レイデオロ 牡 鹿毛 2014.2.5生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 美浦・藤沢和雄厩舎
キングカメハメハ 鹿毛 2001.3.20 種付け時活性値:1.00 |
Kingmambo 鹿毛 1990.2.19 |
Mr. Prospector 鹿毛 1970.1.28 |
★Raise a Native 1961.5.27 |
Gold Digger 1962.5.28 | |||
Miesque 鹿毛 1984.3.14 |
Nureyev 1977.5.2 | ||
Pasadoble 1979.4.1 | |||
マンファス 黒鹿毛 1991.2.23 |
ラストタイクーン 黒鹿毛 1983.5.9 |
トライマイベスト 1975.4.28 | |
Mill Princess 1977.5.21 | |||
Pilot Bird 鹿毛 1983.2.9 |
★Blakeney 1966.3.28 | ||
The Dancer 1977.3.31 | |||
ラドラーダ 青鹿毛 2006.4.15 仔受胎時活性値:1.75 |
シンボリクリスエス 黒鹿毛 1999.1.21 種付け時活性値:1.50 |
Kris S. 黒鹿毛 1977.4.25 |
Roberto 1969.3.16 |
Sharp Queen 1965.4.19 | |||
Tee Kay 黒鹿毛 1991.2.9 |
★Gold Meridian 1982.4.14 | ||
Tri Argo 1982.5.18 | |||
レディブロンド 鹿毛 1998.3.20 仔受胎時活性値:1.75 |
Seeking the Gold 鹿毛 1985.4.7 種付け時活性値:1.00 |
Mr. Prospector 1970.1.28 | |
Con Game 1974.3.20 | |||
ウインドインハーヘア 鹿毛 1991.2.20 仔受胎時活性値:1.50 |
Alzao 鹿毛 1980.2.28 種付け時活性値:0.50 |
||
Burghclere 鹿毛 1977.4.26 仔受胎時活性値:1.25 |
<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector3×4、Northern Dancer5×5(父方)>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
キングカメハメハ (Mr. Prospector系) |
シンボリクリスエス (Roberto系) |
Seeking the Gold (Mr. Prospector系) |
Alzao (Lyphard系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
シンボリクリスエス | 6.25 |
叔父ゴルトブリッツ (No.2-f) |
2番仔 (2連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
上り 3F |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 12 | レイデオロ | 牡3 | 57 | C.ルメール | 2:26.9 | 33.8 |
480 [-4] |
藤沢和雄 | 2 | |
2 | 4 | スワーヴリチャード | 牡3 | 57 | 四位洋文 | 2:27.0 | 3/4 | 33.5 |
492 [-12] |
庄野靖志 | 3 |
3 | 18 | アドミラブル | 牡3 | 57 | M.デムーロ | 2:27.2 | 1 1/4 | 33.3 |
514 [+4] |
音無秀孝 | 1 |
4 | 3 | マイスタイル | 牡3 | 57 | 横山典弘 | 2:27.2 | クビ | 34.1 |
462 [+10] |
昆貢 | 14 |
5 | 7 | アルアイン | 牡3 | 57 | 松山弘平 | 2:27.2 | ハナ | 33.7 |
516 [-2] |
池江泰寿 | 4 |
2017年の第84回東京優駿。前週の第78回優駿牝馬(GI)に続いて、藤沢和雄厩舎&クリストフ・ルメール騎手のコンビ。名伯楽・藤沢調教師は11回目のべ19頭目の挑戦で悲願の東京優駿制覇。同じ調教師による同一年の優駿牝馬と東京優駿制覇は、ダイワエルシエーロ(2001.5.11)とキングカメハメハ(2001.3.20)を擁した松田国英調教師以来13年ぶりのことでした。また、ルメール騎手は東京優駿3回目の騎乗で「ダービージョッキー」の栄誉に浴されました。ルメール騎手は母国仏国で2009年にディアヌ賞(仏GI)をスタセリタ(2006.4.17)で、ジョッケクルブ賞(仏GI)をLe Havre(2006.2.4)で制しており、同一年の牡牝クラシックの最高峰を共に掌中に収めるという偉業を、日本でも果たされました。なお、同じ騎手による同一年の優駿牝馬と東京優駿制覇は、テスコガビー(1972.4.14)とカブラヤオー(1972.6.13)による、1975年の菅原泰夫騎手(元調教師)以来42年ぶりの快挙でもありました。菅原騎手は春のクラシック四冠の離れ業でしたね^_^;
伯仲した馬たちの争い。このレースの勝利は、1000m通過63秒2という、今年2017年を含めた近10年で最も遅い超スローペースを察知して、残り1400mのあたりから動いて先行2番手まで押し上げた、ルメール騎手の好判断がもたらせたものと思います。NHKのテレビ中継で鈴木康弘・元調教師がレース回顧の折におっしゃっていた、ルメール騎手の「勇気」が、その好判断の背景にありました。ルメール騎手は優しい顔をされていますけれど、やはり、勝負師。その胆力を支えるのは、いつでも、勇気なのでしょう。「運命は勇者に微笑む」というのは、将棋の羽生善治三冠の言葉だそうですが、勝負の運命は、絶えず、勇気ある者に微笑みかけます。
そして、鞍上の勇気に応えた、「黄金の王」レイデオロ。調整の難しさが出たのか、2016年暮れの第33回ホープフルS(当時GII、現GI)以来のぶっつけで挑んだ第77回皐月賞(GI)では5着だったものの、この大一番で見事に巻き返しました。成されたのは、父キングカメハメハとの父仔2代制覇。レイデオロ、2014年生まれ世代7015頭の王たるべく、頂点に立ったのでした。
レイデオロ、地力の確かさを改めて見せ付けた東京芝2400mの舞台。秋に向かう進路が気になりますが、まずは戦いの疲れを癒やしてください。そしてまた、「黄金の王」たる強い姿を見せてくれることを、楽しみにしています。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。