Benvenuto Cellini(ベンヴェヌートチェッリーニ。2023.4.17)-第161回愛ダービー(GI)の勝ち馬-

Result

Benvenuto Cellini(ベンヴェヌートチェッリーニ) 牡 栗毛 2023.4.17生 愛国・Coolmore & White Birch Farm Sc生産 馬主・Brant,Magnier,Tabor,Smith,Westerberg 愛国・A P O’Brien厩舎

Benvenuto Cellini(2023.4.17)の4代血統表
Frankel
鹿毛 2008.2.11
種付け時活性値:1.50【14】
Galileo
鹿毛 1998.3.30
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Urban Sea
栗毛 1989.2.18
Miswaki 1978.2.22
Allegretta 1978.3.10
Kind
鹿毛 2001.4.21
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Rainbow Lake
鹿毛 1990.4.10
Rainbow Quest 1981.5.15
Rockfest 1979.3.12
Newspaperofrecord
鹿毛 2016.3.1
仔受胎時活性値:1.50【6】

Lope de Vega
栗毛 2007.2.19
種付け時活性値:0.00【8】
Shamardal
鹿毛 2002.3.27
Giant’s Causeway 1997.2.14
Helsinki 1993.5.25
Lady Vettori
鹿毛 1997.4.5
Vettori 1992.2.18
Lady Golconda 1992.3.5
Sunday Times
鹿毛 2009.4.14
仔受胎時活性値:1.50【6】
Holy Roman Emperor
鹿毛 2004.3.28
種付け時活性値:1.00【4】
デインヒル 1986.3.26
L’On Vite 1986.4.20
Forever Times
鹿毛 1998.2.9
仔受胎時活性値:0.50【10】
So Factual
黒鹿毛 1990.3.4
種付け時活性値:1.75【7】
Simply Times
黒鹿毛 1994.2.11
仔受胎時活性値:0.75【3】

<5代血統表内のクロス:デインヒル3×4、Northern Dancer4×5、Machiavellian5×5>

Benvenuto Cellini(2023.4.17)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Frankel
(Galileo系)
★Lope de Vega
(Storm Cat系)
Holy Roman Emperor
(デインヒル系)
So Factual
(Intent系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
So Factual
(Newspaperofrecord)
4.25
(【6】+【6】+【10】+【3】)
母が米GI2勝馬
(No. 9-g)
2番仔
(2連産目)

*

2026年の第161回愛ダービー(GI。カラ芝12F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 2 Benvenuto Cellini 牡3 58.1 Ryan Moore 2:28.33 A P O’Brien 1
2 4 Christmas Day 牡3 58.1 Ronan Whelan 1 3/4 A P O’Brien 3
3 6 Pierre Bonnard 牡3 58.1 Wayne Lordan クビ A P O’Brien 5
4 7 Raaheeb 牡3 58.1 Rossa Ryan 6 Owen Burrows 2
5 8 Shaihaan 牡3 58.1 Tom Marquand 5 Donnacha Aidan O’Brien 7
ベンヴェヌートチェッリーニが愛ダービー制覇、英ダービーでの不運を断ち切る | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
現地28日、愛カラ競馬場でG1愛ダービー(3歳・セン馬不可、芝12ハロン)が行われ、英ダービーを不運な形で出走取消扱いとなったA.オブライエン厩舎のベンヴェヌートチェッリーニが、同厩馬にして英ダービ

2026年の第161回愛ダービー。カラ芝12ハロン、良馬場、8頭立て。スタートでハナを切ったのはバリードイルのペースメーカーの役割を担ったAction(2023.5.3)。少し離れて英ダービー(GI)馬Christmas Day(2023.2.22)が2番手、Shaihaan(2023.3.4)が3番手、そしてクリテリウムドサンクルー(仏GI)の勝ち馬Pierre Bonnard(2023.3.12)が4番手で内ラチ沿いを進みました。戦前1番人気に推されたBenvenuto Celliniは、意図的に下げられて最後方の8番手から。

向正面の残り1マイル付近に入ると、先頭のActionがリードを広げに掛かりました。この時、後方にいたBenvenuto Celliniが動き、前方のRaaheeb(2023.2.20)-Baaeed(2018.4.8)の全弟-、James J Braddock(2023.2.5)、Bunyola Bay(2023.3.17)らの内を突いてポジションを5番手まで押し上げました。残り半マイル付近で逃げたActionにChristmas Dayが並びかけ、Shaihaan、Pierre Bonnardが続き、Benvenuto Celliniもその後ろにピタリとつけました。

カラ芝の直線547ヤードに入ると早々にChristmas Dayが先頭へ。外からShaihaan、そして内からPierre Bonnardも食い下がりました。残り2ハロン、満を持してBenvenuto Celliniが外から強襲。栗毛の馬体に目立つ流星、緑の帽子、日本風に言えば「緑、黄緑襟・袖一本輪」の勝負服をまとったライアン・ムーア騎手に追われると、Christmas Day、Pierre Bonnardというステーブルメイトとの叩き合いを制し、最後は1と4分の3馬身差を着けたところがゴールポスト。終わってみればエイダン・パトリック・オブライエン厩舎のワン・ツー・スリーフィニッシュという結末でした。

*

Benvenuto Celliniは愛ダービーが初めてのGI勝利となりました。今回の愛ダービーで通算6戦4勝、2着1回、3着1回が戦績ではあるのですが、皆様ご存知の通り、前走英ダービーはエプソムダウンズ芝12ハロン6ヤードを走り切って10位入線だったものの、スタート時に左後肢が発馬機内部に乗り掛かって三本脚で発馬するような形となり、「公平な発馬機会を与えられなかった」と認定されノンランナー扱いとなりました。

そんなBenvenuto Cellini、今回の愛ダービーでもその背にはムーア騎手の姿がありました。バリードイルのトップジョッキーであるムーア騎手は今回Benvenuto CelliniではなくChristmas Dayに騎乗するという選択肢もあったはずです。↑で引いたRacing TVの愛ダービーの動画におけるレース後のインタビューによりますと、レース前々日の金曜日の朝の段階でオブライエン師と話し合い、Christmas Dayではなく、良馬場への回復を見越してBenvenuto Celliniの能力を信じて騎乗することを選択されたということ。そうして鞍上の信頼に応えたBenvenuto CelliniはAuguste Rodin(2020.1.26)Los Angeles(2021.2.22)Lambourn(2022.4.24)に続く愛ダービー4連覇(!!)をムーア騎手にプレゼントしたのでした。まま同時にオブライエン師にも4連覇を贈った訳で、オブライエン師は今回で18回目の愛ダービー優勝(!!!)となりました。

上段で「良馬場への回復を見越して」と記載しましたけれど、今回のBenvenuto Celliniの勝ち時計2分28秒33は、St. Jovite(1989.3.11)の2分25秒60、Galileo(1998.3.30)の2分27秒10、Trading Leather(2010.3.20)の2分27秒17、Los Angelesの2分28秒15、アラムシャー(2000.4.18)の2分28秒20に続く、勝ち時計の記録が残る愛ダービーでは史上6番目の好時計でした。愛ダービーの勝ち時計が2分30秒台を潜ると「速い」と感じますが、Benvenuto Cellini、その切れ味を存分に活かせたのが時計面からも伺えました。

“He’s a beautiful mover with a lot of class. Ryan felt with this horse that he’d rather go back to a mile-and-a-quarter than go any further than a mile-and-a-half, so that’s class.

Benvenuto Cellini bounces back in style for Irish Derby success | irishracing.com

“ライアンは、この馬なら1マイル半を超える距離へ延ばすよりも、むしろ1マイル2ハロンへ戻した方がよいと感じていました”というオブライエン師のコメントから、この後の進路が気になるBenvenuto Cellini。12ハロン級への転戦であれば”キング・ジョージ”(英GI)、10ハロン級ならば愛チャンピオンS(GI)、そして良馬場適正と豊かな瞬発力からブリーダーズカップ・ターフ(米GI)。Benvenuto Cellini、栗毛の流星、その蹄の向かう先。東洋の空の下から楽しみにしています。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

#Benvenuto Celliniの4代血統表を確認した時「懐かしい」と思ったのは曾祖母父のSo Factual。ゴドルフィンのソーファクチュアル、オリビエ・ペリエ騎手を背に1995年のスプリンターズS(GI)でヒシアケボノ(1992.2.27)の3着。同年のナンソープS(英GI)勝ち馬でした。

##オブライエン師の愛ダービー18勝。勝ち馬を確認しますとデザートキング(1994.3.31)、Galileo、High Chaparral(1999.3.1)Dylan Thomas(2003.4.23)、Soldier of Fortune(2004.2.20)、Frozen Fire(2005.2.19)、Fame and Glory(2006.3.20)、ケープブランコ(2007.4.20)、Treasure Beach(2008)、Camelot(2009.3.5)、Australia(2011.4.8)Capri(2014.2.7)Sovereign(2016.4.9)Santiago(2017.3.11)、Auguste Rodin、Los Angeles、Lambourn、そしてBenvenuto Celliniという優駿たちです。

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