クリスアーサー(2021.4.3)&キャプテンシー(2021.3.9)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.18)-

クリスアーサー 牡 鹿毛 2021.4.3生 新ひだか町・高橋 陵氏生産 馬主・大戸 志浦氏 栗東・渡辺 薫彦厩舎

クリスアーサー(2021.4.3)の4代血統表
ビッグアーサー
鹿毛 2011.3.18
種付け時活性値:0.25【9】
サクラバクシンオー
鹿毛 1989.4.14
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
テスコボーイ 1963
アンジエリカ 1970.3.29
サクラハゴロモ
鹿毛 1984.4.13
ノーザンテースト 1971.3.15
クリアアンバー 1967.5.8
シヤボナ
鹿毛 2005.3.8
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
Relish
鹿毛 1999.3.24
Sadler’s Wells 1981.4.11
Reloy 1983.3.14
オートクリス
鹿毛 2006.4.18
仔受胎時活性値:1.50【14】
シンボリクリスエス
黒鹿毛 1999.1.21
種付け時活性値:1.50【6】
Kris S.
黒鹿毛 1977.4.25
Roberto 1969.3.16
Sharp Queen 1965.4.19
Tee Kay
黒鹿毛 1991.2.9
★Gold Meridian 1982.4.14
Tri Argo 1982.5.18
オートジャーニー
鹿毛 1994.5.20
仔受胎時活性値:0.75【11】
リズム
鹿毛 1987.3.31
種付け時活性値:1.50【6】
Mr. Prospector 1970.1.28
Dance Number 1979.3.28
カーナ
黒鹿毛 1982.5.4
仔受胎時活性値:0.75【11】
アローエクスプレス
鹿毛 1967.4.10
種付け時活性値:1.50【14】
マスフアーバ
鹿毛 1975.3.25
仔受胎時活性値:1.50【6】

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×4、Northern Dancer5×5×5>

クリスアーサー(2021.4.3)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ビッグアーサー
(テスコボーイ系)
シンボリクリスエス
(Roberto系)
リズム
(Mr. Prospector系)
アローエクスプレス
(Grey Sovereign系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
シンボリクリスエス
(Bramalea)
4.50
(【14】+【11】+【11】+【6】)
(No. 16-h 星旗系) 7番仔
(2連産目)

*

レース結果 JRA
2023年のスポーツ報知杯中京2歳S(OP。中京芝1200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 5 クリスアーサー 牡2 56 河原田 菜々 1:08.6 3-3 34.6 512
[+2]
渡辺 薫彦 4
2 9 ビッグドリーム 牡2 56 吉田 隼人 1:08.7 クビ 4-4 34.6 522
[+2]
西園 正都 3
3 2 ジャスパーノワール 牡2 57 団野 大成 1:08.7 アタマ 1-1 34.9 512
[-2]
森 秀行 1
4 8 エトヴプレ 牝2 56 藤岡 佑介 1:08.7 アタマ 5-5 34.1 462
[-8]
藤岡 健一 2
5 1 アイファーバトル 牡2 56 藤田 菜七子 1:08.7 クビ 7-7 33.3 448
[+6]
根本 康広 6
2023年のスポーツ報知杯中京2歳S(OP。中京芝1200m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.2 – 10.6 – 11.0 – 11.2 – 11.3 – 12.3
ラップの
累計タイム
12.2 – 22.8 – 33.8 – 45.0 – 56.3 – 1:08.6
上り 4F 45.8 – 3F 34.8

中京芝1200m、曇の稍重馬場、9頭立て。前走福島2歳S(OP)でエトヴプレ(2021.3.31)とタイム差なしの2着だったクリスアーサー、

ジャンタルマンタル(2021.3.21)&エトヴプレ(2021.3.31)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.15)-
ジャンタルマンタル(2021.3.21)&エトヴプレ(2021.3.31)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.15)-

福島の敵を中京で討つとばかりにビッグドリーム(2021.3.18)、ジャスパーノワール(2021.3.16)、エトヴプレ、アイファーバトル(2021.3.20)等のタイム差なしの2着~5着争いにコンマ1秒だけ先んじて駆け抜けたところが決勝点。終わってみれば9頭中2頭だけだったビッグアーサー産駒のワンツーフィニッシュ。クリスアーサーとビッグドリーム、父から半分ずつ名前をもらった馬どうしの決着となりました。

クリスアーサーの鞍上を務める河原田菜々騎手は、今回の中京2歳Sが特別戦初勝利でもありました。2023年10月の京都芝1200mの未勝利戦をクリスアーサーで勝利を収めて9勝目を遂げられていた河原田騎手。2ヶ月以上勝ち星から遠ざかっていたところで、中京2歳S当日はこれまた自身初となる1日3勝を挙げる活躍を見せられました。そうして河原田騎手、今村聖奈騎手、同期の小林美駒騎手に続く、JRA所属の女性騎手としては史上3人目のデビュー年10勝以上を果たされたのでした。

エトヴプレの福島2歳Sの記事でも書いていたのですが、

##福島2歳S2着のクリスアーサー。日本のドメスティックブラッドとなったテスコボーイ(1963)ビッグアーサー(2011.3.18)の仔。クリスアーサーもまたサンデーサイレンス・フリーの血統構成の持ち主にして、御料の16号族星旗(1924)系。渡辺薫彦調教師&河原田騎手の師弟コンビと共に歩んで欲しい、応援したくなる若駒です。

河原田騎手の師匠である渡辺調教師といえば、騎手時代の所属であった沖芳夫厩舎のナリタトップロード(1996.4.4)とのコンビを思い出します。徒弟制度も風化しつつある今日このごろですけれど、渡辺師と河原田騎手の師弟コンビと共に往くクリスアーサー、2024年のスプリント戦線での活躍を期待したいと思います。クリスアーサー、その馬名意味は「母名の一部+父名の一部」ということです。

*

キャプテンシー 牡 鹿毛 2021.3.9生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・松永 幹夫厩舎

キャプテンシー(2021.3.9)の4代血統表
モーリス
鹿毛 2011.3.2
種付け時活性値:0.25【9】
スクリーンヒーロー
栗毛 2004.4.18
グラスワンダー
栗毛 1995.2.18
Silver Hawk 1979.4.20
Ameriflora 1989.1.29
ランニングヒロイン
鹿毛 1993.4.8
サンデーサイレンス 1986.3.25
ダイナアクトレス 1983.5.4
メジロフランシス
鹿毛 2001.3.18
カーネギー
鹿毛 1991.2.26
Sadler’s Wells 1981.4.11
Detroit 1977.2.24
メジロモントレー
黒鹿毛 1986.4.25
▲モガミ 1976.5.18
メジロクインシー 1981.7.1
アドマイヤリード
青鹿毛 2013.3.18
仔受胎時活性値:1.75【7】
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
種付け時活性値:0.50【18】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
デイクタス 1967.4.11
ダイナサツシユ 1979.3.16
ベルアリュールII
栗毛 2005.2.2
仔受胎時活性値:1.75【7】
Numerous
鹿毛 1991.3.14
種付け時活性値:1.25【13】
Mr. Prospector 1970.1.28
Number 1979.5.5
Mare Aux Fees
芦毛 1988.3.21
仔受胎時活性値:2.00【16】
Kenmare
芦毛 1975.5.5
種付け時活性値:1.00【12】
Feerie Boreale
芦毛 1981.6.2
仔受胎時活性値:1.50【6】

<5代血統表内のクロス:サンデーサイレンス3×4、ノーザンテースト5×5>

キャプテンシー(2021.3.9)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
モーリス
(Roberto系)
ステイゴールド
(サンデーサイレンス系)
Numerous
(Mr. Prospector系)
Kenmare
(ゼダーン系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Numerous
(Number)
7.00
(【7】+【7】+【16】+【6】)
母がヴィクトリアマイル勝ち馬
(No. 22)
2番仔
(2連産目)

*

レース結果 JRA
2024年のジュニアC(L。中山芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 1 キャプテンシー 牡3 57 R.キング 1:32.5 1-1-1 34.6 462
[0]
松永 幹夫 2
2 4 チャンネルトンネル 牡3 57 松岡 正海 1:32.9 2 2-3-3 34.7 484
[+16]
堀内 岳志 5
3 3 ポッドテオ 牡3 57 北村 宏司 1:33.1 1 1/2 6-3-5 34.8 470
[0]
畠山 吉宏 1
4 2 アレンジャー 牡3 57 横山 典弘 1:33.1 クビ 6-6-6 34.6 472
[+8]
昆 貢 8
5 6 ソニックライン 牡3 57 R.キングスコート 1:33.1 アタマ 9-6-8 34.5 496
[+4]
木村 哲也 4
2024年のジュニアC(L。中山芝1600m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.5 – 11.0 – 11.3 – 11.4 – 11.7 – 11.6 – 11.2 – 11.8
ラップの
累計タイム
12.5 – 23.5 – 34.8 – 46.2 – 57.9 – 1:09.5 – 1:20.7 – 1:32.5
上り 4F 46.3 – 3F 34.6

中山芝1600m、晴の良馬場、10頭立て。毎年最初のJRAリステッドレースは明け3歳のマイル戦ジュニアC。1999年に芝1600mになってからの勝ち馬を見ればキンシャサノキセキ(2003.9.24)スマートファルコン(2005.4.4)マイネルホウオウ(2010.4.23)等が後のGI馬となっています。

#先日スマートファルコンの記事をアップしましたが、後のダート王は芝のマイルのオープン特別を勝つくらいに豊かなスピードがあったということですね。ちなみにスマートファルコンがジュニアCを制した際の2着はオーロマイスター(2005.1.31)。ゴールドアリュール(1999.3.3)産駒の後のダートGI級勝ち馬2頭による決着でもありました。

閑話休題。ジュニアCの2024年のレースを逃げ切ったのはキャプテンシー。短期免許で来日している英国出身で豪州にて活躍中の女性騎手レイチェル・キング騎手と共に抜群の発馬でハナに立ち、1000m通過57秒9で飛ばすと中山芝Cコースの直線310mに入った時にはセーフティリード。最後は上がり3ハロン34秒6でまとめると、決勝点で刻まれた時計は1分32秒5というジュニアCのレースレコードでした。

キャプテンシー、前有利の馬場状態であったにせよ、これは見事な勝ちっぷり。馬名意味のとおりマイル戦を「統率する能力」を秘めているように感じました。まま、父モーリス、母アドマイヤリードと父母で合わせてGI7勝、内マイルGI5勝の良血馬ですからね^^;

モーリス(2011.3.2)-五十音にて名馬を辿る(No.35)-
モーリス(Maurice) 牡 鹿毛 2011.3.2生 日高町・戸川牧場生産 馬主・吉田 和美氏 美浦・堀 宣行厩舎
第12回ヴィクトリアマイル(GI)の勝ち馬
アドマイヤリード 牝 青鹿毛 2013.3.18生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・近藤利一氏 栗東・須貝尚介厩舎 アドマイヤリード(2013.3.18)の4代血統表 ステイゴールド 黒鹿毛 1994.3.24 種付け時活性値:0.50 ...

そしてまたキャプテンシーと共に殊勲を遂げたキング騎手は昨年2023年のワールドオールスタージョッキーズにおいて海外招待騎手の一人として来日され、獲得ポイント55点で2位となられて腕達者ぶりを発揮されました。当時のコメントで

また近いうちに日本に戻ってきてJRAの皆さんとレースをしたいと思っています。

と残されていましたけれど、半年経たずに早速の有言実行。改めて確かな手腕を見せられていますね(^^)

2023ワールドオールスタージョッキーズ出場外国騎手プロフィール レイチェル・キング

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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