アルテヴェローチェ(2022.2.6)&リリーフィールド(2022.2.23)-2025年のクラシック候補生を確認する(No.9)-

アルテヴェローチェ牡栗毛 2022.2.6生安平町・ノーザンファーム生産馬主・大野照旺氏栗東・須貝尚介厩舎

アルテヴェローチェ(2022.2.6)の4代血統表
モーリス鹿毛 2011.3.2 種付け時活性値：0.50【10】	スクリーンヒーロー栗毛 2004.4.18	★グラスワンダー栗毛 1995.2.18	Silver Hawk 1979.4.20
			Ameriflora 1989.1.29
		ランニングヒロイン鹿毛 1993.4.8	サンデーサイレンス 1986.3.25
			ダイナアクトレス 1983.5.4
	メジロフランシス鹿毛 2001.3.18	▲カーネギー鹿毛 1991.2.26	Sadler’s Wells 1981.4.11
			Detroit 1977.2.24
		メジロモントレー黒鹿毛 1986.4.25	▲モガミ 1976.5.18
			メジロクインシー 1981.7.1
クルミネイト鹿毛 2016.5.18 仔受胎時活性値：1.25【5】	ディープインパクト鹿毛 2002.3.25 種付け時活性値：1.25【13】	サンデーサイレンス青鹿毛 1986.3.25	★Halo 1969.2.7
			Wishing Well 1975.4.12
		ウインドインハーヘア鹿毛 1991.2.20	Alzao 1980.2.28
			Burghclere 1977.4.26
	クルソラ(ARG) 栗毛 2002.8.19 仔受胎時活性値：1.125【12.5】	Candy Stripes(USA) 栗毛 1982.4.12 種付け時活性値：0.875【19.5】	Blushing Groom 1974.4.8
			バブルカンパニー 1977.4.5
		Calorica(ARG) 黒鹿毛 1995.11.5 仔受胎時活性値：1.50【6】	Ahmad(ARG) 鹿毛 1975.10.5 種付け時活性値：0.75【19】
			Canchera(ARG) 栗毛 1989.7.22 仔受胎時活性値：1.25【5】

<5代血統表内のクロス：サンデーサイレンス3×4、Lyphard5×5×5>

アルテヴェローチェ(2022.2.6)の0の理論的総括
父	母父	祖母父	曾祖母父
モーリス (Roberto系)	ディープインパクト (サンデーサイレンス系)	Candy Stripes (Blushing Groom系)	Ahmad (Nasrullah系)
形相の遺伝	料の遺伝	牝系	母の何番仔?
ディープインパクト (サンデーサイレンス)	5.125 (【5】+【12.5】+【6】+【5】)	祖母が亜GI2勝馬 (No. 8-j)	初仔

2024年の第10回サウジアラビアロイヤルC(GIII。東京芝1600m)の結果(上位5頭)
着順	馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	走破時計	着差	通過順位	上り 3F	馬体重 [増減]	調教師	人気
1	1	アルテヴェローチェ	牡2	56	佐々木大輔	1:33.0		5-6	34.5	458 [+10]	須貝尚介	2
2	5	タイセイカレント	牡2	56	横山武史	1:33.1	1	7-7	34.3	486 [0]	矢作芳人	4
3	4	マイネルチケット	牡2	56	戸崎圭太	1:33.2	1/2	3-3	35.2	454 [0]	宮徹	5
4	6	シンフォーエバー	牡2	56	菅原明良	1:33.2	アタマ	1-1	35.5	500 [+4]	森秀行	6
5	3	アルレッキーノ	牡2	56	C.ルメール	1:33.3	クビ	4-4	35.2	460 [-2]	国枝栄	1

2024年の第10回サウジアラビアロイヤルC(GIII。東京芝1600m)のラップタイム
1F毎のラップ	12.2 – 10.7 – 11.1 – 11.7 – 12.0 – 11.7 – 11.6 – 12.0
ラップの累計タイム	12.2 – 22.9 – 34.0 – 45.7 – 57.7 – 1:09.4 – 1:21.0 – 1:33.0
上り	4F 47.3 – 3F 35.3

【サウジアラビアロイヤルＣ】（東京）アルテヴェローチェが大外一気の差し切りＶで世代上位に名乗りを上げる｜競馬実況web｜競馬｜ラジオNIKKEI

【サウジアラビアロイヤルＣ】（東京）アルテヴェローチェが大外一気の差し切りＶで世代上位に名乗りを上げる｜ラジオNIKKEI：競馬番組

東京芝1600mの2歳重賞としてすっかり定着したサウジアラビアロイヤルC、その節目の第10回を制したのはアルテヴェローチェ。1000m通過57秒7というレース史上最速ラップで流れた一戦を道中は内ラチ沿いの5、6番手に構えたアルテヴェローチェ、東京の長い直線では大外に持ち出すと豪快に脚を伸ばして最後はタイセイカレント(2022.2.16)に1馬身差を着けての完勝。須貝尚介厩舎のサウジアラビアロイヤルC勝ち馬はステラヴェローチェ(2018.2.19)、ドルチェモア(2020.2.21)が次走の朝日杯フューチュリティS(GI)で2着、1着と好走を収めていますので、アルテヴェローチェにも期待が掛かりますね。アルテヴェローチェ、その馬名意味は「芸術(伊)+冠名」ということです。

#アルテヴェローチェの鞍上を務められた佐々木大輔騎手は2022年生まれ世代のJRA2歳重賞ハンターとも言うべき成績で、函館2歳Sをサトノカルナバル(2022.3.20)、札幌2歳Sをマジックサンズ(2022.3.25)で勝利を収められています。関東期待の若手、デビュー3年目の重賞初制覇からポンポンポンと重賞勝ちを重ねられています。素晴らしい。

サトノカルナバル(2022.3.20)&アメリカンビキニ(2022.3.18)-2025年のクラシック候補生を確認する(No.2)-

トータルクラリティ(2022.1.30)&マジックサンズ(2022.3.25)-2025年のクラシック候補生を確認する(No.5)-

リリーフィールド牝栗毛 2022.2.23生安平町・追分ファーム生産馬主・吉田晴哉氏栗東・小崎憲厩舎

リリーフィールド(2022.2.23)の4代血統表
モズアスコット栗毛 2014.3.31 種付け時活性値：1.75【7】	Frankel 鹿毛 2008.2.11	Galileo 鹿毛 1998.3.30	★Sadler’s Wells 1981.4.11
			Urban Sea 1989.2.18
		Kind 鹿毛 2001.4.21	デインヒル 1986.3.26
			Rainbow Lake 1990.4.10
	India 栗毛 2003.4.2	ヘネシー栗毛 1993.3.25	▲Storm Cat 1983.2.27
			Island Kitty 1976.2.23
		Misty Hour 鹿毛 1995.2.23	★Miswaki 1978.2.22
			Our Tina Marie 1978.3.15
ハイリリー栗毛 2009.1.30 仔受胎時活性値：1.00【12】	アグネスタキオン栗毛 1998.4.13 種付け時活性値：0.50【10】	サンデーサイレンス青鹿毛 1986.3.25	★Halo 1969.2.7
			Wishing Well 1975.4.12
		アグネスフローラ鹿毛 1987.6.18	ロイヤルスキー 1974.5.24
			アグネスレデイー 1976.3.25
	テイクミーハイヤー栗毛 2000.5.3 仔受胎時活性値：2.00【8】	★トニービン鹿毛 1983.4.7 種付け時活性値：0.00【16】	カンパラ 1976.2.19
			Severn Bridge 1965
		ワディア鹿毛 1990.5.9 仔受胎時活性値：0.25【9】	Lyphard 鹿毛 1969.5.10 種付け時活性値：1.00【20】
			Histoire 黒鹿毛 1979.5.28 仔受胎時活性値：0.50【10】

<5代血統表内のクロス：Miswaki4×5(父方)、Northern Dancer5×5>

リリーフィールド(2022.2.23)の0の理論的総括
父	母父	祖母父	曾祖母父
モズアスコット (Galileo系)	アグネスタキオン (サンデーサイレンス系)	★トニービン (ゼダーン系)	Lyphard (Northern Dancer系)
形相の遺伝	料の遺伝	牝系	母の何番仔?
モズアスコット (Kind)	3.75 (【12】+【8】+【9】+【10】)	高祖母の仔にエルハーブ (No. 1-w)	5番仔 (不受胎後)

レース結果　JRA

2024年のもみじS(OP。京都芝1400m)の結果(上位5頭)
着順	馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	走破時計	着差	通過順位	上り 3F	馬体重 [増減]	調教師	人気
1	4	リリーフィールド	牝2	55	岩田望来	1:21.2		2-1	35.4	428 [0]	小崎憲	4
2	5	インフローレ	牝2	55	藤岡佑介	1:21.8	3 1/2	5-3	35.6	440 [-4]	寺島良	3
3	6	マックアルイーン	牡2	56	C.ルメール	1:21.8	クビ	2-3	35.8	514 [-4]	木村哲也	1
4	3	アスゴッド	牡2	56	北村友一	1:22.0	3/4	5-5	35.4	496 [+6]	矢作芳人	6
5	1	セルヴァンス	牡2	56	坂井瑠星	1:22.6	3 1/2	2-5	36.1	430 [+8]	小椋研介	5

2024年のもみじS(OP。京都芝1400m)のラップタイム
1F毎のラップ	12.2 – 10.8 – 11.4 – 11.4 – 11.5 – 11.7 – 12.2
ラップの累計タイム	12.2 – 23.0 – 34.4 – 45.8 – 57.3 – 1:09.0 – 1:21.2
上り	4F 46.8 – 3F 35.4

【もみじＳ】（京都）リリーフィールドが直線で後続を突き離して前走は競走除外ながらも完勝｜競馬実況web｜競馬｜ラジオNIKKEI

【もみじＳ】（京都）リリーフィールドが直線で後続を突き離して前走は競走除外ながらも完勝｜ラジオNIKKEI：競馬番組

秋の京都の2歳オープン特別と言えばもみじSが好きな私なのですが、2024年の一戦を制したリリーフィールドはかなり強い勝ち方を見せてくれました。リリーフィールド、芝1400mで行われたもみじSではレース史上最速ラップとなる1000m通過57秒3を道中3番手、2番手と徐々にポジションを上げて追走。4角では外から先頭に立ち、直線でも脚を緩めることなく後続を突き放して刻んだ1分21秒2は芝1400mのもみじSにおけるレースレコード。前週のりんどう賞を転倒による競走除外もすぐに巻き返しを見せたリリーフィールド、その馬名意味は「テッポウユリや世界のユリが咲き誇る沖縄県の公園。母名より連想」とのこと。

##リリーフィールドは新種牡馬モズアスコットの仔として初めてJRA新馬戦を制した馬であり、そのまま初めてのオープン特別勝ち産駒となりました。リリーフィールドの函館ダート1000mの新馬戦を勝ち、京都芝1400mのもみじSを勝つという「二刀流」は、サスガに安田記念(GI)とフェブラリーS(GI)を制したモズアスコットの血というところでしょうか。