Happily 牝 鹿毛 2015.2.27生 愛国・Orpendale and Chelston Ireland生産 馬主・Derrick Smith & Mrs John Magnier & Michael Tabor 愛国・A P O’Brien厩舎
★ Galileo 鹿毛 1998.3.30 種付け時活性値:0.00 |
★ Sadler’s Wells 鹿毛 1981.4.11 |
Northern Dancer 鹿毛 1961.5.27 |
Nearctic 1954.2.11 |
Natalma 1957.3.26 | |||
Fairy Bridge 鹿毛 1975.5.4 |
Bold Reason 1968.4.8 | ||
Special 1969.3.28 | |||
Urban Sea 栗毛 1989.2.18 |
Miswaki 栗毛 1978.2.22 |
Mr. Prospector 1970.1.28 | |
Hopespringseternal 1971.5.27 | |||
Allegretta 栗毛 1978.3.10 |
Lombard 1967.1.31 | ||
Anatevka 1969.2.13 | |||
You’resothrilling 黒鹿毛 2005.2.5 仔受胎時活性値:0.25 |
Storm Cat 黒鹿毛 1983.2.27 種付け時活性値:1.25 |
Storm Bird 鹿毛 1978.4.19 |
★Northern Dancer 1961.5.27 |
South Ocean 1967.4.8 | |||
Terlingua 栗毛 1976.2.7 |
Secretariat 1970.3.30 | ||
Crimson Saint 1969.3.15 | |||
Mariah’s Storm 鹿毛 1991.4.1 仔受胎時活性値:1.25 |
Rahy 栗毛 1985.2.18 種付け時活性値:1.25 |
Blushing Groom 1974.4.8 | |
Glorious Song 1976.4.22 | |||
イメンス 黒鹿毛 1979.3.17 仔受胎時活性値:0.75 |
Roberto 鹿毛 1969.3.16 種付け時活性値:0.25 |
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Imsodear 鹿毛 1967.3.16 仔受胎時活性値:0.75 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×4、Hail to Reason5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
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★Galileo (Sadler’s Wells系) |
Storm Cat (Storm Bird系) |
Rahy (Blushing Groom系) |
Roberto (Hail to Reason系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Storm Cat (Bold Ruler) |
3.00 |
全姉と全兄と伯父がGI馬 (No. 11) |
5番仔? (5連産目?) |
2017年のカルティエ賞最優秀2歳牝馬に選出されたHappily。カルティエ賞最優秀2歳牡馬に選出されたU S Navy Flag(2015.2.6)同様、エイダン・パトリック・オブライエン調教師の管理馬ですね。2歳時に11戦と叩き上げられたU S Navy Flagほどではありませんが、Happilyも2017年6月のデビュー以降コンスタントに走り、2歳時は7戦4勝、2着1回。7月のレパーズタウン芝7FのシルバーフラッシュS(愛GIII)でグループレース初制覇を遂げると、9月のカラ芝7FのモイグレアスタッドS(愛GI)でGI初勝利、返す刀で挑んだ10月のロンシャン芝1600mのジャン・リュック・ラガルデール賞(仏GI)では、牡牝混合6頭立ての紅一点ながら1番人気に推され、見事期待に応えました。そうして愛仏の2歳GI連勝の余勢を駆って挑んだ、大西洋の向こう側の第11回ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズターフ(米GI)。Happily、ここでも1番人気に推されましたが、まさかのドンジリ負け……。本当にお疲れ様m(_ _)m
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Happily、0の理論的には父Galileoから満16歳時の0交配を受けています。近い代で多くの先祖の0化がなされており、0の理論的には走る牝馬のひとつの典型とも言えます。また、父Galileoはその父Sadler’s Wellsが満16歳時の0交配馬で、コンスタントに良馬を輩出できるタイプであり、当代の欧州最高種牡馬ですね。
では、以下にHappilyのごく簡単でも華やかすぎる近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。
Mariah's Storm 1991.4.1 10勝 ターフウェイパークS(米GII) アーリントン・ワシントンラッシーS(米GII)含む米Gレース6勝ほか |Giant's Causeway 1997.2.14 9勝 エクリプスS(英GI) インターナショナルS(英GI) サセックスS(英GI) セントジェームズパレスS(英GI) 愛チャンピオンS(GI) サラマンドル賞(仏GI)ほか |Freud 1998.2.22 1勝 コーク&オラリーS(英GII)3着 |Tumblebrutus 2001.3.27 1勝 フューチュリティS(愛GII)2着 |You'resothrilling 2005.2.5 2勝 チェリーヒントンS(英GII) ソードルズタウンスタッドスプリントS(愛GIII)ほか ||Marvellous 2011.1.9 2勝 愛1000ギニー(愛GI) ||Gleneagles 2012.1.12 7勝 2000ギニー(英GI) 愛2000ギニー(GI) セントジェームズパレスS ナショナルS(愛GI)ほか ||Coolmore 2013.1.16 1勝 C.L.&M.F.ウェルドパークS(愛GIII)ほか ||The Taj Mahal 2014.1.28 現役 ジッピングクラシック(豪GII)ほか ||Happily 2015.2.27 (本馬) ジャン・リュック・ラガルデール賞(仏GI) モイグレアスタッドS(愛GI) シルバーフラッシュS(愛GIII)ほか |Pearling 2006.4.17 0勝 ||Decorated Knight 2012.2.11 8勝 愛チャンピオンS タタソールズゴールドC(愛GI) ジェベルハッタ(UAE・GI)ほか |Love Me Only 2008.4.8 不出走 ||Storm the Stars 2012.4.7 3勝 グレートヴォルティジュールS(英GII)ほか
……恐るべしはHappilyの母You’resothrilling。今までに送り込んだ産駒5頭すべてがGレース勝ち馬となり、うち3頭がGI馬。サスガは「鉄の馬」Giant’s Causewayの全妹というところでしょうか。
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欧州の3歳牝馬戦線では主役の1頭であることは間違いないHappily。全姉と全兄に続いてクラシック制覇を遂げることが出来るでしょうか。Happily、その馬名のとおり、幸多からんことを。
それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。