レガレイラ(2021.4.12)-第69回有馬記念(GI)の勝ち馬-

Result

レガレイラ 牝 鹿毛 2021.4.12生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 美浦・木村 哲也厩舎

レガレイラ(2021.4.12)の4代血統表
スワーヴリチャード
栗毛 2014.3.10
種付け時活性値:1.50【6】
ハーツクライ
鹿毛 2001.4.15
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
アイリッシュダンス
鹿毛 1990.3.26
トニービン 1983.4.7
ビユーパーダンス 1983.2.26
ピラミマ
黒鹿毛 2005.5.1
Unbridled’s Song
芦毛 1993.2.18
Unbridled 1987.3.5
Trolley Song 1983.4.13
キャリアコレクション
鹿毛 1995.1.30
General Meeting 1988.4.3
River of Stars 1983.5.6
ロカ
鹿毛 2012.1.26
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】
ハービンジャー
鹿毛 2006.3.12
種付け時活性値:1.25【5】
Dansili
黒鹿毛 1996.1.27
デインヒル 1986.3.26
Hasili 1991.3.12
Penang Pearl
鹿毛 1996.3.11
Bering 1983.3.20
Guapa 1988.5.4
ランズエッジ
鹿毛 2006.4.2
仔受胎時活性値:1.25【5】
ダンスインザダーク
鹿毛 1993.6.5
種付け時活性値:1.00【12】
サンデーサイレンス 1986.3.25
ダンシングキイ 1983.5.21
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
仔受胎時活性値:1.50【14】
Alzao
鹿毛 1980.2.28
種付け時活性値:0.50【10】
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
仔受胎時活性値:1.25【13】

<5代血統表内のクロス:サンデーサイレンス3×4、Lyphard5×5>

レガレイラ(2021.4.12)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
スワーヴリチャード
(サンデーサイレンス系)
ハービンジャー
(デインヒル系)
ダンスインザダーク
(サンデーサイレンス系)
Alzao
(Lyphard系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
スワーヴリチャード 6.00 or 4.00
(【8】+【5】+【14】+【13】)
大伯父ディープインパクト
(No. 2-f)
4番仔
(4連産目)

*

2024年の第69回有馬記念(GI。中山芝2500m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 8 レガレイラ 牝3 54 戸崎 圭太 2:31.8 6-5-5-3 34.9 468
[-4]
木村 哲也 5
2 16 シャフリヤール 牡6 58 C.デムーロ 2:31.8 ハナ 10-9-5-5 35.0 458
[前計不]
藤原 英昭 10
3 1 ダノンデサイル 牡3 56 横山 典弘 2:32.0 1 1/2 1-1-1-1 35.4 520
[-2]
安田 翔伍 2
4 5 ベラジオオペラ 牡4 58 横山 和生 2:32.1 1/2 2-2-2-2 35.5 512
[-2]
上村 洋行 3
5 11 ジャスティンパレス 牡5 58 坂井 瑠星 2:32.3 3/4 9-9-11-10 35.1 468
[0]
杉山 晴紀 4
2024年の第69回有馬記念(GI。中山芝2500m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
6.8 – 11.7 – 12.9 – 12.4 – 12.4 – 13.3 – 12.4 – 12.0 – 11.3 – 11.4 – 11.6 – 11.5 – 12.1
ラップの
累計タイム
6.8 – 18.5 – 31.4 – 43.8 – 56.2 – 1:09.5 – 1:21.9 – 1:33.9 – 1:45.2 – 1:56.6 – 2:08.2 – 2:19.7 – 2:31.8
上り 4F 46.6 – 3F 35.2

中山芝2500m、晴の良馬場、15頭立て。

◯ 有馬記念(GⅠ)(第69回グランプリ)
本競走は、1956年に創設された『中山グランプリ』を前身とする重賞競走。当時の日本中央競馬会理事長であった有馬頼寧氏が、中山競馬場新スタンド竣工を機に「『東京優駿(日本ダービー)』に匹敵する大レースを」とする目的で創設した。しかし、第1回の実施から間もない翌1957年1月9日に有馬氏が急逝したため、同氏の功績を称えて『有馬記念』と改称された。以来、年末の風物詩として親しまれ、幾多の名馬が名勝負を繰り広げてきた。
なお、本競走は『宝塚記念』と同様、ファン投票によって出走馬が選定される。

2024年度第5回中山競馬特別レース名解説

レース2日前にファン投票1位だったドウデュース(2019.5.7)が右前肢跛行により出走取消となった2024年末の大一番。制したのは3歳牝馬レガレイラ。テン乗りとなった戸崎圭太騎手にエスコートされたうら若き3歳乙女が、3年前の東京優駿勝ち馬シャフリヤール、今年の東京優駿勝ち馬ダノンデサイル、大阪杯勝ち馬ベラジオオペラ、昨年の天皇賞・春勝ち馬ジャスティンパレス等を抑えて、スターロツチ(1957.4.16)以来64年ぶり史上2頭目の現年齢表記3歳牝馬による有馬記念制覇を遂げました。

レガレイラは道中[6-5-5-3]という位置取りであり自分で勝ちに行く競馬でした。ホープフルS(GI)以降は後方からの末脚勝負で毎回良い脚を見せていましたが、3歳時は結果が伴っていなかったところを、戸崎騎手が新味を見せてくれました。ともあれ今回の有馬記念の上がり3ハロン34秒9は出走15頭中ダノンベルーガ(2019.2.7)と並んで最速の末脚でもありました。レガレイラ、その総合力の高さを2024年の最後の最後で見せてくれました。本当にお見事でした。

では、以下にレガレイラのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

ウインドインハーヘア 1991.2.20 3勝 アラルポカル(独GI)ほか
|レディブロンド 1998.3.20 5勝 
||ラドラーダ 2006.4.15 4勝 
|||レイデオロ 2014.2.5 7勝 東京優駿(GI) 天皇賞・秋(GI) オールカマー(GII) 神戸新聞杯(GII) ホープフルS(GII)ほか
|||レイエンダ 2015.1.30 4勝 エプソムC(GIII)ほか
||ゴルトブリッツ 2007.4.11 10勝 帝王賞(JpnI) アンタレスS(GIII)2回 マーキュリーC(JpnIII)
|ライクザウインド 2000.3.21 0勝 
||レディスキッパー 2007.3.27 0勝 
|||アドマイヤミヤビ 2014.1.14 3勝 クイーンC(GIII)ほか
||||アドマイヤテラ 2021.2.7 菊花賞(GI)3着
||ハワイアンウインド 2009.4.5 3勝 
|||ルフトシュトローム 2017.1.31 3勝 ニュージーランドT(GII)
|ブラックタイド 2001.3.29 3勝 スプリングS(GII)ほか
|ディープインパクト 2002.3.25 12勝 東京優駿(GI) ジャパンカップ(GI) 有馬記念(GI) 皐月賞(GI) 菊花賞(GI) 天皇賞・春(GI) 宝塚記念(GI) 阪神大賞典(GII) 神戸新聞杯(GII) 弥生賞(GII)ほか
|ランズエッジ 2006.4.2 0勝 
||ロカ 2012.1.26 1勝 ほか
|||レガレイラ 2021.4.12 (本馬) 有馬記念(GI) ホープフルS(GI)
||エッジースタイル 2013.1.31 3勝
|||アーバンシック 2021.3.16 菊花賞(GI) セントライト記念(GII)ほか
||ブルークランズ 2014.1.22 3勝 
|||ステレンボッシュ 2021.2.12 桜花賞(GI)ほか

レガレイラの牝系はウインドインハーヘアを日本の牝系祖とする2号族f分枝系。レガレイラ、アーバンシック、ステレンボッシュという「いとこ」たち。有馬記念馬、菊花賞馬、桜花賞馬と2024年の八大競走勝ち馬のうち3頭が同い年のいとこで並んでしまえば、これは驚嘆に値します。本当に素晴らしい。

アーバンシック(2021.3.16)-第85回菊花賞(GI)の勝ち馬+α-
アーバンシック(2021.3.16)-第85回菊花賞(GI)の勝ち馬+α-
ステレンボッシュ(2021.2.12)-第84回桜花賞(GI)の勝ち馬-
ステレンボッシュ(2021.2.12)-第84回桜花賞(GI)の勝ち馬-

上段でスターロツチ(1957.4.16)以来64年ぶり史上2頭目の現年齢表記3歳牝馬による有馬記念制覇と記しましたが、改めて有馬記念を制した牝馬を確認してみますと、

  1. ガーネツト(1955.3.15)
  2. スターロツチ(1957.4.16)
  3. トウメイ(1966.5.17)
  4. ダイワスカーレット(2004.5.13)
  5. ジェンティルドンナ(2009.2.20)
  6. リスグラシュー(2014.1.18)
  7. クロノジェネシス(2016.3.6)
  8. レガレイラ(2021.4.12)

有馬記念69回の歴史の中で8頭だけ。そうして3歳牝馬で遂げたのがスターロツチとレガレイラの2頭だけ。今週は弊サイトでもスターロツチの記事に対するアクセスが増えていますが、そうそう成し得ない偉業であることが伺えます。

昭和の名花の旋律(No.1)-スターロッチ(1957.4.16)-
スターロツチ 牝 鹿毛 1957.4.16生~1986.8.7没 静内・藤原諭次郎氏生産 馬主・藤井金次郎氏 東京・松山吉三郎厩舎→勝又忠厩舎

ドウデュースも引退して、来年のJRAを引っ張っていく馬になるのかなと思いますので、それを体現できるようにしっかりとサポートしていきたいと思います

【有馬記念】(中山)大接戦を制し3歳牝馬レガレイラがグランプリ制覇|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI

管理される木村哲也調教師の言葉を引きましたが、2025年のJRAを引っ張っていく存在となったレガレイラ。復活を果たした天才少女の未来、改めて楽しみにしたいと思います。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

有馬記念を制した8頭を確認してみれば、弊サイトでその4代血統表を紹介していないのは、牝馬として初めて有馬記念を制した馬だけでした。という訳で、メイショウサムソン(2003.3.7)の高祖母でもあるガーネツトの4代血統構成をご紹介しておきます。

ガーネツト 牝 鹿毛 1955.3.15生~1987.3.30没 静内・ 稗田牧場生産 馬主・畑江 五郎氏 中山・ 稗田 敏男厩舎

ガーネツト(1955.3.15)の4代血統表

トサミドリ
鹿毛 1946.5.20
種付け時活性値:0.00【8】
プリメロ
鹿毛 1931
Blandford
黒鹿毛 1919.5.26
Swynford 1907
Blanche 1912
Athasi
鹿毛 1917
Farasi 1903
Athgreany 1910
フリツパンシー
黒鹿毛 1924
Flamboyant
鹿毛 1918
★Tracery 1909
Simonath 1905
Slip
黒鹿毛 1909
Robert le Diable 1899
Snip 1899
サンキスト
鹿毛 1944.5.11
仔受胎時活性値:0.50【10】
ミンドアー
鹿毛 1922
種付け時活性値:1.25【21】
Spearmint
鹿毛 1903
Carbine 1885.9.18
Maid of the Mint 1897
Lady Orb
黒鹿毛 1917
Orby 1904
Lady Edgar 1907
フロラヴアース
鹿毛 1936.3.1
仔受胎時活性値:1.75【7】
シアンモア
黒鹿毛 1924.4.7
種付け時活性値:0.75【11】
Buchan 1916
Orlass 1914
第弐フロリスト
栗毛 1927
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】
ラシカツター
鹿毛 1905
種付け時活性値:1.25【21】
フロリスト
栗毛 1919.4.27
仔受胎時活性値:1.75【7】

<5代血統表内のクロス:Orby4×5(母方)>

ガーネツト(1955.3.15)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
★トサミドリ
(Blandford系)
ミンドアー
(Carbine系)
シアンモア
(Sundridge系)
ラシカツター
(St. Simon系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ミンドアー
(Orme)
6.00 or 4.00
(【10】+【7】+【8】+【7】)
半兄が目黒記念・秋の勝ち馬
(No. 3-l フロリースカツプ系)
4番仔?
(2連産目?)
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