5
4 6 トキオエクセレント 牡3 55 横山 典弘 3:50.8 1/2 4-5-3-4 37.9 454
[+8]
高橋 裕 2
5 8 サージュウェルズ 牡6 57 和田 竜二 3:50.8 クビ 1-1-1-1 38.2 502
[+6]
岩元 市三 4
1997年の第31回スポーツニッポン賞ステイヤーズS(GII。中山芝3600m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
13.1 – 11.7 – 13.5 – 12.1 – 12.7 –
13.0 – 13.1 – 13.6 – 13.6 – 13.1 –
12.8 – 13.0 – 12.9 – 12.0 – 12.4 –
12.4 – 12.1 – 11.6
ラップの
累計タイム
13.1 – 24.8 – 38.3 – 50.4 – 1:03.1 –
1:16.1 – 1:29.2 – 1:42.8 – 1:56.4 – 2:09.5 –
2:22.3 – 2:35.3 – 2:48.2 – 3:00.2 – 3:12.6 –
3:25.0 – 3:37.1 – 3:48.7
上り 4F 48.5 – 3F 36.1

*

1998年の第39回アメリカジョッキークラブC(GII。中山芝2200m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
推定
上り
馬体重
[増減]
調教師
1 3 メジロブライト 牡4 57 河内 洋 2:15.3 10-11-10-8 34.5 470
[+10]
浅見 秀一 1
2 8 マイネルブリッジ 牡6 58 岡部 幸雄 2:15.7 2 1/2 10-9-7-5 35.4 518
[-2]
伊藤 正徳 5
3 5 ローゼンカバリー 牡5 58 横山 典弘 2:16.2 3 3-3-2-2 36.5 496
[+6]
鈴木 康弘 2
4 11 マウンテンストーン 牡5 57 蛯名 正義 2:16.2 ハナ 1-1-1-1 36.5 470
[0]
小島 太 4
5 4 キラージョー 牡4 56 柴田 善臣 2:16.3 1/2 8-8-9-8 35.8 526
[+8]
諏訪 富三 3
1998年の第39回アメリカジョッキークラブC(GII。中山芝2200m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.7 – 11.7 – 13.0 – 12.7 – 12.8 – 12.7 – 12.3 – 11.8 – 11.9 – 11.7 – 12.0
ラップの
累計タイム
12.7 – 24.4 – 37.4 – 50.1 – 1:02.9 – 1:15.6 – 1:27.9 – 1:39.7 – 1:51.6 – 2:03.3 – 2:15.3
上り 4F 47.4 – 3F 35.6

*

1998年の第46回阪神大賞典(GII。阪神芝3000m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
推定
上り
馬体重
[増減]
調教師
1 3 メジロブライト 牡4 57 河内 洋 3:09.3 7-7-7-5 33.8 466
[-4]
浅見 秀一 1
2 10 シルクジャスティス 牡4 58 藤田 伸二 3:09.3 ハナ 4-4-3-3 34.0 460
[-4]
大久保 正陽 2
3 5 ユーセイトップラン 牡5 57 松永 幹夫 3:09.9 3 1/2 2-2-3-3 34.5 492
[+2]
音無 秀孝 3
4 8 スターレセプション せん6 57 橋本 美純 3:10.3 2 1/2 7-7-3-5 34.9 446
[0]
松田 博資 6
5 7 サンデーカイザー 牡5 57 村山 明 3:10.5 1 1/4 4-4-3-5 35.1 480
[-6]
松元 省一 5
1998年の第46回阪神大賞典(GII。阪神芝3000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
13.3 – 12.0 – 12.4 – 12.7 – 13.3 –
13.1 – 13.1 – 13.6 – 13.6 – 13.2 –
12.7 – 12.1 – 11.7 – 11.0 – 11.5
ラップの
累計タイム
13.3 – 25.3 – 37.7 – 50.4 – 1:03.7 –
1:16.8 – 1:29.9 – 1:43.5 – 1:57.1 – 2:10.3 –
2:23.0 – 2:35.1 – 2:46.8 – 2:57.8 – 3:09.3
上り 4F 46.3 – 3F 34.2

*

1999年の第46回日経新春杯(GII。京都芝2400m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
推定
上り
馬体重
[増減]
調教師
1 11 メジロブライト 牡5 59.5 河内 洋 2:31.4 4-5-4-3 34.6 474
[+4]
浅見 秀一 1
2 3 エモシオン 牡4 55 四位 洋文 2:31.4 クビ 4-5-6-3 34.5 464
[+8]
小林 稔 2
3 5 メジロシャープ 牝4 50 池田 鉄平 2:31.6 1 1/4 1-1-1-1 35.1 434
[-4]
大久保 洋吉 7
4 6 マーベラスタイマー 牡5 53 江田 照男 2:31.6 ハナ 7-7-6-7 34.6 504
[-6]
矢野 照正 5
5 1 ヒカリサーメット 牡5 54 武 幸四郎 2:31.7 3/4 7-7-9-7 34.6 508
[+2]
柳田 次男 4
1999年の第46回日経新春杯(GII。京都芝2400m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
13.7 – 12.4 – 13.1 – 13.8 – 13.4 – 12.9 – 13.0 – 12.5 – 11.7 – 12.0 – 11.2 – 11.7
ラップの
累計タイム
13.7 – 26.1 – 39.2 – 53.0 – 1:06.4 – 1:19.3 – 1:32.3 – 1:44.8 – 1:56.5 – 2:08.5 – 2:19.7 – 2:31.4
上り 4F 46.6 – 3F 34.9

*

メジロブライトが古馬になって一気に頂点を極めた背景には、河内騎手への手替わりが功を奏したようにも見られますけれど、メジロブライト自身の成長もあったのではないでしょうか。基本は鋭脚を使うスタイルでしたが、ただただ後方一気という訳ではなく、道中好位置で進められるようになっていました。天皇賞・春の勝利の際も、道中は5、6番手からの抜け出しでした。中背中肉のスラッとした馬が、徐々に大人になっていたのだと思います。

河内騎手が騎乗されてからは、渋さが増した感もあるメジロブライト。通算25戦8勝、2着8回、3着3回という安定した走りで、掲示板に載らなかったのはわずかに3回。いつでも懸命に駆けて、ゴール前では常にその姿があった印象が強い、1990年代後期の活躍馬でした。

 

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[メジロブライト(1994.4.19)の主な競走成績]

  1. 天皇賞・春(GI)、阪神大賞典(GII)、日経新春杯(GII)、AJCC(GII)、ステイヤーズS(GII)、共同通信杯4歳S(GIII)、ラジオたんぱ杯3歳S(GIII)
  2. 有馬記念(GI)、天皇賞・春(GI)、京都大賞典(GII)2回、阪神大賞典(GII)、スプリングS(GII)、デイリー杯3歳S(GII)
  3. 東京優駿(GI)、菊花賞(GI)、京都新聞杯(GII)

通算25戦8勝、2着8回、3着3回。

#2020年04月08日(水)初出、2023年01月19日(木)記事改め。2025年08月10日(日)記事再改め。

*

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

メジロドーベル(1994.5.6)とメジロブライトという、共に父にメジロライアンさんを持つ2頭がGI馬になった時は、サスガにメジロ牧場と思われたものです。

マイシンザン
マイシンザン

ああ。名門の復活を印象付けたのがこの2頭やったな。

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

でも、時が流れて21世紀の今、メジロ牧場という名前としては、既に牧場は存在しません……。

マイシンザン
マイシンザン

そうやな。けれど、メジロの血はつながっていく。メジロドーベルやメジロブライトの故郷は、名前を変えても、そこにあるんやから。

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