エリカヴィータ(2019.2.3)&プラダリア(2019.4.3)-2022年のクラシック候補生を確認する(No.25)-

Pedigree

エリカヴィータ 牝 青毛 2019.2.3生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・三木 正浩氏 美浦・国枝 栄厩舎

エリカヴィータ(2019.2.3)の4代血統表
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
種付け時活性値:0.25【17】

Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Miesque
鹿毛 1984.3.14
Nureyev 1977.5.2
Pasadoble 1979.4.1
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン
黒鹿毛 1983.5.9
トライマイベスト 1975.4.28
Mill Princess 1977.5.21
Pilot Bird
鹿毛 1983.2.9
★Blakeney 1966.3.28
The Dancer 1977.3.31
マルシアーノ
青鹿毛 2010.3.2
仔受胎時活性値:2.00【8】
フジキセキ
青鹿毛 1992.4.15
種付け時活性値:0.25【17】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ミルレーサー
鹿毛 1983.5.20
Le Fabuleux 1961.2.12
Marston’s Mill 1975.5.31
ケルトシャーン
鹿毛 1994.5.5
仔受胎時活性値:1.75【15】
Pleasant Colony
黒鹿毛 1978.5.4
種付け時活性値:1.75【15】
His Majesty 1968.4.15
Sun Colony 1968.2.25
Featherhill
鹿毛 1978.2.24
仔受胎時活性値:1.75【15】
Lyphard
鹿毛 1969.5.10
種付け時活性値:0.00【8】
Lady Berry
栗毛 1970.4.3
仔受胎時活性値:1.75【7】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5×5>

エリカヴィータ(2019.2.3)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
キングカメハメハ
(Mr. Prospector系)
フジキセキ
(サンデーサイレンス系)
Pleasant Colony
(Ribot系)
Lyphard
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Pleasant Colony
(Cockrullah)
7.25 伯父キンシャサノキセキ
(No. 14)
2番仔
(不受胎後)

*

2022年の第57回サンケイスポーツ賞フローラS(GII。東京芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 2エリカヴィータ 牝3 54 田辺 裕信 2:00.4  4-4-4 34.0 442
[+4]
国枝 栄 5
2 3パーソナルハイ 牝3 54 吉田 豊 2:00.5 3/4 1-1-1 34.9 456
[-2]
矢作 芳人 4
3 14シンシアウィッシュ 牝3 54 M.デムーロ 2:00.5 ハナ 2-2-2 34.5 428
[-4]
吉村 圭司 9
4 6マイシンフォニー 牝3 54 武 豊 2:00.8 1 3/4 6-6-6 34.2 460
[-4]
松永 幹夫 6
5 1ルージュエヴァイユ 牝3 54 戸崎 圭太 2:00.8 クビ 12-11-11 33.6 444
[-6]
黒岩 陽一 3

2022年の第57回サンケイスポーツ賞フローラS。過去の勝ち馬を辿ればメジロボサツ(1963.5.12)、ナスノカオリ(1968.4.7)、リーゼングロス(1979.5.4)、メジロラモーヌ(1983.4.9)マツクスビユーテイ(1984.5.3)、アラホウトク(1985.3.24)、キョウエイタップ(1987.3.17)スティンガー(1996.5.15)、サンテミリオン(2007.1.30)、モズカッチャン(2014.2.27)等の姿が見える、現在は東京芝2000mで行われる優駿牝馬(GI)トライアルのGIIレース。

そんなフローラSの2022年の一戦を制したのはエリカヴィータ。昨年10月の東京芝1600mの新馬戦を1番人気1着の後、今年1月の中山芝1600mのフェアリーS(GIII)を2番人気10着。

ライラック(2019.4.28)&フォラブリューテ(2019.5.2)-2022年のクラシック候補生を確認する(No.12)-
ライラック 牝 鹿毛 2019.4.28生 浦河町・杵臼牧場生産 馬主・芹澤 精一氏 美浦・相沢 郁厩舎 フォラブリューテ 牝 黒鹿毛 2019.5.2生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 美浦・宮田 敬介厩舎

そのフェアリーS以来3ヶ月ぶりの出走となったのが、第2回東京開幕週のフローラS。エリカヴィータ、15頭立ての2枠2番から発馬を決めて、最初のコーナー入口で外から口を割り加減になったマイシンフォニー(2019.3.28)をやり過ごすと、道中は終始4番手。「国枝栄厩舎の所属馬やなぁ」とすぐに分かる白い小ぶりのシャドーロールを着けた青毛馬、直線を迎えると内のマイシンフォニー、外のシンシアウィッシュ(2019.4.19)と共に3頭の併せ馬で前を追うと、鞍上の田辺裕信騎手の激励に応えたエリカヴィータ、逃げ粘ったパーソナルハイ(2019.5.8)を捕まえて4分の3馬身着けたところが決勝点。レース後、田辺騎手がガッツがある感じで抜け出してくれたと述べられていましたが、青毛の根性娘が臨む東京芝2400mも楽しみにしたいものです。まま、勝っても乗り替わりというのは、世知辛い世の中とは思いますけれど……。

エリカヴィータは伯父が高松宮記念(GI)2勝のキンシャサノキセキ(2003.9.24)。伯父は短い距離で活躍しましたが、姪は距離が伸びて良さそうな感じです。伯父同様、0の理論的にはRibot(1952.2.27)系のPleasant Colonyを最優性先祖に持って来ているところと、母が前年産駒なし後の仔ということも良いポイントと思います。エリカヴィータ、その馬名意味は「冠名+命(伊)」ということです。

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*

プラダリア 牡 鹿毛 2019.4.3生 新冠町・オリエント牧場生産 馬主・名古屋友豊(株) 栗東・池添 学厩舎

プラダリア(2019.4.3)の4代血統表

ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.00【16】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971.4.9
シャッセロール
鹿毛 2010.2.28
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】
クロフネ
芦毛 1998.3.31
種付け時活性値:0.75【11】
フレンチデピュティ
栗毛 1992.1.30
Deputy Minister 1979.5.17
Mitterand 1981.2.19
ブルーアヴェニュー
芦毛 1990.2.15
Classic Go Go 1978.2.11
Eliza Blue 1983.4.11
ポポラス
栗毛 2001.4.30
仔受胎時活性値:2.00【8】
フォーティナイナー
栗毛 1985.5.11
種付け時活性値:1.75【15】
Mr. Prospector 1970.1.28
File 1976.4.30
リトルオードリー
鹿毛 1993.3.15
仔受胎時活性値:1.75【7】
★グルームダンサー
鹿毛 1984.3.23
種付け時活性値:0.00【8】
ゲートドクール
鹿毛 1987.4.8
仔受胎時活性値:1.25【5】

<5代血統表内のクロス:なし>

プラダリア(2019.4.3)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(サンデーサイレンス系)
クロフネ
(Deputy Minister系)
フォーティナイナー
(Mr. Prospector系)
グルームダンサー
(Blushing Groom系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
フォーティナイナー
(Miss Dogwood)
7.00 or 5.00 曾祖母がGII勝ち馬
(No. 4-r)
3番仔
(空胎後)

*

2022年の第29回テレビ東京杯青葉賞(GII。東京芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 3プラダリア 牡3 56 池添 謙一 2:24.2 5-5-5-5 34.2 456
[+2]
池添 学 4
2 7ロードレゼル 牡3 56 川田 将雅 2:24.3 1/2 2-2-2-2 35.1 504
[-8]
中内田 充正 2
3 12エターナルビクトリ 牡3 56 武 豊 2:24.4 1/2 13-13-13-13 33.7 450
[+4]
小崎 憲 6
4 14グランシエロ 牡3 56 三浦 皇成 2:24.6 1 1/4 10-11-10-8 34.3 514
[-10]
武井 亮 5
5 11レヴァンジル 牡3 56 D.レーン 2:24.9 2 4-4-4-4 35.2 478
[+2]
堀 宣行 1

2022年の第29回テレビ東京杯青葉賞。本番同様東京芝2400mで行われる東京優駿(GI)トライアルのGIIレース。重賞に格上げされる前の時代を含めて過去の勝ち馬を辿ればレオダーバン(1988.4.25)シンボリクリスエス(1999.1.21)ゼンノロブロイ(2000.3.27)フェノーメノ(2009.4.20)等の姿が見えます。「思ったよりも後にGIレースを勝っている馬がいないな」と思ってしまったものの、名前を挙げた4頭はいずれも後の八大競走勝ち馬ですし、シンボリクリスエスとゼンノロブロイの藤沢和雄厩舎コンビはJRA賞年度代表馬に輝き、フェノーメノは天皇賞・春(GI)連覇の強豪ステイヤーに上り詰めました。そしてまた名前を挙げた4頭はいずれも東京優駿2着ですね。

そんな青葉賞の2022年の一戦を制したのはプラダリア。今年1月の中京芝2000mの新馬戦を1番人気2着、続く中京芝2000mの未勝利戦を2番人気2着。そして3月の阪神芝2400mの未勝利戦を1番人気1着。重馬場で2着に1秒1差、7馬身差を着けての圧勝から臨んだのが青葉賞。出走すれば人気の1角を占めたであろうダノンギャラクシー(2019.2.26)が、感冒による取消のため13頭立てとなったレース。プラダリアは3枠3番から発馬を決めると、道中は終始先行5番手をキープ。逃げたディライトバローズ(2019.3.2)が作り出したペースは1000m通過58秒9、2000m通過2分0秒4と淀みなく流れると、ラスト2ハロンを切ったところでディライトバローズは故障(右前浅屈腱断裂)を発症して後退。番手追走したロードレゼル(2019.5.16)が内で粘り込みを図るところに、外から強襲したのがプラダリア。道中は終始内ラチ沿い、直線では外目に持ち出してというレース運びを見せてプラダリア、最後は池添謙一騎手の左ムチに応えて2分の1馬身差交わしたところが決勝点。良馬場でもやれるということを見せたプラダリア、その勝ち時計2分24秒2は青葉賞史上4番目に速いものでした。

プラダリアの血統表を開いてみて「おぉっ」と思ったのは、曾祖母リトルオードリー。同牝馬は中央3勝を挙げ、報知杯4歳牝馬特別(GII)を勝ち、桜花賞(GI)は1番人気でファイトガリバー(1993.3.17)の9着だったものの、優駿牝馬は8番人気でエアグルーヴ(1993.4.6)の3着でした。その父グルームダンサーが満8歳時交配のミニモの遺伝を受けたリトルオードリー、中島国治氏の評価の高い1頭だったと記憶しています。

プラダリアと上述のエリカヴィータの血統表を見た時に「あれ、なんか親しいところがあるな」と思う部分があったのですけれど、プラダリアの曾祖母父であるグルームダンサーの母が、エリカヴィータの曾祖母でもあるFeatherhillなんですよね。この14号族、仏国で走る馬を多く輩出していますが、デインドリーム(2008.5.7)も同牝系です。

最後は若干余談となりましたがプラダリア。池添兄弟(兄・謙一騎手、弟・学調教師)の日本ダービー制覇の夢も乗せて、東京芝2400mの大舞台に臨みます。プラダリア、その馬名意味は「草原(ポルトガル語)」ということです。

  

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。