カリブソング(1986.4.13)-20世紀のJRA賞最優秀ダートホースを辿る(No.2)-

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カリブソング 牡 鹿毛 1986.4.13生~1994.10.20没 門別町・野島牧場生産 馬主・(株)荻伏レーシング・クラブ 美浦・加藤 修甫厩舎

カリブソング(1986.4.13)の4代血統表
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
種付け時活性値:0.75【11】
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Flaming Page
鹿毛 1959.4.24
Bull Page 1947
Flaring Top 1947.3.27
シル
鹿毛 1970.4.22
Buckpasser
鹿毛 1963.4.28
Tom Fool 1949.3.31
Busanda 1947
Quill
栗毛 1956.2.24
Princequillo 1940
Quick Touch 1946
エスプリデイア
鹿毛 1972.3.13
仔受胎時活性値:1.25【13】

ナデイア
鹿毛 1955.3.15
種付け時活性値:0.00【16】
Nasrullah
鹿毛 1940.3.2
Nearco 1935.1.24
Mumtaz Begum 1932
Gallita
栗毛 1945
Challenger 1927
Gallette 1929
ムーンクローバ
鹿毛 1965.5.28
仔受胎時活性値:1.50【6】
ハクリヨウ
鹿毛 1950.5.6
種付け時活性値:1.50【14】
プリメロ 1931
第四バツカナムビユーチー 1940.4.23
ミスキンカ
鹿毛 1959.6.13
仔受胎時活性値:1.25【5】
ヒンドスタン
黒鹿毛 1946
種付け時活性値:1.00【12】
第弐ミカヅキ
栗毛 1954.4.21
仔受胎時活性値:1.00【4】

<5代血統表内のクロス:Nearco4×5、Menow5×5(父方)>

カリブソング(1986.4.13)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
マルゼンスキー
(Nijinsky系)
★ナデイア
(Nasrullah系)
ハクリヨウ
(Blandford系)
ヒンドスタン
(Bois Roussel系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ハクリヨウ 5.00 叔父リンドプルバン
(No. 6-a エスサーデイー系)
5番仔
(2連産目)

*

1990年のガーネットS(OP。中山ダート1800m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 1 カリブソング 牡4 55 柴田政人 1:52.7   4-4-3-2 36.9 502
[+2]
加藤修甫 3
2 5 レインボーアカサカ 牡6 56 岡部幸雄 1:52.9 1.1/2 2-3-3-2 37.1 490
[0]
高橋英夫 2
3 4 ダイナレター 牡6 60 杉浦宏昭 1:53.2 1.3/4 5-5-5-5 37.3 448
[+4]
二本柳俊夫 1
4 8 ソダカザン 牡6 56 横山典弘 1:53.6 2.1/2 10-10-7-7 37.5 520
[+10]
石栗龍雄 5
5 7 ツクバセイフウ 牝6 54 武藤善則 1:53.8 1.1/4 2-2-2-2 38.2 494
[+12]
黒坂洋基 4

*

1990年の第7回フェブラリーH(GIII。東京ダート1600m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
4F
馬体重
[増減]
調教師
1 5 カリブソング 牡4 57 柴田政人 1:36.7   5-4 48.6 502
[0]
加藤修甫 1
2 7 ワンダーテイオー 牡5 54 大崎昭一 1:36.9 1.1/4 2-2 49.1 466
[+2]
白井寿昭 9
3 12 レインボーアカサカ 牡6 57 蛯沢誠治 1:37.2 1.3/4 4-2 49.2 498
[+8]
高橋英夫 3
4 10 ダイナレター 牡6 61.5 杉浦宏昭 1:37.4 1.1/2 8-6 49.1 452
[-2]
二本柳俊夫 2
5 14 ダンシングサム 牡5 56 松永幹夫 1:37.5 クビ 12-10 48.4 480
[-4]
高橋直 5

*

1990年の神無月S(OP。東京ダート1600m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 7 カリブソング 牡4 58 柴田政人 1:35.5   4-4 36.2 502
[0]
加藤修甫 1
2 13 ヒシノスープラ 牡5 55 柴田善臣 1:35.9 2.1/2 3-2 36.8 468
[+4]
増本豊 9
3 8 ハッピィーギネス 牡4 55 柴崎勇 1:36.0 3/4 11-9 36.2 442
[-2]
西塚安夫 5
4 3 ウメノアクティブ 牡5 55 鹿戸雄一 1:36.0 アタマ 7-7 36.4 474
[+8]
久保田金造 6
5 2 タチバナビゼン 牝5 53 蛯沢誠治 1:36.3 1.3/4 7-7 36.7 482
[-4]
成宮明光 2

*

1990年のアンドロメダS(OP。京都ダート1800m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
4F
馬体重
[増減]
調教師
1 4 カリブソング 牡4 59 柴田政人 1:49.8   3-5-4-2 48.7 498
[-4]
加藤修甫 1
2 11 ギンザロード 牡4 56 増井裕 1:50.0 1.1/2 8-8-6-7 48.6 492
[+4]
白井寿昭 4
3 14 ミスタートウジン 牡4 56 村本善之 1:50.6 3.1/2 3-3-4-2 49.5 508
[+6]
福島信晴 3
4 8 ストロングパワー 牡3 54 田原成貴 1:50.8 1 1-1-1-1 50.0 438
[-4]
鶴留明雄 2
5 5 イチアヤヒデ 牡5 57 清山宏明 1:51.2 2.1/2 9-9-9-8 49.5 460
[+6]
小原伊佐美 10

*

1990年のJRA賞最優秀ダートホース、カリブソング。1990年に出走したダート競走では6戦4勝、2着2回。ダートにおける強さはもちろんのこと、私が競馬者としての歩みを始めた頃に出会ったカリブソングは「老雄」かつ「ハンデキャッパーに見込まれ続けた馬」でした。今はGI勝ち馬でも59kg以上の重い斤量を背負うのが稀なJRAの平地競走ですが、カリブソングの戦歴を辿れば59kg以上の重い斤量を背負ったレースは、生涯44戦の内10戦を数えます。そんな斤量59kg以上の成績を見れば[3-3-2-2]。勝った3レースは上述のアンドロメダSが59kg、1991年の金杯(GIII)が59kg、同1991年の目黒記念(GII)が60.5kg。そしてまた着外2回は現年齢表記7歳の1993年になってからですから「ぐぅ、強い」としか言えません。

カリブソングの走り。特に意識して見たのは、1994年のテレビ愛知オープン(OP)。とにかく重い斤量を背負わされてしまうカリブソング、定量のオープン特別を求めて出走したのか、斤量56kgで走った一戦。返し馬で駆けた鹿毛馬の姿を捉えた瞬間を今でも思い出します。現年齢表記8歳だったカリブソング、先行3番手から進めましたが、最後は「笠松の雄」トミシノポルンガ(1989.3.31)に差されて3着でした。

1994年のテレビ愛知オープン(OP。中京芝2000m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 3 トミシノポルンガ 牡5 57 安藤勝己 1:59.7 7-7-6-6 35.3 442
[0]
加藤健 4
2 8 キングファラオ 牡4 57 上村洋行 1:59.9 1.1/2 6-6-4-4 35.8 448
[+2]
清水出美 1
3 10 カリブソング 牡8 56 中舘英二 2:00.0 1/2 3-3-3-2 36.1 530
[+8]
加藤修甫 2
4 4 ジョースナイパー 牡6 56 北沢伸也 2:00.0 ハナ 1-1-1-1 36.4 460
[+2]
柴田光陽 6
5 2 メジロカンムリ 牝5 55 角田晃一 2:00.4 2.1/2 4-4-4-3 36.4 510
[+6]
松山康久 5

そんなカリブソング。いつでも懸命に走っていた姿を競馬の神様が認めたのか、1994年のブリーダーズゴールドC、札幌ダート2400mにおいて、1991年の目黒記念以来3年8ヶ月ぶりの勝利を遂げました。

1994年の第6回ブリーダーズゴールドC(札幌ダート2400m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 馬体重
[増減]
調教師
1 12 カリブソング 牡8 55 安田富男 2:33.4 532
[+4]
加藤修甫 3
2 4 ササノコバン 牡4 56 國信滿 2:33.5 3/4 464
[+6]
堂山芳則 6
3 1 マキノトウショウ 牡4 56 根本康広 2:33.6 3/4 500
[+6]
新関力 1
4 8 バンブーゲネシス 牡5 56 武豊 2:34.0 2 544
[+6]
武邦彦 2
5 3 スタビライザー 牡6 55 柴田善臣 2:34.1 1/2 520
[-2]
高橋英夫 5

でもね、競馬の神様。カリブソングを認めたからと言って、何もすぐにその傍に呼び寄せなくても良かったんですよ。カリブソング、ブリーダーズゴールドCを制した10日後、1994年10月20日の調教中に急性心不全で逝ってしまったのでした。

「青、白袖」の勝負服とお揃いの青いメンコを着けた大柄な鹿毛馬カリブソング、競馬者として最初期に触れた、忘れがたき古豪の1頭です。

  

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

[カリブソング(1986.4.13)の主な競走成績]

  1. 目黒記念(GII)、金杯(GIII)、フェブラリーH(GIII)、ブリーダーズゴールドC
  2. 天皇賞・秋(GI)、日経賞(GII)2回、AJCC(GII)、金杯(GIII)、愛知杯(GIII)、ウインターS(GIII)
  3. 目黒記念(GII)、AJCC(GII)

通算44戦11勝、2着10回、3着8回(内ダート戦16戦8勝、2着3回、3着2回)。

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