ウェルドーン 牝 鹿毛 2018.4.7生 日高・浜本牧場生産 馬主・安原浩司氏 栗東・角田晃一厩舎
ヘニーヒューズ 栗毛 2003.4.5 種付け時活性値:1.50【14】 |
ヘネシー 栗毛 1993.3.25 |
▲Storm Cat 黒鹿毛 1983.2.27 |
Storm Bird 1978.4.19 |
Terlingua 1976.2.7 | |||
Island Kitty 栗毛 1976.2.23 |
Hawaii 1964 | ||
T. C. Kitten 1969.3.30 | |||
Meadow Flyer 鹿毛 1989.1.22 |
Meadowlake 栗毛 1983.3.12 |
Hold Your Peace 1969.1.24 | |
Suspicious Native 1972.4.1 | |||
Shortley 黒鹿毛 1980.3.11 |
Hagley 1967.4.13 | ||
Short Winded 1965.4.20 | |||
ツルマルオジョウ 黒鹿毛 2004.4.16 仔受胎時活性値:1.25【13】 |
ダンスインザダーク 鹿毛 1993.6.5 種付け時活性値:0.50【10】 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
ダンシングキイ 鹿毛 1983.5.21 |
Nijinsky 1967.2.21 | ||
Key Partner 1976 | |||
ツルマルガール 栃栗毛 1991.2.11 仔受胎時活性値:1.00【12】 |
サツカーボーイ 栃栗毛 1985.4.28 種付け時活性値:1.25【5】 |
デイクタス 1967.4.11 | |
ダイナサツシユ 1979.3.16 | |||
エプソムガール 黒鹿毛 1978.4.18 仔受胎時活性値:1.00【12】 |
アローエクスプレス 鹿毛 1967.4.10 種付け時活性値:0.50【10】 |
||
ゲシー 栃栗毛 1968.6.7 仔受胎時活性値:0.25【9】 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
ヘニーヒューズ (Storm Cat系) |
ダンスインザダーク (サンデーサイレンス系) |
サツカーボーイ (Fine Top系) |
アローエクスプレス (Grey Sovereign系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
ヘニーヒューズ | 3.50 |
伯父ツルマルボーイ (No. 6-a エスサーデイー系) |
6番仔 (3連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
通過 順位 |
上り 3F |
馬体重 [増減] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | ウェルドーン | 牝3 | 54 | 藤岡 佑介 | 1:52.2 | 4-4-4-3 | 38.4 |
496 [+10] |
角田 晃一 | 5 | |
2 | 4 | タケルペガサス | 牡3 | 56 | 西村 淳也 | 1:52.7 | 3 | 4-4-4-2 | 38.9 |
480 [前計不] |
加藤 征弘 | 1 |
3 | 9 | ロードシュトローム | 牡3 | 56 | 団野 大成 | 1:52.9 | 1 1/2 | 1-1-1-1 | 39.4 |
486 [-8] |
清水 久詞 | 6 |
4 | 11 | タイセイアゲイン | 牡3 | 56 | 幸 英明 | 1:53.0 | クビ | 6-6-6-5 | 39.0 |
476 [0] |
松下 武士 | 2 |
5 | 2 | ダッシュダクラウン | 牡3 | 56 | 富田 暁 | 1:53.1 | 1/2 | 10-11-7-7 | 39.0 |
464 [+6] |
武 英智 | 7 |
2021年の鳳雛S。12頭立てとなった中京ダート1800mのリステッドレース、前走UAEダービー(GII)でRebel’s Romance(2018.3.19)の4着と頑張ったタケルペガサス(2018.3.31)が1番人気。スタート直後につまずいてしまいどうなるかと思いましたが、道中4番手から自分で勝ちに行く競馬を見せてくれました。ただ、今回の鳳雛Sでは同じ4番手の外側にいた牝馬が強かった。5番人気だったウェルドーン、直線では馬場中央を悠々と抜け出して、決勝点ではタケルペガサスに3馬身差の快勝。ウェルドーン、その馬名意味の通り「あっぱれ」な勝ちっぷり。前走阪神ダート1800mの3歳1勝クラスでも2着に3馬身差を着けて勝利を収めていましたが、この連勝で関東オークス(JpnII)も楽しみになったと言えるでしょう。
ウェルドーンの牝系は、青森県七戸に存在した奥羽種馬牧場に繋養されていたエスサーディー(1902)を日本の牝系祖とする6号族a分枝系。ウェルドーンの伯父ツルマルボーイ(1998.3.5)は7勝を挙げ、その主な勝ち鞍に安田記念(GI)、金鯱賞(GII)、中京記念(GIII)があります。父ダンスインザダーク、母ツルマルガールという橋口弘次郎厩舎血統だったツルマルボーイ、6歳の春に距離短縮で臨んだ東京芝1600mの安田記念でGI馬に登り詰めました。またウェルドーンの祖母ツルマルガールは5勝を挙げ、中京芝2000mで行われた1994年の朝日チャレンジC(GIII)を現年齢表記3歳牝馬だてらに制しました。この朝日チャレンジCがサッカーボーイ産駒のJRA重賞初制覇でした。と、ウェルドーンのごく近い牝系近親馬の重賞勝ち鞍を見てみると、左回りのレースばかりであることに気付きます。さながらサウスポー牝系のウェルドーン、左回りの中京ダート1800mの鳳雛Sを制して挑む、左回りの川崎ダート2100mの関東オークス。好勝負を期待しています。
#余談。エスサーディー系の越竜(1920)の別分枝系馬にはネーハイシーザー(1990.4.27)がいます。彼の絶頂期である現年齢表記4歳秋には毎日王冠(GII)を芝1800m1分44秒6の日本レコード勝ち、その勢いで天皇賞・秋(GI)も勝利と、やはり左回りでも強いところ見せてくれました。
*
ゲンパチフォルツァ 牡 鹿毛 2018.4.16生 新ひだか・飛野牧場生産 馬主・平野武志氏 美浦・堀井雅広厩舎
ヘニーヒューズ 栗毛 2003.4.5 種付け時活性値:1.50【14】 |
ヘネシー 栗毛 1993.3.25 |
▲Storm Cat 黒鹿毛 1983.2.27 |
Storm Bird 1978.4.19 |
Terlingua 1976.2.7 | |||
Island Kitty 栗毛 1976.2.23 |
Hawaii 1964 | ||
T. C. Kitten 1969.3.30 | |||
Meadow Flyer 鹿毛 1989.1.22 |
Meadowlake 栗毛 1983.3.12 |
Hold Your Peace 1969.1.24 | |
Suspicious Native 1972.4.1 | |||
Shortley 黒鹿毛 1980.3.11 |
Hagley 1967.4.13 | ||
Short Winded 1965.4.20 | |||
アイラブリリ 鹿毛 2009.2.13 仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】 |
ストラヴィンスキー 鹿毛 1996.5.1 種付け時活性値:1.00【12】 |
Nureyev 鹿毛 1977.5.2 |
Northern Dancer 1961.5.27 |
Special 1969.3.28 | |||
Fire the Groom 黒鹿毛 1987 |
Blushing Groom 1974.4.8 | ||
Prospector’s Fire 1976 | |||
チーキーガールズ 栃栗毛 2001.4.26 仔受胎時活性値:1.75【7】 |
トワイニング 栗毛 1991.5.27 種付け時活性値:0.25【9】 |
フォーティナイナー 1985.5.11 | |
Courtly Dee 1968.3.8 | |||
ブルーベイブリッジ 栗毛 1988.4.11 仔受胎時活性値:1.00【12】 |
リーフアーマツドネス 鹿毛 1980.5.25 種付け時活性値:1.75【7】 |
||
オオミリーガル 栗毛 1980.2.14 仔受胎時活性値:1.75【7】 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5、Mr. Prospector5×5(母方)>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
ヘニーヒューズ (Storm Cat系) |
ストラヴィンスキー (Nureyev系) |
トワイニング (Mr. Prospector系) |
リーフアーマツドネス (Mill Reef系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
リーフアーマツドネス (アイラブリリ) |
6.50 or 4.50 |
母がオープン特別勝ち馬 (No. 1-s) |
2番仔 (2連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
通過 順位 |
上り 3F |
馬体重 [増減] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 13 | ゲンパチフォルツァ | 牡3 | 56 | 武 豊 | 1:36.1 | 2-2 | 36.5 |
500 [+2] |
堀井 雅広 | 6 | |
2 | 2 | レディバグ | 牝3 | 54 | 酒井 学 | 1:36.1 | クビ | 4-4 | 36.0 |
452 [+2] |
北出 成人 | 2 |
3 | 5 | ブラックアーメット | 牡3 | 56 | 福永 祐一 | 1:36.4 | 1 3/4 | 6-6 | 36.0 |
508 [-2] |
角田 晃一 | 11 |
4 | 1 | ティアップリオン | 牡3 | 56 | 内田 博幸 | 1:36.6 | 1 | 7-7 | 35.9 |
472 [0] |
奥平 雅士 | 9 |
5 | 4 | プロバーティオ | 牡3 | 56 | M.デムーロ | 1:36.8 | 1 1/4 | 1-1 | 37.4 |
496 [-4] |
田中 剛 | 4 |
2021年の青竜S。12頭立てとなった東京ダート1600mのオープン特別。ゲンパチフォルツァ、抜群の出脚から道中は番手先行、直線ラスト200mを切って先頭に立つと最後は鋭く差して来たレディバグ(2018.4.28)の追撃を「クビ」差抑えたところが決勝点。JRA唯一のダートマイルコースであるこの舞台の勝利はユニコーンS(GIII)、武蔵野S(GIII)、フェブラリーS(GI)と続いて行く楽しみがあります。ゲンパチフォルツァ、その馬名意味は「冠名+力強さ、元気な(伊)」ということです。
図らずもウェルドーン、ゲンパチフォルツァとヘニーヒューズ産駒2頭を紹介することになったのですが、ヘニーヒューズ、サスガに優駿スタリオンステーションにおける現在の筆頭種牡馬というところ。2018年生まれ世代では全日本2歳優駿(JpnI)を制したアランバローズ(2018.2.8)の父でもあります。
砂上を駆けるヘニーヒューズ産駒たち、それぞれの進む道に幸多からんことを。
それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。