Galileo Chrome(ガリレオクローム) 牡 鹿毛 2017.4.28生 愛国・Mr Mohamed Ali Meddeb生産 馬主・Galileo Chrome Partnership 愛国・Joseph Patrick O’Brien厩舎
Australia 栗毛 2011.4.8 種付け時活性値:1.25【5】 |
Galileo 鹿毛 1998.3.30 |
★Sadler’s Wells 鹿毛 1981.4.11 |
Northern Dancer 1961 |
Fairy Bridge 1975.5.4 | |||
Urban Sea 栗毛 1989.2.18 |
Miswaki 1978.2.22 | ||
Allegretta 1978.3.10 | |||
Ouija Board 黒鹿毛 2001.3.6 |
Cape Cross 黒鹿毛 1994.3.13 |
Green Desert 1983.4.16 | |
Park Appeal 1982 | |||
Selection Board 鹿毛 1982.4.21 |
Welsh Pageant 1966.4.3 | ||
Ouija 1971 | |||
Curious Mind 鹿毛 2010.2.17 仔受胎時活性値:1.50【6】 |
Dansili 黒鹿毛 1996.1.27 種付け時活性値:1.25【13】 |
デインヒル 鹿毛 1986.3.26 |
★Danzig 1977.2.12 |
Razyana 1981.4.18 | |||
Hasili 鹿毛 1991.3.12 |
Kahyasi 1985.4.2 | ||
Kerali 1984.3.4 | |||
Intrigued 芦毛 2002.2.2 仔受胎時活性値:1.75【7】 |
Darshaan 黒鹿毛 1981.4.18 種付け時活性値:1.00【20】 |
Shirley Heights 1975.3.1 | |
Delsy 1972.3.20 | |||
Last Second 芦毛 1993.3.1 仔受胎時活性値:2.00【8】 |
Alzao 鹿毛 1980.2.28 種付け時活性値:1.00【12】 |
||
Alruccaba 芦毛 1983.3.6 仔受胎時活性値:0.25【9】 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5、Danzig5×4>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Australia (Sadler’s Wells系) |
Dansili (デインヒル系) |
Darshaan (Mill Reef系) |
Alzao (Lyphard系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Australia | 5.50 |
曾祖母が英愛Gレース3勝馬 (No. 9-c) |
2番仔? (2連産目?) |
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着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
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1 | 4 | Galileo Chrome | 牡3 | 57.6 | Tom Marquand | 3:01.94 | Joseph Patrick O’Brien | 3 |
2 | 1 | Berkshire Rocco | 牡3 | 57.6 | Andrea Atzeni | クビ | Andrew Balding | 5 |
3 | 8 | Pyledriver | 牡3 | 57.6 | Martin Dwyer | 1 | William Muir | 4 |
4 | 9 | Santiago | 牡3 | 57.6 | Frankie Dettori | 短アタマ | A P O’Brien | 1 |
5 | 5 | Hukum | 牡3 | 57.6 | Jim Crowley | 2 3/4 | Owen Burrows | 2 |
世界最古のクラシック競走である英セントレジャーS。2020年の第244回は最後の直線で激戦が繰り広げられました。詳しくは↑の動画をご確認いただければと思います。そんな好勝負の決勝点「クビ」だけ抜け出したのはGalileo Chromeとトム・マーカンド騎手。英国の若手有望株のひとりであるマーカンド騎手、この英セントレジャーSはテン乗りでの勝利であり、手腕の確かさを見せられました。今年2020年はAddeybb(2014.2.9)により豪州でGI初勝利を遂げられ、そして母国でクラシック競走制覇。マーカンド騎手にとって嬉しい年となりました。
下世話な話で恐縮ですが、英語版Wikipediaのマーカンド騎手の記事によりますと、マーカンド騎手は英国女性騎手のトップと目されるホリー・ドイル騎手の「パートナー」だそうで。
良い写真。アカウントを見ればドイル騎手のお母様であるキャロラインさんが撮影されたようです。マーカンド騎手、ドイル騎手と共に一層の飛躍を期待したいものです。
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Galileo Chromeの父Australiaにとっては、セカンドクロップである2017年生まれ世代から送り込んだGalileo Chromeが、初めてのGI勝ち馬となりました。「父Galileo×母Ouija Board」という「英愛ダービー馬×英愛オークス馬」の父母を持つ超良血馬Australia、Galileo Chromeを管理されるジョセフ・パトリック・オブエライエン調教師が、騎手時代に全8戦の手綱を取られていたことでも知られています。
オブライエン師にとっても、自身に英愛ダービーを贈ってくれたAustraliaの仔で英セントレジャーSを制することが出来たのですから、喜びも一入だったのではないでしょうか。
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Galileo Chrome。騎手や父の紹介が先になってしまいましたが、サスガにクラシックを勝つ馬だけあって、2020年は4戦全勝。2019年のレパーズタウン芝8ハロンのメイドンこそ5着に敗れたものの、2020年は距離10ハロン以上のレースで負けなし。そうして、英セントレジャーSが初めてのグループレース勝利となりました。前走ナヴァン芝13ハロンのイェーツS(L)5馬身差勝ちからやって来たGalileo Chrome、別路線からの挑戦者の気概は、洋の東西を問わず、まま見られるものですね。
Galileo Chrome。年長のステイヤーにジョン・ゴスデン厩舎の強い馬たち、Stradivarius(2014.2.28)やLogician(2016.3.29)がいますけれど、負けじと頑張って欲しいもの。新たな長距離王候補の未来に幸多からんことを。
それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。