ピースオブエイト 牡 黒鹿毛 2019.1.7生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)シルクレーシング 栗東・奥村 豊厩舎
スクリーンヒーロー 栗毛 2004.4.18 種付け時活性値:1.50【14】 |
★ グラスワンダー 栗毛 1995.2.18 |
Silver Hawk 鹿毛 1979.4.20 |
Roberto 1969.3.16 |
Gris Vitesse 1966.3.2 | |||
Ameriflora 鹿毛 1989.1.29 |
Danzig 1977.2.12 | ||
Graceful Touch 1978.4.13 | |||
ランニングヒロイン 鹿毛 1993.4.8 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 | |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
ダイナアクトレス 鹿毛 1983.5.4 |
ノーザンテースト 1971.3.15 | ||
モデルスポート 1975.2.23 | |||
トレジャーステイト 鹿毛 2012.4.19 仔受胎時活性値:1.50【6】 |
Oasis Dream 鹿毛 2000.3.30 種付け時活性値:0.75【11】 |
★Green Desert 鹿毛 1983.4.16 |
Danzig 1977.2.12 |
Foreign Courier 1979.4.11 | |||
Hope 鹿毛 1991.4.5 |
ダンシングブレーヴ 1983.5.11 | ||
Bahamian 1985.2.8 | |||
ワイオラ 鹿毛 2001.1.16 仔受胎時活性値:0.50【10】 |
Sadler’s Wells 鹿毛 1981.4.11 種付け時活性値:0.75【19】 |
Northern Dancer 1961.5.27 | |
Fairy Bridge 1975.5.4 | |||
Rubies From Burma 栗毛 1996.5.7 仔受胎時活性値:1.00【4】 |
フォーティナイナー 栗毛 1985.5.11 種付け時活性値:0.50【10】 |
||
Perfect Example 栗毛 1982.5.10 仔受胎時活性値:1.25【13】 |
<5代血統表内のクロス:Danzig4×4、Northern Dancer4×5×5×5、Hail to Reason5×5(父方)>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
スクリーンヒーロー (Roberto系) |
Oasis Dream (Danzig系) |
Sadler’s Wells (Northern Dancer系) |
フォーティナイナー (Mr. Prospector系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
スクリーンヒーロー (サンデーサイレンス) |
4.25 |
伯父が英GII2勝馬 (No. 8-h) |
初仔 |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
通過 順位 |
上り 3F |
馬体重 [増減] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | ピースオブエイト | 牡3 | 56 | 藤岡 佑介 | 1:47.5 | 1-1 | 35.6 |
466 [-2] |
奥村 豊 | 4 | |
2 | 7 | ベジャール | 牡3 | 56 | 藤岡 康太 | 1:47.6 | 3/4 | 2-4 | 35.4 |
564 [+4] |
田中 博康 | 9 |
3 | 1 | ドゥラドーレス | 牡3 | 56 | 戸崎 圭太 | 1:47.7 | 1/2 | 6-7 | 35.2 |
492 [0] |
宮田 敬介 | 1 |
4 | 3 | セイウンハーデス | 牡3 | 56 | 幸 英明 | 1:47.9 | 1 1/4 | 4-5 | 35.6 |
476 [+4] |
橋口 慎介 | 7 |
5 | 6 | リアド | 牡3 | 56 | 福永 祐一 | 1:48.0 | クビ | 5-2 | 35.9 |
470 [-2] |
友道 康夫 | 2 |
2022年の第69回毎日杯。過去の勝ち馬を辿ればダテホーライ(1965.5.27)、ダテテンリユウ(1967.4.6)、ニホンピロムーテー(1968.4.6)、ハードバージ(1974.3.15)、ハシハーミツト(1976.2.27)、フレッシュボイス(1983.5.9)、オグリキャップ(1985.3.27)、タイキフォーチュン(1993.2.9)、テイエムオペラオー(1996.3.13)、クロフネ(1998.3.31)、キングカメハメハ(2001.3.20)、ディープスカイ(2005.4.24)、ダノンシャンティ(2007.4.28)、キズナ(2010.3.5)、アルアイン(2014.5.1)、ブラストワンピース(2015.4.2)、シャフリヤール(2018.4.13)等の姿が見え、現行のワンターンの阪神芝1800mとなってから速いタイムで制した馬は、後に好成績を収める印象も強いGIII。
そんな毎日杯の2022年の一戦を制したのは、ピースオブエイト。テン乗りとなった藤岡佑介騎手に御された黒鹿毛、二の脚を使って10頭立ての先頭に立つと、小雨降る阪神芝1800mの1000mを59秒5のペースでの逃げ。阪神芝外回りAコースの直線473.6m、ラチ沿いで脚を伸ばしたピースオブエイト、その外から襲い掛かってきたのはブービー人気のベジャール(2019.3.12)と藤岡康太騎手。いったんベジャールが前に出たかのようにも見えましたが、そこから粘り腰を見せたピースオブエイト、最後は4分の3馬身振り切ったところが決勝点。ピースオブエイト、2021年7月の小倉芝1800mの新馬戦、2022年3月の阪神芝1800mのアルメリア賞、そして毎日杯と3戦3勝。負け無しで出世レースを通過しました。ピースオブエイトはデビュー以来1800mだけを使われていますが「非根幹距離はRoberto系」を実践しています。そしてまた今回2着のベジャールはモーリス(2011.3.2)の仔ですから、スクリーンヒーローの仔と孫によるワンツーフィニッシュ。あ、騎手・藤岡兄弟のワンツーフィニッシュでもありましたね(^^)
無傷の3連勝を遂げてその進路が気になるピースオブエイト、私がライブで見て来た重賞勝ち馬の中で「1月7日生まれ」は、北半球産馬では最速の誕生日です。ピースオブエイト、その馬名意味は「大航海時代の価値の高い貿易通貨。母名より連想」ということ。母トレジャーステイト、とある動画で「Treasure State」は米国・モンタナ州の愛称と学んだのですが、そのまま「モンタナ州の愛称より。母名より連想」とのこと。そしてまた祖母ワイオラ(Wyola)は、確認してみればアメリカ合衆国モンタナ州ビッグホーン郡にある国勢調査指定地域
ということでした。
*
ジャングロ 牡 黒鹿毛 2019.3.2生 米・Nursery Place & Partners生産 馬主・藤田 晋氏 栗東・森 秀行厩舎
More Than Ready 黒鹿毛 1997.4.4 種付け時活性値:1.25【21】 |
サザンヘイロー 鹿毛 1983.2.9 |
Halo 黒鹿毛 1969.2.7 |
Hail to Reason 1958.4.18 |
Cosmah 1953.4.4 | |||
Northern Sea 鹿毛 1974.3.13 |
Northern Dancer 1961.5.27 | ||
Sea Saga 1968.2.21 | |||
Woodman’s Girl 鹿毛 1990.4.30 |
Woodman 栗毛 1983.2.17 |
Mr. Prospector 1970.1.28 | |
プレイメイト 1975.4.12 | |||
Becky Be Good 鹿毛 1981.2.26 |
Naskra 1967.3.15 | ||
Good Landing 1965.4.18 | |||
Goodbye Stranger 鹿毛 2003.2.27 仔受胎時活性値:1.75【15】 |
Broad Brush 鹿毛 1983.4.16 種付け時活性値:0.75【19】 |
★Ack Ack 鹿毛 1966.2.24 |
Battle Joined 1959.3.21 |
Fast Turn 1959.3.6 | |||
Hay Patcher 鹿毛 1973.5.4 |
Hoist the Flag 1968.3.31 | ||
Turn to Talent 1963.5.3 | |||
Prime Investor 黒鹿毛 1996.3.22 仔受胎時活性値:1.50【6】 |
★Deputy Minister 黒鹿毛 1979.5.17 種付け時活性値:0.00【16】 |
Vice Regent 1967.4.29 | |
Mint Copy 1970.2.24 | |||
Starushka 鹿毛 1977.4.13 仔受胎時活性値:0.50【18】 |
Sham 鹿毛 1970.4.9 種付け時活性値:1.50【6】 |
||
What a Treat 黒鹿毛 1962.5.22 仔受胎時活性値:1.50【14】 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5、Turn-to5×5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
More Than Ready (Halo系) |
Broad Brush (Himyar系) |
★Deputy Minister (Northern Dancer系) |
Sham (Phalaris系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Sham (Goodbye Stranger) |
5.25 |
全兄が米Gレース3勝馬 (No. 8-c) |
9番仔? (2連産目?) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
通過 順位 |
上り 3F |
馬体重 [増減] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | ジャングロ | 牡3 | 56 | 武 豊 | 1:33.5 | 1-1-1 | 34.7 |
460 [-4] |
森 秀行 | 3 | |
2 | 1 | マテンロウオリオン | 牡3 | 56 | 横山 典弘 | 1:33.5 | アタマ | 5-5-7 | 34.1 |
486 [0] |
昆 貢 | 1 |
3 | 7 | リューベック | 牡3 | 56 | 吉田 隼人 | 1:33.8 | 1 1/2 | 5-4-4 | 34.6 |
486 [-8] |
須貝 尚介 | 6 |
4 | 11 | エンペザー | 牡3 | 56 | 坂井 瑠星 | 1:34.0 | 1 1/4 | 2-2-2 | 35.0 |
480 [0] |
田中 克典 | 7 |
5 | 2 | ティーガーデン | 牡3 | 56 | C.ルメール | 1:34.3 | 1 3/4 | 9-8-5 | 34.8 |
498 [-12] |
萩原 清 | 2 |
2022年の第40回ニュージーランドトロフィー。過去の勝ち馬を辿ればニツポーテイオー(1983.4.21)、オグリキャップ(1985.3.27)、シンコウラブリイ(1999.2.2)、ヒシアマゾン(1991.3.26)、ファビラスラフイン(1993.4.13)、シーキングザパール(1994.4.16)、エルコンドルパサー(1995.3.17)、エイシンプレストン(1997.4.9)、カレンブラックヒル(2009.2.19)、ワイドファラオ(2016.4.3)等の姿が見える、現在は中山芝1600mで行われるGII。
そんなニュージーランドトロフィーの2022年の一戦を制したのは、好発から逃げ切ったジャングロと武豊騎手。11頭立ての中山芝1600m、最初の600mを34秒7、1000m通過を58秒8と決して楽逃げしていた訳ではない感じではありましたが、向こう正面でいったんペースを落ち着かせたユタカさん、サスガの幻惑。私、比較的スピードが速いランニングをしておりまして、「道中で息を入れる大切さ」は、馬も人も一緒だなぁと思います。閑話休題。中山芝コースの直線310m、差し迫ったマテンロウオリオン(2019.2.20)と横山典弘騎手の脚色が勝りそうに見えました。
けれど、二の脚三の脚とばかりに迫られた分だけ伸びたジャングロ、決勝点では「アタマ」だけ振り切りました。令和でも武豊騎手と横山典弘騎手の重賞ワンツーフィニッシュ。熟練の技です。そうしてジャングロは中京2歳S(OP)、マーガレットS(L)、ニュージーランドトロフィーと、オープン特別、リステッドレース、重賞の3連勝。
上級競走の3連勝は伊達や酔狂で出来ませんし、距離もこなしましたので、ジャングロは次走も楽しみになりました。
という訳で、
藤田晋オーナー、重賞初制覇、おめでとうございました(^^)
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。