ルシフェル(2021.4.8)&チェルヴィニア(2021.2.3)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.12)-

Pedigree

ルシフェル 牝 鹿毛 2021.4.8生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・斉藤 崇史厩舎

ルシフェル(2021.4.8)の4代血統表
ハーツクライ
鹿毛 2001.4.15
種付け時活性値:0.75【19】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
アイリッシュダンス
鹿毛 1990.3.26
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
ビユーパーダンス
黒鹿毛 1983.2.26
Lyphard 1969.5.10
My Bupers 1967.6.1
アルアリングスター
鹿毛 2015.2.14
仔受胎時活性値:1.25【5】
Exchange Rate
芦毛 1997.4.3
種付け時活性値:0.25【17】
Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.7
Sterling Pound
芦毛 1991.2.17
Seeking the Gold 1985.4.7
Spectacular Bev 1984.4.1
Spring Jump
黒鹿毛 2008.1.24
仔受胎時活性値:1.50【6】
★Jump Start
黒鹿毛 1999.1.28
種付け時活性値:0.00【8】
A.P. Indy 1989.3.31
Steady Cat 1993.3.14
Meg’s Answer
黒鹿毛 2004.3.11
仔受胎時活性値:0.75【3】
★West Acre
鹿毛 1995.2.11
種付け時活性値:0.00【8】
Spring Hill Answer
鹿毛 1986.4.22
仔受胎時活性値:0.25【17】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5>

ルシフェル(2021.4.8)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ハーツクライ
(サンデーサイレンス系)
Exchange Rate
(Danzig系)
★Jump Start
(A.P. Indy系)
★West Acre
(Mr. Prospector系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ハーツクライ
(サンデーサイレンス)
3.75
(【5】+【6】+【3】+【17】)
母が米GI2着2回
(No. A24)
3番仔
(3連産目)

*

レース結果 JRA
2023年の萩S(L。京都芝1800m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 5 ルシフェル 牝2 55 川田 将雅 1:47.9 5-3 34.0 488
[+6]
斉藤 崇史 1
2 2 ビーグラッド 牝2 55 武 豊 1:48.1 1 1/2 1-1 34.5 444
[0]
岡田 稲男 2
3 4 ギヴイットアゴー 牝2 55 横山 典弘 1:48.2 3/4 6-6 34.0 460
[-2]
昆 貢 5
4 1 デルシエロ 牡2 56 坂井 瑠星 1:48.4 3/4 3-3 34.5 400
[0]
清水 久詞 3
5 6 ホルトバージ 牡2 56 M.デムーロ 1:48.4 アタマ 3-3 34.5 466
[0]
寺島 良 6
2023年の萩S(L。京都芝1800m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.8 – 11.4 – 11.8 – 12.4 – 12.9 – 12.3 – 11.8 – 11.0 – 11.5
ラップの
累計タイム
12.8 – 24.2 – 36.0 – 48.4 – 1:01.3 – 1:13.6 – 1:25.4 – 1:36.4 – 1:47.9
上り 4F 46.6 – 3F 34.3

京都芝1800m、晴の良馬場、6頭立て。萩はマメ科ハギ属の落葉低木の総称ということで「お好きな服は(おすきなふくは)」で暗記することでおなじみの「秋の七草」のひとつでもあります。

#「秋の七草」をご紹介しておきますと、「おみなえし」「すすき」「ききょう」「なでしこ」「ふじばかま」「くず」「はぎ」です。それぞれの名前の頭文字を取ると「おすきなふくは」ですね。

そんな萩を冠に戴く萩S、アイビーS(L)と共にJRAの2歳オープン特別では2つだけのリステッド競走であり、過去の勝ち馬にはスズカマンボ(2001.4.28)フサイチリシャール(2003.4.6)タイムフライヤー(2015.2.1)サートゥルナーリア(2016.3.21)ダノンスコーピオン(2019.2.22)等の姿が見えます。

という訳で2023年の一戦を制したのは1番人気だったルシフェル。デビューとなった7月の福島芝1800mの新馬戦ではエコロヴァルツ(2021.2.14)から1と4分の3馬身差の2着、

エコロヴァルツ(2021.2.14)&コスモディナー(2021.3.17)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.5)-
エコロヴァルツ(2021.2.14)&コスモディナー(2021.3.17)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.5)-

9月の小倉芝2000mの未勝利戦では4馬身差の快勝を収めて臨んだ10月の萩S。逃げたビーグラッド(2020.2.2)が作り出した1000m通過1分1秒3のペースを後方、といっても5番手でじっと待機。京都芝外回りAコースの直線403.7mでは馬場中央をしぶとく伸び、逃げ粘ったビーグラッドを決勝点手前で捉えたルシフェル、最後はしっかり1馬身半差を着けていました。女性が強い時代ではありますけれど、今回の萩Sも6頭中3頭だった牝馬が馬券圏内を占めたという決着。と書いてみて、記録を辿れば現行の芝1800mで毎年の開催となった2002年以降の萩Sで、牝馬が勝利を収めたのは初めてのことでした。

ルシフェル、デビューから3戦すべて1800m以上を使われていますので、距離が伸びた舞台での活躍を見込まれているのでしょう。東京芝2400mを楽しみにしたいハーツクライの娘、その馬名意味は「明けの明星(ラテン語)。母名より連想」ということ。母アルアリングスター(Alluring Star)が「魅力的な星」ですので、日の出前の東の空に輝く金星の美しい姿の連想になったというところでしょうか。

【特集】明けの明星 金星(2023~2024年) - アストロアーツ

*

チェルヴィニア 牝 鹿毛 2021.2.3生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 美浦・木村 哲也厩舎

チェルヴィニア(2021.2.3)の4代血統表
ハービンジャー
鹿毛 2006.3.12
種付け時活性値:1.50【14】
Dansili
黒鹿毛 1996.1.27
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
★Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Hasili
鹿毛 1991.3.12
Kahyasi 1985.4.2
Kerali 1984.3.4
Penang Pearl
鹿毛 1996.3.11
Bering
栗毛 1983.3.20
Arctic Tern 1973.5.11
Beaune 1974.4.10
Guapa
鹿毛 1988.5.4
Shareef Dancer 1980.3.3
Sauceboat 1972.2.28
チェッキーノ
栗毛 2013.2.8
仔受胎時活性値:1.75【7】
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
種付け時活性値:0.75【11】
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン 1983.5.9
Pilot Bird 1983.2.9
ハッピーパス
鹿毛 1998.6.3
仔受胎時活性値:1.50【14】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.75【11】
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ハッピートレイルズ
鹿毛 1984.5.29
仔受胎時活性値:1.25【13】
ポツセ
栗毛 1977.5.15
種付け時活性値:1.50【6】
ロイコン
鹿毛 1975.3.4
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5(父方)>

チェルヴィニア(2021.2.3)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ハービンジャー
(デインヒル系)
キングカメハメハ
(Mr. Prospector系)
サンデーサイレンス
(Halo系)
ポツセ
(Forli系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ハービンジャー 6.50 or 4.50
(【7】+【14】+【13】+【8】)
半兄ノッキングポイント
(No. 4-d)
2番仔
(2連産目)

*

2023年の第12回アルテミスS(GIII。東京芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 4 チェルヴィニア 牝2 55 C.ルメール 1:33.6 3-3 33.3 480
[+4]
木村 哲也 1
2 8 サフィラ 牝2 55 松山 弘平 1:33.9 1 3/4 6-6 33.4 442
[-4]
池添 学 2
3 9 スティールブルー 牝2 55 荻野 極 1:34.0 1/2 3-3 33.8 432
[+2]
宗像 義忠 4
4 1 ライトバック 牝2 55 浜中 俊 1:34.2 1 1/4 6-6 33.7 470
[0]
茶木 太樹 3
5 2 ショウナンマヌエラ 牝2 55 石橋 脩 1:34.5 2 1-1 34.5 474
[+12]
高野 友和 6
2023年の第12回アルテミスS(GIII。東京芝1600m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.5 – 11.4 – 12.0 – 12.1 – 12.0 – 11.4 – 11.2 – 11.0
ラップの
累計タイム
12.5 – 23.9 – 35.9 – 48.0 – 1:00.0 – 1:11.4 – 1:22.6 – 1:33.6
上り 4F 45.6 – 3F 33.6

東京芝1600m、晴の良馬場、10頭立て。過去の勝ち馬を眺めてみればリスグラシュー(2014.1.18)ラッキーライラック(2015.4.3)ソダシ(2018.3.8)サークルオブライフ(2019.3.24)、そして昨年2022年の2着馬がリバティアイランド(2020.2.2)と後のGI馬を輩出している出世レース。レース名に付けられているアルテミスについては、

アルテミス(Artemis)は、ギリシャ神話に登場する狩猟と純潔の女神。古代ギリシャでは、豊穣や多産の神として人々に信仰されてきた。

2023年度第4回東京競馬特別レース名解説

と紹介されています。アルテミスはセレーネーと同一視されて月の女神としても知られていますね。アルテミスを馬名に戴いた馬では、やはり東京芝1600mの牝馬東京タイムズ杯(GIII)を制したダイナアルテミス(1984.3.30)がいます。

という訳で前置きが長くなってしまいましたが、2023年の一戦を制したのは1番人気に推されたチェルヴィニア。予備知識無しにレースを観戦していたのですけれど、道中の走る姿がやけに目に付く馬が1頭。「雰囲気のある走りだ」と感じていたら、それが鹿毛の大作も鮮やかなチェルヴィニア。閲覧者の皆様もおありではないでしょうか。レース途中の走っている様で「あ、この馬は勝ち負け」と感じることが。私にとっては、今回のアルテミスSのチェルヴィニアが正にそうでした。クリストフ・ルメール騎手にエスコートされたチェルヴィニア、5番手先行から迎えた東京芝Bコースの直線525.9m。前を行ったスティールブルー(2021.2.12)と荻野極騎手が外から上手く蓋をする形となり、チェルヴィニアは追い出しが遅れた感もありましたが、前が空いてしまえば悠々としたもの。終始チェルヴィニアをマークするようなレースを見せた、サリオス(2017.1.23)の全妹サフィラ(2021.2.1)も一緒に伸びましたけれど、1と4分の3馬身抜け出したところが決勝点。終わってみれば、東京芝1600mで刻んだ1分33秒6はレースレコード。チェルヴィニア、将来の展望が楽しみとなったアルテミスS制覇でした。

チェルヴィニアのデビュー戦は6月の東京芝1600mの新馬戦であり、勝ち馬はボンドガール(2021.1.19)でチェルヴィニアは4分の3馬身差の2着。新馬戦を共に走った牝馬たちのうち6着までが勝ち上がり、ボンドガールがサウジアラビアロイヤルC(GIII)2着、コラソンビート(2021.2.26)がダリア賞(OP)勝ち、キャットファイト(2021.4.4)がアスター賞をレコード勝ちと活躍する中、チェルヴィニアもアルテミスS勝ちと、改めてハイレベルなレースだったことを思わせます。

シリウスコルト(2021.3.22)&ゴンバデカーブース(2021.2.24)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.10)-
シリウスコルト(2021.3.22)&ゴンバデカーブース(2021.2.24)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.10)-
ゼルトザーム(2021.2.18)&コラソンビート(2021.2.26)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.3)-
ゼルトザーム(2021.2.18)&コラソンビート(2021.2.26)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.3)-

ハッピーパスの孫、チェッキーノの娘、ノッキングポイント(2020.1.30)の妹ということもあり応援したくなるチェルヴィニア、その馬名意味は「マッターホルン山麓の集落の名より」とのこと。

 

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。