2020年のクラシック候補生を確認する(No.14)-ダーリントンホール(2017.3.14)+カフェファラオ(2017.3.3)-

ダーリントンホール 牡 鹿毛 2017.3.14生 英国・Canning Bloodstock Ltd生産 馬主・ゴドルフィン 美浦・木村哲也厩舎

ダーリントンホール(2017.3.14)の4代血統表
New Approach
栗毛 2005.2.18
種付け時活性値:0.75
Galileo
鹿毛 1998.3.30
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Urban Sea
栗毛 1989.2.18
Miswaki 1978.2.22
Allegretta 1978.3.10
Park Express
黒鹿毛 1983.3.25
Ahonoora
栗毛 1975.4.12
Lorenzaccio 1965.2.23
Helen Nichols 1966
Matcher
黒鹿毛 1966
Match 1958
Lachine 1960
Miss Kenton
芦毛 2011.1.28
仔受胎時活性値:1.25
Pivotal
栗毛 1993.1.19
種付け時活性値:0.25
Polar Falcon
黒鹿毛 1987.6.1
Nureyev 1977.5.2
Marie d’Argonne 1981.3.21
Fearless Revival
栗毛 1987.3.3
Cozzene 1980.5.8
Stufida 1981.3.12
Do The Honours
芦毛 1998.2.10
仔受胎時活性値:1.00
Highest Honor
芦毛 1983.6.15
種付け時活性値:1.50
Kenmare 1975.5.5
High River 1978.5.12
Persian Secret
鹿毛 1993.3.5
仔受胎時活性値:1.00
Persian Heights
栗毛 1985.4.29
種付け時活性値:1.75
Rahaam
芦毛 1987.3.4
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5、Special(♀)5×5>

ダーリントンホール(2017.3.14)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
New Approach
(Sadler’s Wells系)
Pivotal
(Nureyev系)
Highest Honor
(ゼダーン系)
Persian Heights
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Persian Heights 4.50 従兄Cross Counter
(No. 3-d)
2番仔?
(2連産目?)

*

2020年の第54回共同通信杯(GIII。東京芝1800m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 6 ダーリントンホール 牡3 56 C.ルメール 1:49.6   4-4-3 34.1 526
[+2]
木村 哲也 3
2 2 ビターエンダー 牡3 56 F.ミナリク 1:49.6 ハナ 2-1-1 34.3 460
[-10]
相沢 郁 4
3 7 フィリオアレグロ 牡3 56 M.デムーロ 1:50.3 4 2-4-5 34.6 490
[+18]
堀 宣行 2
4 8 マイラプソディ 牡3 57 武 豊 1:50.3 アタマ 6-7-7 34.3 508
[-2]
友道 康夫 1
5 3 ココロノトウダイ 牡3 56 丸山 元気 1:50.4 1/2 1-2-3 34.9 528
[+12]
手塚 貴久 5

3角から4角にかけて仕掛け加減に位置を上げた時に「前の勝負になる」と踏んだのでしょう。そこがサスガにクリストフ・ルメール騎手というところですが、最後は鞍上に応えた鞍下が偉かった。9頭立て3番人気だったダーリントンホール、押し出されるように逃げたビターエンダー(2017.4.7)との一騎討ちを決勝点で「ハナ」だけ制して、名馬の登竜門の第54代勝ち馬としてその名を刻みました。ダーリントンホール、代を経たSadler’s Wells系、サンデーサイレンス(1986.3.25)フリーの血統構成、そして従兄にメルボルンカップ(豪GI)の勝ち馬Cross Counter(2015.4.5)という母系から、クラシックディスタンスの大舞台での活躍を期待したいところです。ダーリントンホール、その馬名意味は「小説に登場する場所の名。母名より連想」とのこと。「Miss Kenton」、「Darlington Hall」というキーワードから導き出されたのは、

日の名残り - Wikipedia

*

カフェファラオ 牡 鹿毛 2017.3.3生 米国・Paul P. Pompa生産 馬主・西川光一氏 美浦・堀宣行厩舎

カフェファラオ(2017.3.3)の4代血統表
American Pharoah
鹿毛 2012.2.2
種付け時活性値:1.00
Pioneerof the Nile
黒鹿毛 2006.5.5
エンパイアメーカー
黒鹿毛 2000.4.27
Unbridled 1987.3.5
Toussaud 1989.5.6
Star of Goshen
鹿毛 1994.4.21
Lord At War 1980.10.1
Castle Eight 1984.4.2
Littleprincessemma
栗毛 2006.2.27
Yankee Gentleman
鹿毛 1999.4.14
Storm Cat 1983.2.27
Key Phrase 1991.2.4
Exclusive Rosette
栗毛 1993.2.2
Ecliptical 1982.5.3
Zetta Jet 1984.2.10
Mary’s Follies
鹿毛 2006.5.20
仔受胎時活性値:0.50

More Than Ready
黒鹿毛 1997.4.4
種付け時活性値:0.00
サザンヘイロー
鹿毛 1983.2.9
Halo 1969.2.7
Northern Sea 1974.3.13
Woodman’s Girl
鹿毛 1990.4.30
Woodman 1983.2.17
Becky Be Good 1981.2.26
Catch the Queen
鹿毛 1999.5.28
仔受胎時活性値:1.50
Miswaki
栗毛 1978.2.22
種付け時活性値:1.00
Mr. Prospector 1970.1.28
Hopespringseternal 1971.5.27
Wave to the Queen
黒鹿毛 1986.3.21
仔受胎時活性値:1.00
Wavering Monarch
鹿毛 1979.2.22
種付け時活性値:1.50
Blue Ankle
鹿毛 1979.5.1
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×5(母方)>

カフェファラオ(2017.3.3)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
American Pharoah
(Mr. Prospector系)
More Than Ready
(Halo系)
Miswaki
(Mr. Prospector系)
Wavering Monarch
(Raise a Native系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Wavering Monarch
(Catch the Queen)
4.50 母が米GII勝ち馬
(No. 1-k)
5番仔?
(2連産目?)

*

2020年のヒヤシンスS(L。東京ダート1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 3 カフェファラオ 牡3 56 M.デムーロ 1:37.7 12-8 35.2 504
[-2]
堀 宣行 1
2 12 タガノビューティー 牡3 56 和田 竜二 1:37.9 1 1/4 14-13 34.9 506
[-2]
西園 正都 2
3 10 ヤウガウ 牡3 56 C.ルメール 1:38.3 2 1/2 6-5 36.0 486
[+6]
須貝 尚介 3
4 8 ロンゴノット 牡3 56 石橋 脩 1:38.4 1/2 3-2 36.4 486
[0]
高柳 瑞樹 5
5 9 ヘルシャフト 牡3 56 大野 拓弥 1:38.7 2 6-8 36.1 506
[-6]
野中 賢二 6

デビューとなった2019年12月の中山ダート1800mの新馬戦を逃げて10馬身差で勝ち上がったカフェファラオ。2戦目となった2020年2月のヒヤシンスS、東京ダート1600mの芝のスタートに戸惑ったのか出負けして場内がざわつきましたが、慌てず騒がず後方待機。3角から4角、外に持ち出して徐々に進出すると、大外から追い込んだタガノビューティー(2017.3.16)を1と4分の1馬身抑えたところが決勝点でした。カフェファラオ、その馬名意味は「冠名+父名より」ということ。カフェファラオの馬名の英字綴りは「Cafe Pharoah」ですが、「Pharoah」は父の綴りそのままですね。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

タイトルとURLをコピーしました