ヴェラアズール 牡 青毛 2017.1.19生 白老町・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・渡辺 薫彦厩舎
エイシンフラッシュ 黒鹿毛 2007.3.27 種付け時活性値:0.25【9】 |
▲ キングズベスト 鹿毛 1997.1.24 |
Kingmambo 鹿毛 1990.2.19 |
Mr. Prospector 1970.1.28 |
Miesque 1984.3.14 | |||
Allegretta 栗毛 1978.3.10 |
Lombard 1967.1.31 | ||
Anatevka 1969.2.13 | |||
ムーンレディ 黒鹿毛 1997.3.28 |
Platini 栗毛 1989.2.19 |
Surumu 1974.2.26 | |
Prairie Darling 1984.3.16 | |||
Midnight Fever 鹿毛 1991.3.8 |
Sure Blade 1983.4.12 | ||
Majoritat 1984.1.27 | |||
ヴェラブランカ 芦毛 2007.3.2 仔受胎時活性値:0.25【9】 |
★ クロフネ 芦毛 1998.3.31 種付け時活性値:0.00【8】 |
フレンチデピュティ 栗毛 1992.1.30 |
Deputy Minister 1979.5.17 |
Mitterand 1981.2.19 | |||
ブルーアヴェニュー 芦毛 1990.2.15 |
Classic Go Go 1978.2.11 | ||
Eliza Blue 1983.4.11 | |||
アドマイヤサンデー 鹿毛 1995.2.20 仔受胎時活性値:0.75【11】 |
★サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 種付け時活性値:0.00【8】 |
★Halo 1969.2.7 | |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
ムーンインディゴ 鹿毛 1986.2.11 仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】 |
El Gran Senor 鹿毛 1981.4.21 種付け時活性値:1.00【4】 |
||
Madelia 栗毛 1974.4.20 仔受胎時活性値:0.75【11】 |
<5代血統表内のクロス:なし>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
エイシンフラッシュ (Mr. Prospector系) |
★クロフネ (Deputy Minister系) |
★サンデーサイレンス (Halo系) |
El Gran Senor (Northern Dancer系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
El Gran Senor (ムーンインディゴ) |
3.75 or 1.75 |
伯母トールポピー (No. 1-p) |
6番仔 (6連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
通過 順位 |
上り 3F |
馬体重 [増減] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | ヴェラアズール | 牡5 | 57 | R.ムーア | 2:23.7 | 11-9-10-10 | 33.7 |
518 [0] |
渡辺 薫彦 | 3 | |
2 | 15 | シャフリヤール | 牡4 | 57 | C.デムーロ | 2:23.8 | 3/4 | 12-14-14-12 | 33.7 |
450 [-6] |
藤原 英昭 | 1 |
3 | 3 | ヴェルトライゼンデ | 牡5 | 57 | D.レーン | 2:23.8 | クビ | 5-5-5-4 | 34.0 |
494 [0] |
池江 泰寿 | 4 |
4 | 8 | デアリングタクト | 牝5 | 55 | T.マーカンド | 2:23.9 | 1/2 | 12-13-14-14 | 33.7 |
484 [-2] |
杉山 晴紀 | 5 |
5 | 14 | ダノンベルーガ | 牡3 | 55 | 川田 将雅 | 2:24.3 | 2 1/2 | 8-10-10-7 | 34.4 |
500 [0] |
堀 宣行 | 2 |
2022年の第42回ジャパンカップ。「エイシンフラッシュやりました、ヴェラアズール!!」と思わず叫んでしまった決勝点。ラスト100m、瞬間的に明るくきらめく光の如き末脚。父から譲り受けた漆黒の馬体と一瞬の切れ味も鮮やかにヴェラアズール、テン乗りとなった名手ライアン・ムーアに導かれると外のシャフリヤール(2018.4.13)、内のヴェルトライゼンデ(2017.2.8)を「4分の3馬身」「クビ」だけ振り切ったところが、「GIレース初挑戦初勝利」の大仕事。それは同時にエイシンフラッシュ産駒のGI初制覇でもあり、管理される渡辺薫彦調教師にもGI初優勝を贈ることにもなりました。

ヴェラアズールの父エイシンフラッシュは黒鹿毛の美麗馬で非サンデーサイレンスの血統構成もあり、現役時代に随分応援していました。↑で引いた2010年の東京優駿(GI)の他にも、天覧競馬となった2012年の天皇賞・秋(GI)もイン突きからの見事な末脚でした。エイシンフラッシュ自身はジャパンカップについて2010年の第30回8着、2011年の第31回8着、2012年の第32回9着、2013年の第33回10着と4年連続で挑んだもののローズキングダム(2007.5.10)、ブエナビスタ(2006.3.14)、ジェンティルドンナ(2009.2.20)と好敵手たちの前に敗れたという結果でしたが、




愛息ヴェラアズールが父の無念を晴らすべく2022年の第42回を勝利。東京芝2400mの舞台において父仔でGIレース制覇となったのはお見事でした。日本総大将としてシャフリヤールを送り出した藤原英昭調教師は悔しい思いをされたでしょうけれど、自身に「ダービートレーナー」の称号をプレゼントしてくれたエイシンフラッシュ、その仔ヴェラアズールの活躍はどこか嬉しい部分もあるはずと思いたいものです。いや、藤原師の勝負に対する厳しさを思えば、悔しさばかりかも知れません^^;。……と書いていましたが、やっぱりどこかで嬉しい気持ちがおありのようです。
そしてまたヴェラアズールを管理される渡辺師。週中のJRA共同会見では「(GⅠに管理馬を送り出す気持ちは)ジョッキーの時とは別物ですね」とのコメントでしたけれど、
2001年の第21回でジャングルポケット(1998.5.7)の3着だった騎手時代のナリタトップロード(1996.4.4)から21年、星霜を経て、立場変わってジャパンカップ初優勝。ナリタトップロードが勝った菊花賞を現地で見ていて、ナリタトップロードの単勝しか買っていなかった私は、渡辺師も応援しています。本当におめでとうございました。


そうして最も褒められるべきヴェラアズール。デビュー前に左後球節の骨折、骨瘤など体質の弱いところがあり、2020年3月の3歳デビュー以降今年2022年1月まで16戦続けてダート戦を使われていたヴェラアズール。3月に阪神芝2600mの淡路特別、17戦目で初めて芝レースを使われると1着。4月の中山芝2500mのサンシャインS3着、5月の東京芝2400mの緑風S3着と続いて、6月の東京芝2400mのジューンS1着。ジューンSで破った相手がアルゼンチン共和国杯(GII)を勝ったブレークアップ(2018.4.17)でしたので、レベルの高い準オープンの一戦だったのでしょう。オープンクラスに昇級して中4ヶ月の休養後、10月の阪神芝2400mの京都大賞典(GII)で重賞初挑戦初勝利。芝2400mを連勝して臨んだのが、大一番となった11月の第42回ジャパンカップ。「連勝している馬は買え」の競馬格言はもちろん、「別路線からの挑戦者の闘志」という0の理論的な格言も体現してくれたヴェラアズール。我慢我慢で本格化を待ったオーナーサイド、厩舎陣営にも応えて、本当に素晴らしかった。私もエイシンフラッシュの仔がGIレースを勝ってくれて、とっても嬉しかった(^^)
ヴェラアズール、その馬名意味は「青い帆(西)。母名より連想」ということ。その青い帆の向かう先は、年末の中山の舞台ではない模様。
ヴェラアズールの体質、体力を考えても、いったん休暇を取るのは英断と思います。大切に使われて来たヴェラアズール、また次の大舞台での快走を期待しています。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。