Elite Power(エリートパワー) 牡 栗毛 2018.2.7生 米国・Alpha Delta Stables, LLC生産 馬主・Juddmonte 米国・William Mott厩舎
Curlin 栗毛 2004.3.25 種付け時活性値:1.25【13】 |
Smart Strike 鹿毛 1992.5.21 |
Mr. Prospector 鹿毛 1970.1.28 |
★Raise a Native 1961.4.18 |
Gold Digger 1962.5.28 | |||
Classy ‘n Smart 鹿毛 1981.5.20 |
Smarten 1976.4.17 | ||
No Class 1974.3.30 | |||
Sherriff’s Deputy 鹿毛 1994.3.6 |
Deputy Minister 黒鹿毛 1979.5.17 |
Vice Regent 1967.4.29 | |
Mint Copy 1970.2.24 | |||
Barbarika 鹿毛 1985.3.9 |
Bates Motel 1979.5.17 | ||
War Exchange 1972.3.24 | |||
Broadway’s Alibi 黒鹿毛 2009.3.18 仔受胎時活性値:2.00【8】 |
★ Vindication 黒鹿毛 2000.1.28 種付け時活性値:0.00【8】 |
Seattle Slew 黒鹿毛 1974.2.15 |
Bold Reasoning 1968.4.29 |
My Charmer 1969.3.25 | |||
Strawberry Reason 黒鹿毛 1992.3.17 |
Strawberry Road 1979.9.28 | ||
Pretty Reason 1971.3.18 | |||
Broadway Gold 黒鹿毛 2002.3.23 仔受胎時活性値:1.50【6】 |
★Seeking the Gold 鹿毛 1985.4.7 種付け時活性値:0.00【16】 |
Mr. Prospector 1970.1.28 | |
Con Game 1974.3.20 | |||
Miss Doolittle 黒鹿毛 1998.2.4 仔受胎時活性値:0.75【3】 |
Storm Cat 黒鹿毛 1983.2.27 種付け時活性値:1.50【14】 |
||
Eliza 鹿毛 1990.3.16 仔受胎時活性値:1.75【7】 |
<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector3×4>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Curlin (Mr. Prospector系) |
★Vindication (Seattle Slew系) |
★Seeking the Gold (Mr. Prospector系) |
Storm Cat (Storm Bird系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Storm Cat (Broadway’s Alibi) |
6.00 (【8】+【6】+【3】+【7】) |
母が米Gレース2勝馬 (No. 37) |
3番仔? |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
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1 | 2 | Elite Power | 牡5 | 57 | Frankie Dettori | 1:11.006 | William Mott | 1 |
2 | 4 | Gunite | 牡4 | 57 | Tyler Gaffalione | 3 1/4 | Steven Asmussen | 2 |
3 | 8 | リメイク | 牡4 | 57 | 福永 祐一 | 2 | 新谷 功一 | 4 |
4 | 5 | ジャスティン | 牡7 | 57 | 坂井 瑠星 | 1 | 矢作 芳人 | 7 |
5 | 1 | ダンシングプリンス | 牡7 | 57 | Damian Lane | 2 1/2 | 宮田 敬介 | 3 |
防衛王者のダンシングプリンス(2016.5.17)を始めとして日本の強豪ダートスプリンターが4頭出走しましたが、立ちふさがったのはダート大国である米国の2頭でした。特に圧巻の走りを見せたElite Power、マクリ一発で他馬を撫で切りとばかりに、終わってみれば2着のホープフルS(米GI)勝ち馬Gunite(2019.2.3)に3と4分の1馬身差の完勝。
Elite Power、2022年6月のチャーチルダウンズ・ダート7ハロンのメイドンを皮切りとして、同6月のチャーチルダウンズ・ダート8ハロンのアローワンス、9月のサラトガ・ダート6ハロンのオプショナルクレーミング、10月のアケダクト・ダート7ハロンのヴォスバーグS(米GII)、11月のキーンランド・ダート6ハロンのブリーダーズカップ・スプリント(米GI)、そして2023年初戦のリヤドダートスプリントと6連勝。日本でもおなじみの「緑、桃襷、白袖」の勝負服のジャドモント、言ってしまえば故郷である沙国でのGレース制覇は、喜びも一入だったのではないでしょうか。
*
Elite Powerの血統表を開いて気になったのは、ボトムラインが37号族ということでした。割合に長いことサラブレッドの血統を見て来ましたけれど、37号族の馬について記すのは初めてです。ともあれElite Power、サスガにジャドモントの所有馬だけあって母方はしっかりしており、母Broadway’s AlibiはフォワードギャルS(米GII)、カムリーS(米GIII)と米Gレース2勝を挙げ、ケンタッキーオークス(米GI)でも2着。そしてまた高祖母Elizaはブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ(米GI)、サンタアニタオークス(米GI)、アーリントンワシントンラッシーS(米GII)、アルシビアデスS(米GII)を制して1992年のエクリプス賞最優秀2歳牝馬に選出された名牝です。
なお、Elizaは0の理論的にはその父Mt. Livermore(1981.4.21)が8歳時交配のミニモの遺伝を受けていますが、Elite Powerも↑の4代血統表の通り、母父Vindication、祖母父Seeking the Goldが0遺伝を与えています。このあたりもサスガに抜け目なし。
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という訳で、
そして本稿の主役であるElite Powerと確認して参りました2023年のサウジカップデーの勝ち馬たち。あいすみません、日本調教馬が出走しなかったネオムターフC(沙GIII)はスキップしてしまいましたm(_ _)m
なお、今回のサウジカップデーの競走成績は、最終
で確認したのですが、走破時計が1000分の1秒単位で計測されています。思えば諸外国では100分の1秒単位の計測は普通ですし、日本でも100分の1秒までは計時されても良いなと改めて思いました。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。