ヤマニンチェルキ(2022.3.10)&アロヒアリイ(2022.1.18)-2025年のクラシック候補生を確認する(No.46)-

Pedigree

ヤマニンチェルキ 牡 栗毛 2022.3.10生 新冠町・錦岡牧場生産 馬主・土井 肇氏 栗東・中村 直也厩舎

ヤマニンチェルキ(2022.3.10)の4代血統表
フォーウィールドライブ
鹿毛 2017.3.3
種付け時活性値:1.00【4】
American Pharoah
鹿毛 2012.2.2
Pioneerof the Nile
黒鹿毛 2006.5.5
エンパイアメーカー 2000.4.27
Star of Goshen 1994.4.21
Littleprincessemma
栗毛 2006.2.27
Yankee Gentleman 1999.4.14
Exclusive Rosette 1993.2.2
Funfair
黒鹿毛 2010.4.29
More Than Ready
黒鹿毛 1997.4.4
サザンヘイロー 1983.2.9
Woodman’s Girl 1990.4.30
Fleuron
黒鹿毛 2003.2.16
Distant View 1991.5.9
Flamboyance 1994.2.5
ヤマニンプチガトー
栗毛 2009.2.5
仔受胎時活性値:1.00【12】
ヤマニンセラフィム
栗毛 1999.4.13
種付け時活性値:0.25【9】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ヤマニンパラダイス
鹿毛 1992.4.25
Danzig 1977.2.12
Althea 1981.5.20
ヤマニンプチフール
栗毛 2002.3.28
仔受胎時活性値:1.50【6】
フレンチデピュティ
栗毛 1992.1.30
種付け時活性値:0.25【9】
Deputy Minister 1979.5.17
Mitterand 1981.2.19
ワンオブアクライン
鹿毛 1986.4.15
仔受胎時活性値:1.75【15】
Danzig
鹿毛 1977.2.12
種付け時活性値:0.00【8】
Barely Even
鹿毛 1969.4.22
仔受胎時活性値:2.00【16】

<5代血統表内のクロス:Halo4×5、Danzig4×4(母方)>

ヤマニンチェルキ(2022.3.10)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
フォーウィールドライブ
(Mr. Prospector系)
ヤマニンセラフィム
(サンデーサイレンス系)
フレンチデピュティ
(Deputy Minister系)
Danzig
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
フォーウィールドライブ
(Fleuron)
6.25
(【12】+【6】+【15】+【16】)
ヤマニンウルスと同牝系
(No. 10-d)
4番仔
(4連産目)

*

2025年の第29回北海道スプリントC(JpnIII。門別ダート1200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 7 ヤマニンチェルキ 牡3 56 石川倭 1:12.4 3-2 37.6 528
[+4]
中村直也 2
2 2 マテンロウコマンド 牡3 57 松山弘平 1:12.6 1 5-5 37.1 520
[+12]
長谷川浩大 1
3 1 エコロアゼル 牡3 56 團野大成 1:13.1 2.1/2 3-3 38.2 524
[+6]
森秀行 4
4 4 ワンダーウーマン 牝3 54 落合玄太 1:13.8 3 1-1 39.1 520
[+6]
石本孝博 6
5 5 ベラジオゼロ 牡3 56 岩橋勇二 1:13.9 1/2 2-3 39.1 508
[-6]
田中淳司 5
第29回北海道スプリントカップJpnIII|web Furlong
ダートグレード競走を中心としたレースハイライトや、シリーズ競走等の特集、各種連載など盛りだくさんの情報をお届けします。

昨年2024年から8月に行われる3歳馬限定のダートスプリント重賞に様変わりして2回目。門別ダート1200mで行われたレースを制したのは地元ホッカイドウ競馬の名手・石川倭騎手を背にしたヤマニンチェルキ。8頭立てを外から先行3番手、絶好位から進むと門別ダートの直線330mの入口で馬場中央を堂々と先頭。最後に道中の追走に手間取った感もあったマテンロウコマンドが詰め寄りましたが1馬身差まで。ヤマニンチェルキ自身初の重賞勝ちは、ヤマニンチェルキら2021年生まれ世代が初年度産駒となる父フォーウィールドライブにとっても初めての重賞勝利となり、母父ヤマニンセラフィムにとってもブルードメアサイアーとしての初めての重賞制覇となりました。

今夏は冠名「ヤマニン」の馬の活躍が目立っており、7月の北九州記念(GIII)をヤマニンアルリフラ(2021.5.27)、東海S(GIII)をヤマニンウルス(2020.5.21)、そして8月の北海道スプリントCをヤマニンチェルキと立て続けに重賞勝ち。3頭いずれも錦岡牧場の生産で土井肇氏が馬主であり、サスガは老舗のオーナーブリーダーというところを見せられています。なお、ヤマニンウルスとヤマニンアルリフラは兄弟であり、ヤマニンチェルキも含めて3頭共にワンオブアクラインを曾祖母に持つ同一牝系馬です。ワンオブアクラインと言えば直仔のヤマニンザナドゥ(1994.5.25)を思い出しますが、ヤマニンザナドゥの孫に新潟大賞典(GIII)、中日新聞杯(GIII)勝ちのヤマニンサルバム(2019.4.9)がいます。近年のヤマニン軍団はワンオブアクラインを牝系祖とする馬たちの活躍が多く見られる、ということでもありますね。またヤマニンサルバムとヤマニンアルリフラは共に父がイスラボニータ(2011.5.21)であり、牝系との相性の良さも伺わせられます。

*

アロヒアリイ 牡 栗毛 2022.1.18生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・鈴木 剛史氏 美浦・田中 博康厩舎

アロヒアリイ(2022.1.18)の4代血統表
ドゥラメンテ
鹿毛 2012.3.22
種付け時活性値:0.25【9】

キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン 1983.5.9
Pilot Bird 1983.2.9
アドマイヤグルーヴ
鹿毛 2000.4.30
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
エアグルーヴ
鹿毛 1993.4.6
トニービン 1983.4.7
ダイナカール 1980.5.10
エスポワール
栗毛 2016.3.24
仔受胎時活性値:1.25【5】
オルフェーヴル
栗毛 2008.5.14
種付け時活性値:1.75【7】
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
サンデーサイレンス 1986.3.25
ゴールデンサッシュ 1988.4.23
オリエンタルアート
栗毛 1997.5.12
メジロマックイーン 1987.4.3
エレクトロアート 1986.3.29
スカーレット
鹿毛 2005.3.29
仔受胎時活性値:0.50【10】
シンボリクリスエス
黒鹿毛 1999.1.21
種付け時活性値:1.25【5】
Kris S. 1977.4.25
Tee Kay 1991.2.9
グレースアドマイヤ
鹿毛 1994.2.20
仔受胎時活性値:0.50【10】
トニービン
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:0.50【10】
バレークイーン
鹿毛 1988.4.16
仔受胎時活性値:1.25【5】

<5代血統表内のクロス:サンデーサイレンス3×4、トニービン4×4、ノーザンテースト5×5>

アロヒアリイ(2022.1.18)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ドゥラメンテ
(Mr. Prospector系)
オルフェーヴル
(サンデーサイレンス系)
シンボリクリスエス
(Roberto系)
トニービン
(ゼダーン系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
オルフェーヴル
(Lt. Stevens)
3.50
(【5】+【10】+【10】+【5】)
伯父アドミラブル
(No. 1-l)
初仔

*

2025年のギヨームドルナノ賞(仏GII。ドーヴィル芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 5 アロヒアリイ 牡3 58.5 C.ルメール 2’08″61 田中 博康 3
2 3 Rashabar 牡3 58.5 CHRISTOPHE SOUMILLON 3 1/2 BJ. MEEHAN 2
3 2 Cualificar 牡3 58.5 CRISTIAN DEMURO アタマ A. FABRE 1
4 4 Dumonet 牡3 58.5 JEAN-BERNARD EYQUEM 3 JC. ROUGET 5
5 1 Batal Youmzain 牡3 58.5 MICKAEL BARZALONA 3/4 A. SCHUTZ 4
アロヒアリイが凱旋門賞へ前進、G2ギヨームドルナノ賞で仏ダービー2着馬らを一蹴 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
仏ドーヴィル競馬場で現地16日にG2ギヨームドルナノ賞(3歳、芝2000m)が行われ、日本から遠征中のアロヒアリイが出走。発馬こそもう一つだったものの、素早く位置を取り戻して逃げを打つと、2着のラシ

アロヒアリイ、海外初挑戦となった仏国のGIIギヨームドルナノ賞を3馬身半差で完勝。8月17日の朝にレース映像を見たのですが、目の覚める鮮やかな逃げ切り勝ちでした。5頭立てという少ない頭数ながら2着のRashabar(2022.1.28)はコヴェントリーS(英GIII)を勝ちジャン・リュック・ラガルデール賞(仏GI)2着、モルニ賞(仏GI)2着、3着のCualificar(2022.4.5)はギシュ賞(仏GIII)、ラフォルス賞(仏GIII)を勝ちジョッケクルブ賞(仏GI)2着と、戦前アロヒアリイより上位人気となった2頭は実力馬でした。それらをまとめて切って捨てた弥生賞(GII)3着馬アロヒアリイ、自身初のGレース勝ちは馬主である鈴木剛史オーナーにとってもGレース初勝利、管理される田中博康調教師にとっては初めての海外Gレース制覇となりました。しっかし、これは現地メディアはビックリされたのではないですか。いかにGレースでプレイス(=3着以内)があったアロヒアリイとは言え、まだ1勝馬だったのですから。アロヒアリイ、「日本馬強し」を改めて印象付ける素晴らしい勝ちっぷりでした。

ギヨームドルナノ賞は例年8月に行われる仏国の3歳馬限定GIIであり、弊サイトでかつて紹介した馬たちでギヨームドルナノ賞を制したことがあるのはAlmanzor(2013.3.11)Mishriff(2017.4.1)、そしてAce Impact(2020.2.13)。馬名を見ればビッグネームが並びます。中でもAce Impactはギヨームドルナノ賞の次走となった凱旋門賞(仏GI)でも勝利を遂げて6戦6勝、無敗で戴冠して見せました。

第176回仏ダービー(GI)の勝ち馬。
Almanzor 牡 鹿毛 2013.3.11生 仏国・Haras D'Etreham生産 馬主・Ecurie Antonio Caro & Gerard Augustin-Normand 仏国・Jean-Claude Rouget厩舎 A...
Mishriff(2017.4.1)-第23回ドバイシーマクラシック(UAE・GI)の勝ち馬-
Mishriff(ミシュリフ) 牡 鹿毛 2017.4.1生 愛国・Nawara Stud Limited生産 馬主・Prince A A Faisal 英国・John Gosden厩舎
Ace Impact(2020.2.13)-第102回凱旋門賞(仏GI)の勝ち馬-
Ace Impact(2020.2.13)-第102回凱旋門賞(仏GI)の勝ち馬-

海外の競馬に強いステイゴールド、オルフェーヴルの血をバックボーンに持つアロヒアリイ、その馬名意味は「輝く王(ハワイ語)」。その血のさらに輝く舞台が、10月のパリロンシャン芝2400mになることを切に願っています。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

【仏GⅡギヨームドルナノ賞】アロヒアリイが逃げ切って重賞初V デビュー2勝目を海外で果たす快挙!
16日にフランス・ドーヴィル競馬場で行われたGⅡギヨームドルナノ賞で、日本のアロヒアリイが優勝。通算2勝目を海外重賞で飾る快挙を演じた
オルフェーヴルの子供がつないだ3人の男達の縁(平松さとし) - エキスパート - Yahoo!ニュース
オルフェーヴルの仔で凱旋門賞に挑みたい ある晴れた4月某日。埼玉のとある乗馬クラブで“大人の遠足”が行われた。 呼びかけたのはJRAの馬主でもある鈴木剛史氏。参加したのは彼の仲間と調教師の田中博康、そ
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