Almanzor 牡 鹿毛 2013.3.11生 仏国・Haras D’Etreham生産 馬主・Ecurie Antonio Caro & Gerard Augustin-Normand 仏国・Jean-Claude Rouget厩舎
Wootton Bassett 鹿毛 2008.2.4 種付け時活性値:1.00 |
Iffraaj 鹿毛 2001.1.22 |
Zafonic 鹿毛 1990.4.1 |
Gone West 1984.3.10 |
Zaizafon 1982.1.18 | |||
Pastorale 栗毛 1988.3.22 |
Nureyev 1977.5.2 | ||
Park Appeal 1982.4.9 | |||
Balladonia 鹿毛 1996.4.11 |
Primo Dominie 鹿毛 1982.4.15 |
Dominion 1972 | |
Swan Ann 1971 | |||
Susquehanna Days 黒鹿毛 1990.4.17 |
Chief’s Crown 1982.4.7 | ||
Gliding By 1975.5.12 | |||
Darkova 栗毛 2008.2.29 仔受胎時活性値:1.00 |
Maria’s Mon 芦毛 1993.4.24 種付け時活性値:1.50 |
Wavering Monarch 鹿毛 1979.2.22 |
Majestic Light 1973.3.29 |
Uncommitted 1974.3.23 | |||
Carlotta Maria 芦毛 1984.3.8 |
★Caro 1967.4.11 | ||
Water Malone 1974.2.22 | |||
Darkara 鹿毛 2001.5.15 仔受胎時活性値:1.50 |
Halling 栗毛 1991.3.14 種付け時活性値:0.25 |
▲Diesis 1980.4.23 | |
Dance Machine 1982.1.27 | |||
Daralbayda 鹿毛 1993.5.8 仔受胎時活性値:1.75 |
Doyoun 鹿毛 1985.3.8 種付け時活性値:1.75 |
||
Daralinsha 鹿毛 1984.4.17 仔受胎時活性値:2.00(0.00) |
<5代血統表内のクロス:なし>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Wootton Bassett (Mr.Prospector系) |
Maria’s Mon (Raise a Native系) |
Halling (エタン系) |
Doyoun (Mill Reef系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Doyoun (Daralbayda) |
6.25 or 4.25 |
(No.1-e) |
? |
*
第176回を迎えたジョッケクルブ賞を制したのは、ギシュ賞(仏GIII)を制してここに臨んだ、戦前9番人気のAlmanzorでした。Almanzor、重馬場ニモマケズ、追い込んで来た「Zarkava(2005.3.31)の息子」Zarak(2013.3.1)を1馬身半差抑えて、176代目の仏ダービー馬の栄冠を蹄中に収めました。Almanzor、シャンティイ競馬場ではフォンテンブロー賞(仏GIII)3着、ギシュ賞1着、ジョッケクルブ賞1着と、日本で言うところの複勝圏を外さない相性の良さを見せています。
1着のAlmanzorは直父系の曽祖父がZafonic、2着のZarakは母父がZamindar(1994.4.7)。つまりは「父Gone West×母Zaizafon」という全兄弟の血を持つ馬が1着2着だった訳です。また、Almanzorの母系を見れば、7代母ダラマ(1957.3.3)から母Darkovaまで続く、頭文字(イニシャル)Dのボトムライン。7代母ダラマの名前を見て「あれ?」と思われたファンの方がいらっしゃったならば、相当な血統通。ダラマは、孫に第46回優駿牝馬(GI)を制したノアノハコブネ(1982.5.10)がいます。そして、マルセル・ブサック由来の1号族を仏国で継承したのは、Almanzorのボトムラインに連綿と連なる頭文字(イニシャル)Dでも分かるように、アガ・カーン殿下だったのでした。そして、2着Zarakも、言うまでもなくアガ・カーン殿下の頭文字Zのボトムライン。
Harzand(2013.3.6)による第237回英ダービー(GI)&第151回愛ダービー(GI)制覇と合わせて、 2016年の英愛仏ダービー戦線は、アガ・カーン殿下の欧州競馬に対する影響力の大きさを、改めて知らしめた結果となったのでした。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。